ウイスキーの飲み方(基本5種+応用4種)から、おすすめの飲み方、流行りの飲み方、そしてウイスキーのプロフェッショナル達がどのようにウイスキーを表現しているのかをご案内します。
ウイスキーは飲み方によって味が変化します。
このページで紹介している飲み方を試して、自分好みのスタイルをみつけてください。
飲み方で変わる!ウイスキーの香りと味の分布図
ウイスキーにはそのまま飲んだり、氷を入れたり、炭酸水で割ったりと、色々な飲み方があります。
初心者のかたにわかりやすいよう、基本の飲み方と応用、計9種を分布図にしてみました。
図を参考にしながら、味の変化を確かめてみていきましょう。
ウイスキーをグラスに注いでからの時間経過や、開栓済みボトルの保管状態は加味していませんが、だいたい上図のようなイメージを持っていただいた上で、ご自分にあった飲み方を見つけてみてください。
冷やすと香りは閉じるが飲みやすくなる
ロックやミストなど、ウイスキーが冷えた状態になると、飲みやすくなります。
これはアルコールのアタックを感じにくくなるからです。しかし、香りや風味は感じにくくなります。
シェリー樽熟成のウイスキーのなどはえぐみを強調する場合があります。
香りが立ち、度数を抑えるハイボール・水割りは初心者にやさしい
ハイボールや水割りなど、冷やした上にさらに割材(水やソーダ)を足せばより、飲みやすさは増します。
ハイボールの炭酸は香りを広げる効果と喉ごしをよくする効果があります。水割りは穏やかに飲みたい時に重宝します。
ウイスキー本来の味を愉しむならストレート
水や氷を加えないストレートはアルコール度数が高いので、初心者の方には飲みにくいと感じるでしょう。
しかしダイレクトに香りや風味を感じられる特徴があります。
ウイスキーの飲み方・基本5種
では、それぞれの飲み方を詳細に紹介していきます。
まず基本の5つ(ストレート、ロック、トワイスアップ、水割り、ハイボール)を覚えておけば大丈夫。
飲みやすさ、香り立ちを★の5段階でもメモしておきます(最大★5)。
ストレート(ニート)
飲みやすさ:★ 香り立ち:★★★★★
ストレートという飲み方は、ニート(neat)とも呼ばれ、ウイスキーの飲み方の中でダイレクトにウイスキーを味わうことのできる飲み方です。
飲み慣れない方は「そんなアルコールに強くないから不安」と思うでしょうが、準備をして挑めば怖いことはありません。
複雑な味や香りを持つウイスキーのポテンシャルを不足なく確かめるためには、常温に近い温度で、できるだけ薄めることのないストレートが適しているのです。
おいしいストレートを飲み方を覚えましょう。
ロック(オン・ザ・ロックス)
飲みやすさ:★★★★ 香り立ち:★★★
名前だけはよく聞くと思います。日本ではあまりオン・ザ・ロックスとは言わず、”ロック”で通じます。
“ロック”は、ウイスキーに氷を浮かべた飲み方であり、基本的に常温で保管されているウイスキーを冷やして味わうことができる飲み方です。
また氷が溶けることで、ウイスキーの高い度数を和らげ飲みやすくする効果もあります。
しかし同時にウイスキーの特徴である豊かな味わいやフレーバーを抑えてしまうことにもなるのです。
正しいロックの飲み方を覚えましょう。
トワイスアップ
飲みやすさ:★★ 香り立ち:★★★★★
トワイスアップは氷を使わずに水だけを入れて割る飲み方です。
トワイスは”二倍”という意味なので、ウイスキーのストレートを二倍に薄めるという意味もあります。
しかり1:1で割ることが必ずしも良いとは言えず、ウイスキーによって水の量を調整する必要があります。
この飲み方は水でウイスキーの度数を落とし、飲みやすくしつつも、ウイスキー自体が持つ香りと味をより捉えやすくする効果を持っています。
トワイスアップを覚えてよりウイスキーの深みに気づきましょう。
水割り
飲みやすさ:★★★★★ 香り立ち:★★★★
ウイスキーに氷と水を入れてつくる水割りですが、日本国内で広まったもので、海外では水で割ることはあれど、そこに氷を入れるということはあまりしません。
トワイスアップは氷を使わずに水だけを入れて割る飲み方です。
水割りはウイスキーの強いアルコール度数をまろやかに飲みやすくしますが、ちょっとした工夫を知るだけでもっと美味しく飲むことができます。
本格的な水割りをお家でも作れるようになりましょう。
ハイボール(ソーダ割)
飲みやすさ:★★★★★ 香り立ち:★★★★
今や居酒屋やレストラン、どこに行っても見かけるハイボール。角ハイやトリスハイボールが有名かと思います。
外国ではウイスキー&ソーダと呼ばれ親しまれているこの飲み方は、食後酒になりがちなウイスキーを、食中でも料理とのバランスを損ねない食中酒に昇華させたといっても過言ではない飲み方です。
あまりにありふれているために、「正しい作り方」や「ハイボールにすると美味しい銘柄」、「正確なアルコール度数やカロリー」などは知らない方も多いのではないでしょうか。
しっかりとハイボールという飲み方に向き合ってみましょう。
ウイスキーの飲み方・応用4種
さらにウイスキーを楽しむ飲み方応用編を4種類紹介しましょう。
ハーフロック
飲みやすさ:★★★ 香り立ち:★★★
ハーフロックとは、水割りに非常に似た飲み方なのですが、しっかりとした作り方があります。
その作り方とは氷を入れたグラスにウイスキーと水を1:1で注ぐこと。
そうすることで、個性が強すぎるウイスキーの度数を下げ、味と香りを穏やかにし、そのフレーバーを十分に楽しむことができるようにする上級者の飲み方です。
香りの強いスコッチや、バーボンなどにおすすめしたい飲み方です。
ちょっと耳慣れないハーフロックという飲み方を理解して、ウイスキーを通に楽しみましょう。
ウイスキーフロート
飲みやすさ:★★ 香り立ち:★★★
ウイスキーフロートとは、水とウイスキーの比重差を利用した飲み方です。
水の重さを1とすると、ウイスキーは0.92とわずかに軽くなっており、その重さの差からウイスキーは水の上に浮きやすくなっています。
水にウイスキーをゆっくりと注ぎ、水の上にウイスキーの層を作って混ぜずに飲むというスタイルの飲み方です。
飲みはじめにしっかりとウイスキー銘柄の個性(味わいや香り)を確認することができ、酔いもまわりにくいので、上級者で好む方もいます。
上手なウイスキーフロートを作れると達成感もひとしおです。
ウイスキーミスト
飲みやすさ:★★★★ 香り立ち:★★
砕いた細かい氷を大きめのグラスに入れ、ウイスキーを注ぐ飲み方です。
細密となった氷が燦然と輝き、上品なカクテルのようにエレガントな様相を呈しています。
作り方の分類としてはロックスタイルなのですが、その佇まい、口当たりや味わい、香りの引き立たせ方において一味違うのがミストです。
最も特徴的なのは氷の溶けにくさでしょうか。
BARでもカクテルになっているところは見たことがあるけれど、ウイスキーの飲み方でミストスタイルをオーダーする機会はなかなかないですよね。
この記事で特徴を掴んでもらえたらと思います。
口当たりの優しい爽やかなウイスキー・ミストで気分をリフレッシュ。
ホットウイスキー
飲みやすさ:★★★★ 香り立ち:★★★★
秋~冬にかけて、心と身体を癒してくれるホットウイスキー。
日本酒にも熱燗がありますし、焼酎にもお湯割りがありますよね。
ウイスキーを温めることにより、香りが立ち、リラクゼーション効果も高いホットウイスキーは就寝前の一杯にもおすすめです。
アイリッシュコーヒーをはじめ、温かいウイスキーを使ったカクテルレシピは多く存在し、味わいもとっても豊か。はちみつやミルクを加えるといった飲み方もおすすめです。
寒い季節には身体を暖める効能もあるので、ゆったりとリラックスして楽しみましょう。
自宅で簡単に作れるホットウイスキーで今日一日頑張った自分を労いましょう。
割材を変えて色々な飲み方に挑戦しよう!
ウイスキーの基本の飲み方が理解出来たら、色々な飲み方にチャレンジしてみましょう。
ここからは流行りのウイスキーの飲み方から、色々な割材を使った飲み方。ハイボールに適した炭酸水の選び方までご紹介。
気になっていた飲み方や、聞いたことはあるけど試したことがない飲み方など、BARRELでは実験的な意味も込めて様々な飲み方を試しています。
さぁこれであなたも脱ウイスキー初心者!
超低温ハイボールという飲み方
フリージングハイボールという名前、聞いたことはありませんか?
“氷点下ハイボール”とも呼ばれるこの飲み方は、文字通りウイスキーと炭酸水を極限にまで冷やしていただく飲み方です。
実は居酒屋やBARでなくともできてしまうこの超低温ハイボール。
なかなかに豪快な作り方でウイスキーをそのまま冷凍庫に突っ込みます。
ウイスキーの凍結点が-31~-44.5℃という”凍らない”側面に着眼した面白い飲み方なのです。
自宅でも簡単に出来てしまうフリージングハイボールを試してみませんか?
話題のイチゴウイスキーを試してみよう!
フォトジェニックで美味しい!とInstagramからブームとなったいちごウイスキー。
いわゆる漬け込み酒というやつです。いちごと砂糖、レモンスライスなどを瓶に入れ、お好みのウイスキーを注ぎ寝かせることで完成します。
しかしこのいちごウイスキー、ウイスキーの銘柄についてはあまり言及されていませんでした。
今回は30種類程度のウイスキーを選抜し、本当に美味しいいちごウイスキーを作ってみます。
ソーダで割っても、そのまま飲んでも美味しいですよ。
世界最強のコークハイ/ウイスキーコーラをつくって飲んでみよう!
コーラを使ったカクテルはあまた存在しますが、中でもウイスキーとコーラを組み合わせたコークハイは有名です。
ウイスキーの銘柄はジャックダニエルを使った”ジャックコーク”がメジャーでしょうか。
現在ではZEROカロリーコーラをはじめ様々なコーラがありますし、コーラに合うウイスキーだってジャック以外にもあるはずです。
今回はウイスキーとコーラを使って世界一美味しいコークハイを作ってみたいと思います。
新たな飲み方を見つけて、コークハイの達人になっちゃいましょう。
冷凍レモンハイボールをつくってみよう!
2016年くらいからレモンサワーがブームになっていますが、冷凍レモンや冷凍ライムで作るウイスキーハイボールも密かに人気を高めています。
「レモンやライムを切ってから、凍らせて入れるだけでしょ?」と思うなかれ。
今回は”すりおろし系”です。材料や作り方、成分の効能なども書いてみましたので、ご覧ください。
キウイやリンゴなど、色々なフルーツでも作れるので、是非お試しあれ。僕はアボカドで挫折しました!
ハイボールをよりおいしくする、炭酸水最強決定戦
コンビニでもスーパーでも炭酸水は豊富に売られています。
実は炭酸水にも種類があって、完全な天然もの、炭酸を加えたもの、人工的なものと様々です。
ミネラルの含有量、さらにはガスボリュームなどで口当たりが全くことなるため”ウイスキーハイボール用の炭酸水”を選ぶのは混迷を極めます。
どの炭酸水で作ったら一番美味しいハイボールができるのか?気になりますよね。
ネット通販から、コンビニ、スーパーを回り、かき集めた炭酸水でお腹がパンパンになるまで実験してみました。
これからはこの炭酸水を常備して、いつでも美味しいハイボールを飲めるよう備えるべし!
もっとウイスキーがおいしくなる飲み方
ここからよりウイスキーをおいしく飲めるグラスや二日酔いになりにくいウイスキーの飲み方、気になるウイスキーの賞味期限などについて解説します。
コラム感覚で読んでみてくださいね。
ウイスキーはグラスで味が大きく変わる!グラスごとの飲み方
ストレート用、ロック用、ハイボール用、ウイスキーは飲み方によって様々な専用グラスが存在します。
毎日何気なく手にしているグラスやカップに対して、なぜこんな形をしているのか、考えたことがありますか?
今回はウイスキーを楽しむにはどのようなグラスを選び、揃えれば良いのかを解説します。
グラスの特徴からウイスキーが口内に流れ込んだ際に感じる味の違いなどを踏まえ、最適なグラスを選定していきます。
ページの最後にはビギナーさんにおすすめのグラスも紹介していきます。
二日酔いになりにくいウイスキーの飲み方
ウイスキーを飲むと二日酔いになってしまう。。。
そんなセリフをよく聞く機会がありますが、実はウイスキーは醸造酒などと比べて二日酔いになりにくい言われています。
ですが”飲みすぎ”てしまってはどんなお酒でも二日酔いになってしまいます。
美味しいお酒を飲む前にちょっとした心がけで最後まで楽しく飲むことができ、次の日も残りにくい方法があります。
この記事ではそんな心構えをお伝えします。
二日酔い防止用サプリのご紹介
上記では二日酔いの予防的な飲み方を書きましたが、ウイスキー大好きなみなさんは仕方ないと思います。
いくら気を付けていてもやってしまうことはあるでしょう。
そんな二日酔いでオエオエなみなさんに使ってもらいたいサプリを今回はご紹介します。
国産、海外産、各所から取り寄せ、BARREL編集部が身体を使って試したサプリの数々。
ご自分にあったものを選んで肝臓を整えてあげてください。
飲み方もそうだけど、、、量の単位を覚えよう
ウイスキーを飲み始めてまだ間もない初心者の方にはよくわからないであろうウイスキーの”単位”。
BARやレストランで「ダブルで」とか「ハーフできますか?」とか、聞きなれない名称が飛び交っています。
あれは飲み方ではなく”量”を指しています。
今回の記事では抑えておきたいウイスキー量の単位名称と、それによって金額などがどれほど変化するのかを簡単に書いてみました。
自分の酒量をわきまえながら、体にあった分量でウイスキーを楽しんでくださいね。
ウイスキーの保管方法と賞味期限や消費期限
開封してしばらく時間が経過してしまったウイスキーについて
「味がかわってないかな?」
「そもそも賞味期限や消費期限はあるの?」
という質問をよくいただきます。基本的にお酒は腐ることはありませんし、蒸溜酒が著しい酸化を起こすことはまれです。
しかし封を開けてしまえば空気が入り込みます。味や香りの変化は必ず起こってしまうのです。
ただし、しっかりと正しい保管をしていれば良い変化もあります。
この記事では長期間美味しいウイスキーを楽しむための保存方法を解説します。
古いウイスキーの飲み方・愉しみ方
長期間保管されたウイスキーは一体どんな味がするんでしょう?
いわゆるオールドボトルと呼ばれるウイスキーにはボトリング(瓶詰)されてから数十年以上経過したものも存在します。
ワインと違い瓶内で変化が起こることは少ないとされているウイスキーですが、それでも50年とか経っていたら何か起こるんじゃないの!?と思う方も多いと思います。
実際に飲んでみたらすごいカビ臭かったという方もいらっしゃいます。
そんな謎多きヴィンテージ品の良し悪しを科学的な情報も含めまとめてみました。
RPGで学ぶウイスキーの攻略wiki
ウイスキーの味がよくわからない、香りが捉えられない、まずいと感じてしまった、などなど。
初心者の方がつまづきがちなところをRPGゲームにたとえ楽しくウイスキーを学んでみようというビギナー向けの記事です。
この世界では、【ウイスキー=敵(エネミー)】として考えます。
ゲームの目的は、【敵を倒す=ウイスキーをおいしく飲む】ことです。
反対に、敗北の条件は【敵に負ける=ウイスキーを飲めない・まずく感じる】こと。
上手にレベルを上げ、自分のステータスを上昇させることにより、高度な知識と経験で強敵ウイスキーをモノにしましょう。
手づくり氷でオンザロックをおいしく飲もう
ウイスキーに使われる氷にはたくさんの種類があります。
削り出しの丸い氷やゴツゴツした大き目の氷、細かく砕かれた氷やサラサラのかき氷のようなものまで多種多様です。
自宅の冷蔵庫の製氷機で作る氷は、なんだか味気なくて美味しくないと思っている方も多いことでしょう。
BARで使われている氷の名称やその特徴、自宅でも美味しくウイスキーを飲むための氷の準備の仕方を書いています。
市販品などのおすすめも紹介しながら最終的には削り出しの氷の作り方までご紹介します。
ウイスキーを【まずい!】と感じる人がいる
ウイスキーを初めて飲んだ方の中には「まずい」「美味しくない」と感じる方が多くいます。それはなぜなのでしょうか?
アルコール度数が高いから?それとも樽の匂い?はたまた周囲の雰囲気が悪かったから?
一度嫌いという印象を持ってしまうと、なかなかもう一度手に取ることは難しくなってしまうもの。
しかし嫌いのままにしておくのはもったいないほど魅力的な飲み物なのがウイスキーなのです。
「まずい」と感じてしまった際の状況をしっかり分析し、きちんとウイスキーと向き合えば、きっと好きになる糸口が見えるはずです。
ウイスキーの「間違った飲み方」を「正しい飲み方」へ変化させる方法を書いた初心者向けの記事です。
まずはなぜ嫌いになってしまうのかを色々な人の意見を元に探っていくことにしましょう。
テイスティング表現を学ぼう
ウイスキーを飲んだ時にその「味」や「香り」を述べるテイスティング表現。
評論家やブレンダーの方々が使う表現にはどんなものがあるのでしょうか?
プロの世界でも完全には統一されていない表現手法達ですが、よく使われるものを体系的にまとめました。
初心者から上級者になるため、表現力を養いましょう。
ウイスキーの味と香りの表現、「テイスティング」と呼ばれる世界には様々な言い回しがあります。
具体的な食べ物の名前を述べたり、イメージから情景を言語化したり。
はっきり言って相当学術的で難解です。
このマニアックな表現をできてこそ一人前というような雰囲気もあるので、なかなか取っつきにくいですよね。
BARRELではできるだけわかりやすく簡単にこの”テイスティング表現”を解説していきたいと思っています。
より馴染みのあるフレーバー系統で分類し、果物っぽい系統、花っぽい系統、植物っぽい系統などみなさんがわかりやすいよう説明します。
まずは体系を知り、理解を深めていきましょう。
『果物系』ウイスキーは、甘くみずみずしい果実類の香りを感じられるフルーティーなウイスキーを指します。ウイスキーの原料に果物は使われていませんが、熟成時の変化により、洋梨、リンゴ、オレンジ、バナナ、イチゴ、パイナップル、メロン、梅、干しぶどうなどのフレーバーを持つことがあります。…続きを読む
『花系』ウイスキーは、上品な甘みと華やかさを楽しめるウイスキーです。 繊細で奥ゆかしく、軽やかで爽やかな香りが感じられます。ウイスキーを飲み慣れていない方でも、どこかで嗅いだことがあるであろう花の香りを持つことから、馴染みやすく、女性にも広く好まれます。…続きを読む
『チョコレート系』ウイスキーは、ビターで苦みのあるカカオや甘くとろみのあるミルクチョコレートのような味がするウイスキーです。 熟成された木樽は使いこまれた木材の香りをウイスキーに付けますが、チョコレートの香りもその樽によって付けられます。…続きを読む
『砂糖・お菓子系』ウイスキーは、砂糖やシロップのように舌にまとわりつくとろみのある甘さを持つウイスキーです。 カラメルやカスタードクリーム、メイプルシロップやタルトと味や香りがわかりやすく、親しみやすい香味表現をするので、ウイスキー初心者でも理解しやすいタイプのウイスキーです。…続きを読む
『ナッツ系』ウイスキーは、アーモンドやココナッツ、ピーナッツなど木の実の香ばしさを感じられるウイスキーです。 この香ばしさには、ほっと一息入れたくなるようなリラクゼーション効果があります。アロマオイルに似た油脂系、アクセントとなる塩のスパイスも『ナッツ系』フレーバーの隠された特徴です。…続きを読む
『穀物、シリアル系』ウイスキーは、麦の味がふんだんに感じられるウイスキーです。 焼き上がったパンやコーンスターチには、甘く香ばしい香りが感じられます。この香味は『モルティな』と表現されたり『穀物感がある』と言われます。元々の原料が麦芽であることを思い出させてくれるウイスキーです。…続きを読む
『植物系』ウイスキーは、植物を思わせる青々とした匂いを持つウイスキーです。草や茎、葉っぱをイメージさせる風味を持つのがこのウイスキーの特徴です。 人によっては好みが分かれる香りには、実に複雑な要素が含まれていて、飲めば飲むほど味わい深いウイスキーであるのは間違いないでしょう。…続きを読む
『木材系』ウイスキーは、ウイスキーを熟成させる樽の豊かな香りを感じさせてくれるウイスキーです。他のウイスキーと比べ、熟成されていた樽の印象が強く、より木の香りが感じられる落ち着いた味わいを持ち合わせています。…続きを読む
『スパイス系』ウイスキーは、爽やかな刺激が感じられるウイスキーです。さっぱりとした香りのため、涼しげな気分を味わうことができます。 ウイスキー自体に香辛料が含まれているということではなく、切れ味よく、爽快なフレーバーでなことから『スパイス系』と呼ばれます。…続きを読む
『薬品系』ウイスキーは、その名の通り「薬っぽい」「正露丸の味がする」「病院の匂い」「りか」などと表現されるピート(泥炭)に由来するスモーキーなフレーバーが強いウイスキーです。個性的な香りのため、明確に好き嫌いが分かれます。ファンも多いですが、アンチも多いため評価は個人の判断によるところが大きいです。…続きを読む
上記で10系統のフレーバーを解説しましたが、その表現方法と重ねて使われやすい形容詞的な表現について書いてみました。ウイスキーから感じる具体的なフレーバーにこの形容詞的表現を組み合わせて使えば、的確にウイスキーが持つ個性を言い表すことができます。自分の好きな傾向や好きな種類がわかるようになるためにもどんどんチャレンジしてみましょう。…続きを読む