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二日酔いはお風呂に浸かれば治るのか。半身浴や温泉は?

二日酔いはお風呂に浸かれば治るのか。半身浴や温泉は?

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お酒を飲みすぎて、ふと気づくと深夜。。

身体がだるいので、お風呂に入る余裕もなくそのまま寝てしまう方も多いのではないでしょうか?

そして翌日になって、さっぱりしようと思ってお風呂に入る…。

しかし、二日酔いの状態でお風呂に入っても大丈夫なのでしょうか?
お風呂に入れば二日酔いが治るのか、吐く心配はないのでしょうか?

今回は、二日酔いの状態でのお風呂、湯船に入るリスク、入浴するのならどのような方法がよいのかなどについてご紹介していきますので、ぜひ、参考にしてみてください。

二日酔いでお風呂に入る効果は?やってはいけない入浴法

二日酔いになったからといって、絶対に入浴してはいけないということではありません。

入浴の方法を間違えてしまうと、体内に残っている有害物質・アセトアルデヒドが身体中に巡り、吐くなど二日酔いの症状が悪化することがあるのです。

では、どのような入浴方法がダメで、どのような方法であればOKなのでしょうか?

風呂桶と女性

42℃以上の熱い湯船につかるのはNG

上記でもお話しした通り、熱いお風呂のお湯に入ると血行が急激に良くなり、血中のアセトアルデヒドが全身を巡るスピードが速まります。

つまり、安静時よりも吐くなどの二日酔いの症状が悪化する可能性があるということです。

また、二日酔い時には脱水症状が起こっている場合が多く、身体の表皮の水分量がいつもよりも少なくなっています。

この状態の肌は非常に「乾燥」しており、このような状態で熱いお湯に浸かってしまうと表皮の皮脂が熱いお湯で流れて、ますます乾燥肌が進んでしまうことがあります。

二日酔いで皮膚がカサカサする、痒みがあるなどの状態になったら、それは乾燥肌になっている可能性が大きいと考えられますので、乾燥肌を防ぐ意味でも熱い湯船に入るのはひとまず避けましょう。

40度以下のぬるいお湯なら大丈夫?

入浴の前に500ml程度の水を飲み、その上で40度以下でややぬるいと感じる温度の湯船に入るという方法ならOKです。

ただし、入浴中にめまいやふらつき、吐き気などの症状が現れた場合には、そのまま入浴を続けるのではなく、ひとまず浴室から出ます。

その後は身体を冷やさないように注意しながらしばらく休みましょう。

 

このように、二日酔いで入浴する際にはいくつか注意しなければならないことがあります。

特に普段から血圧が高めの方の場合では、熱いお湯に浸かることで血圧が急上昇するリスクが高まりますので、細心の注意が必要です。

銭湯、温泉など熱い湯船しかない!そんなときには?

風呂桶をかけ流しする女性

ご自宅にお風呂がないため銭湯しかない、あるいは、旅行中で温泉はしかないという時には、以下の入浴方法を試してみましょう。

半身浴をする

ひと通り身体を洗ったら、膝下だけお湯に浸かってみましょう。

銭湯や温泉にもよりますが、湯船の温度はだいたい43~45℃前後と高めに設定されていることが多いので、いきなり全身浴をすると吐くなどのトラブルが起こりやすくなり、二日酔いが治ることはありません。

膝下で温度に慣れたら、次はみぞおちあたりまでお湯に浸かりますが、このときに注意していただきたいのはお湯に入っている時間です。

銭湯や温泉で半身浴をする場合には、10分以内を目安とし、長風呂は絶対に避けましょう。

半身浴なら一気に全身が高温で温められることがなく、血流が急激に速まることもありません。つまり、頭痛や吐くといった二日酔いの症状が悪化する可能性が低いということです。

熱いシャワーで血行を促す

最もおすすめできるのが、お風呂の湯船には浸からずに熱いシャワーを全身くまなく当てるという方法です。

この方法もまた急激に血流が早くなることはありませんので、頭痛や吐くといった二日酔いの症状が悪化する心配はありません。

ただし、ひどい二日酔いの場合ではシャワーだけで体調不良が起こることも考えられますので、慎重に行う必要があります。

もっともひどすぎる二日酔いでは立つことすら困難ですが。。。

分割浴という方法

熱いお湯に3分程度浸かって5分程度休憩するという方法を繰り返す入浴方法です。

この方法もまた一気に血流が速くなることはありませんが、ひどい二日酔いのときに実践すると気分が悪くなり、吐くなどの症状が現れることがありますので、慎重に行う必要があるでしょう。

このように、二日酔いでも気を付ければお風呂に入るのもOKです。しかし、お風呂だけで二日酔いが治ることはありませんので、吐くなどの症状が現れているときには水を飲んで安静するのがいちばんです。

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2019年7月11日

二日酔いでお風呂に入ると吐き気が、、、!?

大量の汗をかく

吐くということ自体が身体的には異常事態なわけですから、吐き気がある時はひとまずお風呂入るのは避けましょう。

二日酔いの吐き気はアセトアルデヒドが体内に留まることで起こる症状であるため、この成分が体内から代謝されれば自然に治ります。

では、お風呂に入る前に吐き気がなくても、お風呂に入ることで吐き気が誘発される可能性はないのでしょうか?

上記でもご紹介しているとおり、熱いお湯に浸かるとアセトアルデヒドが体内を巡るスピードが速まり、二日酔いが治るどころかひどくなることがあります。

そして、万が一お風呂で吐いてしまった場合では、とりあえずそのまま全部吐いてしまいましょう。
ただし、無理に吐くのはダメです。
無理に吐くのがダメな理由はこちらの記事で。

その後に水を飲んでしばらくおとなしくしていれば、間もなく吐き気は治るはずです。

まだある、二日酔いのNG行動

すでにご存じの方は多いかもしれませんが、二日酔い時には以下の行動も避けなくてはなりません。

サウナや岩盤浴

サウナ

サウナや岩盤浴は直接お湯に浸かるわけではないため、問題ないと考えてしまいがちです。

しかし、これらは蒸気や熱気によって身体を温める方法であるため、お風呂に入るのと同等、あるいはそれよりも二日酔いを長引かせる原因になることがあります。

また、サウナや岩盤浴は全身の温度が高くなるためより汗をかきやすく、脱水症状を助長させる可能性もあります。

 

私自身、アルコール成分が完全に体内から抜けていない状態でサウナに入り、吐き気で大変な思いをしたことがあります。

サウナや岩盤浴で汗を流せば、汗と一緒に体外へ排出させることができそうに思えます。

しかし、毛穴からアセトアルデヒドが排出されることはありませんので、二日酔い時のサウナや岩盤浴は絶対にやめましょう。

激しいスポーツ

運動している男女

筋トレなどの無酸素運動は思いのほか筋肉に大きな負担がかかりますので、二日酔い時には行うべきではありません。

また、ジョギングなどの有酸素運動では大量の汗をかくことがありますので、脱水症状を悪化させる原因になることがあります。

つまり、いかなる種類の運動であっても、アルコール成分が身体から抜けていない状態では行うべきではないということです。

そもそも内臓器官が疲弊しているので普段のようなパフォーマンスを出すことは不可能です。

それどころか運動は血流を早めるため、行っている最中にアセトアルデヒドが全身を巡り、具合が悪くなる可能性も考えられます。

特に日常的に運動を行っている方の場合では、「アルコール成分が少しぐらい残っていても大丈夫だろう」と過信することがあるかもしれませんが、その考え方は危険です。

体調が平常に戻ればいつでも再開できるのが運動ですので、二日酔いになってるときにはひとまず身体を休めて運動は控えましょう。

二日酔いになったら急激に身体を温めないことが肝心

水のペットボトル

血行不良の改善や代謝アップなど、平常時であれば健康増進に役立つのが入浴です。

しかし、二日酔いが起こっているということは健康な状態だとはいえず、お風呂で症状が悪化する可能性が広がります。

体臭が気になる、汗のべたつきが気になるなどの理由で二日酔い状態でも入浴したくなる気持ちはわかりますが、熱いお風呂のお湯に浸かるのだけは絶対にNGです。

二日酔い時に入浴する場合には、今回ご紹介してきた注意事項をしっかりと守り、安全に入浴することを心がけましょう。

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