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ジョニーウォーカーの味や種類/全ラベルセットのご紹介

ジョニーウォーカーレッド・ブラック・ブルー・グリーン・ゴールド・プラチナ

この記事の目次

ジョニーウォーカーの概要

ジョニーウォーカーはスコットランドのキルマーノック発祥のブレンデッド・ウイスキーです。

そもそも「ブレンデッド・ウイスキー」とは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混合したウイスキーで、世界のウイスキー流通量の9割近くがこのブレンデッドと言われています。

ジョニーウォーカーシリーズはスコットランドを代表するブレンデッドであり、世界No.1スコッチウイスキーブランドと呼ばれます。

ジョニーウォーカーのロゴ

ボトルに書かれた象徴的なマスコットは商業デザイナーのトム・ブローンが手がけたもの。

テールのある赤いコートにシルクハット、ヘシアン・ブーツという出で立ちにステッキを持った片眼鏡の英国紳士。

こちらは創業者ジョン・ウォーカーに似せて描かれています。

ジョニーウォーカーのマスコット

現在の販売元は世界トップクラス酒造メーカー、ディアジオ社。

200カ国以上で一年に1億2000万本も売れている、世界で一番売れているスコッチウイスキーです。

日本でもジョニ赤、ジョニ黒などの名称で知られ、手頃な晩酌用としても身近なウイスキーですが、40種類以上の原酒を巧みにブレンドしている技術の結晶がジョニーウォーカーシリーズです。

創業200周年を迎えますます冴える匠の技。

このページではジョニーウォーカーの歴史からシリーズの各ラインナップを徹底解説します。

全ラベルシリーズ飲み比べセットもご用意しているのでぜひご利用ください。

ジョニーウォーカーの発祥と製造場所、歴史の紹介

最初は食料雑貨店からスタート!

1805年ジョニーウォーカーの創業者となるジョン・ウォーカーはスコットランドのキルマーノックという町で生まれました。

1819年父の死をきっかけに農家を辞め、運営が困難となった農場を売却したウォーカー家は、その資金で翌1820年に食料雑貨店をキルマーノックの大通りに建て、営業を開始します。

このお店こそがウォーカー社の創業の原点と言えます。

そう、もともとは食料品店だったんですね。
ちなみに1825年に作られた在庫リストは今も残っており、このリストには、多くのウイスキーはもちろん、様々な種類のお茶、ドライフルーツ、スパイスなど幅広い製品が記載されています。

ジョニーウォーカーのお店

当時若干15歳のジョンは家族の大黒柱として店を切り盛りし、1823年に酒税引き下げのチャンスとみて様々なアルコール飲料を販売して利益を上げます。

そして1825年以降になるとウイスキー販売を事業の中心にするようになり、自身が開設した蒸溜所の後に他に、違う蒸溜所とも取引してヴァッテッドモルトのスコッチ・ウイスキーを製造するようになりました。

そして販売されたのが「ウォーカーズ・キルマーノック」というボトルです。

ウォーカーズ・キルマーノックの瓶

ウォーカーズ・キルマーノックは当時味わいや香りに安定性の無かったウイスキーのイメージを一新

上質で安定性のあるウイスキーとして一定の知名度を獲得しました。

ウイスキー事業を急拡大!

ジョンは1857年、その短い生涯を閉じます。

ジョンの後に息子アレクサンダーがビジネスを引き継ぐのですが、この頃、英国では産業革命の真っ只中。

ついにキルマーノックの町にも鉄道が開通します。
これを好機と受け止め、アレクサンダーは生産設備や流通網を拡大。ウォーカーズ・キルマーノックを売りまくります。息子のアレクサンダーはキルマーノックという小さな町のご当地的なウイスキーを本格的に商品化していったのでした。

1865年まで「ウォーカーズ・キルマーノック」を販売していたウォーカー家ですが、この年(1865年)を機に大量生産に対応するべく新製品を開発します。

それがウォーカーズ・キルマーノックにグレーンウイスキーを配合したブレンデッドである「オールドハイランド(Walker’s Old Highland)」です。
これが現在のジョニーウォーカーの原型とも呼べるウイスキーです。

オールドハイランドは船舶にて遠方への輸送も行い、”wherever ships could sail”の文字通り当時船で行けるほとんどの場所で飲まれるようになりました。

ちなみにジョニーウォーカーの四角いボトルや斜めラベルの礎も、この頃に築かれていました
長い船旅での輸送の際、衝撃による破損からボトルを守るため、荷箱に隙間無くウイスキーを詰め込む必要がありました。それができるよう作られたのが象徴的な四角いボトル。またボトル幅の狭さに合わせ、斜め24度に傾いた個性的なラベルを貼り、商品の目印としたのです。あのボトル形状とラベルを採用したのには理由があったんですね。

ジョニーウォーカーブランドの誕生

たくさんのジョニーウォーカーレッドラベル

ウイスキー製造事業の基盤を拡大したアレクサンダーは1889年に没し、息子であるジョージとアレクサンダー2世が後を継ぎ、1909年にオールドハイランドから「ジョニーウォーカー」へと改称します。

「ジョニーウォーカー」の名称は創業者である祖父ジョン・ウォーカーの愛称からとったものであり、ブランドロゴのシルクハットを被りテイルコートを着てステッキを片手に大股で歩く男性(ストライディングマン)は、粋人として知られていた在りし日のジョンの姿を模したものでもありました。

ジョニ赤をフカボリする記事でも書きましたが、当時は文字を読める人が少なかったことから、ラベルの色でブランドの種類を認識できるように「赤」「黒」「白」と3つのブレンドを作る形でスタートしています。

白ラベル(6年物)はすぐに廃番となりますが、赤ラベル(10年物)、黒ラベル(12年物)はイギリス国内のみならず海外にも展開されていきます。

1920年代には事業の急成長とウイスキーの生産拡大に伴い、スコットランド各地の蒸溜所を次々と買収。第一次世界大戦の混乱期も乗り越え、1934年にはジョンウォーカー&サンズ社は英国王室御用達(ロイヤルワラント)も拝命します。

その後運営会社がいくつか変わり、1997年に現在のブランドオーナーである世界最大手酒造企業ディアジオ社が誕生します。

最近ではダブルブラック、シェリーカスクフィニッシュ、限定版のブレンダーズバッチと次々と新商品を発表。
2021年には世界初となる100%プラスチックフリーの紙製ボトルの導入・発売も発表されました。

ジョニーウォーカーの製法(作り方)

ジョニ赤

現在、ジョニーウォーカーのに使われる原酒はラベルによって異なりますが、軸となるキーモルトは著名なところで

  • カーデュ
  • タリスカー
  • ラガヴーリン
  • カリラ
  • ロイヤルロッホナガー
  • バルメナック
  • ダルユーイン
  • モートラック
  • リンクウッド
  • クラガンモア

あたりでしょうか。

この他にも40~50種類あまりもの原酒をヴァッティング、グレーンウイスキーとブレンドして作られます。

 

ジョニーウォーカーでは約700万樽もの原酒を蒸溜所から買取り保管しています。

その原酒がどこの蒸溜所でいつ仕込まれ、どんな樽でどれだけ熟成したか、1樽ずつ全て管理し、原酒が今どういう状態かを把握しているそうです。

この徹底した原酒の管理こそが伝統あるジョニーウォーカーシリーズの味わいや香りを守っているのでしょう。

40~50種類という蒸溜所の多さに加えて、北はハイランド地方、スペイサイド地方、アイラ島…これだけスコットランドの東西南北、これだけ広範囲の個性豊かな原酒をブレンドしているブレンデッドウイスキーは珍しいと言えるでしょう。

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ジョニーウォーカーのラインナップ

オーツカ
現在販売中である『ジョニーウォーカー』のラインナップ、及び過去販売されていたボトルなどをご紹介していきます。

既に終売してしまった銘柄、原酒不足のため休売してしまった銘柄なども随時更新する予定です。

過去のものでも個性や特徴は引き継いでいるものが多いので、参考になさってください。

ジョニーウォーカー レッドラベル

ジョニーウォーカー レッドラベル

こちらがジョニーウォーカーのレギューラーボトルとも言える一本。通称「ジョニ赤」。

スコットランド西岸のウイスキーをキーモルトとして40種類以上の原酒をブレンドした比較的スモーキーなボトルです。
このスモーク感はキーモルトのタリスカー(アイランド)から由来しています。

口当たりはスモーキーですが、その後にバニラ、レーズン、洋梨のような柔らかな甘みが追いかける一筋縄ではいかない味わい・香りを見せます。

ややアルコールアタックはきついですが、非常にバランスがよく、世界中で購入可能なコストパフォーマンスの高いボトルです。
飲み方はロック、ハイボールなどがオススメです。

ジョニーウォーカー ブラックラベル12年

ジョニーウォーカー ブラックラベル12年

酒齢12年以上のウイスキーをブレンドしたジョニーウォーカーです。通称「ジョニ黒」。

カーデュ(スペイサイドモルト)、タリスカー(アイランズモルト)、ラガヴーリン(アイラモルト)などがキーモルトなっております。

シリーズを代表するボトルであり、レッドラベルに比べると酒齢12年以上ということもあってアルコールアタックは薄く、全体が底上げされた凝縮感があります。

バランスの良いピートスモーク、うっすらヨードも漂います。特徴的なのはシェリー樽原酒からくる甘みです。

まるでレーズンやドライフルーツのような甘みが広がり、最後に内包されたスペイサイドモルトの青リンゴや梨などの爽やかな香りが鼻腔に抜けていきます。

卓越したブレンド技術で、キーモルトの様々な表情を堪能できる、レベルの高いウイスキーです。

飲み方はストレート、ロック、ハイボールと万能です。

ジョニーウォーカー ダブルブラック

ジョニーウォーカー ダブルブラック

「ジョニ黒黒」こと、ジョニーウォーカー・ダブルブラック。

ブラックラベルでは12年という表記がありましたが、ダブルブラックでは酒齢表記がなされていません。つまり若いモルトも使用している、ノンエイジということになります。

一応、ブラックラベルのワンランク上の位置づけとなるでしょうか。

原酒はブラックと同じくカーデュ(スペイサイドモルト)、タリスカー(アイランズモルト)、ラガヴーリン(アイラモルト)となります。

味わいはブラックラベルにも使われているアイランズモルトやアイラモルトのピート感、スモーキーさを全面的に押し出した味わいとなります。

ブラックラベル12年もなかなかにしてスモーキーなのですが、ダブルブラックはその上をいくスモーキーさを持っています。

しかし、やみくもに煙たいだけではなく、紅茶の茶葉のような湿ったニュアンスと、バターキャラメルのような甘みもしっかり感じられるボトルです。

万人受けするブラックラベル12年と比較すると、少々クセのある味わいとなりますが、よりスモーキーなジョニーウォーカーが飲みたいという方にはぴったりの一本です。

ジョニーウォーカー グリーンラベル15年

ジョニーウォーカー グリーンラベル15年

こちらは15年以上樽熟成された原酒をブレンドしたシリーズ上位のボトル。

ジョニ緑、、、、とはあまり聞きませんが、きっとそうなんでしょう。

キーモルトとして公表されているのがタリスカー(アイランズ)、カリラ(アイラ)、リンクウッド(スペイサイド)、クラガンモア(スペイサイド)の4つの蒸溜所となります。

やや青臭い若草や青りんごのような香りはグリーンを名乗るには十分な説得力。

奥からはスペイサイド特有の洋梨や青りんごのような爽やかな風味が鼻腔を駆け抜けます。

味わいはまずタリスカーやカリラからくるピートフレーバーがあり、紅茶の茶葉、干し草、はちみつのような仄かな甘み。

確かに”緑”を連想させるシダ植物感があり、煙たさや甘みにしつこさを感じさせません。ドライで上品な余韻を長く楽しめるボトルです。

飲むならストレート。
ハイボールだとやや軽い印象。水割りにするのもあまりおすすめしません。加水耐性はあまりないボトルです。

ジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブ

ジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブ

ジョニ金はエイジド表記はないものの、過去には15年、18年として販売されていた、ジョニーウォーカーの元フラッグシップ。
華やかなフレーバーと甘美で上品な甘みが魅力のリッチなボトルです。

『今月はちょっと贅沢してみよう』に素直に応えてくれるボトル。

15種類以上の原酒をブレンドしているのですが、キーモルトとなっているのはハイランドのクライヌリッシュとなります。

ブラックラベルに通ずるスモーキーさは少し抑えられ、ハチミツのような華やかな香りと甘みが全体を支配する一本です。

パッケージからもわかる通り、全体的にハニーの甘みがメインの味わいですが、後味としてほんのり残るスモーキーさがジョニーウォーカーらしさを感じさせてくれます。

飲み方はストレート、トゥワイスアップ、さらにはカクテルのベースとしても使用できる万能ボトルです。

ジョニーウォーカー18年(プラチナラベル)

18年以上の長期熟成原酒をブレンドした贅沢なボトルです。

もともとはプラチナラベル18年として販売していましたが、2018年1月に惜しまれつつ終売しました。「ジョニーウォーカー18年」が現在の名称です。

この商品の宣伝文句としては、ウォーカー一家が家族や大切な友人と過ごすひと時のためのプライベートボトルとして扱われていたものを、マスターブレンダーのジム・ビバレッジが復刻したというもの。

キーモルトはカーデュ(スペイサイド)、グレンオード(北ハイランド)、グレンエルギン(スペイサイド)、ブレアアソール(南ハイランド)となっています。
プラチナラベルの頃はタリスカー、カーデュ、ラガヴーリン、グレンオード、ロイヤルロッホナガーがキーモルトだったのでだいぶ変わりましたね。

いずれも長期熟成原酒を使用することでアルコールの刺激はほぼ無く、円熟味を帯びたなめらかさと甘味を感じます。

レーズンやドライフルーツのような重みのある甘み、上品なカラメル、ナッツのこうばしさを感じさせた後、リンゴの爽やかさとほのかなヨード感が余韻で残る完成度の高い一本です。

贈り物にも最適のボトルです。

ジョニーウォーカー ブルーラベル

ジョニーウォーカー ブルーラベル

こちらは創業者のジョン・ウォーカーが特別な顧客が訪問された際に振舞っていたとされるブレンドのレシピを再現したもの。

「ジョニ青」の名称で知られ、ジョニーウォーカーが所有する貯蔵庫の中でも40年~50年という長期間熟成した1万樽にひと樽しか存在しないという極めて希少性の高いウイスキーを多種類ブレンドした特別なボトルです。年間販売数は4,000本程度。

香りはお馴染みの軽いスモーク。そしてリンゴの蜜の部分を感じさせるフレッシュでなめらかな甘い香り。

口に含むとリンゴが広がり、徐々に熟したオレンジ、レモン、ライムなどの柑橘が訪れ、最後にスモーキーと心地よい樽香の余韻が残ります。

非常にスムースで飲みやすく、気品を感じるエレガントなラインナップです。

トワイスアップで飲むと複雑に絡み合うキーモルトのフレーバーを拾いやすくなる印象です。

ジョニーウォーカー ブレンダーズバッチシリーズ

一般的なの価値観に縛られることなくブレンダー達が豊かな経験や個性を基に思い描いたブレンドを形にした、ジョニーウォーカーの新シリーズです。

ジョニーウォーカーに籍を置く12名ものブレンダーの豊かな知恵・経験・技術・発想をもって約800万樽とも言われるストックの原酒から、個性的なブレンディングを行って作られます。

ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年

ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年

マスターブレンダーのジム・ビバリッジと女性ブレンダーのエマ・ウォーカーがアメリカで得た経験を基に、アメリカンオークで熟成した原酒を用いてブレンドしたボトル。

トリプルグレーンとは小麦、大麦、トウモロコシの3種類の原料を表しており、作られたのは2010年に閉鎖されたポートダンダス蒸溜所。

モルト原酒は、グレーン原酒と同じくアメリカンオークの樽で10年以上熟成されたものが使われています。

キーモルトとなるのはカーデュ、モートラック。

青リンゴ・バニラ・バナナの風味が来て、ピートからくるスモークが余韻で残ります。

甘みとほのかな酸味のバランスが絶妙なコストパフォーマンスの高いボトルです。

ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド

ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド

ワインカスクは熟成に複数のワイン樽を使っているモルト・グレーン原酒をブレンドしたボトルです。

キーモルトは、ハイランドのローズアイル、グレーン原酒はキャメロンブリッジ蒸溜所の原酒が使用われています。

女性のブレンダー、エイミー・ギブソン氏がブレンドを手がけており、ワインカスクからくるエレガントな香りが特徴的なボトル。

味わいは葡萄・生クリーム・ミルクチョコレートの風味。余韻にはカカオ、タンニンを感じさせるビターな仕上がり。

良く伸びるのでロックやハイボールでも楽しめる、こちらもコスパの高いボトルです。

ジョニーウォーカー スウィート&ピート

このボトルのありがたいところは、500mlであるところです。
価格帯を計算すると、700mlになっていればジョニ緑よりも高くなっていた可能性があります。

「常に新しいブレンドレシピ開発を」、というコンセプトから作られるブレンダーズバッチシリーズですが、容量にも着目したことには感服いたしました。比較的手軽に購入できるのは消費者にとってもありがたい。

なお、スウィート&ピートは、2018年に40.8%で瓶詰めされ、その名の通りな香味構成、特徴を持つカリラ、カーデュ、グレンダラン(グレンデュラン)のモルトがキーモルトとして使用されています。

香りは、ジョニ黒やオールドパーに似た構成。甘味を思わせる香りが強い。
キャラメル、アプリコット、リンゴ、オレンジ、ピート。

口に含んだ味わいは、モルトやシェリー樽由来のナッツっぽさ。クローブ、ナツメグ、リンゴ、キャラメル、オレンジ、ややグラッシーで草っぽい、バニラ。 鼻に抜ける香りや余韻は、カリラ蒸溜所の温かみのあるBBQのようなスモーキーピート。

全体的にカリラ、カーデュはもちろんですが、グレンダランを思わせる味わいを強く感じます。ジョニーウォーカーというより、オールドパーのような感じといえばわかりやすいでしょうか。

「ジョニーウォーカーにグレンダラン…?あれ、あの蒸溜所はオールド・パーのキーモルトでジョニーウォーカーは無関係では…」と思われる方もいるかもしれませんが、スウィート&ピートのボトルの首にぶら下がるタグにはキッチリと、キーモルトについて記載されていましたし、どちらもディアジオ系列なので間違いないでしょう。
また、2020年春頃にリリースされた「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 スペイサイド・オリジン」にはグレンダランが使用されていると明記されています。 このスペイサイド・オリジンの先駆けとしてブレンドしたのがスウィート&ピートでは…と想像に難くありません。

ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュ

ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュ

2020年10月に数量限定で販売された『ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュ』。

この商品にはライウイスキー樽で熟成された原酒がブレンドされています。

スコッチの熟成には主にバーボン樽が使われますが、レッドライフィニッシュではアメリカンウイスキーやカナディアンウイスキーで使われたライウイスキーの樽に移し替えて数か月熟成させたウイスキーを、構成原酒の一部に使用しています。

ライ麦を主原料としたライウイスキーならではの柔らかな甘みがあり、ビギナーでも飲みやすい印象です。
バーボンウイスキーのようなバニラ香が強く、後半にスパイシーなアクセントがあります。 同じブレンダーズバッチシリーズの「トリプルグレーン アメリカンオーク10年」よりも、バーボンらしさは強いと思います。

スコッチがお好きな方にはもちろんのこと、バーボン好きの方に特におすすめです。
汗ばむ季節にハイボールで飲みたい爽快なブレンデッド!

ジョニーウォーカー バーボンカスク&ライフィニッシュ

ジョニーウォーカー バーボンカスク&ライフィニッシュ

ファーストフィルバーボン樽で熟成された原酒を、ライウイスキー樽で6か月間後熟したボトル。

ダフタウン、ポートダンダスなど5蒸溜所から構成されています。

香りは、フルーティ&スパイシー。バニラ、蜂蜜、梅、桃、バナナ。

口に含んだ味わいもスパイシーで、クローブやシナモンと温かみを感じることができます。
他にも蜂蜜、バニラ、ダークチョコレート。

鼻に抜ける香りや余韻は、中程度の長さでシナモン、蜂蜜、バニラと続きます。

その他のジョニーウォーカーラインナップ

ジョニーウォーカー XR 21年

ジョニーウォーカー2代目CEOのアレクサンダーが編み出したレシピを、現代風にアレンジして作られたブレンデッドウイスキーです。

ジョニーウォーカー創業者の孫であるアレクサンダー・ウォーカー氏が生きた時代は、ワインやブランデーが持てはやされた頃を抜け、ちょうどブレンデッドウイスキーがイギリスに浸透していった時代でもありました。

多くのイングランド人がウイスキーを好んで飲むようになった頃のブレンドレシピを、現代風にアレンジしたのがこのXR21年です。

キーモルトはなんと、あの伝説の「ブローラ」と言われています。

香りは、アップルシナモン、焼いたパン、桃のコンポート、パイナップル、蜂蜜、シナモン、バニラ、オレンジ、レモン、ミルクチョコレート、ココナッツ。
口に含むと華やかで甘いトーンの中からミント、オレンジ、レモン、煙たいスモーク。中盤からは桃とシナモンのスパイス、ナツメグ。

鼻に抜ける香りや余韻は、レーズンやアプリコットを感じます。
加水はせずストレートでお楽しみください。

ブローラが感じられるかはあなた次第ですが、複層的でクオリティの高いボトルです。

ジョニーウォーカー スウィング

ジョニーウォーカー スウィング

このボトルの特徴はなんといってもその形状でしょう。

最初にこの奇妙な形状のボトルが市場に現れたのは1932年のことでした。

創業者ジョン・ウォーカー氏の孫にあたるアレクサンダー・ウォーカー氏は、ニューヨークの行き来に船を使っていました。
船内のバーでは、船の揺れでボトルの破損に気を付けなければならず、ウイスキーを含めたボトルの保管に苦労していたといいます。
この「スウィング」というボトル、前後に押してみると、本体が船を漕ぐようにゆらゆらとスウィングするのみで倒れることはありません。
そう、これは船の上で飲むために作られた特別なボトルなのです。

キーモルトにはモートラックやカーデュ、タリスカー、ローズバンク、時代によりカリラと言われています。
1932年からキャップ部分の仕様変更が何度か行われ、リリースから88年と歴史も長いため、中身の仕様も変遷がありました。

香りは、穏やかなシェリーの香りが心地良く、フローラル、スモーキー、こなれたモルティ、べっこうあめ。ものによって、醤油おかき、みたらし団子。

口に含んだ味わいは、濃い蜂蜜、焼いたパン、軽くシェリー、バニラ、バタースコッチ、キャラメル。

時代により古いハイランドピートと思われるピーティさ、タリスカーなどの島系のピート感またはアイラ系のピーティさと塩気も感じることができます。

フィニッシュは甘く滑らか。ミディアムロングで心地よくたおやかな余韻があります。

ジョニ黒の上位に位置することもあり、一部の例外を除き古いものほど甘く、樽感は濃厚ということで、当初の味わいを連想しながら飲むのもまた一興かと思います。
飲んでみて自分には甘味が強いと感じたらソーダ割りにしてハイボール、ロックスタイルも大変オススメです。

ジョニーウォーカー ホワイトウォーカー

ジョニーウォーカーお馴染みの紳士、ストライディングマンが鎧を着けた姿で描かれています。
このボトルは大ヒットドラマGOT(ゲーム・オブ・スローンズ)とジョニーウォーカーとのコラボレーションで生まれたもので、3種類リリースしたうちの最初に発売されたボトルでもあります。

ホワイト・ウォーカーの特筆すべき点は、ボトルをそのまま冷凍庫で冷やしてから、ストレートで飲むことを推奨されたボトルということ。

常温では隠れていた文字が、冷凍庫で冷やすことで浮かび上がるという仕掛けがあり、非常に面白味のあるボトルとなっております。

キーモルトに使われているのはスコットランドの中でも最北に位置する2つの蒸溜所(クライヌリッシュとカーデュ)。

香りは公式コメント通り、甘味と酸味を感じさせる印象で、バニラ、カラメル、さくらんぼ、赤リンゴ。グラッシーなニュアンスもあり芝生や干し藁のような香りがあります。
ほかにもアイスクリーム、アーモンド・ココナッツオイル。

口に含んだ味わいは、かなりハイランドモルトな印象。
キャラメル、シナモン、オールスパイス、バニラ、ココナッツ、ミルクセーキ。

冷凍庫に入れたものを、ストレートで時間をかけてゆっくり飲むと、室温により徐々に香りや味わいが開いてきます。
他にも常温のものをあえて混ぜて冷やさないロックスタイルにして、温度が低くなっていくにつれ変化する香りや味わいを楽しむのも一興かと。

また、冷やしたウイスキーをすっと飲みこみ、体内で温められた香りが一気に食道を上がる感覚は斬新です。

このボトルに興味をお持ちいただいた読者のみなさんには、是非このボトルと下記で記載する「ジョニーウォーカー ア・ソング・オブ・アイス(A song of ice)」と「ジョニーウォーカー ア・ソング・オブ・ファイア(A sonf of fire)」の3種類を同時に飲み比べるのがおすすめ。

この3種類のコラボボトルはそれぞれアルコール度数が異なっており、使われている原酒の中身が異なります。
ぜひ3つとも体験して、あなたの好みを見つけてください。

ジョニーウォーカー ア・ソング・オブ・ファイア(A sonf of fire)

ドラマ「GOT(ゲーム・オブ・スローンズ)」とジョニーウォーカーとのコラボレーションボトル。
ラベルの赤の色使いと、静かにたたずむ漆黒のドラゴンが印象的です。
これはGOTに登場するターガリエン家を象徴するドラゴンが描かれています。 

このボトルのキーモルトはBBQで用いる焚火のようなスモーキーさと、飲み口が軽快さが魅力のカリラです。

テイスティングしましたが、 香りはバニラ、焼いたパン、アーモンド、シナモン、チョコレート、カラメル、赤いリンゴ、シェリー樽由来の甘みを思わせるドライフルーツ、ドライレーズン。さらには鮮やかに咲いた花(特にスミレ)、そして蜂蜜、ほのかに感じるスモーキーフレーバーとイチゴの甘酸っぱいニュアンスがあります。

口に含むと、とてもクリーミーでスパイシーな印象を受け、また、香り同様にドライフルーツやチョコレートのような味わいが印象的です。
ナツメグ、シナモン、やや刺激味の弱いホワイトペッパー、蜂蜜、革製品。グレーンウイスキーのニュアンスにはキャメロンブリッジの口当たりに重厚さからピーナッツバターを感じることができます。

フィニッシュは、スパイシーでオイリーかつスモーキーな余韻がやや長めに続きます。

全体的な印象を一言で言ってしまうと、スモーキーフレーバーを付与したコカ・コーラ。

長編ドラマを鑑賞する際に横に置いて飲む飲み物としてはベストでしょう。それがGOTであったなら、最高のマリアージュを体感出来るのではないでしょうか。

ちなみに、ジョニーウォーカー ア ソング オブ アイス&ファイア (氷と炎の歌) 1000ml×2本セットも販売しています。

ジョニーウォーカー ア・ソング・オブ・アイス(A song of ice)

ドラマ「GOT(ゲーム・オブ・スローンズ)」とジョニーウォーカーとのコラボレーションボトルの1本。

ボトルに描かれた狼は、GOTに登場するスターク家を象徴するダイアウルフがデザインされており、北の大地の冷たさが伝わってくるようなボトルデザインです。

キーモルトはスパイスやバターのようなオイリーさが組み合わさりマスタードのような香味が特徴のクライヌリッシュ。
このクライヌリッシュ蒸溜所は、スコットランドの中でも最北に位置する蒸溜所の一つで、気候は冷涼。
ボトルデザインの印象を伝える蒸溜所としてはナイスセレクトと言えます。

ボトルを開封してまず香ってくるのは心地よいバニラの甘い香り。
グラスに注いでも強く主張するのはバニラ。続いてビールのようなホップの穀物感・大麦、炊き立ての米、ポップコーン。中盤は渋味を思わせる紅茶のタンニン、キノコと腐葉土、終盤にわずかなハイランドピートとワックス。

口に含んだ味わいは、焼いたパン、レモン水、キノコ、グレーンウイスキーの穀物感、バニラ、カラメル、ワックス、バター。

余韻は短いが、甘さとビター感が両立し、さらにスパイシーな余韻が香ります。

キーモルトに使われているクライヌリッシュ蒸溜所のモルトウイスキーは、時折「ワクシー」と言われる香味特性が現れることがあります。
ワクシーとは、床に塗るワックスのような香りを表します。
時折、と言ったのは蒸溜年によったり、樽の使い方によって出るときと出ないときがあるのです。

このソング・オブ・アイスは他の原酒(モルト・グレーン)でそのワクシーさは隠れることなく表現されています。
ボトルデザインの秀逸さはもちろん、その中身に目を向けると非常に興味深い香りや味わいにも触れることが出来ます。

ジョニーウォーカー エクスプローラーズ・クラブ・コレクション

エクスプローラーズ・クラブ・コレクションシリーズは、ジョニーウォーカーを所有するディアジオ社と、探検家の集いであるエクスプローラーズ・クラブとのライセンス契約により実現したシリーズです。
現在までに、下記4種類が免税店限定で発売され、売上はクラブへ支援されます。

  • スパイス・ロード
  • ゴールド・ルート
  • ロイヤル・ルート
  • アドベンチャー

どことなく、ジョニ赤やジョニ黒、ジョニプラ(プラチナ)に似ていますが、名前の通り、ジョニーウォーカーの歴史に着目し、それを探索していくような味わいに仕上がっています。

この4部作を世に送り出したThe Explorers Club(ザ・エクスプローラーズ・クラブ)は1世紀以上に渡り活動してきた学術的非営利団体であり、メンバーのほとんどは探検家です。この1世紀以上の期間に探検家たちは、世界初の偉業と呼ぶべき功績を残してきました。
北極、南極、エベレスト、海の最深部、月面到達などなど。これらの偉業をクラブメンバーたちは成し遂げてきました。

このシリーズを作成したのはジム・ビバレッジ氏。
氏はジョニーウォーカーのプラチナラベルやブルーラベルを監修されている方で、この2種類が好きな方にとって、エクスプローラーズ・クラブ・コレクションは刺さるシリーズであることは間違いありません。

もしバー等で見つけたら、エクスプローラーズ・クラブの素晴らしい探検隊の方々のように、未知のもの、新しいものへの探求心を持って注文してみてください!

ザ・ジョン・ウォーカー

1本なんと20万円オーバーというとんでもないジョニーウォーカーです。
まだ市場では購入可能な商品ですが、なかなか買い手がつかないほどのお値段です。
なんで、こんなにも高いのか?
その理由を解説していきます。

ジョニーウォーカーの創業者がジョン・ウォーカーであることは既に上記の歴史で説明しました。
このジョン・ウォーカーの名を冠したこのボトルは、19世紀に彼自身が生み出したブレンドレシピを再現するため、その時代に操業していた蒸溜所の原酒のみが使われています。

ジョン・ウォーカーが生きた時代というと、1805年~1857年。
そして、その時代に操業していた蒸溜所といえば、 グレンアルビン(1983年閉鎖。同じく閉鎖のグレンモール蒸溜所の姉妹蒸溜所)、キャンバス(1993年閉鎖)、ローランドのグレーンウイスキー蒸溜所。そしてモートラック(2.81回蒸溜で有名。ダフタウン7蒸溜所の中で最も古い蒸溜所で、1923年ジョン・ウォーカー&サンズ社所有に)など。
とまぁ、マニア以外にはあまり聞きなれない蒸溜所ですが、閉鎖蒸溜所を含んでいたり、生産量が大変少なかったりと非常に貴重な原酒が使われている事がおわかりいただけたかと思います。
上記3蒸溜所の他に6蒸溜所、合計9蒸溜所の原酒が使用されているようですね。
ちなみに、当時は完全受注生産品で、バッチごとに味わいが違っていたと言われており、完全に同じボトルが少なかったと言われています。

さらに印象的なのがクリスタルデキャンタボトル。
バーでご経験がある方は同意していただけると思いますが、こういったクリスタルデキャンタをカウンターの目の前に置かれ、それを飲んでいるとそれだけで幸せになれます(笑)

とにかく中身も外装も希少で高単価なボトルというわけですね。

長くなりましたがテイスティングコメントです。 香りは、非常にフルーツのジューシーさが鼻を襲います。
洋梨、オレンジ、オレンジピール、古い麦のニュアンスもあり、粉っぽいビスケット、シェリー樽由来と思しき革製品のアロマ、バニラ、バナナ、蜂蜜、薄くピーティ。

口に含んだ味わいは、やはりアルコール度数40%の軽さが目立ちます。
しかし複雑で、バニラ、グレープフルーツ、カラメル、リンゴ、クルミやマカダミアナッツやアーモンド、煙たいピートというよりもタバコの煙っぽさもあります。オレンジやグレープフルーツに赤いフルーツとしてサクランボのようなニュアンス、余韻にはしっとりとスモーキーが続きます。
 惜しむらくはアルコール度数が40.0%であることでしょう。これが43%、いや48%あったのならば、この余韻はより長く素晴らしいものになっていたと考えています。

また、全体的にモートラックの味わいが非常に強く出ているという印象を覚えています。
高単価商品ではありますが、このボトルを飲んだことがない方はもちろん、まだクリスタルデキャンタを飲んだことがない方は是非お試しください。

ジョンウォーカー&サンズ バイセンテナリーブレンド 28年

創業200周年を記念して製作されたバイセンテナリーボトルの一つで、シリーズ最高級品です。

ジョニーウォーカー創業当時、まだ食料品店を営んでいた頃に販売していたウイスキーの、古くエキゾチックな香りからインスピレーションを受け、ブレンドを行ったボトル。
パッケージには美しいクリスタルデキャンタボトルが使用されています。

キーモルトにポートエレン、ピティヴァイク(ピティヴィアック)、カンバスと3つの閉鎖蒸溜所を含んでいる最低28年以上の熟成品で、アルコール度数46%とやや肉厚。

香りはミルキーでスパイシー、そしてスウィーティでフルーティ。非常に複雑なことが分かります。
ミルクチョコレート、コーヒー、砂糖水、黒糖、生姜、パイナップル、蜂蜜、リコリス。

口に含んだ味わいは、ブレンデッド…ジョニーウォーカーには珍しい46%のアルコール度数らしく厚みがあります。
パイナップル、洋ナシ、イチジク、リンゴ、サルタナレーズン、蜂蜜、若干のピート、スモーキーフレーバー、砂糖菓子、モルト、シナモン、オールスパイス、クローブ、リコリス、生姜、オレンジ、土。

厚みがある、と書きましたが、反して口当たりは非常に柔らかいのも特徴的です。
鼻に抜ける香りや余韻も非常に複層的。樽の木材、ウッドスパイス、バニラ、ドライフルーツ、温かみのあるピート。甘い香りが続きます。

ジョン・ウォーカー・アンド・サンズ セレブラトリー・ブレンド

“当時のお店の味”を再現したジョニーウォーカー・バイセンテナリー(創業200周年記念)ボトルの一つ。

ジョン・ウォーカーの息子アレクサンダーは、ジョニーウォーカー創業当初の食料品店だった頃に販売されていた商品(多くのウイスキーはもちろん、様々な種類のお茶、ドライフルーツ、スパイスなど)からインスピレーションを受け、ジョニーウォーカー最初のブレンデッドウイスキーブランドである「オールドハイランド」を作りました。

「オールドハイランド」は後の「ジョニーウォーカー ブラックラベル」の原型となった商品です。またジョニーウォーカーの四角いボトルと傾斜したラベルを備えた最初のウイスキーでもあり、ジョニーウォーカーが「地酒」から「世界的に有名なブランド」に飛躍することに大いに貢献したボトルでもあります。

今回発売された「ジョン・ウォーカー・アンド・サンズ セレブラトリー・ブレンド」は、当時の「オールドハイランド」から新たにインスピレーションを受けたブレンデッドウイスキーで、1860年代から稼働している蒸溜所の原酒のみが使用されています。

さらに、アルコール度数が51.0%と高度数。
これも1860年~1890年に当初の度数を反映しており、飲みごたえ抜群。
ブレンドに使われる原酒、そしてアルコール度数。それらは1860年代にジョニーウォーカーが使うことのできたウイスキーだけを利用し、香りと味の感覚を作り出したかったといわれています。

まさに、当時のお店の味を楽しめる逸品なのです。

香りは、スパイシーかつフルーティ。度数のわりに強いアタックはありません。
シナモン、白胡椒、生姜、レーズン、イチジク、リンゴ、バニラ、黒糖、マジパン、ピート。

口に含んだ味わいは、品のよい甘さで、黒糖、砂糖菓子、シロップのような甘味、中盤からキャラメル、リンゴ、シナモン、オールスパイス、クローブ、レーズン、イチジク、アプリコット、モルト、ミルクチョコレート、コーヒー、バニラ。

鼻に抜ける香りや余韻は、複雑で長く、そしてドライ。
フィニッシュには温かみのあるスパイス、煙たいスモーク、生姜、ココア、白胡椒、クリーミー、マジパン。

かなり複層的なスパイシーさがあるボトルですね。

ジョニーウォーカー オールドハーモニー

1970年代末に製造され、1980年代に流通していたボトルで、みんな大好き特級ラベル。しかも日本市場限定モデルというのも大変興味深いです。
日本でジョニーウォーカー人気が絶頂を博していた頃に投入されたプレミアムグレード品という訳です。

*特級とは?
昭和の時代、ウイスキーを等級別に分けた日本の法律がありました。その中の一つにあったのが特級。
基本的にはウイスキー(3年以上熟成、モルトとグレーンのみ使用)であれば特級表記となります。
特級表記のものは全てその時代にボトリングされたもの。平成生まれの方は、昭和の時代に思いを馳せて飲んでみましょう。

香りは、甘味が強く、濃厚でコクを感じさせる。カラメル、メープルシロップ、レーズン。

口に含んだ味わいは、べっこう飴、黒糖麩菓子、甘くほろ苦い。すぐにハイランドピート、鼻に抜ける香りや余韻は、蜂蜜、こなれた麦、種種のナッツ。

特級表記のボトルのため当然中身は作られてから30年以上経っています。
よくウイスキーに賞味期限はないと言いますが、やはり飲み頃であったり、中身の劣化は避けて通れない事もしばしば…。例に漏れず、このオールドハーモニーも中身が劣化してしまったボトルがあります。

ヤフオクなどで買ってしまうのは、個人的にはオススメできません…。しっかりした通販サイト、もしくはバーや飲食店で見つけたら飲んでみてください。

ジョンウォーカー&サンズ オデッセイ

オデッセイ(Odyssey)、それは長い冒険の旅路、一大叙事詩。
世界一周の旅路を祝うスーパープレミアムリリースが「ジョンウォーカー&サンズ オデッセイ」です。

通常のブレンデッドウイスキーはモルトとグレーンと呼ばれる原料で構成されていますが、こちらの商品はシングルモルトだけを原料に使ったブレンデッドモルトウイスキーです。

ジョニーウォーカーの創業者ジョン・ウォーカーの息子にあたるアレキサンダーが1930年代に生み出したとされるレシピを現代風にアレンジしてブレンドされました。原料に使われているのは3つの蒸溜所のみ。残念ながら完全非公開です。

香りは、蜂蜜、キャラメル、オレンジ、クローブ、塩気、メープルシロップ、モルト、シェリー、ピート、ミント。

口に含んだ味わいは、基本的には香り通り。
オレンジ、ほのかな塩味、蜂蜜、キャラメル、モルト、焼いたパン、マシュマロやビスケット、バナナ、ピート。

鼻に抜ける香りや余韻は、ピーティで温かみがあり、ドライな余韻。

言葉だけでは伝わりづらいのですが、、、このボトルは飲むだけでなく、是非目の前で手に取ったり触ってほしいです!!
クリスタルデキャンタボトルに瓶詰された美しさもさることながら、パッケージングされた箱は、ジャイロスコープを表現するために、箱の中でボトルが360度回転します。
しかも、回転しても常にボトルは上を向く設計です。船の上で転倒しない設計はスウィングと同じですね。

価格もまぁ、ジョンウォーカーと比べたら優しいほうです(笑)。見かけたらぜひ頼んでみてください!

ジョニーウォーカーのおすすめの飲み方

オーツカ
では最後に編集部のオーツカがおすすめの飲み方をまとめます

世界一売れているスコッチウイスキー、それがジョニーウォーカー。

販売数から計算すると1秒間に8本弱売れているようで2位のバランタイン、3位のシーバスリーガルを圧倒しています。

上記でも紹介しましたが、米国のテレビドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」とのコラボボトルや、各フレーバーを際立たせた限定品「ブレンダーズバッチシリーズ」などを発売し、老若男女問わず、新規層の開拓にも余念がありません。

2020年には200周年を迎え、様々なデザインのバイセンテナリーボトルを展開。
2021年には世界初となる100%プラスチックフリーの紙製ボトルの導入・発売も発表されました。
より強固なジョニーウォーカーブランドの確立を目指しています。

オールドボトルもファンが多く、特級表記のジョニ赤、ジョニ黒はとても人気があります。当時の生産数が多いので、通販やオークションでもまだまだ手に入れることができます。

オールドボトルには他にも、カラメルやみたらし餡の風味が強い1980年代を代表する「ジョニーウォーカーオールドハーモニー」、1990年代マイルドな風味がウリな「ジョニーウォーカープレミア」などがありました。「ジョニーウォーカースウィング」のオールドボトルも人気が高いですね。

ブルーラベルの旧ボトルにあたる当時のジョニーウォーカー最高級品「ジョニーウォーカー オールデスト(旧名:ジョン・ウォーカー・オールデスト)」は今なお高い人気を誇り、オールドボトルファンの間では高値で取引されています

 

飲み進め方ですが、シリーズには基本とされる種類、ランクが存在します。

赤→黒とまずは試していただいて、あとはお好みでダブルブラックやゴールド、贅沢にブルーを飲んでみるといいと思います。

基本シリーズを同時に飲んでみると違いがハッキリ分かるので、ぜひ基本シリーズセットを試してみてください。このページの最後で案内しますのでぜひどうぞ。

飲み方としては赤、黒、ダブルブラックあたりまではハイボール、ロックがおすすめ。
それ以上のランクはストレート、もしくは数滴の加水が良いでしょう。ブルーラベルに関してはロックやハイボールもおいしいです。

以前Twitterで呟きましたが、ブルーラベルは以下のテイスティング法(パーフェクトサーブ)の飲み方も推奨されていますね。

カクテルも面白い!ジョニーウォーカーの世界

ジョニーウォーカーのウイスキーアンバサダーを務めているアレステア・レイノルズ氏は、自身のインスタグラムで数多くの様々なカクテルレシピをあげています。 ここでは、そのカクテルレシピからご自宅でも簡単に作れるレシピをピックアップしてご紹介させていただきます。

 
 
 
 
 
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ジョニ黒×紅茶
  • ブラックラベル12年:30ml
  • 紅茶:90ml~120ml
  • 1/8カットレモンを1絞り:5ml~

ジョニ黒の爽やかな香りがレモンと、軽やかな味わいが紅茶によって香り高くなる相性抜群のカクテルです。

ジョニ黒×ワサビ!?
  • ブラックラベル12年:40ml
  • ワサビ:10g
  • バナナ:1本
  • 牛乳:100ml

材料すべてをミキサーにかけ、氷を入れたグラスに注ぎます。 バナナの甘味にワサビの辛味が絶妙に合うカクテルです。

ジョニ金×リンゴ
  • ゴールドラベルリザーブ:50ml
  • リンゴジュース:10ml
  • リンゴ酢:10ml
  • アップルタイザー:90ml~120ml

グラスにジョニ金、リンゴジュース、リンゴ酢、氷を入れ冷やし、アップルタイザーを注ぎ入れます。 ジョニ金の煌びやかな金色のパッケージングにもあるような蜂蜜のような味わいにはリンゴが合います。

ジョニ青のモーニンググローリーフィズ

最後はちょっと難しいですが、ご自宅にシェイカーがあれば是非お試しください。

  • ブルーラベル:60ml
  • シュガーシロップ:25ml 
  • 卵白:25ml 
  • ライムジュース:15ml 
  • レモンジュース:10ml
  • アブサン:2.5ml

上記をシェイクし、ソーダ(適量)でアップします。

ぜひみなさんもジョニーウォーカーシリーズを一通り飲んで、そのブレンディング技術の巧みさや、幅の広さに触れてみてください!

ジョニーウォーカーセット 30ml~100ml

ジョニーウォーカーセット

どうせならジョニーウォーカーシリーズのラインナップを少しずつ全部飲んでしまおう!という待望の企画です。

商品の内容はこんな感じ
・ ジョニーウォーカー レッドラベル (40度)
・ ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 (40度)
・ ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年 (43度)
・ ジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブ (40度)
・ ジョニーウォーカー 18年 (40度)
・ ジョニーウォーカー ブルーラベル (40度)

30mlセットと100mlセットから選べるので、少しずつ飲み比べて、ジョニーウォーカーのボトルの違いを確かめてください。

 

ソーダストリームの体験記事

ジョニーウォーカーのニュース

SDGsとジョニーウォーカー

ハイブリッド車でエネルギー問題に貢献しているトヨタ自動車など、地球環境に配慮した企業の活動が今、注目されています。

飲料会社の間でも環境にやさしいパッケージングづくりが盛んにおこなわれており、2020年末までに発表されたものとして「砂糖から出来たペットボトル」や、「木材から作られたビールボトル」があります。

その流れがついにウイスキー業界にも到来。
なんと、ウイスキーが紙ボトルで販売される時代が来たというのです。

ロンドンに本社を置く酒造企業ディアジオ社が、ジョニーウォーカーのボトル仕様を2021年より紙で作られたボトルで発売することを公表しました。

紙製ボトルについて、ディアジオ社のサスティナビリティ部門の最高責任者アンドリュー氏は次のように述べています。

「この紙製ボトルを世界で初めて実現したことを誇りに思っています。私たちは常に持続可能なパッケージングの限界を押し上げることに努めており、このボトルは真に画期的なものになる可能性を秘めています。この紙製ボトルは、ジョニーウォーカーの200年の歴史の中でイノベーションをリードしてきたブランドであるジョニーウォーカーに使う事は相応しいと思います。」

この紙製ボトルは2030年までに達成すべきとされる「持続可能な開発目標(SDGs)」を実現するために投入されます。

100%プラスチックフリーで完全にリサイクルが可能なボトルであり、家飲み・宅飲み需要が伸びることが予想されるコロナ後のゴミ問題を抑える効果が期待されています。

ジョニーウォーカーがドキュメンタリー映画になって配信開始!

ロード・オブ・ザ・リングやブラック・スワン、ラ・ラ・ランドなどが入賞を果たしている英国アカデミー賞を受賞した監督、アンソニー・ウォンケ氏によるドキュメンタリー映画「The Man Who Walked Around the World」の公開が決定しました。ウォンケ氏は、ロックダウン中にも長い時間をかけて、作品作りを行ったそうです。

この長編ドキュメンタリー映画は、ブレンデッドスコッチウイスキーブランドのジョニーウォーカーを描いたもので、1820年当時、まったく知名度なかったある食料品店が、どのようにして世界的なアイコンであり続けることになったのか、その旅路を見つめたストーリーになっています。

アンソニー・ウォンケ氏は次のように述べています。

「大股で歩き続ける紳士(ストライドマン)のロゴはどこでも見ることができ、それ自体に意義があるように見える。
それはブランドを超越し、真に象徴的になるという類のものです。
私たちは素晴らしい旅路を経験しました。
この作品を制作するために数年分に匹敵するフィルムを使い、俳優、ミュージシャン、バーテンダーなど、あらゆる職業と立場の人々からお話を聞き、素晴らしいストーリーにな仕上げることができました。
このドキュメンタリー映画はジョニーウォーカーの物語ですが、ただのウイスキーのお話にとどまりません。
文化に希望を持ち、未来に目を向けることのできる普遍的なニーズがある物語です。単なる歴史の教訓ではなく、現代にも通じ、前向きに生きるヒントになるであろう物語です。」

ジョニーウォーカーは激動の時代を乗り越え、天災やインフルエンザ流行、世界大戦、人種差別や性差別、様々な困難と闘ってきました。

創業は1820年ですが、酒類小売店を構えていたキルマーノックでは1852年に起こった洪水に耐え、 最初の輸出市場における並外れたボラティリティ(ボラティリティは大きければ価格変動が大きくリスクの高い商品であることを示します。)を乗り越え、さらには第一次世界大戦、スペインかぜ、禁酒法、大恐慌。

第2次世界大戦とその後の経済回復への長く苦しい道のり、オイルショックとその後に続いた世界的及び国内的な不況。 そして2007年から2009年の大不況。 このような逆境も、ジョニーウォーカーは跳ね返し、毎回舞い戻ってきたのです。

圧倒的なタフネスと回復力、そしてその強固な決意と信念は創業当初から揺らいでいません。

ジェームズ・ウォーカーは広告でこうも言っています。 「1820年生まれ、まだ強い。」

映画のストーリーになるほどのウイスキーブランドがあるというのは本当にすごいことですね。

ディアジオ社のディレクターであるジョン・ウィリアムス氏が「ジョニーウォーカーには伝えるべき素晴らしい物語が数多くある、我々もわくわくするドキュメンタリーになったと思います」 と言うように、ただのPRというだけでなく、内容にも太鼓判を押しています。


「少しずつ試せる」通販ショップ

日本最大のウイスキーメディアBARRELでは、色々なウイスキーを通販で試せるサービスを共同運営しています!