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エドラダワーを学ぶ!味や種類、おすすめの飲み方

エドラダワーを学ぶ!味や種類、おすすめの飲み方

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オーツカ

ざっくり覚える!

エドラダワーはスコットランドのハイランド地方にて作られるシングルモルトウイスキーで、スコットランドでもっとも規模の小さい蒸溜所として有名でした。
しかし、2018年に第二蒸溜所を開設したので、年間生産量は倍以上になっています。

創業は古く1825年。
歴史の深い由緒正しき蒸溜所で、度々オーナーが入れ替わりましたが、2002年にボトラーズのシグナトリー社がオーナーになり、人気蒸溜所に。
グレーの屋根に白塗りの外壁、真っ赤なドアの建物はとても可愛らしく、ビジターセンターには毎年10万人以上が訪れます。

以前はハウス・オブ・ローズやキングスランサムなどのブレンデッド用として原酒を提供していましたが、シグナトリー社がオーナーとなってから作られる原酒はほぼ全てシングルモルトとなりました。同じエドラダワー蒸溜所でつくられるへビリーピートのバレッヒェンも人気銘柄です。

 

おすすめの飲み方・飲み進め方

オーツカ

マッカランやグレンファークラス、グレンドロナックなどの影に隠れていますが、ほどよいシェリー系モルトとして人気の高いエドラダワー。

スタンダード品は以前トールボトルで販売されていました。
トールボトル時代はパフューミー(おしろいのような甘ったるいフレーバー)が強く、好き嫌いの分かれるウイスキーでしたが、現在のモノはその傾向が少し薄まり、クリーミーでなめらか。ナッツの芳ばしさと、旨味の強いシェリー感が魅力です。

口当たりはライト寄りなのですが、コクの強いウイスキーで酒質は太く頑丈なほうだと思います。
そのせいもあってか「ストレート・フロム・ザ・カスク」シリーズをはじめ、多くのワイン樽熟成、ウッドフィニッシュを用いています。

シェリーカスク、ワインカスク共に、エドラダワーのクリーミーな個性と結びついて、非常にリッチ。順に味わっていきたい面白みを秘めています。

 

おすすめの飲み方はストレートかトワイスアップ。ただあまり水を入れすぎないこと。
ぜひ「クリーミー」とか「ミルキー」と呼ばれるエドラダワー特有の植物性油脂フレーバーを堪能していただきたいです。

 

オールドボトルはいわゆるパフューム香やソーピーと呼ばれるフレーバーを体感できます。

「うがあ!ニガテ!」って人もいれば、「香水みたいでいい匂い~」って人もいると思います。

過去エドラダワーが使われていたブレンデッドウイスキー(ハウス・オブ・ローズ、キングスランサム、クラン・キャンベル)あたりにもそのパフューミーさは垣間見えるので、こちらも見つけたらぜひ味わってみてください。

エドラダワーの発祥と歴史

どこで作られているのか?

エドラダワー蒸溜所はハイランド地方の玄関口となるピトロッホリーの町から東に3kmほど離れた小さな集落のある高台に建っています。
「エドラダワー」とは蒸溜所のそばを流れる「エドレッドの小川」または「2つの小川の間」といった意味からとられたとされています。

1825年に地元の農夫たちがアソール公から土地を借り入れして作られたのが始まりでした。

保養地として有名なピトロッホリーは、かつて明治時代の文豪、夏目漱石がロンドン留学時代の1902年に訪れた地でもありました。

漱石にとって印象が悪かったロンドン留学ですが、その中で唯一印象が良かったのがピトロッホリーの地だといいます。
(ただし、漱石が訪れた時代はちょうどエドラダワー蒸溜所は閉鎖してる時期でした)

エドラダワー蒸溜所は何度もオーナーは入れ替わったものの、製法は創業当時とほぼ変わっていません。

フロアモルティングこそ行われていないものの、糖化槽や発酵槽、ポットスチルは創業当時のものが使われています。

生産部門のスタッフは3人で一週間に作られるスピリッツはわずか14樽(250ℓホグスヘッド換算)。
これはスコットランドの平均生産量の40分の1程度で、他の蒸溜所が1週間かけて生産するスピリッツ量をエドラダワーは1年かけて生産することになります。

日本では「イチローズモルト」で有名な秩父蒸溜所がこのエドラダワーをモチーフにしていることでも知られています。

2018年には第二蒸溜所を開設したので、年間生産量は倍以上の26万リットルとなっています。

蒸溜所の規模は小さいもののウェアハウス(熟成庫)は非常に大きく、オーナーであるシグナトリー社が買い付けした数千にも及ぶ様々な樽が庫内の至るところに置かれています。

また年間9万ℓという生産量は業界最少ですが、見学者・観光者の数は年間約10万人で、こちらはスコッチ業界最多となっています。

エドラダワーの歴史

エドラダワーの創業は1825年とされていますが、実際に蒸溜所の建設が始まったのは1837年でした。
これはアソール城の古文書の記録でわかります。
当時の農夫たちの共同組合が、ランド・オーナーであるアソール公爵宛てに土地の借り受け許可の手紙を出していたことが記されているのです。

蒸溜所は1933年まで農業協同組合の元で運営され、同年エジンバラのウイスキー・ブレンダー、ウィリアム・ホワイトリー氏に買収されます。

ウィリアム・ホワイトリー氏はバイタリティ溢れるビジネスマンで、アメリカでマフィアの大ボス、フランク・コステロ氏と契約を結び、大量のスコッチウイスキーを売りさばいていました。

マフィアの大ボス、フランク・コステロ氏

コステロといえば「暗黒街の首相」としても有名で「アメリカナイズされたマフィア」の象徴的人物ですね。

当時アメリカは禁酒法時代、スコッチは飛ぶように売れたわけです。

 

ホワイトリー氏はブレンダーとしても超一流で、100近いブレンデッドスコッチを世に送り出してきた人物でもあります。

「スコッチの司祭」とも呼ばれた彼が作り出したブランドには「ハウス・オブ・ローズ」「キングスランサム」「クラン・キャンベル」がありますが、こちらのキーモルトとしてエドラダワーのモルトが使われていました。

©William Whiteley&Company

ホワイトリー氏は1938年に引退、次のオーナーはアメリカ人でホワイトリーが持っていた別会社に投資していたアーヴィン・レイム氏が務めます。

彼はマフィアのドン、カステロ氏と繋がっており、実質エドラダワー蒸溜所はレイムが亡くなった1976年までマフィアの傘下にあったといえます。

レイム氏の没後、蒸溜所は1982年にペルノ傘下のキャンベルが買収。

2002年にボトラーズ会社シグナトリー社がオーナーとなり現在に至ります。

シグナトリー社とは

シグナトリー社

シグナトリー社はスコットランドのボトラーズ(独立系瓶詰会社)です。

ボトラーズは各蒸溜所からウイスキーを樽ごと買い取って中の原酒をさらに熟成させたり、樽を交換してみたり、ブレンドを繰り返したりしてオフィシャルにはない独自の味を追及している会社を指します。

シグナトリーの創業は1988年。
エジンバラでホテルマンとして働いていたアンドリュー・サイミトンが彼の弟のブライアンとともに立ち上げました。

ボトラーズらしいユニークで珍しいボトルをリリースしており、その名はウイスキー業界にあっという間に広まります。

しかしアンドリュー氏の夢はいつか自分の蒸溜所を持つこと。

それまでスキャパ、グレンタット、アードベッグなど様々な蒸溜所の獲得に奔走しますがことごとく失敗に終わっていました。

そんな彼らが2002年にようやく手にしたのが、歴史と情緒に溢れた小さな蒸溜所「エドラダワー」だったのです。

シグナトリー社は世界的に有名なボトラーズとして、様々なウイスキーを市場に投入しています。なので、エドラダワーの広大なウェアハウスにはシグナトリー社が各地から取り寄せた珍しい樽がゴロゴロ転がっていると言われています。

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エドラダワーの製法(作り方)

エドラダワー蒸溜所

エドラダワーの仕込みはワンバッチ1トンの麦芽を使用します。

糖化槽は鋳物製のオープンタイプのもので1回の仕込みで6,000ℓの麦汁を抽出。

これをオレゴンパイン製の発酵槽(2基)に入れ、発酵を促します。

糖化槽はなんと1900年製、100年以上前から使われている年代物です。

そして最も驚きなのは1934年製のモートンタイプのオープン・ワーツクーラーが現役で使われていること。

これは麦汁を冷やすための装置で、今や博物館でしかお目にかかれないような代物です。しかし老朽化が著しく2009年に一部新しいものに交換されているようですね。

使用されるポットスチルは初溜・再溜の各1基ずつ(計2基)。

いずれもスコットランドで最小のスチルで特に再溜用の釜は張り込み量約1800ℓと関税当局が認める最少サイズのものを使用しています。

ウイスキーの密造を防ぐため、スコットランドではこれ以下のサイズのポットスチルを使用することが禁止されているのです。

使用される熟成樽ですが、こちらはシグナトリー社が取り寄せした様々な樽が使用されます。

バーボン樽をはじめ、ポート、マルサラ、マディラ、シャルドネ、ボルドー、シェリー各種。

ボトラーズであるシグナトリーのネットワークを活かし、様々な樽を使い多様性のある味わいを表現しています。

エドラダワーの種類/ラインナップ 

エドラダワーのラインナップは限定商品も含めかなり多いです。

さすがはボトラーズのシグナトリー社。ラベルや装飾にもこだわって、さまざまなモデルをリリースしています。

クラシックレンジ

手に入りやすいクラシックレンジ。
ちなみにエドラダワーはクリームリキュールなども販売しています。

エドラダワー 10年

エドラダワーのスタンダードボトルです。

個性的な雰囲気をまとうウイスキーで、「クリーミー」という言葉がよく似合います。

カルピスのような乳酸飲料に石鹸を加えたようなフレグランス香。

コーヒーフレッシュのような油分があり、口当たりもミルクチョコレートのよう。

味わいはとろりと甘く、オレンジのような柑橘を感じた後に、キャラメルナッツ、スニッカーズのような味わいを感じます。

最後の最後までミルキーなイメージが続きます。

デザイン性に優れたボトルでバックバーにも映えますね。

エドラダワー アンチルフィルタードシリーズ

こちらはシグナトリー社の人気シリーズ「アン・チルフィルタード・コレクション」。

シグナトリー社のラベルは通常レタリングの文字のみで書かれていますが、このボトルだけ蒸溜所のスケッチがデザインされています。

またラベルの「Scotland’s Smallest Distillery」(スコットランドで1番小さい蒸溜所)という文字も見逃せません。

様々な熟成年数のものがありますが、概ね10年前後。

香りは濃厚なオレンジ、プラム、コーヒーガム。エドラダワーらしいクリーミーで滑らかな口当たりが特徴的。

味わいは、香り同様のオレンジやプラム、コーヒーガムの甘み。スタンダード品よりもグッとビターで味わい深いエドラダワーが楽しめます。

いずれも濃厚でしっかりとした風味を堪能することができます。

エドラダワー 12年 カレドニア

こちらはスコットランドのシンガーソングライターのDougie Macleanの曲「カレドニア」をボトル名に掲げたもの。

スタンダードの10年ものに比べるとはるかにリッチで力強い風味となります。

こちらは酒齢10年以上のヴァッティングした原酒を最低42ヶ月(長い!)オロロソシェリー樽でフィニッシュ。

香りはレーズンパン、シナモン、オーキー。

味わいはカカオチョコ、ミルクチョコレート、ラムレーズン、ベイクドオレンジ、後半にミントやユーカリのハーブ。

エドラダワーのミルキーさにフルーティさとスパイシーが加わった複雑性の高いボトル。

あまり知られていませんがレベル高いです。。

カスクストレングス

エドラダワーの原酒を直接味わえるカスクストレングス。
非常に風味が強いのが特徴的。以下には明記しませんが、オロロソシェリーカスクの18年、ソーテルヌフィニッシュの18年、ペドロヒメネスフィニッシュの26年なども存在します。

エドラダワー イビスコシェリーマチュアード カスクストレングス

700ml詰めのイビスコデキャンタのシリーズ。カスクストレングスでボトリングされています。

濃厚シェリーなエドラダワーが飲みたい!と思った人にはうってつけのシェリーカスク。バーボンも出ていますが、シェリーのほうが人気のイメージ。
12年熟成なども販売されました。

エドラダワーの持つクリーミーなイメージにもったりとした濃いシェリー感が乗っています。

香りはシェリーが強く、プラム、すももジャム、キャラメル。

味はオイリーな口当たりでクリーミー、チョコレートフォンデュのよう。シェリー強めで長い余韻。

エドラダワー イビスコバーボンマチュアード カスクストレングス

定評のイビスコデキャンタからリリースされたバーボンカスク。

2010年頃より発売が開始され、現在は13年ものなどが流通しています。

スタートはやや固いものの、エドラダワーのミルキーさの中にココナッツやトロピカルフルーツ、ハチミツ、バニラのアロマが乗っています。

飲み口は温かく、懐が深い。マンダリンオレンジ、ドライフルーツ、アーモンド、ナッツのフレーバーが続きます。

ハイボールにしてもおいしいです。

エドラダワー 10年 ストレートフロムザカスク

エドラダワーの「ストレート・フロム・ザ・カスク」シリーズのひとつ。

10年熟成のシングルカスクで、シェリーバット熟成。

「ストレート・フロム・ザ・カスク」は総じて濃縮感がありますが、こちらはその中でもトップクラス。

エドラダワーのシェリー樽特有のプラム感、ミルクチョコレート感が満載です。

石鹸っぽさは影を潜めており、じっとりまったりと満足感の高いシェリーカスクです。

今思えば、かなり銘酒だったのでは?

食後に少量って感じがおすすめです。

ワイン樽フィニッシュ

エドラダワーの真骨頂ともいえる、ワインカスクフィニッシュ。

人気の『ストレート・フロム・ザ・カスク』シリーズはバーボン樽とワイン樽で熟成されています。

エドラダワー バーガンディーカスクフィニッシュ

エドラダワーの誇る名シリーズ「ストレート・フロム・ザ・カスク」の中の1本で、ボルドー赤ワインの樽でフィニッシュしたボトル。

加水無し、カスクストレングスにてボトリングを行なっているため、エドラダワー本来の豊かな風味を味わえます。

ややビターなタンニンが味わえるエドラダワーで、香りはカカオ、プラム、ココア。

味わいはラムレーズン、オレンジピール、ナッツ入りのビターチョコ。

口当たりはクリーミーでハーブのスパイスが後半に訪れます。

エドラダワー シャルドネカスクフィニッシュ

バーボン樽で熟成した原酒をシャルドネの樽でフィニッシュしカスクストレングスにてボトリングした「ストレート・フロム・ザ・カスク」の中の1本。

香りはバニラ、グレープフルーツ、カシューナッツのようなニュアンスも。

ハニーアーモンドの香ばしさと甘み、バターのコク、レモンピールやグレープフルーツの爽やかさが鼻腔をくすぐります。

後半はハーブのスパイシー。

白ワイン樽フィニッシュ特有のフルーティ&スウィートなボトルです。

エドラダワー マディラカスクフィニッシュ

こちらも「ストレート・フロム・ザ・カスク」の中の1つで、マディラワインの樽でフィニッシュし、カスクストレングスでボトリングしたもの。

香りはレーズン、オレンジ、プラム、麦芽クッキー。ややハチミツ。

味わいはレーズン&プラム、オレンジやシトラス、後半にミント系の爽やかなハーブが訪れます。

バーガンディよりはタンニンの渋みが強くなく、落ち着いた果実味とスパイシーが心地よく同居したボトル。

エドラダワー ポートカスクフィニッシュ

数ある「ストレート・フロム・ザ・カスク」中の1本でポート・ワイン樽でフィニッシュし、カスクストレングスでボトリングしたボトルしたもの。

そのラベル通りに赤い果実感があり、香りは焼き林檎、プルーン、カシス、カカオ。

味わいはカラメル、トフィー、蜂蜜、りんごのコンポート、後半にナッツ、ミント、ユーカリなどのハーブが感じられます。

日本で販売されているところはあまり見たことありません。

エドラダワー ソーテルヌカスクフィニッシュ

こちらも「ストレート・フロム・ザ・カスク」の1品で、ソーテルヌ(シャトー・リューセック)の樽でフィニッシュしたボトル。

カスクストレングスにてボトリングしています。

フランス、ソーテルヌ地方で作られる極甘の貴腐ワイン樽からの影響が著しく現れた強い甘みとスパイシー&ハービーな味わいが特徴的なボトルです。

ソーダストリームの体験記事

ワイン樽熟成(ワイン樽のみ)

ワイン樽のみで熟成したシリーズで、〇〇マチュアードとつきます。

以下に紹介する以外にソーテルヌカスクマチュアードやルビーカスクマチュアード、ブルゴーニュカスクマチュアードが存在します。

エドラダワー シャルドネカスクマチュアード

シャルドネ樽らしい白ワインの香り、ドライフルーツ、グーズベリー、ミルクキャラメルのフレーバーがあります。

味わいは甘口の白ワイン、そして軽快でフレッシュなベリーが感じられます。

余韻は中くらいですが、ローズマリーやナツメグのようなニュアンスもある高貴なエドラダワー。

エドラダワー ポートカスクマチュアード

「ストレート・フロム・ザ・カスク」のポートフィニッシュに似たイメージ。

100%りんごジュースのような色、香りは赤い果実、リンゴ、クリーム、パイナップル、ブラックチェリー。アニスやクローブなどの甘いスパイス。

味わいはややオイリーな赤ワインのよう。ラズベリー、オーク、ややスモーキーな印象もあります。

かなりしっかりした味わいなので、葉巻を吸う人にも良いかもしれません。

 

オーツカ
エドラダワー蒸溜所ではヘビリーピーテッドタイプの「バレッヒェン」というブランドも出しているのですが、こちらはまた他の記事で。



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