スコッチの聖地として知られるアイラ島に、ウイスキーではなくラムの新作が届きました。
蒸溜所は「アイラ・ラム蒸溜所」。
独立系ボトラー、ヴィンテージ・モルト・ウイスキー社のオーナーであるブライアン&アンドリュー・クルック父子が2017年に設立し、2021年に本格稼働しています。アイラ島初のラム専業蒸溜所とされ、拠点はポートエレンにある1959年建造のアール・デコ様式の旧レモネード工場。ヘッドディスティラーのベン・イングリス氏はアイラ島出身で、共同創業者の一人でもあります。
初期蒸溜からの一本
今回発売された「オリジナル・アイラ・ラム シェリーウッド」は、同蒸溜所として初のシングルカスクリリースです。
蒸溜は2022年7月18日で、稼働ごく初期にあたる原酒にあたります。オロロソシェリー樽で熟成し、アルコール度数50%、世界限定390本。価格は53ポンド(約1万1,400円)となっています。
イングリス氏は「初期の蒸溜から生まれた我々にとって特別な意味を持つ1本」とコメント。共同創業者のキャロライン・ジェームズ氏も「特定の瞬間、特定の場所から生まれ、二度と繰り返せない一本」と語っています。
カリブの技法を、アイラの気候で
製法面での特徴は、カリブ海式の単式蒸溜技術を持ち込んでいる点です。
銅製ポットスチルとツインレトルトを組み合わせ、一回の蒸溜で三段階の蒸溜効果を得ているといいます。一方で熟成の舞台はスコットランド。トロピカルなラム産地に比べて冷涼な気候が、熟成の進み方を穏やかにしているそうです。
同蒸溜所のコアレンジには、白ラムの「ジール」、ピーテッドウイスキー樽で休ませた「バレルエイジド」、スモーク由来の「ピートスパイスド」の3種があります。









