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バランタイン17年をフカボリ!/味・飲み方・評価評判・オールドボトル

バランタイン17年をフカボリ!
オーツカ
今回は『The Scotch(ザ・スコッチ)』と呼ばれる伝説のバランタイン17年を深掘りしていきます。なお、バランタインについて詳しく知りたい方はこちら

バランタイン17年の味わいについて

香り

熟した洋ナシ、バニラ、カカオ、オレンジの香り。トーストのような香ばしい風味と、かすかにスモーキーさを感じます。

加水するとハチミツ、キャンディーのようなスイートなアロマが解き放たれ、複雑さが増します。

味わい

口に含むとまろやかで、華やか。
麦よりはフルーツの香りが強く広がり、中盤以降はダークチョコレートのようなビターな味わい。

ミディアムボディでスムース。余韻はスモークとナッティーさがあり、シナモンの軽快なスパイス香を感じます。

総評

1937年に発売されて以来、「バランタイン」を象徴する代表作として高い人気を誇っています。
ここ数年で現代的な味わいにリニューアルされ、往来のオールドボトルよりもマイルドでやさしいボディとなりました。

17年以上の長期熟成原酒からくる樽香を程よく感じることができ、ふくよかな甘みがあります。
軽いスモーク感もある為、単調にならず、上品で複雑なアロマを放つバランスのとれたウイスキーです。

数多く存在するブレンデッドウイスキーの中でも、アロマが豊富で飲みやすいことから「ビギナーにおすすめされるウイスキー」としては常に上位。反対に、まろやかな口当たりで飲みやすさがあることから、スコッチらしいドライでキレのある味わいではありません。

リッチさが故に、少し優しすぎるウイスキーに感じることもあります。
シングルモルトを飲む前に、まずは一杯、17年を楽しみたいですね。

バランタイン 17年

バランタイン17年に使われている原酒(キーモルトについて)

魔法の7柱となるキーモルト(スキャパ、オールドプルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグ)をはじめとして、40種類以上の酒齢17年以上のモルト・グレーン原酒がブレンドされています。

その中でもモルト原酒はグレンバーギ(スペイサイド)、ミルトンダフ(スペイサイド)、スキャパ(オークニー諸島)、グレントファース(スペイサイド)が主軸となっています。

最近ではこのキーモルトのみをフューチャーしたシリーズも発売され、バランタイン人気の高さがうかがい知れます。

バランタイン17年のおすすめのおいしい飲み方

オーツカ
バランタイン17年を飲むならこんな飲み方がおすすめ!

ストレート

ストレートで飲むことで、アロマが豊富で複雑な余韻に浸ることができます。

特に近年のものは飲みやすくなったので、ビギナーでもアルコールアタックを感じにくいかと思います。

常温のチェイサーと、お気に入りのストレートグラスでお愉しみください。

ロック

「バランタイン フレグランススタイル」と呼ばれる飲み方。

ワイングラスに氷とウイスキーを入れて飲む「ロック」スタイルです。

大きめのワイングラスにかち割り氷を3個程度入れ、17年を注ぎます。
そしてマドラーでグラスに霜がつくまでステアして完成です。

通常のロックグラスよりもフルーティーな香りが豊かに広がり、いつもとは違った味わいを感じとることができます。エレガントな雰囲気でウイスキーを飲むことができるのも魅力的です。

特級表記のオールドボトルで状態のいいものをこのスタイルで飲むのはまさに至福のひと時です。

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新商品やバリエーション

オーツカ
バランタイン17年の新商品やこれまで発売されたボトルについて。

バランタイン 17年 トリビュートリリース

バランタイン 17年 トリビュートリリース

2017年に80周年を迎えるのを記念して日本限定発売された商品で、2020年5月からは通年商品として販売が開始されました。

5代目マスターブレンダー「サンディー・ヒスロップ」氏によって作成された商品で、通常のバランタイン17年は、熟成にはアメリカンオーク樽を中心に使用していますが、トリビュートリリースではそれに加え、ヨーロピアンオーク樽とファーストフィルのアメリカンオーク樽を使用しています。

また、冷却ろ過を行わないノンチルフィルタード製法と、少し高めのアルコール度数48度でボトリングすることで、原酒由来の豊かな風味を尊重したウイスキーとなっています。

古き良きバランタインを想起させる力強い洋ナシとジューシーな赤リンゴの香り。味わいはナッティでドライ。麦芽の芳ばしいビター感とウエハースに挟んだバニラの甘さ。シナモンのスパイスが心地よい。

余韻もまろやかで長く、温かい。アルコール度数を48度にしたのはとても正解だったんじゃないかなと思いました。

バランタイン17年 スキャパ・エディション

バランタイン17年 スキャパ・エディション

2012年に発売された、キーモルトの一つである「スキャパ」の特徴を際立たせてブレンドした商品です。

スキャパ蒸留所は2004年に再稼動、 このウイスキーに17年以上の原酒が使われていることを考えると、1994年の生産停止前に作られた貴重な原酒がブレンドされていることになります。

味わいはノンピーテッドであるスキャパの個性が反映されており、通常よりもピート香は抑えられて、4つのシグネチャー ディスティラリーシリーズのなかで最もクセがなく、フローラルに仕上がっています。

国内3000本の限定発売だったのですが、飲まれた方はラッキーかなと思います。
かなり南国感のある甘さもあって、白桃のようなジューシーさがありました。

バランタイン17年 グレンバーギー・エディション

バランタイン17年 グレンバーギー・エディション

2015年に発売された、キーモルトの一つである「グレンバーギ―」の特徴を際立たせてブレンドした商品です。

グレンバーギは1829年 創業の歴史ある蒸留所です。オフィシャルボトルは販売されておらず、バランタインの原酒としての重要な役割を果たしています。

グレンバーギーの個性を感じさせる、洋ナシを想わせるフルーティな香りと、ココアやチョコレートのような重厚なテイストが感じられるエディションとなっています。

バランタイン17年 ミルトンダフ・エディション

バランタイン17年 ミルトンダフ・エディション

2013年に発売された、キーモルトの一つである「ミルトンダフ」の特徴を際立たせてブレンドした商品です。

スペイサイドにあるミルトンダフは、華やかさと繊細さを兼ね備えた、個性の優しいモルトウイスキーです。おだやかな酒質であることから「バランタイン17年」キーモルトの中でも、ブレンドの骨格となっています。

ミルトンダフ・エディションはオレンジのような柑橘類の香りと、アジアン・ハーブティーのようなオリエンタルな風味が感じられる、複雑な余韻を形成しています。

バランタイン17年 グレントファース・エディション

バランタイン17年 グレントファース・エディション

2014年に発売された、キーモルトの一つである「グレントファース」の特徴を際立たせてブレンドした商品です。

グレントファースはスペイサイドにあり、原酒のほぼ全てをブレンデッド用に造っています。

ドライフルーツのような甘くて重厚な香りでありながら、すっきりとした味わいが特徴です。グレントファース・エディションではバランタインの構成に必要なさわやかなフィニッシュをつくり出しており、特別感を感じさせてくれるウイスキーとなっています。

バランタイン17年 セラミックデキャンタ(黒陶器)

バランタイン17年 セラミックデキャンタ(黒陶器)

1980年代後期に流通していた陶器製ボトル(ブラックジャグ)の17年です。

メインモルトは現行品のバランタイン17年と同じではなく、アードベック、スキャッパ、オールドプルトニーなどが使用されており、その他に閉鎖蒸留所のモルトを含む40種類以上の原酒がブレンドされています。

穏やかですが、しっかりとボディがあり、アルコール度数も現行の40度よりも高い43度に設定されています。

フレーバーも複雑で、シナモンがかかったアップルパイ、マンダリンオレンジ、バニラと全粒粉クッキー。うっすら炭のようなピート。非常に多層的です。状態が良いものもまだまだありますし、かなりコスパの高いモデルだと思っています。

黒陶器のモデルが量産品となりますが、他にも青陶器やバランタイン17年の60周年記念品である赤陶器などが存在します。

オールド/特級ボトル/旧ラベルについて

1940年代~1950年代流通

1940年代~1950年代流通のバランタイン17年

この時代のバランタイン17年は、経年劣化もありますが現在の透き通るようなグリーンボトルではなく、くすんだダークカラーとなっており、白いラベルに赤字で紋章が描かれています。

いわゆる「赤白ボトル」と言われるデザインで、いまだに通販サイトやオークションでは高値で取引されています。

流通年代を示す手掛かりとなるのが、ラベルに記述されている「IN USE FOR OVER ●●● YEARS ESTABLISHED 1827」という部分で、1940年代のものは●●●に「100」の数字が、1950年代のものは●●●に「125」の数字がそれぞれ入っています。

これは1827年の創業から数えた経過年数を示しています。
その他、現在では表記されていない「LIQUEUR BLENDED」が書かれており、裏面のラベルがひし形になっているのも特徴的です。

1950年代前半まではコルクキャップが使われていましたが、後半のボトルはスクリューキャップに変更されています。

1960年代流通

1960年代流通のバランタイン17年

ラベルデザインは50年代と変わらず「赤白ボトル」で、創業から135年が経ったという「135 YEARS」の表記があります。

60年代後期からは、「LIQUEUR BLENDED」から「VERY OLD」となり、キャップもコルクではなくスクリューキャップとなります。

1970年代流通

1970年代流通のバランタイン17年

ラベルデザインは変更され、描かれている紋章は上記のように赤と青の色が使用されてカラフルになります。
また、流通している地域によってロゴ下が「VERY OLD」表記と「VERY OLD BLENDED」表記の2種類が存在しています。

その他、70年代には「バランタイン12年」とデザインが非常に似ている、角瓶で黒ラベルのバランタイン17年も存在しています。
こちらは1~2年程しか流通していないレアボトルとなっています。

1980年代後半~1990年代 特級表記(1989年まで)

1980年代後半~1990年代 特級表記(1989年まで)のバランタイン17年

ラベルデザインに描かれた紋章のカラーが変わり、青と黄色が使用されているのが80年代以降の特徴です。

また、70年代~80年代初頭まで存在していた、ボトル裏のひし形ラベルがなくなります。

また、80年後半以前までは、流通している国によって表裏のラベルやキャップシールに違いがありましたが、この時代からは世界的に統一されていきます。

バランタイン17年の正規品や並行輸入品は何が違うのか?

オーツカ
バランタイン17年に限ったことではないですが、店舗や通販サイトなどを見ていると「正規品」と「並行品」という表記に出くわすことがあります。違いについて解説しましょう。

正規品とは

海外の蒸溜所及びメーカーと、日本の企業が正規代理店契約を結んで輸入した製品です。

日本人向けに味やアルコール度数、デザインの調整が行われている場合があります。
並行輸入品よりも、輸入する際の製品管理が徹底されていることが多く、品質に対しての信用が高いのも特徴です。

製品には正規代理店により販売手数料が上乗せされているため、並行輸入品より価格が高くなる傾向があります。

並行輸入品とは

輸入メーカーによって、蒸留所や現地の酒屋から買い付けた製品を輸入したものです。

正規品と違い、日本向けに味などの調整が行われていません。
正規品よりも製品管理が行き届いていない可能性がありますが、正規代理店よりも手数料が低いため、販売価格が安い場合があります。

どちらが良いのか?

並行輸入品には稀にですが廃盤デザインのものがあったり、容量や度数が異なっていたりします。
特にバランタイン17年は容量が700mlだったり、750mlだったり、760mlだったり、アルコール度数が43度だったり40度だったりと時期によっては大きく変わります。オールドボトルを買う際だけはよく表記を見ましょう。

しかし現行品は基本的に同じものです。神経質になる必要はないでしょう。

誰かにプレゼントしたり、贈答品は正規品、ご自分で飲まれるものは並行輸入品という選定方法でよいと思います。

アルコール度数43度と40度の味の違い、差など

オーツカ
バランタイン17年はある時期からアルコール度数が変わりました。40度になってからとても飲みやすくなりましたが、43度のほうがボディが厚く、愛好家人気は高いように思えます。

43度について(現在は終売)

並行輸入品はアルコール度数43度でしたが、ここ数年の間に40度に変更されました。

味わいは40度よりもテクスチャが強いことで、フレーバーを感じやすく、ボリュームのある印象です。
また、かつての43度のバランタイン17年は、ストレートでウイスキーを飲む文化のある欧米向けにブレンドされています。

ソーダや水割りなどで薄めたときの味わいよりも、ストレートやロックで飲んだときにおいしく感じるようなブレンドが施されているようです。

40度について

サントリーの正規輸入品はアルコール度数40度で、現在は並行品も同じ40度となりました。

味わいは複層的なフレーバーをギリギリ失わない程度で、飲み口はより軽快に。ついつい飲み続けてしまうスルメ系ブレンデッドウイスキーになりました。

アルコール度数が40度に統一されたことで、味わいはほぼ変わらないブレのないものになったと評価されています。
しかし一方で、国内正規品と並行品では、やはり少し味が異なるという意見もあります。
かつての正規品は、ウイスキーを割って飲むことの多い日本人向けにブレンドされているため、並行輸入品と味わいにわずかな差があると言われていました。

ぜひ色々飲み比べてみてください。

バランタイン17年の誕生秘話

オーツカ
バランタイン17年がどのようにできあがっていったのかを簡単におさらいしましょう。

受け継がれるブレンド技術!初代マスターブレンダー「ジャック・ガウディー」の逸話

バランタイン社は創業当初から、ブレンダーの育成をしっかりと行い、高品質なウイスキーのブレンド技術を徹底して守ることで名声を築き上げてきました。
バランタインの初代マスターブレンダーである「ジャック・ガウディー」氏は超一流のブレンダーで、ウイスキー原酒を厳しく選定する人物でした。

ある日、ジャックは原酒サンプルに不快なフレーバーを感じ、ウイスキーの中に鉄分が混じっていると伝えますが、サンプルを送った蒸溜所はその意見を受け入れません。「そんな成分など入っていません!」と頑なに認めませんでした。

しかし、ウイスキー貯酒用の大桶を洗浄する際に、ジャックの主張が正しかったことが判明します。

大桶の中を覗いてみると、なんと本来はあるはずのない、鉄の釘で固定されたハシゴが出てきました。
従業員が作業後に置き忘れたことが原因で、原酒に鉄のフレーバーが混入していたのです。
ジャックは見事にこの欠陥を見破ることができ、ブレンダーとしての名声を上げることとなります。

今となっては当たり前のように思える品質管理ですが、当時はすべて手作業。粗い側面もあったことでしょう。

こうしてジャックの経験と知識はバランタイン家歴代のブレンダーに受け継がれていくのです。

禁酒法時代を乗り越え…バランタイン17年の構成原酒が揃う

バランタイン17年の原酒

1910年に「バランタインファイネスト」が誕生します。

その後、バランタイン社はバークレーマッキンレー商会(ジェームズ・バークレーとR・A・マッキンレー)に経営権を譲渡することとなります。これは、国際競争に勝つための決断でした。そしてバランタイン社のモルト原酒は、アメリカ禁酒法時代という激動を乗り越えて、熟成していきます。

1936年にはカナダのハイラム・ウォーカー社がバランタインブランドの運営に着手します。
その頃には、貯蔵していたウイスキーが徐々に最適な熟成年数に達し始めていました。

ハイラム・ウォーカーが所有しているモルト原酒と、買収したミルトンダフ蒸溜所、グレンバーギ蒸溜所が持っていた長期熟成原酒も手に入ることで、バランタイン17年を開発する上で必要となる熟成したウイスキー原酒が揃い、ついにその時を迎えます。

1937年 バランタイン17年の完成

バランタイン17年のブレンデッド

さぁいよいよ、バランタイン17年の製作が開始されます。

ウイスキー鑑定家である「ジェームズ・バークレー」、そしてウイスキー研究に生涯を捧げてきたジェームズの友人「ジェームズ・ホーン」、ハイラム・ウォーカー時代の初代マスターブレンダー「ジョージ・ロバートソン」の3人が集結し、知識と経験を補い合い調整を続けます。

原酒サンプルのノージングを行い続けた結果、17年以上の熟成期間を経たものが、完璧な熟成に達していることがわかります。

当時は、17年物のブレンデッドウイスキーはどこにもなく、非常に珍しい未知の商品開発現場だったそうです。

バランタイン17年のために選んだモルト原酒は、アードベッグ、プルトニー、スキャパ、グレンカダム、バルブレア、ミルトンダフ、グレンバーギー。現在の「バランタイン魔法の7柱」と呼ばれるキーモルトでした。

完成したウイスキーは、なめらかさと優雅さによって、他の追随を許さないリッチなスコッチに仕上がります。

そのすばらしい出来栄えは、経営陣、社内の専門家達から喝采を浴びることとなり、究極のスコッチ「“The Scotch” Ballantine’s 17 Years Old」として販売されることとなったのです。

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バランタイン17年の口コミや評価評判

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バランタイン17年のSNSでの口コミや評価を調べてみました。

バランタイン 17年


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