マリアアザミの種子ミルクシスルから抽出されるシリマリンの二日酔い予防と改善効果

シリマリンは、ミルクシスル(マリアアザミ・和名はオオアザミ)

世界各国には、古くから伝承されてきた民間療法が存在しています。

その中でも有名なのがインドのアーユルヴェーダで、この方法は西洋医学に頼らず、生薬で体内の毒素を排除するという理論に基づいています。

今回は、アーユルヴェーダでも用いられているシリマリンという成分と二日酔いの関係についてご紹介していきます。

この成分はマリアアザミ(大アザミ)という植物の種子なのですが、

もともとの植物(マリアアザミ)→種子(ミルクシスル)→種子の抽出成分(シリマリン)

というように姿を変えると呼び名まで変わり、わかりにくくなることがあるかもしれません。

それではまず、マリアアザミとはどのような植物なのか、どのような効能効果を期待できるのかという部分からご紹介していきます。

マリアアザミ(大アザミ)の効果効能

マリアアザミ(オオアザミ)

マリアアザミ(大アザミ)は、南欧や北アフリカに自生するキク科の植物で、その種子がミルクシスルと呼ばれています。

近年では、マリアアザミ=ミルクシスルと解釈されることもあり、ミルクシルという製品名で販売されている場合もあります。でも種のことなんですね。いいですか、種ですよ。

なお、二日酔いに対する効能効果を期待できるのは種のほうのミルクシスルであり、マリアアザミの花や茎、葉には二日酔い改善の効能効果は期待できません。

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マリアアザミの種子「ミルクシスル」とは?その効果効能

マリアアザミの種子であるミルクシスル

ミルクシスルはさまざまな栄養成分を含むことから、最近ではサプリメントとして販売されている製品もたくさんあります。

とりわけ、肝機能向上効果や二日酔い改善に対する効能効果を期待できるといわれており、二日酔いの予防や改善に役立てている方も多いようです。

抽出成分「シリマリン」の成分と効能

マリアアザミの花や茎、葉には特別な効能効果を期待できませんが、種子のミルクシルには肝機能向上効果や二日酔いの予防や改善に対する効能効果を期待できることがわかりました。

では、ミルクシスルの抽出成分である「シリマリン」とはどのような成分で、どのような効能効果を期待できるのでしょうか?

もともとはアーユルヴェーダで用いられるハーブ

マリアアザミ(オオアザミ)の花

キク科オオアザミ属の二年草であるマリアアザミは、薬効成分を含むメディカルハーブといわれ、インドのアーユルヴェーダでは古くから肝機能の改善に用いられており、インドだけではなく、中国やヨーロッパ諸国でもハーブティーなどで親しまれてきました。

種のミルクシスルに含まれている「シリマリン」はフラボノイドの一種に分類される成分で、肝細胞に直接作用することが最近の研究でわかっています。

しっかりとエビデンスが存在している「シリマリン」ですので、二日酔いの予防や改善に効果的という話は、かなり信ぴょう性が高いといえるでしょう。

それれでは、シリマリンの効能効果について、もう少し詳しくご紹介していきます。

「シリマリン」はグルタチオンの生成に役立つ

ややこしいですが、グルタチオンとは「システイン」、「グルタミン酸」、「グリシン」という3種類のアミノ酸から成る成分で、強い抗酸化力やアルコール成分の解毒作用などの働きを持っています。

「シリマリン」にはグルタチオンの生成促進効果があるため、お酒を飲む前に飲んでおくことがアルコール成分の素早い分解に役立ちます。

また、「シリマリン」には肝臓におけるコレステロールの産生を抑える働きもあるため、脂肪肝の予防にも役立つといわれています。

ヨーロッパ諸国ではアルコール性肝硬変の治療薬として利用

「シリマリン」について調べてみると、ヨーロッパ諸国ではメディカルハーブとしてだけではなく、医療の現場でもアルコール性肝硬変の治療薬として用いられていることがわかりました。

さらに、慢性アルコール依存症やウィルス性肝硬変の治療薬としても使用されています。

こういった明確なエビデンスを見る限り、お酒を大量に飲む習慣がある方にとっては、まさに救世主のような存在といえるのがシリマリンだということになりますね。

シリマリンとミルクシスル

二日酔い対策に役立つ成分としてよく知られているのはビタミンCですが、シリマリンはビタミンCと同時摂取することでその効果がより高まるようです。

私自身、二日酔いにはビタミンCやウコン、スポーツドリンクが効果的ということを体感していたのですが、シリマリンについてはあまりよく知りませんでした。

 

しかし、編集部ではオーツカ氏が常飲していたり、研究や臨床試験のエビデンスも豊富。

しっかりとした研究結果が存在しているので、今後はシリマリンも二日酔いの予防や改善に役立てていこうと思います。

シリマリンの効果、摂取タイミングについても最後にご紹介しますので、参考にしてみてください。

 

シリマリンのさらなる効果効能

シリマリンは、肝機能の働きを助け、アルコール分解に役立つということがわかりました。

しかし、シリマリンの実力はそれだけに留まらず、以下の効果も期待できます。

エイジングケア

シリマリンとミルクシスルとマリアアザミ

シリマリンには、アルコール成分の解毒作用だけでなく、体内に蓄積された老廃物の体外排出作用もあります。

上記でご紹介したとおり、シリマリンの力を借りて生成されたグルタチオンには強い抗酸化作用があるため、身体中の細胞の酸化予防効果を期待できます。

グルタチオンの抗酸化作用というのは、体内の活性酸素の活動を抑える働きを指します。

活性酸素は紫外線や喫煙などによって体内量が増えますが、その量が増えすぎてしまうと健康な細胞を傷つけて酸化へと追い込み、これが細胞の老化スピードを速める原因になるわけです。

しかし、そうなる前にシリマリンを体内に取り込んでおけば、活性酸素の活動を抑えることができますので、エイジングケア効果を期待できると考えられます。

 

特に、タバコは1本吸うごとに活性酸素を直接体内に取り込むことになり、それによって体内のビタミンCが破壊されています。

お酒の摂取量だけではなく喫煙本数が多い方も、この機会にシリマリンの摂取を考えてみると良いでしょう。

 

糖尿病や血液系統の病気を予防

マリアアザミ(大アザミ)のタネ

私たちは日ごろさまざまな食品を口にしていますが、特にお酒とともに摂取することが多いのが、揚げ物をはじめとする脂質が多い食品です。

適量の油分は私たちが健康を保つ上で必要ですが、過剰に摂取してしまうと血中のコレステロール値が高くなり、やがて動脈硬化や糖尿病、高血圧などの病気を引き起こすことがあります。

そうならないためには、普段から脂質の多い食事ばかりを摂らない、お酒を飲みすぎないなどの注意を払うことが最も大切です。

とはいえ、急に変えることができないのが食生活を含む生活習慣ですので、このようなときにはシリマリンの力を借りて身体を守る工夫を行うことも大切でしょう。

 

シリマリンの上手な飲み方

シリマリンの効果がわかったところで、次に問題となるのがその摂取方法ですが、この成分は以下の方法でお手軽に摂取できることがわかりました。

どちらも簡単にシリマリンを摂ることができる方法ですので、ライフスタイルに合わせて摂取してみると良いでしょう。

お茶で飲む

マリアアザミとシリマリン(ミルクシスル)のハーブティー

ハーブティーからシリマリンを摂る方法です。

インターネットのショッピングサイトなどではミルクシスルの種子を販売していますので、それを砕いてティーバッグに入れてお湯を注げば、簡単にシリマリンのハーブティーを楽しむことができます。

 

サプリで飲む

ミルクシスル(別名マリアアザミ)から採れるシリマリンが効く

同じくインターネットのショッピングサイトなどでは、シリマリン配合のサプリが販売されています。

ハーブティーを作る手間がめんどうという方は、この方法でシリマリンを摂取してみると良いでしょう。

ちなみに当編集部にも常備されています(笑)

二日酔いに効く成分があるという話を聞きつけると、とりあえず本当に効くのか試してみたくなるのが人間です。

しかし、そのような成分の中にはエビデンスが存在せず、都市伝説的に語られているものもあります。

一方、今回ご紹介したシリマリンでは、各国で研究がなされ、すでにその効果が立証されているわけですから、都市伝説的な成分とはわけが違います。

 

二日酔いはもちろん嫌ですが、肝硬変や脂肪肝になってしまったら洒落になりません。

そうならないためにも、お酒を大量に飲む習慣がある方は、ハーブティーやサプリによるシリマリンの摂取を検討してみてはいかかがでしょうか。

シリマリン以外にもこんなサプリも効果的

二日酔いを予防するにはBCAAなどのアミノ酸、海産物に含まれるタウリン、セロシアやマリアアザミなどの植物、ハーブや漢方、ポリコサノールなどが効果的です。

よくお酒を飲む、二日酔いになってしまいがちという、そんな人におすすめサプリの記事を書いてます。参考にどうぞ。

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ABOUTこの記事をかいた人

二日酔いの天使

BARREL編集部では二日酔い記事を主に担当しています。 朝から晩までお酒と向き合い、二日酔いに対する実験をしています。 しっかりチェイサー飲む派。休肝日は48時間以上連続で設ける派。