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ウッドフォードリザーブの味やおすすめの種類/おいしい飲み方/ダブルオークド・ライ・マスターズコレクション




ウッドフォードリザーブの概要

ウッドフォードリザーブはアメリカのケンタッキー州で造られているバーボンウイスキーです。

米国における3大スポーツのひとつ、毎年5月に行われる「ケンタッキーダービー」の公式バーボンに認定されており、ゲームが行われる時期になると会場には毎日約10万人の観客が押し寄せます。

会場ではこのウッドフォードリザーブを使用した「ミントジュレップ」が飛ぶように売れるのです(1日数万杯とも言われています…!)。

厚みのあるボディにやわらかい口当たり、アルコールの刺激が少なく、栗のような風味のするウッドフォードリザーブはミントジュレップの他にも様々なカクテルベースのスピリッツとして使用されています。

近年ではコーヒーや抹茶テイストの創作的なカクテルも作られているようです。

バーボンウイスキーがあまり得意でない方も、カクテルから入ってみるとすんなり受け入れることができるかもしれません。

現在製造をブラウン・フォーマン社が、日本での販売はアサヒビールが行っています。

ウッドフォードリザーブの発祥と製造場所の紹介

ウッドフォードリザーブ蒸溜所

ウッドフォードリザーブ蒸溜所があるのはサラブレッドの産地として有名なケンタッキー州ウッドフォード郡。

この立地がウッドフォードリザーブがケンタッキーダービーのオフィシャルウイスキーとして認められている理由です。

蒸溜所の周りはバーボン造りに欠かせない石灰岩を潜り抜けたカルシウム分の多い水(ライムストーン)が豊富に得られ、ウッドフォードリザーブの仕込みに使われています。

ライムストーンはサラブレッドを育てる牧草「ケンタッキーブルーグラス」にカルシウム分を多く与える作用をしており、骨の丈夫な馬が育つそうです。

名馬が育つ理由ここにあり!といったところですね。

ちなみにこの土地はケンタッキー最古の蒸溜所言われたラブロー&グラハム蒸溜所でもあります(後述します)。

この伝説的な蒸溜所をウッドフォードリザーブと改称して現在も稼働しています。

もちろん製法はラブロー&グラハム時代から伝わる伝統を守りながら少量で丁寧に生産されています。

ウッドフォードリザーブの歴史

ウッドフォードリザーブの看板

ウッドフォードリザーブ蒸溜所の歴史は深く、1812年に遡ります。

ケンタッキー州ウッドフォード郡ヴァーセイルズはケンタッキーブルーグラス(日本でいう芝)が生い茂る美しい牧草地帯に立地し、現存する最古のバーボン蒸溜所といわれています。

また米国の国家歴史登録財および国定歴史建造物にも指定されている風光明媚な蒸溜所でもあります。

1812年に設立された蒸溜所はもともと違う名前で、「オールド・オスカー・ペッパー蒸溜所」という名称でした。

オールド・クロウの記事でも解説しましたが「天才:ジェイムズ・クロウ」が働いた蒸溜所としても有名です。

1878年にレオポルド・ラブローとジェイムズ・グラハムに経営権が移り「ラブロー&グラハム蒸溜所」に改称されます。

その後1941年にブラウン・フォーマン社が一旦買収しますが、70〜80年代にかけてウイスキーの不況時代となり、1972年に近隣の農家へ売却。
事実上閉鎖されることとなります。

1994年、再びブラウン・フォーマン社が買収し再建計画がスタートします。

ウッドフォードリザーブのボトリング風景

このリニューアルの際に、現在使われているイトスギ製の発酵槽や銅製のポットスチルが導入されました。

2003年に「ウッドフォードリザーブ蒸溜所」へと改称され、現在に至ります。

現在はアサヒビールが販売を行っていますが、かなり力を入れているようでBarをはじめ色々な店舗やカフェでも見かけるようになりました。

以下の記事ではウッドフォードリザーブセミナーの模様を取材しています。

ウッドフォードリザーブの味やおすすめの種類/おいしい飲み方/ダブルオークド・ライ・マスターズコレクション

2020年3月3日

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ウッドフォードリザーブの製法

伝統的な木樽を使って発酵

ウッドフォードリザーブの原料比率は

  • トウモロコシ72%
  • ライ麦18%
  • 大麦麦芽10%。

 

発酵槽はフロリダ産イトスギの木製。6日間という長い時間をかけて発酵が行われます。

これはバーボンとしてはかなり長い期間で、保温性に優れる木桶で菌を活性化し、長期間発酵させることで奥深いフレーバーと複雑なボディを生みます。

続いて蒸溜です。ウッドフォードリザーブの最大の特徴はその蒸溜方法にあります。

通常のバーボンの蒸溜には連続式蒸溜機が用いられますがウッドフォードリザーブは単式蒸溜基(ポットスチル)を用いて3回蒸溜しています。

一般的にスコッチに使用される単式蒸溜基(スコットランド、フォーサイス社製)を使うのですが、アイリッシュウイスキーに見られる3回蒸溜を取り入れ、バーボンを造り上げているのです。

ポットスチルを使用することによりボディに厚みを出し、スピリッツに穀物の風味をしっかりと宿します。

そしてアイリッシュとおなじ3回蒸溜を行うことにより、まったりとした優しい口当たりを生み出しているのです。

ちなみにバーボンで一般的な「サワーマッシュ方式」では蒸溜廃液(バックセット)を30〜40%還元しますが、ウッドフォードリザーブの場合は6%に抑えており、これもウッドフォードリザーブの豊かな風味をつくる一因となっています。

3回するとアルコール度数は必然的に高くなりますが、ウッドフォードリザーブの場合ハイワインのアルコール度数は77.5%と低めです。

こちらを55%まで加水調整して樽詰めします。

熟成樽に施すチャーは天板と底板のみ。

ウッドフォードリザーブのスモーク香やバニラの風味がそれほど強くないのはこのためです。

石灰岩でつくられた石造りの熟成庫にて熟成が行われ、冬季間は空調機器が利用され寒暖差を無くし安定した熟成が行われています。

こちらも濃厚で甘味のあるウッドフォードリザーブの風味に大きく関係しています。

ウッドフォードリザーブのラインナップ

ウッドフォードリザーブ

通常のウッドフォードリザーブ

ウッドフォードリザーブのスタンダードボトル。

ポットスチルを使い3回蒸溜してつくられた実に風味豊かな味わいのバーボンウイスキー。

香りは蜂蜜をかけた焼きリンゴ、ダークチェリー、パン。

なめらかな口当たり。味わいはドライチェリー入りのパン、オレンジの皮、ビターチョコ、蜂蜜、焼き栗。

厚みのあるボディにスムースな喉ごし。クリーミーなチョコレートとココアの余韻。

スタンダードにして、極めて上質なでき映えのボトルです。

以前はボトルの「WOODFORD RESERVE」の文字の上に「LABROT & GRAHAM」の文字と「LG」のロゴが入っていましたが現在は「DISTILLER’S SELECT」の文字と「WR」のロゴに変更となりました。

ウッドフォードリザーブ ダブルオークド

ウッドフォードリザーブ ダブルオークド

こちらは熟成した後、通常の熟成樽よりも約4倍時間をかけてトーストさせ、5秒間だけチャーを施した専用の新樽に移し替えて1年間熟成させて造られたボトル。

香りはスタンダードものに比べやや木質感、チャーによる香ばしさが加わり、バーボンらしいパワフルな風味に変化しています。

香りは熟したメロン、焼きリンゴ、接着剤、ミルクチョコ。

味わいは濃厚な塩キャラメル、ダークフルーツの豊かな香り、ヘーゼルナッツ、ハニートースト。

ウッドフォードリザーブの個性はそのままに、パワフルな風味が備わった深く太い味わいのボトル。

ウッドフォードリザーブ マスターズコレクション セレクトアメリカンオーク

ウッドフォードリザーブ マスターズコレクション セレクトアメリカンオーク

熟成樽の樽材の産地にこだわった数量限定のプレミアム商品。

アメリカンオークの中でも特に生育が早く、良質な材質が得られる「ミズーリ州オザーク地方」でとれた木材のみで造られた樽で熟成させたウッドフォードリザーブです。

香りはまさにフィナンシェ。あまい焼き菓子です。

他にもマーマレード、蜂蜜、レモングラス、シナモン。

味わいはできたてのフィナンシェ、ローストアーモンド、紅茶の茶葉、蜂蜜、トフィ。

テロワールにこだわった特別なウッドフォードリザーブ。

甘みと香ばしさが同居したバランスの良い味わいのラインナップです。

ウッドフォードリザーブ ライ

ウッドフォードリザーブ ライ

こちらは原料にライ53%、モルト14%、コーン33%という高いライ麦率でつくられた「ライウイスキー」です。

香りはブラックペッパー、ヒノキの皮、シナモン。少しのセメダイン。乾いた木材。

口に含むとトフィ、熟れたリンゴ、ハニーアーモンドなどの濃厚な甘みとピリッとくるスパイシーさとママレードマフィンのような若干の酸味を伴う複雑な風味のボトルです。

甘みとスパシーさのバランスがよく取れたボトル。

余韻には紅茶のタンニンのようなグリップ感があります。

ライウイスキーが苦手な方でもこちらならすんなり受け入れられるかもしれません。

ウッドフォードリザーブのおすすめの飲み方

オーツカ
では最後に編集部のオーツカがおすすめの飲み方をまとめます

現存するケンタッキー最古の蒸溜所といわれるのがこのウッドフォードリザーブです。

スコッチのオーヘントッシャンやアイリッシュウイスキーの幾つかの蒸溜所で用いられている3回蒸溜を用い、ガラスのようななめらかな口当たりに仕上げるのが特徴。

フルーティでエステリックなおとなしい香り。白桃や洋ナシ、そっと添えられたまろやかなバニラ。

味わいはオレンジの果実感と落ち着きあるオーク、スパイス、ブラックベリー。栗のような甘い熟成感が特徴。

まさに「軽奥ゆかしい」。

かなりスムーズなので、2杯、3杯と飲めてしまいます。

バーボンは雑味こそ命と思っている方にはツルツルっと飲みすぎちゃうかもしれません。

飲み方はストレートかロックがいいと思います。水割り、ハイボールだと個性が消える印象でした。

ストレートなら赤身肉と、ロックならパルミジャーノチーズなどとチビチビと合わせるのが最高です。

もちろんカクテルベースに使っても吉。

ケンタッキーダービーで有名なミントジュレップ、またはオールドファッションドなどにもピッタリ。

世界中のバーテンダーからも評価が高く、繊細でいて骨太、多彩で力強いフレーバーが気に入られ、様々なバーボンカクテルに使われているみたいですね。

ウッドフォードリザーブの手間のかかる製法は一見時代に逆行しているように見えますが、これからは「意味を買う時代」。

効率化、合理化にとらわれず、買いたいと思わせるストーリーを積んでいく、そんなプレミアムバーボンに今後も期待します。

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ABOUTこの記事をかいた人

オーツカ

ウイスキーをもっと身近に感じてほしい。小難しいウイスキーの世界を分解して、わかりやすく整理する「ウイスキーオーガナイザー」です。 まだあまりウイスキーを知らない人がウイスキーを好きになる「きっかけづくり」をできればと思っています。 日本最大級のウイスキーメディアBARRELを企画、運営、編集及びカメラマン、さらには執筆もしています。

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