新たなアードベッグ「アードベッグ ツイン・バレル」が、米国TTB(アルコール・タバコ税貿易管理局)のデータベースに登録されていることが分かりました。
トルコワインの熟成樽とバーボン樽を組み合わせた1本で、実現すればアードベッグとしても、ウイスキー業界全体としても珍しい試みになりそうです。
アルコール度数は50%でのボトリングが予定されています。
なぜ「トルコワイン樽」なのか
トルコは、ブドウ栽培の起源地のひとつとも言われる土地です。
国際品種よりも土着のブドウ品種による地ワインづくりが根強く残っており、スコッチの熟成樽としてはこれまでほとんど例がありませんでした。
カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネといった国際品種で造られた樽であれば過去にも例がありますが、トルコの土着品種由来のワイン樽をウイスキーの熟成に用いるのは、業界的にもかなり異例な選択と言えそうです。
甘さとスモークが行き来する設計

ラベルの記載によると、香りは甘さとフローラルさから始まり、ミントミルクシェイクやダークチョコレートを経て、スパイスとスモークへと展開していく構成になっているとのことです。
味わいでは白胡椒や温かみのあるリコリスルートが顔を出し、スモークとチリの熱、ビターな espresso(エスプレッソ)とオレンジピールが折り重なる、という説明がなされています。
アードベッグはこれまでも、2020年発売の「ブラック」でニュージーランドのピノ・ノワール樽を使うなど、ワイン樽への実験的なアプローチで話題を集めてきた蒸溜所です。今回のトルコワイン樽も、その延長線上にある一手と見てよさそうです。









