二日酔いでげっぷが止まらない。胸焼けやムカムカの対処法と治し方

お酒を大量に飲むとしゃっくりが止まらなくなることがありますが、これは胃の下部にある横隔膜がアルコール成分の刺激を受けてけいれんを起こしている状態です。

そしてもうひとつ、お酒を飲んでいる間や翌日にげっぷが止まらなくなることがあります。

これはしゃっくりとは別の原因で起こります。

今回はお酒を飲んでいる間や、その翌日の二日酔いの最中、げっぷが止まらなくなる原因や対処法についてご紹介しています。

二日酔いでげっぷが止まらない原因は?

げっぷは飲んでいるときに出ることもありますし、翌日になって出始め、止まらなくなることもあります。そしてこれらは、それぞれに異なった原因によって起こります。

飲んでいる最中のげっぷの原因

ビールの炭酸によるげっぷ

ビールの炭酸がどんどん胃に送り込まれてくると、胃の内部では空気と炭酸が入り混じったガスが発生します。

これがげっぷの正体ですので、ビールを飲めば飲むほど胃の中では大量のガスが発生しやすくなり、げっぷとして外部に排出されます。

アルコール成分のげっぷ誘発作用

私たちは口から呼吸を行い、酸素を体内に吸収します。酸素は血液に乗って全身を巡っていきます。

ところが、お酒をたくさん飲むと体内に空気を取り込む機能が乱れ、吸収されなかった一部の空気がげっぷとして外部に出てきます。

これはビールに限ったことではありませんので、お酒を飲んでいる最中にげっぷが出始めたら、小休憩を挟んでげっぷが治まってからお酒を飲むようにすると良いでしょう。

空気を飲み込む機会が増えることも要因

空気は呼吸だけでなく、食事をしたり会話をする最中にも体内に入ってきます。

特に飲み会では食事や会話をする時間が長くなることが多く、その時に取り込まれた空気が多いほどげっぷが出やすくなる傾向があります。
前述した誘発作用と相まって、げっぷが出る機会が多くなるわけですね。

二日酔いと同時に起こるげっぷ

胃酸過多

暴飲暴食をすると胃の内部が荒れるといわれていますが、それは暴飲暴食によって胃酸過多の状態が起こるからです。

胃酸過多は、大量の飲酒、脂肪分や油分の多い食品の大量摂取、香辛料の過剰摂取などによって起こるといわれています。

特にお酒を飲みつつ脂肪分や油分の多い食事をすると、いつも以上に胃酸の分泌量が増え、飲んだ翌日になってげっぷが止まらなくなることがあります。

逆流性食道炎

もともと胃の働きが悪い、あるいは脂肪分や油分か多い食品を摂る機会が多い方は、そうでない方と比べると胃酸過多が起こりやすいといわれています。
胃酸過多が起こった時点で早期に治療を受けるなどのケアをしておけば悪化する心配はほぼないでしょう。

しかし、胃酸過多が日常化しているところへ大量の飲酒をすると、今度は逆流性食道炎や食道裂肛(しょくどうれっこう)ヘルニアなどの病気にまで発展することがあります。

これらの病気を発症すると、症状が軽いうちはげっぷが続くことが多く、やがて悪化すると吐き気や嘔吐が止まらないといった深刻な症状が現れることがあります。

胃のムカムカやげっぷだけでなく、みぞおちのあたりに鋭い痛み、あるいは鈍い痛みを感じて吐き気が起こっている場合は、ひとまず逆流性食道炎や食道裂肛ヘルニアを疑わなくてはなりません。

これらの診断には胃カメラによる検査が必要になりますが、結果はその場ですぐにわかります。

そして、万が一これらの病気が見つかっても、適切な治療を受ければ数カ月間で完治させることが可能です。

 

実は、私自身食道裂肛ヘルニアを経験したことがあります。

医師によると、飲酒が直接の原因ではないということでしたが、日常的なストレスや食生活に問題が生じているところへ大量の飲酒をしたことが、発症の原因ではないかということでした。

私の場合では「タケプロン」という内服薬を服用し続けて、約1カ月後には小康状態になり、現在ではすっかり完治しています。

このときの医師の説明では、辛い状態を放置していても自然治癒することはないということでしたので、心当たりがある方は、とりあえず怖がらずに検査を受けてみましょう。

私も検査を受ける前は怖かったのですが、10段階評価の5レベル(中程度)で病気を発見することができたことで、大事に至らなかったのだと思います。

げっぷや胸やけ、ムカムカの対処法、応急処置

日常的にげっぷが出るのなら病気を疑う必要がありますが、お酒を飲んだ時だけげっぷが出るのであればそれほど心配する必要はないでしょう。

げっぷが止まらない際の応急処置には以下の方法があります。

水を飲む

飲んでいる最中も同様ですが、水を飲むとアルコール成分の分解が速まり、二日酔いの改善に役立ちます。そして、アルコール成分が速やかに体外へ排出されれば、それに伴いげっぷも治まります。

ただし、一度に大量の水を飲むと、その時に大量の空気まで飲みこんでげっぷが出ることがありますので、水を飲む際には少しずつ焦らずに飲むと良いでしょう。

胃薬の服用

胃から酸っぱい液が上がってくるような感じがしたら、胃酸過多が起こっている可能性が高いです。

この場合では、胃酸過多の改善に対応した胃薬を飲んで様子をみてください。

なお、胃薬を購入する際には、なるべく薬剤師が常勤しているドラッグストアや薬局で購入することをおすすめします。それは、薬剤師に相談して現在の症状に最も適した胃薬の紹介を受けることができるからです。

ただし、慢性化したげっぷの場合では逆流性食道炎や食道裂肛ヘルニアの疑いが否めませんので、自己判断せずに内科医に相談することをおすすめします。

日常的なげっぷは「呑気症」の可能性も疑ってください

げっぷが出ても酸っぱい液体が上がってくる感覚がなく、なおかつみぞおち部分に違和感がないのなら、呑気症(どんきしょう)という病気かもしれません。

呑気症は、無意識のうちに空気を飲み込み、胃の内部に空気が溜まりすぎるとげっぷが出るという病気で、主としてストレスが原因で発症するといわれています。

もしも日常的にストレスを感じていてげっぷが出るのなら、内科ではなく心療内科でカウンセリングを受けてみましょう。

心療内科では、投薬療法だけでなく心理療法でも治療を受けることができますので、無理なく呑気症の完治を目指すことができます。

みなさまのお酒ライフに幸あれ~。

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