ジョニーウォーカーの味と種類。『その次』に飲むおすすめウイスキー

ジョニーウォーカーの味と種類。『その次』に飲むおすすめウイスキー

このページでは有名ウイスキー銘柄『ジョニーウォーカー』の解説と、ジョニーウォーカーのラインナップの解説。

そして『その次に飲むべきおすすめウイスキー銘柄』を紹介していきます。

ゲストには洋酒専門店『リカーマウンテン銀座777』の新美店長を迎えております。

概要を飛ばして『ジョニーウォーカーの次に飲むべきおすすめウイスキー銘柄』をすぐに見たいという方は以下のボタンから。

 

未だ衰えぬスコットランドのカリスマ。ジョニーウォーカーの概要

ジョニーウォーカーのロゴ

ジョニーウォーカーはスコットランドはキルマーノック発祥のブレンデッド・ウイスキーです。

ブレンデッド・ウイスキーとは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混合したウイスキー。世界のウイスキーの流通量の9割近くがこのブレンデッド・ウイスキーと言われています。

ジョニーウォーカーシリーズはスコットランドを代表するブレンデッド。

世界No.1スコッチウイスキーブランドと呼ばれます。

 

ボトルに書かれた象徴的なマスコットは商業デザイナーのトム・ブローンが手がけたもの。

テールのある赤いコートにシルクハット、ヘシアン・ブーツという出で立ちにステッキを持った片眼鏡の英国紳士。

こちらは創業者ジョン・ウォーカーに似せて描かれています。

ジョニーウォーカーのマスコット

現在の販売元は世界トップクラス酒造メーカー、ディアジオ社。

200カ国以上で一年に1億2000万本も売れている、世界で一番売れているスコッチウイスキーです。

手頃で晩酌用としても楽しめる身近なウイスキーとして親しみがありますが、こちらは40種類以上の原酒をブレンドしていると言われており、長年のブレンド技術の結晶とも言える賜物です。

ジョニーウォーカーの発祥と製造場所の紹介

ジョニーウォーカーのもととなるウイスキーが発売されたのは1870年ですが、発売当初は「ウォーカーズ・キルマーノック」という商品名でした。

それが1908年に「ジョニーウォーカー・ウイスキー」へと変わり、現在に至ります。

発売当時、シングルモルト・ウイスキーが中心となり販売されていましたが、当時のシングルモルトは味が安定せず当たり外れが大きかったと言います。

そんな中様々な種類のウイスキーをブレンドし、安定した美味しさを提供したジョニーウォーカーたちまち人気のウイスキーとなり評判を呼びます。

商品名は創始ジョン・“ジョニー”・ウォーカーから。

スコットランドのエアシャーで食料品店を営んでいたジョニーが、そのお店でウイスキーを売りに出したのが始まりでした。

しかし、実際にオリジナルウイスキーを販売したのはジョニーでなく、息子であるアレクサンダー・ウォーカーでした。

ジョニーウォーカーの歴史

1805年ジョニーウォーカーの創業者となるジョン・ウォーカーはスコットランドのキルマーノックという町で生まれました。

1819年父の死をきっかけに農家を辞め、運営が困難となった農場を売却したウォーカー家は、その資金で翌1820年に食料雑貨店をキルマーノックの大通りに建て、営業を開始します。

このお店こそがウォーカー社の創業の原点と言えます。

 

当時若干15歳のジョンは家族の大黒柱として店を切り盛りし、1823年に酒税引き下げのチャンスとみて様々なアルコール飲料を販売して利益を上げます。

そして1825年以降になるとウイスキー販売を事業の中心にするようになり、自身が開設した蒸留所の後に他に、違う蒸留所とも取引してヴァッテッドモルトのスコッチ・ウイスキーを製造するようになりました。

そして販売されたのが「ウォーカーズ・キルマーノック」というボトルです。

ウォーカーズ・キルマーノックは当時味わいや香りに安定性の無かったウイスキーのイメージを一新

上質で安定性のあるウイスキーとして一定の知名度を獲得しました。

ジョニーウォーカーのお店

ジョンは1857年に死去し、息子のアレクサンダーが事業を引き継ぎます。

息子のアレクサンダーはキルマーノックという小さな町のご当地的なウイスキーを本格的に商品化していきました。

そしてより事業を展開させたのが孫のアレクサンダー・ウォーカー2世です。

孫のアレクサンダー・ウォーカー2世の残した功績は大きく、彼が世界に向けてジョニーウォーカーを広めた人物と言えるでしょう。

創業者のジョンはレシピやブレンド技術をしっかりと息子に伝えていたため、それらの技術は次の世代に引き継がれ、またその経年とともに香りや味わいが磨かれていきました。

 

1865年までグレーンウイスキーをブレンドしないヴァッテッドモルトのウイスキー「ウォーカーズ・キルマーノック」を販売したウォーカー家ですが、この年(1865年)を機に大量生産に対応するべく新製品を開発します。

それがウォーカーズ・キルマーノックにグレーンウイスキーを配合したブレンデッドである「オールドハイランド」です。

これこそ世界に通じるジョニーウォーカーの原型となったボトルと言えます。

ウイスキー製造事業の基盤を拡大したアレクサンダーは1889年に没し、息子であるジョージとアレクサンダー2世が後を継ぎ、1909年にオールドハイランドから「ジョニーウォーカー」へと改称し現在に至ります。

ジョニーウォーカーの製法(作り方)

ジョニーウォーカーのに使われる原酒はラベルによって異なりますが軸となるキーモルトは著名なところで

  • カーデュ
  • タリスカー
  • ラガヴーリン
  • カリラ
  • ロイヤルロッホナガー
  • バルメナック
  • ダルユーイン
  • モートラック
  • リンクウッド
  • クラガンモア

あたりでしょうか。

この他にも40~50種類あまりもの原酒をヴァッティング、グレーンウイスキーとブレンドして作られます。

ジョニ赤

ジョニーウォーカーでは約700万樽もの原酒を蒸留所から買取り保管しています。

その原酒がどこの蒸溜所でいつ仕込まれ、どんな樽でどれだけ熟成したか、1樽ずつ全て管理し、原酒が今どういう状態かを把握しているそうです。

この徹底した原酒の管理こそが伝統あるジョニーウォーカーシリーズの味わいや香りを守っているのでしょう。

40~50種類という蒸留所の多さに加えて、北はハイランド地方、スペイサイド地方、アイラ島…これだけスコットランドの東西南北、これだけ広範囲の個性豊かな原酒をブレンドしているブレンデッドウイスキーは珍しいと言えるでしょう。

ウイスキー「ジョニーウォーカー」のラインナップ

ウイスキーの飲み進めの基本は『縦飲み』です。

垂直飲みともいいますが、同じ銘柄で年代の違うものを飲み比べていきます。

同じ銘柄であれば、基本的な味の傾向が共通しているため、失敗が少ないからです。

オーツカ
まず、僕が現在販売中である『ジョニーウォーカー』のラインナップ、及び過去販売されていたボトルなどをご紹介していきます。

既に終売してしまった銘柄、原酒不足のため休売してしまった銘柄なども随時更新する予定です。

過去のものでも個性や特徴は引き継いでいるものが多いので、参考になさってください。

ジョニーウォーカー レッドラベル

ジョニー・ウォーカー レッドラベル

こちらがジョニーウォーカーのレギューラーボトルとも言える一本。通称「ジョニ赤」。

スコットランド西岸のウイスキーをキーモルトとして40種類以上の原酒をブレンドした比較的スモーキーなボトルです。

このスモーク感はキーモルトのタリスカー(アイランド)から由来しています。

口当たりはスモーキーですが、その後にバニラ、レーズン、洋梨のような柔らかな甘みが追いかける一筋縄ではいかない味わい・香りを見せます。

ややアルコール感はありますが、非常にバランスがよく、世界中で購入可能なコストパフォーマンスの高いボトルです。

飲み方はロック、ハイボールなどがオススメです。

ジョニーウォーカー ブラックラベル12年

ジョニー・ウォーカー ブラックラベル12年

酒齢12年以上のウイスキーをブレンドしたジョニーウォーカーです。通称「ジョニ黒」。

カーデュ(スペイサイドモルト)、タリスカー(アイランズモルト)、ラガヴーリン(アイラモルト)などがキーモルトなっております。

最初に発売されたジョニーウォーカーのラベルカラーですので、シリーズを代表するラベルと言っても過言ではありません。

レッドラベルに比べると酒齢12年以上ということで、アルコールアタックは薄れ、全体が底上げされた凝縮感があります。

バランスの良いピートスモーク、うっすらヨード感も漂います。特徴的なのはシェリー樽原酒からくる甘みです。

まるでレーズンやドライフルーツのような甘みが広がり、最後に内包されたスペイサイドモルトの青リンゴや梨などの爽やかな香りが鼻腔に抜けていきます。

卓越したブレンド技術で、キーモルトの様々な表情を堪能できる、レベルの高いウイスキーです。

飲み方はストレート、ロック、ハイボールと万能です。

ジョニーウォーカー ダブルブラック

ジョニー・ウォーカー ダブルブラック

「ジョニ黒黒」と呼ばれる、ジョニーウォーカー・ダブルブラック。

ブラックラベルでは12年という表記がありましたが、ダブルブラックでは酒齢表記がなされておりません。つまり若いモルトも使用している、ノンエイジということになります。

一応、ブラックラベルのワンランク上の位置づけとなるでしょうか。

原酒はブラックと同じくカーデュ(スペイサイドモルト)、タリスカー(アイランズモルト)、ラガヴーリン(アイラモルト)となります。

味わいはブラックラベルにも使われているアイランズモルトやアイラモルトのピート感、スモーキーさを全面的に押し出した味わいとなります。

ブラックラベル12年もなかなかにしてスモーキーなのですが、ダブルブラックはその上をいくスモーキーさを持っています。

しかし、やみくもに煙たいだけではなく、紅茶の茶葉のような湿ったニュアンスと、バターキャラメルのような甘みもしっかり感じられるボトルです。

万人受けするブラックラベル12年と比較すると、少々クセのある味わいとなりますが、よりスモーキーなジョニーウォーカーが飲みたいという方にはぴったりの一本です。

ジョニーウォーカー グリーンラベル15年

ジョニー・ウォーカー グリーンラベル15年

こちらは15年以上樽熟成された原酒をブレンドしたシリーズ上位のボトル。

ジョニ緑、、、、とはあまり聞きませんが、きっとそうなんでしょう。

キーモルトとして公表されているのがタリスカー(アイランズ)、カリラ(アイラ)、リンクウッド(スペイサイド)、クラガンモア(スペイサイド)の4つの蒸留所となります。

やや青臭い若草のような香りはグリーンを名乗るには十分な説得力。

奥からはスペイサイド特有の洋梨や青りんごのような爽やかな風味が鼻腔を駆け抜けます。

味わいはまずタリスカーやカリラからくるピートフレーバーがあり、紅茶の茶葉、干し草、はちみつのような仄かな甘み。

確かに”緑”を連想させるシダ植物感があり、煙たさや甘みにしつこさを感じさせません。ドライで上品な余韻を長く楽しめるボトルです。

ハイボールだとやや軽い印象。

ロックや水割りのほうが適しているかもしれません。

ブラックラベルに比べると、少々クセが強いボトルですので、ウイスキーを飲みなれている方にオススメです。

ジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブ

ジョニー・ウォーカー ゴールドラベル リザーブ

ジョニ金はエイジド表記はないものの、より状態の良い原酒を厳選して使用したジョニーウォーカーの高級ラインナップ。

ブラックラベル12年を上品かつ濃厚にしたような、その名の通りリッチな味わいのボトルです。

ブラックラベルがお気に入りの人は『今月は贅沢してみよう』と素直に購入できるボトル。

15種類以上の原酒をブレンドしているのですが、キーモルトとなっているのはハイランドのクライヌリッシュとなります。

ブラックラベルに通ずるスモーキーさは少し抑えられ、ハチミツのような華やかな香りと甘みが全体を支配する一本です。

パッケージからもわかる通り、全体的にハニーの甘みがメインの味わいですが、後味としてほんのり残るスモーキーさがジョニーウォーカーらしさを感じさせてくれます。

飲み方はストレート、トゥワイスアップ、またはロックでも良いでしょう。

ジョニーウォーカー ブルーラベル

ジョニーウォーカー ブルーラベル

こちらは創業者のジョン・ウォーカーが特別な顧客が訪問された際に振舞っていたとされるブレンドのレシピを再現したもの。

「ジョニ青」の名称で知られ、ジョニーウォーカーが所有する貯蔵庫の中でも40年~50年という長期間熟成した1万樽にひと樽しか存在しないという極めて希少性の高いウイスキーを多種類ブレンドした特別なボトルです。年間販売数は4,000本程度。

香りはお馴染みの軽いスモーク。そしてリンゴの蜜の部分を感じさせるフレッシュでなめらかな甘い香り。

口に含むとリンゴが広がり、徐々に熟したオレンジ、レモン、ライムなどの柑橘が訪れ、最後にスモーキーと心地よい樽香の余韻が残ります。

非常にスムースで飲みやすく、気品を感じるエレガントなラインナップです。

トワイスアップで飲むと複雑に絡み合うキーモルトのフレーバーを拾いやすくなる印象です。

ジョニーウォーカー プラチナラベル 18年

ジョニー・ウォーカー プラチナラベル 18年

ジョニ銀(ジョニプラ?)は18年以上の長期熟成原酒をブレンドした贅沢なボトルです。

元々、ウォーカー一家が家族や大切な友人と過ごすひと時のために楽しむ為のプライベートボトルでしたが後にマスターブレンダーのジム・ビバレッジによって復刻されました。

タリスカー(アイランズ)、カーデュ(スペイサイド)、ラガヴーリン(アイラ)に加え、ハイランドのグレンオードロイヤルロッホナガーもブレンドされていると言われています。

いずれも長期熟成原酒を使用することでアルコールの刺激はほぼ無く、円熟味を帯びたなめらかさと甘味を感じます。

レーズンやドライフルーツのような重みのある甘み、上品なカラメル、ナッツのこうばしさを感じさせた後、リンゴの爽やかさとほのかなヨード感が余韻で残る完成度の高い一本です。

贈り物にも最適のボトルですよ。

『ジョニーウォーカー』の『次』に飲むウイスキー

では、ジョニーウォーカーと似た傾向を持つウイスキーとはどのような銘柄なのでしょう。

洋酒専門店『リカーマウンテン銀座777』の新美店長におすすめしていただきました。

オーツカ
では新美さん、ジョニーウォーカー好きな方におすすめの銘柄を教えてください。
新美さん
はい、僕は以下を選びました。

おすすめ銘柄①:ホワイトホース

ホワイトホース

新美さん
ジョニーウォーカーの次は色々悩みましたが、

「ビッグ5を飲まなきゃ始まらないだろう!」

ということで全てビッグ5から選びました。

まずは、ピーター・マッキー率いる「ホワイトホース」。

エジンバラに創業した古い酒亭で当時は宿屋も兼ねていた「ホワイトホース・セラー」の名前と看板をそのまま借用したのがこのホワイトホースです。

かつては世界100以上の国で売られ、年間200万ケースを超える売上を誇ったこのホワイトホース。

アイラモルトのラガヴーリンがキーモルトになっている珍しいブレンデッドですが、その他クライゲラキやグレンエルギンのモルトなどをブレンドすることで、スムースでスイートな味わいに仕上がっています。

おすすめ銘柄②:デュワーズ ホワイトラベル

デュワーズ ホワイトラベル

新美さん
創業者ジョン・デュワーの息子であるスーパーセールスマン、トミー・デュワーによって世界中で人気を博したブレンデッドウイスキー「デュワーズ」。

特にアメリカではスコッチといえばこのデュワーズと言われるほどに世界有数のブランドです。

ハイランドのアバフェルディなどをキーモルトに使用しており、ホワイトラベルは軽くスムースな味わいが特徴です。

デュワーズといえば有名なのがハイボール。

まずは気軽にホワイトラベルのハイボールを味わってみてください。

おすすめ銘柄③:ブキャナンズ デラックス 12年

ブキャナンズ デラックス 12年
新美さん
ヘイグと迷いましたが今回はこちらで。

ジェームズ・ブキャナンの夢であった彼のブランド「ブキャナンズブレンド」が誕生したのは1884年のこと。

黒いボトルにシンプルな白のラベルと飲みやすい風味が評判となり、飛ぶように売れたといいます。

しかし、人々が正式なブランド名よりも「ブラック&ホワイト」という愛称を好むことを知ったブキャナンは、なんと愛称のほうを正式なブランド名にしてしまい、さらに白と黒のイメージを強調する為にスコットランドの2匹の犬を登場させることでこれが同社のトレードマークになりました。

軽くてスムースな飲み口の「ブラック&ホワイト」はもちろん、スイートでスムースな飲み口でフルーティーな「ブキャナンズ12年」、ぜひお試し下さい。

 

オーツカ
新美さんありがとうございました。

どれも究極のバランスを追求しつつ、匠の技でしっかり個性の光っているブレンデッドだと思いました。

ブキャナンズはなかなか見かけませんが、美味しいですね。

他の銘柄も特集しています!以下のリンクからご確認ください。

 

リカーマウンテン 銀座777店
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目7番7号
電話番号:03-6255-1515
営業時間:11:00~翌4:00 年中無休
公式HP:https://likaman.co.jp/special/ginza777/
Facebook:https://www.facebook.com/likaman.ginza777/

ABOUTこの記事をかいた人

オーツカ

ウイスキーをもっと身近に!小難しいウイスキーの世界を分解し、わかりやすく整理する「ウイスキーオーガナイザー」。 これからウイスキーを知りたいビギナーさんの味方になります!日本最大級のウイスキーメディアBARRELを運営、編集長及びカメラマン、さらには執筆もしています。 他にも1000万PVを超える大規模サイトも運営しており、集客コンサルティングなど行っています。コラボやお仕事のご依頼はお問い合わせフォームから。