二日酔いに効く「ミラグレーン」の成分とは。副作用や、ダイエット効果の噂はいかに?

「またやっちゃった」という反省の種になるのが、飲みすぎによる二日酔いです。

しかし、飲酒には二日酔いだけではなく肝機能の低下というリスクもつきまといますので、できればそうならない対策を講じておきたいものです。

今回はミラグレーンという内服薬についてご紹介していきますが、この内服薬には二日酔いの改善効果だけでなく、肝機能そのものを改善する効果効能があると書かれています。

 

「ミラグレーン」ってどんな薬?配合成分を紹介

それでは早速、ミラグレーンに配合されている成分から、どのような効果を期待できるのか探ってみることにしましょう。

 

ゴオウ

牛の胆のうなどから採取される希少性が高い成分で、鎮静作用、解毒作用、血圧調節作用があります。

タウリン

タウリンはもともと体内に存在している必須アミノ酸で、肝臓での胆汁生成促進作用を持っています。さらに、コレステロール値の正常化や二日酔いの原因物質・アセトアルデヒドの分解効果も期待できます。

グルクロノラクトン

肝機能の改善、じんましんや湿疹の改善などの効果を期待できる成分です。

イノシトール

ビタミB群とよく似た働きをするといわれる成分で、「抗脂肪肝ビタミン」と呼ばれることもあります。この成分には脂肪肝予防効果のほか、コレステロールの正常化効果も期待できるといわれています。

肝臓加水分解物

牛や豚などの肝臓を加水分解した成分で、肝機能の保護や活性化効果を期待できます。

DL-メチオニン

肝機能の改善効果を期待できる成分です。

トコフェロール酢酸エステル

ビタミンEの誘導体の一種で、血行を促進し、炎症を鎮める働きがあります。また抗酸化作用により過酸化脂質の増加を防ぎます。 

ルチン

ビタミンB群に分類される成分で、血流の改善効果、毛細血管の強化、コレステロール値の正常化などに役立つといわれています。

葉酸

健康な赤血球の生成や細胞分裂に必要不可欠な成分として知られているほか、肩凝りや腰痛、眼精疲労の緩和効果も期待できるといわれています。

含硫アミノ酸成分メチオニン

脂肪肝や慢性肝炎の予防と改善に効果的とされる成分で、肝臓病の治療薬にも配合されていることがあります。

 

漢方ベースの「アルピタン」と比べると結構ケミカルな成分が入っていますね。

このように、ミラグレーンには肝機能の向上効果や脂肪肝予防に効果的な成分が配合されていますので、二日酔いの改善効果を期待できそうです。

また、これだけの成分が配合されている以上価格が高価になりそうなものですが、ミラグレーンの値段は思ったほど高額ではなく、手が届きやすい価格に設定されています。

とはいえ、二日酔い改善用として常備しておくには少々高価な気もしますので、ひどい二日酔いのときの改善薬として用意しておくといいかもしれませんね。

 

ミラグレーンの効能・効果を確認してみると、二日酔い、流行性肝炎、脂肪肝、肝硬変症、黄疸、アルコール中毒、薬物中毒となっています。

薬物中毒ってちょっと怖いですが、効能・効果のほとんどは肝機能の改善となっていますので、ひとまず信頼できる医薬品という捉え方ができるでしょう。

ただ、肝硬変症や黄疸などの重症度が高い症状が現れた場合ではミラグレーンに頼るのではなく、専門的な治療を受けましょう。すでにこれらの症状が現れている方は、自己判断でミラグレーンを服用する前にかかりつけの医師に相談しましょう。

 

ミラグレーンがダイエットに効くというウワサ

よくミラグレーンが痩身やダイエットに効くという噂があるのですが、これは脂肪肝と肥満が抱き合わせで起こる可能性があるから生まれた説があります。

確かにお酒を飲みすぎると肝臓が疲れ、代謝が落ち、太りやすくなる傾向があります。

肝臓の代謝をよくすれば確かに肥満予防にもミラグレーンは役立つかと思います。

しかし、ミラグレーンさえ飲んでいれば脂肪肝や肥満を避けることができるという考え方は間違いです。

ミラグレーンはあくまでも飲酒による弊害の予防や改善サポートのための薬ですので、ダイエット用サプリとして乱用しないように注意しましょう。

 

「ミラグレーン」の上手な飲み方

ミラグレーンの正しい服用方法は、1日3回食後に服用となっていますので、必ずこの服用方法を守りましょう。

また、二日酔いになると食べ物が喉を通らないことがありますよね?しかし、ミラグレーンは医薬品であるため、空きっ腹の状態での服用はおすすめできません。

そのようなときには、以下の方法で試してみることをおすすめします。

 

ビタミンCと同時に摂取する

なにも食べられないと感じたときでも、フルーツなら意外とイケたということってないでしょうか?

二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの分解にはそれに対応した医薬品を服用することが有効ですが、ビタミンCを摂取することも大切です。ビタミンCは強い抗酸化作用があり、アセトアルデヒドの分解促進効果を期待することができるからです。

特におすすめできるのは、柿とりんご。
柿はビタミンCとカリウムを豊富に含みますし、りんごはビタミンCとリンゴ酸、ペクチンなどを豊富に含んでいます。

 

また、フルーツがいいのならジュースでもいいのでは?と思いますよね。
ビタミンCはジュースからも摂ることが可能で、むしろ二日酔い時には飲みやすく吸収しやすいジュースがおすすめです。

 

しかし、ここで注意していただきたいのは、ミラグレーンを服用する際にはジュースではなく、必ず水で服用するということです。

それは、ジュースの種類によっては医薬品との飲み合わせが悪く、それによって医薬品の効果が薄れたり、逆に増幅したりするリスクがあるからです。ミラグレーンを服用する際には必ず水で、ジュースを飲みたいのなら、少しタイミングをずらして飲むことが大切です。

 

注意!「ミラグレーン」の副作用について

ミラグレーンには以下の副作用のリスクがあります。

  • 発疹、発赤、かゆみ
  • 吐き気、嘔吐、胃部不快感、便秘、下痢

 

特に、現在までに医薬品の服用でアレルギー症状が現れた方は、薬剤師とよく相談して購入を検討しましょう。

ミラグレーンは比較的副作用が現れにくいといわれていますが、その可能性はゼロではなく、体質や服用する分量を間違えた場合では副作用が現れることがあります。

また、服用で副作用と思われる症状が現れた場合にはそのまま継続して服用せず、服用を中止した上で内科医に相談してみましょう。

 

ミラグレーンって自主回収騒ぎがあったみたいだけど大丈夫?

ミラグレーンの販売元・福井製薬株式会社では、2017年に出荷した一部のミラグレーンを自主回収しています。

しかし、それは副作用によって重篤な症状が現れたなどのクレームによるものではなく、出荷前の最終製品試験を適切に実施しておらず、成分の配合量が適正ではなかったという理由によるものです。

対象となる製品の最終出荷日は2017年11月14日となっていますので、それ以降の製品であれば問題はないはずです。

もしもこの日付より以前に出荷されたミラグレーンをお持ちの方は、ひとまず福井製薬株式会社に問い合わせてみましょう。

対象製品であれば代金が返金されます。

 

肝臓は沈黙の臓器、飲み方にはくれぐれもご注意を!

脂肪肝や肝硬変は一夜にして発症原因がつくられるわけではなく、毎日の積み重ねによってつくられます。

また、肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、はっきりとした症状が現れたときにはすでに症状が進行している可能性が考えられます。

「ミラグレーンがあるから大丈夫」と安心していると、その安心感から以前よりも酒量が増えてしまうかもしれません。

しかし、それでは本末転倒。

ミラグレーンなしではいられなくなる可能性が高まりますし、酒量が増えたせいで、高血圧や動脈硬化、肥満など、別の症状が現れる可能性も高まります。

 

ついつい飲みすぎてしまうのが人間ですが、その積み重ねで大切な肝臓を壊してしまったら元も子もありません。

ミラグレーンを服用するにしても、基本は飲みすぎないことが大切だということです。

特に忘年会や新年会シーズンになるとお酒の席が増えますので、特にこれらの年末年始のシーズンには飲みすぎてしまわないよう、くれぐれも注意しましょうね。