お酒を飲んだ翌日、なんとなく歯が痛いと感じたり、歯茎が浮いているように感じたりすることってないでしょうか?
これは飲酒が直接の原因で起こっているのではなく、その大半の原因は生活習慣にあります。
それでは、二日酔いと同時に起こる歯痛の原因や、それが起こらないようにするにはどうすればいいのかご紹介していきましょう。
お酒を飲んだ翌日、二日酔いで歯が痛い!
お酒を飲む前は大丈夫だったのに、お酒を飲んだ翌日になって二日酔いと歯痛が同時に起こるとなるとやっかいです。
ズキズキと痛む歯や歯茎、一体何が原因なのか。
歯や歯茎が痛いということは、口内で何らかの問題が発生していることは間違いありません。
歯周病の疑い
お酒を連日飲み続けていると、アルコールで肝臓が疲弊し、次第に免疫力が低下する可能性があり、それが歯周病の原因になることがあります。
たとえば、二日酔い時にこんな症状が現れたことはないでしょうか?
「口の中がネバネバする」
「いつもより口臭がきつくなる」
これらの症状に心当たりがあるのなら、それはもしかすると歯周病かもしれません。
歯周病とは歯肉炎や歯槽膿漏の総称で、何らかの原因によって口内環境が悪化することによって発症し、一度発症すると完治が難しいといわれています。
つまり、すでに発症してしまっているのなら、それを悪化させない工夫を行うことが大切だということです。
あなたは大丈夫?歯周病の原因はこれ!
歯や歯茎は年齢によって衰えますので、年齢を重ねればそれだけ歯周病になる確率が高くなります。
しかし、飲酒しているときの状態やその後の生活習慣によって発症することも少なくありません。
二日酔いで歯痛や歯茎が浮いたような感じになることがある方は、ご自身が以下に該当していないかチェックしてみましょう。
飲んでる最中の「ダラダラ食べ」は歯に良くない
ご自宅でも外部の飲み会でも同様ですが、お酒を飲んで気分が良くなってくると、ついつい「ダラダラ食べ」をしてしまうことがあります。
しかし、これを続けていると虫歯ができやすくなったり、歯周病を発症しやすくなるのです!
食べ物がいつも口の中にある状態が続くと、口内は酸性に傾いてミュータンス菌などの温床になってしまうことがあるからです。
飲んでいる最中に「ダラダラ食べているな」と感じたときには、いったん箸を止めて水を飲みましょう。
これだけで虫歯や歯周病を予防することはできませんが、これらのリスクの軽減には役立ちます。
飲んでいる最中から歯痛が起こる場合では、すでに歯周病になっている可能性がありますので,飲む、食べる、水を飲むというサイクルを意識しながらお酒を楽しみましょう。
脱水症状による唾液の減少
二日酔いと同時に起こるのが脱水症状で、これが起こると口内の唾液の分泌量も減少します。
唾液には自浄作用があり、正常に分泌されている状態では虫歯や歯周病になりにくいといわれています。
二日酔いで喉がカラカラ、おまけに口の中まで乾いていると意識的に感じるのであれば、それは脱水症状によって唾液の分泌量が減少していると考えて間違いないでしょう。
このような状態が起こったら、まずは歯を磨く、マウスウォッシュで口をすすぐなどしてから、たっぷりと水を飲みましょう。
なお、脱水症状と同時に起こりやすいのが低血糖症で、その改善には糖質の摂取が効果的なのですが、歯周病の症状が現れているときに糖質を摂ると症状が悪化することがあります。
歯周病の疑いがあるときにはいきなり糖度の高いジュースなどを飲むのではなく、まずは口内をできるだけ清潔な状態にしてから水を飲んで、しばらく様子を見ると良いでしょう。
アルコール成分と食べ物の残りかすで口内環境が悪化
お酒をたくさん飲んで酔うと、歯磨きが面倒になることがありますよね?
しかし、さんざん飲んで食べたあとに歯磨きをせずに寝てしまえば、当然のことながら口内には糖質が残り菌の温床となります。
まさに虫歯や歯周病にうってつけの環境が整うわけです。アルコール成分と食べ物の残りかすによって雑菌が繁殖すると考えると、ちょっと気持ち悪いですよね?
仮にこれを毎日続けて虫歯や歯周病になった場合は、このような生活が習慣化されているわけですから、通常よりもその進行スピードが速まるでしょう。
気がつかないうちに進行するのが歯周病です。
初期段階ではほとんどの人が自覚症状がないという特徴があります。
そして、気がつかないうちに中期から後期へと進行すると、歯痛や歯茎の腫れを経て歯がぐらぐらし始めて、あっという間に抜けてしまうことがあります。
さらに、歯周病によって土台の骨が溶けてしまうとそこから雑菌が体内に侵入し、脳にまで達してしまうことがあります。
こうなると間違いなく健康な状態で過ごすことができなくなりますので、歯周病になっている可能性がある方は、今以上に症状を進行させないように注意する必要があるでしょう。
口内環境の改善には電動歯ブラシ
そんな時におすすめできるのが、電動歯ブラシで歯磨きするという方法です。
電動歯ブラシは、短時間で歯と歯茎の隙間や歯と歯の隙間といった細かい部分まで綺麗に磨くことができますので、歯周病予防に最適です。
実は私自身、10年ほど前から一般的な歯ブラシから電動歯ブラシに切り替えました。
そのきっかけは歯科医師によるアドバイスだったのですが、それは「すでに軽度の歯周病を発症しており、このまま放っておくと歯が抜けちゃうよ」というものでした。
さすがに歯周病で歯が抜けるのはかっこ悪いですし、第一歯がなくなってしまってはものが食べられなくなってしまうので困ります。
そのようなわけで電動歯ブラシに切り替えたわけですが、めちゃ快適に歯磨きすることができるようになりました。
使い慣れないと使い方が難しいと感じるのですが、ひとたび慣れてしまえば、細かい部分までしっかり磨けて快適だと感じるようになります。
また、歯磨き時間を短縮できるため、酔っていてもサッと歯磨きを済ませることができるというメリットもあります。
電動歯ブラシはそれほど高価なものではありませんので、お酒を飲んだ後の歯磨きが面倒だと感じている方は、とりあえず1種類用意しておいてみてはいかがでしょうか。
ちなみにBARRELの編集部でも電動歯ブラシは流行っています(笑)
ワインやウイスキーなどのお酒で着色が心配な方は、この記事を参考にしてみてください。
歯周病には早期治療が大切です
歯と歯茎の間には歯周ポケットがあり、この部分に雑菌が入り込むとプラーク(歯垢)を形成し、歯周病を作り出します。
歯周ポケットは健康な歯茎の方にもありますが、この場合では1~3mmと浅いのですが、歯周病になると4mm以上の深さになるといわれています。
そして、この状態で適切な処置を行っておかないとどんどん深くなり、歯周病がさらに悪化します。
なんだか二日酔いというよりも歯周病の話になってしまいましたね。
つまり「歯が痛い」という現象の元はお酒ではないんです!
歯の病気は早期発見・早期治療が大切ですので、口内環境が悪化していると感じたのなら、まずは歯科で検診を受けて、必要に応じて治療を受けることをおすすめします。
健全なお酒ライフを満喫するためにも、歯の健康にも気を使いましょう。
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BARREL編集部では「健全な身体でおいしくウイスキーを飲もう!」をテーマに、二日酔い関連の記事を100記事以上書いてきました。
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