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バランタインの味や種類、おすすめの飲み方

バランタイン12年・17年・21年・30年・ファイネスト




バランタインの概要

バランタインはスコッチウイスキーの名門とも呼べるべきブランドです。

「スコッチ御三家」にひとつでジョニーウォーカーにつぎ、スコッチ世界第二位の販売量を誇ります。

ヨーロッパを中心に根強い人気があり、数々のモルトの個性を生かしたブレンド手法は、エレガントで洗練された味わいを生み出します。

特に「ザ・スコッチ」と呼ばれる「バランタイン17年」の評価は高く、日本でも多くのファンを虜にしています。

これまでに様々なシリーズボトルをリリースし、今も揺るぎない地位に立っています。

一時期カナダのハイラム・ウォーカー社が所有していましたが、現在はペルノ・リカール傘下のジョージ・バランタイン&サンによって製造・販売されています。

このページではバランタインの歴史からシリーズの各ラインナップを徹底解説します。

「バランタインを少しずつ飲み比べできるウイスキーセット」もご用意しているのでぜひご利用ください。

バランタインの歴史

バランタインの創業者、ジョージ・バランタインはローランド地方の農民の出身でした。

1822年、ジョージが13歳のときに、エディンバラの食料品と洋酒を扱うアンドリュー・ハンターという商人の店に年季奉公の修行に出ます。

旧いエジンバラの街並み

そして5年後の18歳の時に独立(早い!)。エディンバラのカウゲートに自らの食料品と酒を扱う小さな店を構えます。

当時は食料品がメインのお店で、ウイスキーやワインは脇を固める程度の商品でしたが、ついにウイスキーバブルが訪れます。

ジョージが奉公修行に出た翌年の、1823年には酒税法が改正。政府公認の蒸溜所が次々と生まれていきます。
1831年には連続式蒸留機が実用化。グレーンウイスキーの生産も始まります。

ジョージもこの時流に乗って、上流階級の人へ高級ウイスキーの販売を開始。
キャンドルメーカーズ・ロウ→サウス・ブリッジと店を移転するたび、どんどん売り上げを伸ばしていき、ウイスキー商としての確固たる地位を築きます。

ジョージ・バランタインとアンドリュー・アッシャーの関係

1853年、同じエディンバラでウイスキー商を営むアンドリュー・アッシャーが、熟成期間の異なる「グレンリベット」を混ぜ合わせたヴァッテド・モルトウイスキーを製造。1859年にはモルトウイスキーとグレーンウイスキーを掛け合わせた世界初のブレンデッドウイスキーを発明し、まさにウイスキー革命を起こすのです。

ジョージ・バランタインとアンドリュー・アッシャーとは知り合いだったという記録も残されています。ウイスキー商として成功はしていても、友人の発明に感化されたということなのでしょう。根っからの起業家ですね。

というわけでアンドリューに感銘を受けたバランタインの創業者ジョージ・バランタインは1869年から自らの手でモルト・グレーンウイスキーを掛け合わせ、ブレンデッドウイスキーを作り始めました。

これがバランタインの始まりです。

バランタイン創業者ジョージ・バランタイン

当時ブレンデッドウイスキーが大流行しており、ジョージのように情熱をもった商品は多く存在しました。

人々はこぞってブレンデッドウイスキーを作り始めましたが、ジョージ・バランタインは圧倒的努力量で知識を取り入れ、そのスキルを活かし、エディンバラでブレンダーとしての腕を磨いていきました。
その後、努力の甲斐あって、ジョージのブレンデッドウイスキーは高い評価を受けるようになります。

ブレンダーの腕、そしてウイスキーのレシピをさらに磨き上げる為にジョージはグラスゴーへ移り住みます。なんとこの時ジョージは60歳。

飽くなきウイスキーの探求。
彼はウイスキーブレンディングを芸術の域まで高めようと躍起になっており、会社の経営はエディンバラにいる長男アーチボルトに任せ、自身はウイスキーのブレンディングに没頭します。

ちょうどこの時期、ワインやブランデーの原料となるブドウが凶作だったため、高級蒸溜酒のウイスキーの需要が高騰し、ジョージはグラスゴーでの卸売業を軌道に乗せることに成功しました。

エディンバラ プリンシズストリート

こういう商才にも恵まれているのがジョージのすごいところ。
プレイヤーでありつつも、マネジメントも得意なマルチな人でした。
ジョージはここからさらにレシピを研究し、後の超ヒット商品「バランタイン17年」の礎となるレシピを築き上げるのです。

さてさて、親父に店番を頼まれて、一人エディンバラに残ったジョージの長男アーチボルトですが、彼もなかなかやり手でした。

1895年、町で一番大きな目抜き通り「プリンシズ・ストリート」にバランタイン専門店を開きます。

この店はやがて上流社会の人々に愛され、バランタインの名を国内外にまで広めました。

また同年、ヴィクトリア女王がグラスゴーを訪れ、バランタイン社に王室御用達の称号を授与しました。

この出来事がバランタイン発展の起爆剤となり、世界中で知られるブレンデッド・スコッチウイスキーの代表格となっていくのです。

バランタインと樽

1910年には「バランタイン・ファイネスト」を、1937年には「バランタイン17年」を世に送り出します。途中、事業拡大とさらなる国内外への進出にそなえるため、バランタイン家は他の同業者に経営権を譲渡しますが、ブランド名は変わらずにバレンタインとされました。

日本では1950年頃より流通。ちょうど1953年にエリザベス女王が戴冠式を迎え、日本は英国ブームに沸き返っていたので、当時バランタイン17年は注目の的となったそうです。

バランタインの製法(作り方)

たくさんのバランタインのボトル

バランタインはブレンデッドウイスキーですので、複数の蒸溜所の原酒(キーモルト)をヴァッティングして、さらにグレーンウイスキーをブレンドしてつくられています。

使用されているキーモルトは1937年に2代目マスターブレンダー・ジョージ・ロバートソンの指揮の元、以下の7つが選ばれました。

  • スキャパ
  • オールドプルトニー
  • バルブレア
  • グレンカダム
  • グレンバーギ
  • ミルトンダフ
  • アードベッグ

これらは「バランタインの魔法の7柱」とも呼ばれています。

それぞれシングルモルトで飲んでみるとわかるのですが、どのキーモルトも非常に個性があります。現在はシングルモルトシリーズも発売されているので、ぜひ飲み比べてください(→飲み比べセット)。

また上記はあくまでメインとなるモルトでして、他にも数十種類の原酒がブレンドされています。

原酒の巧みなブレンドで、複雑で奥行きのある味わいを実現しています。その比率はマスターブレンダーによって決められますが、レシピはもちろん企業秘密。

バランタイン17年

「ザ・スコッチ」と呼ばれ世界的に有名なバランタイン17年は、1937年にマスターブレンダーのジョージ・ロバートソンが作りましたが、80年以上経った今もその極秘レシピはほとんど変えられていないそうです。
つまり、それだけ当時のマスターブレンダーのスキルが高かったということですね。

ハイランドやスペイサイドの華やかさと甘みがファーストノートを支配し、口に含むとアイラからくるスモーキーさやピート香が感じられます。

複層的な味わいですが、飲みやすい口当たり、ミディアムボディの余韻は何杯でも飲めてしまいそうです。

バランタインはウイスキー初心者にも飲みやすいですし、ウイスキー好きの方も十分楽しめる非常に良くできたウイスキーと言えます。

バランタイン30年

なお、ブレンディングに必要なグレーンウイスキーは1938年にダンバートンに蒸溜所を設立して製造していました。当時、ダンバートン蒸溜所ではグレーンウイスキーだけでなく小さなモルトウイスキー蒸溜所があり、その他にも広大な貯蔵庫やブレンディングやボトリングのための工場が併設されています。

ダンバートン施設の工費は300万ポンド、現在の日本の貨幣価値に換算すると約700億円を超える金額だったそうです。

その後、ダンバートンのグレーンウイスキー蒸留所は取り壊され、現在は同じグラスゴーのストラスクライド蒸溜所に集約されています。

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ウイスキー「バランタイン」のラインナップ

ウイスキーの飲み進めの基本は『縦飲み』です。

垂直飲みともいいますが、同じ銘柄で年代の違うものを飲み比べていきます。

同じ銘柄であれば、基本的な味の傾向が共通しているため、失敗が少ないからです。

オーツカ
まず、僕が現在販売中である『バランタイン』のラインナップ、及び過去販売されていたボトルなどをご紹介していきます。

既に終売してしまった銘柄、原酒不足のため休売してしまった銘柄なども随時更新する予定です。

過去のものでも個性や特徴は引き継いでいるものが多いので、参考になさってください。

バランタイン・ファイネスト

バランタイン・ファイネスト

こちらは謂わばバランタインのレギュラーボトル。

ヨーロッパでは絶大な人気を誇り、飲まれているスコッチの3本に1本はこの「バランタイン・ファイネスト」というから驚きです。

アルコール度数40度、700ml入りを1000円前後で購入できるコストパフォーマンスの極めて高い一本です。

シングルモルトの様にスモーキー香や樽香を求めた個性ではなく、豊かでなめらかな風味を追求。

魔法の7柱となるキーモルトをはじめ、57種類以上にも及ぶモルト原酒・4種類グレーン原酒をブレンドしています(ブレンドされているモルトの数は変動あり)。

バランタインの特徴であるスイート、フルーティ、ラウンド、ソフトという4つの個性を感じさせるスタンダードのラインナップ。

香りはバニラ、カカオ、口に含むとほのかなスモーク、落ち着いた飲み口が特徴的なボトルです。

2016年ウイスキー・バイブル・アワードにて金賞を入賞しています。

バランタイン 7年 バーボンフィニッシュ

バランタイン 7年 バーボンフィニッシュ

2021年3月23日、バランタインからやや風変わりなウイスキーがリリースされます。

バランタインには以下で紹介するように、12年、17年、21年、23年、30年など様々なラインナップが存在しますが、元祖は初代マスターブレンダーであるジョージ・バランタインが1872年に世に送り出した「7年」です。

今回のバランタインは、それにちなんだ7年もの。

様々な樽で熟成された原酒をバーボンバレルで「後熟」させたブレンデッドウイスキーとなっています

後熟はマリッジとも呼ばれ、様々なウイスキー原酒を混ぜあわせ、ブレンデッドウイスキーを作ったあとに、原酒同士をなじませるために再度樽の中で熟成させることを指します。後熟に必要な熟成期間は数ヶ月から1年ほど。日本ではニッカウヰスキーのフロム・ザ・バレルなどが後熟を使っています。

通常、後熟に使われる容器は、非常に大きなステンレス製容器、またはもともと原酒が眠っていた樽だったのですが、今回のバランタイン7年では後熟用に別の新しいバーボン樽が用意されているのです。

これは非常に興味深く、新しい方法です(詳細は明かされていませんが、見た目から恐らく1st fill Bourbon Barrelで後熟)。
7年間バーボンバレルで後熟され、スコッチウイスキーの深みとバーボン樽由来の甘いキャラメルや蜂蜜、爽やかな赤いリンゴのような風味が組み合わされた今までにないバランタインとのこと。 バーボン樽熟成スコッチウイスキーや、バーボンが好きな方は試してみる価値はあります。

バランタイン 12年

バランタイン 12年

熟成年数12年以上のモルト・グレーン原種をブレンドしたバランタインです。

ファイネスト同様、50種類近い原種が使われています。

ファイネストはスモーキーでやや荒々しくドッシリとした味わいがありましたが、12年はそれが抑えられ蜂蜜やバニラのような華やかな香り、よりエレガントな風味が漂うバランスの取れたボトルになります。

しかしアフターテイストにはアードベッグに由来するかのような海藻のような潮気が残り、一筋縄ではいかないボトルです。

飲み口はスムース、しかしクリーミーな風味が充実感を与えてくれます。

飲み方はストレート、またはロックがお勧めです。

2017年にはザ・スコッチ・ウイスキー・マスターズにて金賞に輝きました。

バランタイン ハードファイヤード

バランタイン ハードファイヤード

2017年の10月にリリースされた比較的新しいボトル。

こちらは原酒を熟成させる樽が通常とは違い、内側を焦がす(チャー)作業をまだ原酒が付着して乾燥していない状態で行います。

その為工程後の樽の内側には強い焦げ目が付きます。このことをバランタインではハードファイヤードと呼んでいるのです。

香りは青リンゴ・ドライプルーンの後にハードファイヤード特有の濃厚なバニラが押し寄せます。また味わいもレーズンの甘みが非常に強く、豊かなバニラを堪能できる個性豊かなボトルです。

原酒が若いのでややアルコールアタックも感じますが、リーズナブルで満足度の高い一品。

バランタイン バレルスムース

バランタイン バレルスムース

2019年1月に発売されたラインナップ。上記のハードファイヤードに代わって登場したモデルです。

樽の内側をチャーしたアメリカンオークの樽でバレルスムース専用にブレンドされた原酒をフィニッシュさせた一品。

洋ナシ、シトラス、バニラ、カラメルのアロマ。少しだけスモークを感じますが、これは焦がした樽由来の煙のような印象。

原酒は若いと思いますが、口当たりはなめらか。赤いリンゴ、はちみつ、少しのタンニン。

余韻はウッディで中くらい。カカオのようなイメージも。

最近アイリッシュなどでも多用される、焦がした樽でのフィニッシュもの。
バレルスムースの名前にふさわしいような味で、甘みが強いブレンドと思いました。

バランタイン 17年

バランタイン 17年

1937年に発売されて以来、高い人気を誇る17年もののバランタイン。

40種類以上の酒齢17年以上のモルト・グレーン原酒をブレンドして作られたボトルです。

中でもグレンバーギ、ミルトンダフ、スキャパ、クレントファースを主軸のキーモルトとしてブレンドしていると言われています。

香りはバニラ、カカオ、オレンジ、かすかにスモーク。口に含むと蜂蜜のような華やかな香り、そしてダークチョコレートのビター、そしてフィニッシュはスモーク、ピート。

短いながらも、心地よいウッディな余韻もしっかり楽しめます。

長期熟成の原酒からくる樽香、ふくよかな甘み、そしてスモーク感。非常にバランスのとれた上品かつ複雑な味わいで、ウイスキー通も納得の一本。

2017年にはIWSCにて金賞に輝いています。

バランタイン17年 トリビュートリリース

バランタイン17年 トリビュートリリース

2017年に80周年を迎えるのを記念して発売された、日本限定商品「バランタイン17年 トリビュートリリース」。

通常のバランタイン17年は、熟成にはアメリカンオーク樽を中心に使用していますが、それに加えヨーロピアンオーク樽とファーストフィルのアメリカンオーク樽を使用。

冷却ろ過を行わないノンチルフィルタード製法で、アルコール度数も48度と通常の17年よりかなり飲みごたえを強くしています。

この機会に編集部でもバランタイン17年の新旧飲み比べを敢行。

バランタイントリビュートリリースとバランタインのオールドボトルの比較

オールドボトルの味わいは流石でしたが、トリビュートリリースもそれに負けないくらい強い香り立ちで熟れたナシ、ジューシーな赤リンゴを感じさせました。

味わいはナッティでドライ。麦芽の芳ばしいビター感とウエハースに挟んだバニラの甘さ。シナモンのスパイスが心地よい。

余韻もまろやかで長く、温かい。アルコール度数を48度にしたのはとても正解だったんじゃないかなと思いました。

バランタイン 21年

バランタイン 21年

こちらは酒齢21年以上のモルト・グレーン原酒をブレンドして作られたボトル。

2007年にリリースされた比較的新しい上位クラスのラインナップです。

味わいは17年のアップグレード版。17年の風味や余韻をより濃厚にして、かつスムースな飲み口になったと言えます。

香りはバニラをベースに、青リンゴのような爽やかでフルーティな香りが加わっています。

口に含むとレーズン、蜜のようなふくよかな甘みが支配しますが、薬草のようなスパイスも感じられます。その後に青リンゴの爽やかさが訪れ、フィニッシュはほんのりとスモーク、磯の香り。

なめらかで飽きの来ないミディアムボディのウイスキーです。シェリー酒のような甘く長い余韻も特徴的。

2016年にはIWSCにて最優秀金賞を受賞された世界的に評価の高いボトルです。

バランタイン 23年

バランタイン 23年

免税店で発売されている23年もののバランタイン。
100%アメリカンオークで23年熟成された原酒が使われており、グレンバーギーのシングルモルトが高比率でブレンドされています。

編集部未飲のため、オフィシャルテイスティングノート掲載。
クリーミーなバニラの風味と、洋ナシや林檎のフルーティな香りにシナモンのスパイスが調和し、果物の甘い風味、煮込んだ梨のアロマとバニラクリームが香り立つ味わいです。

バランタイン 30年

バランタイン 30年

32のモルトと5種類のグレーン原酒をブレンドした30年ものの贅沢なボトル。

シリーズで最上位のラインナップとなります。

長期熟成原酒の織り成す、複雑で芳醇な味わいは加水することにどんどん花開き、様々な一面を見せてくれます。

香りは開くまでやや時間がかかる印象で、時間の経過と共にレーズン、バニラ、かすかなスモークを感じます。

口に含むとシェリー、ビターチョコ、あんず、ドライフルーツのような甘みが絶妙なバランス感覚で迫ります。

フィニッシュは青リンゴ、かすかな潮の香り、そして円熟した樽香の余韻が長く続きます。

オールドボトルは43度だったので、少しアルコール度数は低くなりましたが、非常に高尚な味わいのボトルです。

飲み方はストレートで少しずつ加水しながら変化を楽しむと良いでしょう。

バランタイン 40年

バランタイン 40年

至高のブレンデッドウイスキー、バランタインよりついに40年オーバーのボトルがリリース。

2012年9月よりアジアのマーケットを中心に毎年100本ずつリリースされています。

40年…というと、これは飲み物ではなく、もはや「ロマン」です。
約半世紀。人の平均寿命は今はちょいと延びましたがだいたい80年くらいです。それの約半分、最低40年も寝かされたウイスキーというと実感が持てるでしょうか。

ウイスキーは樽熟成によって素晴らしい味わいを得られることもありますが、熟成するほど失うものもあります。
それは蒸溜当時の原料由来の味や、発酵、蒸溜由来の要素です。

40年以上樽で寝かせた原酒となれば、どんなに原酒のポテンシャルが高くとも、もともともっていた成分を残しておくことは難しいでしょう。熟成中の温度や湿度、樽の管理など様々な要素が絡み合い、バランタイン40年を構成する要素となっているのです。

最近はウイスキーの長期熟成品がポンポン発売されてますが、それらは非常に貴重で、ロマンが詰まっているのだと改めて思います。
このバランタイン40年をもし読者の誰かが飲むことがあれば、そういったロマンを感じていただければと思います。

なんかただ「ロマン」を語っているだけになってしまいましてね。そうです、編集部は誰も飲んだことがございません(笑)

バランタイン マスターズ

バランタイン マスターズ

2014年6月に発売されたラインナップ。

第3代マスターブレンダー Jack Goudy(ジャックガウディ)氏がプライベートで飲むためにこしらえたレシピを再現したボトル。

バランタインの世界的拡大に貢献し、45年もの間ブレンダーの仕事に従事したジャック氏に感謝し、第5代マスターブレンダー Sandy Hyslop(サンディヒスロップ)氏が作り出しました。

香りは干し草、バニラ、ブラッドオレンジ、ほのかにシェリー樽由来のスパイシーなアロマ。

口当たりはクリーミーで軽快。味わいもフルーティーでオレンジや瑞々しいナシのような印象。

「長期熟成モルト原酒と軽やかなグレーン原酒をブレンド」ということですが、17年よりはアルコールアタックが強くドライな印象です。

バランタイン リミテッド

バランタイン リミテッド

初回発売時好評を博した為に再販が行われ、日本では2度にわたって発売されたバランタインリミテッド。

熟成年数の表記はありませんが、1本1本シリアルナンバーで管理され、熟成年数30年以上という希少な長期熟成モルトが一部使用されているといいます。

香りは、甘く華やか、実にモルティ。バニラ、カスタードクリーム、クッキー、洋梨、オレンジ、リコリス、クローブ。
口に含んだ味わいは、バニラ、清涼感のあるハーブ、チョコレート、キャラメル、洋梨。 余韻や鼻抜けに感じる香りは、生姜、やや煙たいスモーク。

バランタインらしい甘く良質な麦を食んでいるかのようなスタートからスパイシーな変化。フィニッシュにわずかなスモーク。

評価高いだけあります。シンプルに美味いし、上手い。

バランタイン クリスマスリザーブ

バランタイン クリスマスリザーブ

年末一大イベントクリスマスシーズン限定ボトル「バランタイン クリスマスリザーブ」。

最近は毎年クリスマス前に登場していますね。クリスマスプレゼントにおすすめなウイスキーとしてもちょっと紹介しています。

パッケージデザインにも、「雪」「結晶」「聖夜」が描かれており、煌びやかなデザインです。

香りは、シェリー、レーズン、イチジク、砂糖菓子、ナッツ、サクランボ、黒糖。

味わいは、甘いがやや刺激味(アルコール由来)、キャラメル、オレンジ、リンゴ、洋梨、チョコレート、生姜。

余韻や鼻抜けに感じる香りは、酸味が続き、オレンジ、白胡椒、みかん、ダークチョコレート。

全体的に通常品よりもシェリー樽の構成が多いです。 寒い季節用につくられたイメージですね。

ハイボールや水割りよりはホットやストレートがよさそうです。

バランタイン ブラジル

バランタイン ブラジル

バランタインにライムを漬け込んだリキュールがあることをご存知でしょうか?

この「バランタイン ブラジル」は、バランタインにブラジル産のライムピールを浸漬したもので、香りや味わいにバランタインのクリーミーで優しく香る甘いバニラや、ライムピールの爽快感が特徴のリキュールに仕上がっています。

スコットランドの伝統と、ブラジルの活気に満ちた情熱を融合させたブラジリアンバランタインです。

バランタイン パッション

バランタイン パッション

トロピカルなウイスキーが好きであれば試してみる価値があるかもしれません。

上記のブラジルの後発として、エキゾチックフルーティなバランタインリキュールが販売されました。

柚子、パッションフルーツエキスを漬け込んだそうです。

未飲ですので公式コメントを訳しました。

香りは甘く熟したマンゴーと桃。 味わいはフルーティで、メロン、グレープフルーツ、キウイ。 余韻は長く、少しスパイシーだが甘い。 アイスティーと混ぜ合わせて南国を感じてください!

バランタイン ファイネスト ジョシュア・ヴィデス・エディション

禁酒法時代をデザインした限定ボトルが発売!

バランタインが2020年に世界的に展開したキャンペーン「Stay True:There’s No Wrong Way」のコレボレーションボトル「バランタイン ファイネスト ジョシュア・ヴィデス・エディション」。
ジョシュア氏の特徴的な白黒のタッチで、デザインされた限定ボトルは、1920年代初頭のアメリカ禁酒法時代の厳格な禁止措置を回避する方法として、ブリーフケースに納まり不審感のないデザインで表現されています。

絵っぽく見えるのですが、こちらのデザインを見ると、納得なのです。ほかにもバッグやグラスもデザインされています。

バランタイン・シングルモルトシリーズ

2018年1月、バランタインのキーモルトの中でも、特に特徴的な蒸溜所を選抜し、シングルモルトとして発売された「バランタイン・シングルモルトシリーズ」。

このシリーズは190年の歴史を有するバランタインブランドで初のシングルモルトとしてのリリースです(恐らくブレンデッドウイスキーとしても初の試み)。

グレンバーギー 15年

バランタインシングルモルトシリーズ グレンバーギー 15年

グレンバーギーは、スペイサイド地方にある蒸溜所で、アメリカンホワイトオーク樽のみで熟成された原酒が瓶詰されています。

香りはフルーティであり、麦の甘さをたっぷり感じます。乾いた木、モルト、黒糖、マジパン、ナツメグ、シナモン、オールスパイス、シロップ、酸味を感じるフルーツ、ブドウ、青リンゴ、洋ナシ、アーモンド、そして少々ですが草っぽい印象もあります。

口に含んだ味わいは、フルーティーでスイート。非常に柔らかく飲みやすい。
キャラメル、バニラ、ホワイトチョコレート、白胡椒や生姜、焼きリンゴ、ケミカルなライチ、ナツメグ、モルト。

余韻や鼻抜けに感じる香りは、スパイシーでフルーティな余韻がキレ良くあります。焦げ、土、砂糖水、オレンジ、ナツメグ、モルト。

ちょっとマニアックな話をするとここ最近リリースされているボトラーズのグレンバーギーを飲むと1998年前後に蒸溜されたグレンバーギーにはケミカルな香味特性を捉えていました。この「バランタイン・シングルモルト:グレンバーギー15年」は2002年以前に蒸溜されたものと考えますが、やはりケミカルな印象があります。

これ以降のグレンバーギーはケミカル感が薄いので、理由として考えられるとすれば、グレンバーギー蒸溜所が2002年中頃から終盤まで行った増量生産がきっかけなのかなと思っています。
生産量の増減と作られる原酒状態の関係は切っても切れないものと捉えていますが、もしかしたらそれが原因になっているかもしれません。

何はともあれ、今までケミカルを感じるグレンバーギーはボトラーズブランドのものしか楽しめなかったですが、こういったリリースがあると色々な考察ができてマニア的にもとっても嬉しいのです。

ミルトンダフ 15年

バランタインシングルモルトシリーズ ミルトンダフ 15年

ミルトンダフは1936年以来、バランタイン社の所有となっており、今なお飲むことができる最古のバランタインは、この買収の頃の原酒が使われていると考えられています。

また、1981年までに使われていた蒸溜器はローモンドスチルというもので、ミルトンダフの独特な風味に貢献していましたが、現在ではストレートヘッドタイプが用いられ原酒が作られています。

香りは、フレッシュでモルティ。
蜂蜜、シロップ様の甘味を感じる香り、モルト、シリアル、レモン、ジャスミン…スイカズラのよう、アップルシナモン、ホワイトチョコレート。

口に含んだ味わいは、ほろ苦く、モルト、焦げ、キャラメル、胡椒、ややスモーキー。余韻や鼻抜けに感じる香りは、オレンジ、リンゴ、黒糖。

ノンピーテッド麦芽を使用し、フルーティかつスパイシーな甘さの原酒で、バランタインの骨格、基礎部分の形成を担当しています。

グレントファーズ 15年

バランタインシングルモルトシリーズ グレントファース 15年

グレントファース蒸溜所はスコットランドのスペイサイド、キースにほど近い場所にあります。
周囲の丘を流れる湧き水が豊富なこの場所で、グレントファースのもつ豊かな味わいと甘美な余韻が育まれます。

香りは、フレッシュでスウィーティ。
蜂蜜、洋梨、乾いた木、レモン、マシュマロ、ラズベリー、ややグラッシーで草っぽく、そしてスモーキー。

口に含んだ味わいは、蜂蜜、青りんご、洋梨、ライム、革製品、グラッシーで草っぽい。

余韻や鼻抜けに感じる香りは、ややオーキーで乾いた木、バニラ、レモン。

なめらかで繊細な後味とベリーやナッツの香ばしさは、バランタインのラスト、フィニッシュ部分の形成を担当しています。

グレンバーギー 18年

バランタインシングルモルトシリーズ グレンバーギー 18年

グレンバーギー18年のリリースはバッチ001が2019年。上記3つより少し遅れてのリリースでした。
逆算すると最低2001年以前の原酒が使われていることがわかります。

香りはフルーティーで甘くバニラ、赤リンゴ、オレンジ、蜂蜜、麦芽を感じます。

口当たりだけやや水っぽさがありますが、梨、オレンジ、グレープフルーツ、青りんごのフルーティなフレーバー、そして乾いた木、黒糖を感じます。

余韻や鼻抜けに感じる香りは、バニラ、オレンジ、蜂蜜、梨、乾いた木。

シングルモルトシリーズの中で、このボトルは最後に飲んでほしいボトルです。ひと際熟成感が高く、最後の締めにはピッタリですよ。

バランタインのおすすめの飲み方

オーツカ
では最後に編集部のオーツカがおすすめの飲み方をまとめます

スタンダードスコッチの代表格といえばバランタイン。

スタンダードボトルであるファイネストを普段から飲み親しんでいる人も多いかと思います。

とにかく試してもらいたいのは究極のスコッチと誉れ高い「17年」です。

ハイランド、ローランド、アイラ、アイランズ、スペイサイドのモルトを40種以上使用したとても複雑で甘やかフルーティーなウイスキーで、これでウイスキーにハマったという方も多数。

飲み方はロック、もしくはストレートがおすすめです。

食中にハイボールもよいと思います。薄いグラスを使って贅沢に楽しみましょう。

 

バランタインが初心者から玄人まで愛される理由は、飲み進めていけばわかります。

ファイネストから30年ものまで一貫した方向性とストーリーがあり、バランタインというブランドが目指したバリューを垣間見ることができます。

オールドボトルも人気があり、通販やオークションなどで頻繁に取引されています。

1950年~60年代に流通した赤白紋章ボトルをはじめ、1970年代に流通した赤青紋章ボトル、それ以降の青旗時代とそれぞれの時代にファンがいて、古き良きを楽しんでいます。

まだ手に入るもの、バーで飲めるものも多いので、時代による味の変遷や微妙な原酒構成の違いを確認してみるのも一興です。

過去のものほど内陸系のどっしりとしたピートや穀物の深い甘み、干し草のようなスモーキーさが感じ取れると思います。

長熟原酒が不足している昨今、安定したクオリティで30年ものを出し続けられるその姿勢にはただただ感服です。

これからもバランタインはブレンデッド・スコッチの代名詞的な存在として君臨し続けることでしょう。

バランタインお試しセット 30ml~100ml

バランタインお試しセット

お得なバランタイン3種の飲み比べセットです。

バランタインを一度に飲み比べてみたいという方はぜひ。

  • バランタイン 17年 (40度)
  • バランタイン 21年 (40度)
  • バランタイン ブレンデッドモルト 12年 (40度)

30mlセットと100mlセットから選べるので、少しずつ飲み比べて、バランタインの傾向を掴んでください。

 

バランタインキーモルトセット 30ml~100ml

バランタインキーモルトセット

バランタインを構成する個々のキーモルトを楽しめる「バランタイン・シングルモルトシリーズ」より国内発売品全3種の飲み比べセットです。

  • バランタイン シングルモルト グレンバーギー 15年 (40度)
  • バランタイン シングルモルト ミルトンダフ 15年 (40度)
  • バランタイン シングルモルト グレントファーズ 15年 (40度)

バランタインが好きな方はこれを機にひとつひとつのキーモルトを学んでみましょう!

 

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