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ザ・グレンリベットの味やおすすめの種類/おいしい飲み方/12年・15年・18年・21年・ナデューラ

ザ・グレンリベット12年・15年・18年・21年・ナデューラ




老若男女に愛されるスコッチの父。ザ・グレンリベットの概要

スペイサイド地方を代表するシングルモルト・ウイスキー、それがザ・グレンリベットです。

グレンフィディックに継ぎ、世界で2番目に売れているシングルモルト・ウイスキーで、「すべてのシングルモルトはここから始まった」という謳い文句でも知られています。

ザ・グレンリベット蒸溜所はフランスのペルノ・リカール社が所有しており、年間590万リットルのモルト原酒を生産しています。

この生産量はボトル換算で600万本以上!

熟成された原酒はシングルモルトの「ザ・グレンリベット」として出荷されるほか、ペルノ・リカール社が生産・販売するシーバス・リーガルやロイヤル・サリュートなどのブレンデッドウイスキーのキーモルトとして使用されています。

ページのラストには3種類の「ザ・グレンリベットを少しずつ体験できるウイスキーセット」をご用意

ぜひお試しください。

グレンリベットの発祥と製造場所の紹介

1820年代のスコットランドではお酒の販売に関して非常に大きな税が課せられていました。

その為ウイスキーやワインの密造する業者が蔓延るようになり、政府はその取り締まりに手を焼きます。

そんな中、その密造業からいち早く脱却し、国が設けた様々な基準をクリアし、政府公認の蒸溜所を作り上げたのがグレンリベットでした。

密造が流行したスコッチウイスキー

出典:https://www.theglenlivet.jp/history/

ザ・グレンリベットの創業者ジョージ・スミスは国の認定を受け、堂々とウイスキーづくりを生業にするようアクションを起こしたのです。

グレンリベットはスペイサイドはもちろん、スコットランドで最古の政府公認の蒸溜所ということになりました。

 

しかしいち早く政府の公認を受けたということで他の密造業者からは冷ややかな目で見られる側面がありました。

実際にザ・グレンリベット創業者であるジョージ・スミスは何度か身に危険が迫ったことがあったそうで、息子から護身用として2丁の拳銃を持たされていたそうです。

 

その密造業者たちも時代の流れとともに、政府に許可を貰って蒸溜所を運営するようになっていきます。

グレンリベットの歴史

スコットランド初の政府公認蒸溜所としたザ・グレンリベットは1創業当初からクオリティの高いウイスキーと高く評価されていました。

その為、「グレンリベット」という銘柄にあやかろうとする蒸溜所がスペイサイド地方で続出。

1870年代には勝手に「グレンリベット」を名乗る蒸溜所数は18にのぼったと言います。

しかし2代目創業者ゴードン・スミスは、当然のことながら商標は自分たちにあると主張。当然ですよね。

そして1880年、他の銘柄と一線を画す為に商品名に「THE」を付け加えて「ザ・グレンリベット」と改名しました。

そのため今でもグレンリベットの箱やラベルを見ると銘柄名の前にしっかりと「THE」が付け加えられています。

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グレンリベットの製法(作り方)

ザ・グレンリベットのこだわりはスペイ川の水を使わず、蒸溜所の敷地内から湧き出るジョシーズ・ウェルの泉(通称:ジョージーの湧水)を使用していること。

この水は地下約200mの水脈を源泉とし、ミネラル分を豊富に含む硬水。

また水温も通年して一定(5~8℃)している為、ウイスキー作りに非常に適した水となります。

この豊富なミネラル分が糖化の際に大麦から多くの糖分を抽出し、ザ・グレンリベット特有のフルーティな風味を香りづけすると言われています。

まさに名水の地に銘酒あり、です。

グレンリベットのポットスチル

使用するポットスチルはランタンのような長く細い首を持った単式蒸溜タイプのもの。

このポットスチルの独特の形状もザ・グレンリベットのすっきりとした味わいに関係していると言われています。

ちなみに蒸溜所では

  • ウォッシュ・スチル(初溜釜)原酒15,000リットル生産可能×4基
  • スピリット・スチル(再溜釜)10,000リットル生産可能×4基

といった巨大なポットスチルが計8基存在し、大量生産を可能とします。

※2010年には第二生産棟が完成し、初溜、再溜釜計14基に。年間生産量は1,050万リットル。

そしてウイスキーに欠かせない原材料の大麦は、マレーのポートゴードン村にあるクリスプ・モルトハウスのもの使用。

グレンリベットの貯蔵庫

熟成に使用する樽の殆はアメリカンオークのバーボン樽ですが、一部ではヨーロピアンオークのシェリー樽やポート樽なども使われています。

製造~熟成に至るまで徹底した管理下で作られたザ・グレンリベットは豊かな香り、甘み、スムース感、フルーティ感、樽香、全てにおいてバランスが良く、それでいて飽きのこないウイスキーに仕上がっています。

ウイスキー「ザ・グレンリベット」のラインナップ

ウイスキーの飲み進めの基本は『縦飲み』です。

垂直飲みともいいますが、同じ銘柄で年代の違うものを飲み比べていきます。

同じ銘柄であれば、基本的な味の傾向が共通しているため、失敗が少ないからです。

オーツカ
まず、僕が現在販売中である『ザ・グレンリベット』のラインナップ、及び過去販売されていたボトルなどをご紹介していきます。

既に終売してしまった銘柄、原酒不足のため休売してしまった銘柄なども随時更新する予定です。

過去のものでも個性や特徴は引き継いでいるものが多いので、参考になさってください。

ザ・グレンリベット12年

ザ・グレンリベット12年

この色、この形、ザ・グレンリべットのレギュラーボトルと言われる12年。

セカンドフィル以降のアメリカンオーク・バーボン樽で最低12年以上熟成させたモルト原種同士をヴァッティングしたボトル。

香りはれんげの花、バニラ、オレンジ、シトラス。

口に含むと全体的に甘みが支配しますが、後から青リンゴや洋ナシ、レモンのような爽やかでフルーティーな香りが鼻口を駆け抜けます。

スペイサイド特有の蜂蜜のような華やかな風味もしっかりと感じ取ることができるボトルです。

スムースな飲み口、万人受けする味わいはシングルモルトの入門編とも言える1本です。

ザ・グレンリベット15年 フレンチオーク・リザーブ

ザ・グレンリベット15年 フレンチオーク・リザーブ

アメリカンオークのバーボン樽とヨーロピアンオークのシェリー樽。

この2種類の樽で最低15年以上熟成させたモルト原種をヴァッティングし、そこさら更にフレンチ・オーク(リムーザン・オーク)の新樽に入れて後熟させたボトルです。

後熟成に使われた樽材、リムーザン・オークはフランスのドルドーニュ地方に生息しており、一般的にはコニャックの熟成に使われます。

木の繊維密度が低く、樽材に原種が染み込みやすい為、スピーディに樽成分を抽出できます。

まさに後熟に適した材質と言うわけです。

元来のフルーティさに、シェリー樽由来のドライフルーツ感、そしてリムーザン・オークの新樽からくるスパイシーさが特徴的な味わいです。

ザ・グレンリベット18年

ザ・グレンリベット18年

ファーストフィルのアメリカンオーク・バーボン樽

セカンドフィルのアメリカンオーク・バーボン樽

ヨーロピアンオークのシェリー樽

上記3つの樽で最低18年以上熟成させた原酒同士をヴァッティングして作られたボトル。

酒齢18年という長期熟成から来る樽の香り、シェリー樽由来のレーズン、ドライフルーツ。

ファーストフィル、セカンドフィルのバーボン樽からくるフルーティーな南国フレーバー。ヨーロピアンオークはそこに香ばしさを与えます。

ザ・グレンリベット特有の完熟した洋ナシやリンゴの爽やかな香り、刺激の少ないややビターでオレンジピールを感じる味わい。

そしてバニラと木樽の余韻。非常にバランスの良い一本です。

ザ・グレンリベット アーカイブ21年

ザ・グレンリベット アーカイブ21年

アメリカンオークのバーボン樽、ヨーロピアンオークのシェリー樽で21年以上熟成させたモルト原酒をヴァッティングして作られたボトルです。

使われている樽は2種類のみとなりますが、使用する樽は樽職人が状態を厳しくチェックし、選定したもの。

シェリー樽原酒からのドライフルーツの香り、シナモンやジンジャーなど味わい、そしてフィニッシュにはナッツ、レーズン、トフィーが強く感じられる濃厚で奥深い味わいのボトル。

長期熟成されたザ・グレンリベットのリッチなウッディさと、長い余韻を楽しみたい方は是非。

ザ・グレンリベット25年

ザ・グレンリベット25年

ヨーロピアンオークのオロロソ・シェリー樽で最低25年以上熟成させたモルト原酒のみを使用して作られた逸品です。

熟成樽は職人が状態や香りを確認し、厳選されたものだけが使われます。

他のラインナップで必ず使われているアメリカンオークのバーボン樽を使用せず、ヨーロピアンオークのオロロソ・シェリー樽のみを使用していることからシリーズの他のボトルとは一線を画した嗜好性の高いボトルになります。

色合いは鮮やかな琥珀色、香りはカカオ、濃厚なレーズン。

味わいは全体的にシルキーで上品な甘みが支配しますが、若干シナモンスパイスも感じられます。

そして後から突き上げる長期熟成のウッディな余韻。

正に極上とも言えるべき贅沢なボトルです。

ザ・グレンリベット ファウンダーズ リザーブ

ザ・グレンリベット ファウンダーズ リザーブ

経年のアメリカンオーク・バーボン樽、ファーストフィルのアメリカンオーク・バーボン樽の2つの樽で熟成させたモルト原酒をヴァッティングして作られたボトルです。

これまでザ・グレンリベットではファーストフィルのバーボン樽が使われることはありませんでした。

しかしそれをあえて使用することにより、強い甘みとバニラ感、そして元来のシトラス、フルーティ感を同居させることに成功しました。

アルコール度数は40度、ノンエイジですがアルコールの刺激はほとんど無くスムースで柔らかい飲み口の一本です。

ザ・グレンリベット コード

こちらは熟成年数や熟成樽の種類、テイスティングノートなど、味わいに関する情報が一切非公開で発売されるグレンフィディックの人気コンテンツ「ミステリアスシリーズ」の第3弾となるボトル。

2013年「ザ・グレンリベット アルファ」
2016年「ザ・グレンリベット サイファー」

そして

2018年 「ザ・グレンリベット コード」

という流れのリリースです。

「情報に左右されず、感覚を研ぎ澄ませながらウイスキーの持つ多重なフレーバーやアロマを感じ、味わいの謎を解き明かしてもらう」というシリーズのコンセプト。

ボトル内のウイスキーの色が見えないようマットブラックで施されたボトルには、味わいの謎を解く鍵となる暗号(CODE)が隠されたグラフィックデザインが施されています。

「コード」は、イギリスの有名な暗号解読者からインスピレーションを受けたネーミングです。

香りはいっぱいのバニラの奥にかすかにフローラルな桃、カラメル。

味わいはドライでジンジャー、シナモンなどのスパイスが先に来てから、追いかけるようにかすかにバナナ、鼻腔に残るチェリー。

グレンリベットのシリーズ中でもパンチの効いた味わいのボトルです。

ザ・グレンリベット マスターディスティラーズリザーブ

2012年にリリースされた1000ml入りの免税向けボトル。

  • ヨーロピアンオークのシェリー樽
  • ファーストフィルのアメリカンオーク樽
  • リフィルのアメリカンオークホグスヘッド樽

上記3種類の樽で熟成された原酒をヴァッティングして作られました。

かなりクラシックな印象で、ココナッツ、ローズなどの甘ったるい香りがします。シェリー樽を使っていますが、そこまでスパイシーとは思いませんでした。

ナデューラ シリーズ

ナデューラ(NÀDURRA)とは、ゲール語で“自然”や“自然な〜”という意味を持ちます。

英語で言うところのナチュラルと同様の言葉です。

ザ・グレンリベットのナデューラは、創業当時から引き継がれる伝統的な製法で熟成樽のキャラクターを最大限に引き出し、ウイスキー本来の自然な味わいにこだわったシリーズとなります。

そのままの味わいにこだわり、カスクストレングスでボトリングされたラインナップ。

ザ・グレンリベット ナデューラ オロロソ

ザ・グレンリベット ナデューラ オロロソ

スペインのヘレス地方で作られたファーストフィルのオロロソシェリー樽で熟成されたボトル。

ノンエイジですが小さめの樽を使用しているので熟成年数が短くとも樽の風味が強く反映されています。

ザ・グレンリベット元来の甘み、フルーティさと、オロロソシェリー樽によるシナモンやリコリスのスパイス感じさせる香味が同居したボトルです。

アルコール度数60.7%、カスクストレングスとなります。

ややアルコール感が強いですが、ザ・グレンリベットをより濃厚に楽しみたい方にはうってつけです。

ザ・グレンリベット ナデューラ ピーティッド

ザ・グレンリベット ナデューラ ピーティッド

ピート香が強いアイラ系のウイスキーを一度熟成させ、その古樽を使用して後熟させたボトル。

かつてザ・グレンリベット蒸溜所ではピートを焚いていたことから、それを想起させるかのような商品です。

焼きリンゴやバニラトフィーの甘み、ザ・グレンリベットならではのフルーティさが居合せ、更にスモーキーな余韻を楽しめる複雑な味わいの一本です。

ノンチルのなめらかな口当たりにソフトに燻煙香が乗ってくる、変わり種のザ・グレンリベット。

アルコール度数は約60度、カスクストレングスタイプと加水した48度のものが存在します。

ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィルセレクション

ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィルセレクション

こちらは熟成樽にファーストフィルのアメリカンホワイトオーク樽を使用したボトル。

この樽は19世紀の創業以来ザ・グレンリベット蒸溜所で好まれて使われており、芳醇でクリーミーなバニラの風味、西洋ナシ、青リンゴのニュアンスを作り出します。

ザ・グレンリベットのバニラファッジや洋ナシの香りはもちろん、パイナップルような南国感と柑橘系の酸が漂うトロピカルな味わいが楽しめます。

こちらもノンチル、アルコール55〜65度、カスクストレングスとなります。

アルコール度数は高いですが、アルコールからの刺激はなく、ストレートでも十分楽しめるボトルです。

グレンリベットのおすすめの飲み方

オーツカ
では最後に編集部のオーツカがおすすめの飲み方をまとめます

リカーショップだけでなくスーパーマーケットなどでも見かけることの多い商品ですね。

軽快で上品、はちみつやすり下ろしたりんご、少々のオレンジビターをアクセントにマイルドな飲み心地という「飲みやすいスコッチ」の金字塔。

飲み方ですが、ウイスキーを飲み慣れた方はストレートで。ソフトでスムーズなのでスイスイ飲めてしまいます。

少量加水してトワイスアップにしても崩れないので、薄めすぎなければアリだと思います。

15年、18年と熟成年数が増えるとよりクリーミーでオーキーに。花の蜜やキャンディを感じさせる甘美なフレーバーを楽しめます。

しかし、過去のグレンリベットはもっとウッディでオレンジ風味が強く、湿った土のような内陸系ピートを含んでいました。

オールドボトルには様々な変遷があり、1970年代以前の流通品、通称「赤玉リベット」、1970年代後半の「アザミリベット」、その後の「Unblended all malt表記(アンブレリベット)」、1980年代後半に表記が変わった「Pure malt表記(ピュアモルトリベット)」などがあります。

時代が経過するごと【シェリー感強→スッキリ爽快】へ変化するので、少し昔のグレンリベットを飲んでみて、その味わいの変遷を感じて回るのも一興です。

ナデューラやコードといったシリーズも非常に人気なので、バーやリカーショップで見かけた際はぜひ体験していただきたいです。

歴史の長い蒸溜所なので、伝説級のボトルも多く存在し、ゴードン&マクファイル社が1990年に1940年蒸溜の50年ものなどをリリースしています。

1940年蒸溜ですので、大戦中です。色々なものが不足していました。
近代燃料が乏しい時代ゆえのピートフレーバー(海のピートから感じる薬品香ではなく内陸系のコケや土のようなピート)がオレンジ・キャラメル風味に溶け込む珠玉の逸品。

シングルモルトウイスキーの原点とされる「ザ・グレンリベット」を飲み尽くすには時間がかかりそうですね。

ザ・グレンリベットセット 30ml~100ml

ザ・グレンリベットセット 3ピース

スコットランド最古の蒸溜所の名品を少しずつ楽しみたい!と思った方に朗報!

30mlセットと100mlセットをつくりました。少しずつ飲み比べて、グレンリベットのボトルの違いを確かめてください。

基本となるザ・グレンリベット12年をはじめ、ザ・グレンリベット18年、ハイプルーフのザ・グレンリベットナデューラオロロソの3種セット。

かなり差を感じられるセットにしましたので、この機会にぜひこのウイスキーの奥深さを感じてください。

 

「少しずつ試せる」通販ショップ

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ABOUTこの記事をかいた人

オーツカ

ウイスキーをもっと身近に感じてほしい。小難しいウイスキーの世界を分解して、わかりやすく整理する「ウイスキーオーガナイザー」です。 まだあまりウイスキーを知らない人がウイスキーを好きになる「きっかけづくり」をできればと思っています。 日本最大級のウイスキーメディアBARRELを企画、運営、編集及びカメラマン、さらには執筆もしています。