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ウイスキーグラスレビュー/シェフ&ソムリエ オープンナップグラス プロ・テイスティング 32の感想・評価・評判

シェフ&ソムリエ オープンナップグラス プロ・テイスティング 32




モルトバーやSNSのウイスキー愛好家内でひっそりと流行っているシェフ&ソムリエのオープンナップシリーズ。

本来はワイン用につくられたグラスなのに、なぜかウイスキークラスタに流行っている。

要因としてはその見た目が美麗で高級飲食店で使われていることも大きいと思われます。

品がありエスプリの効いたたたずまい。

今や飲食店やSNSでは「映え」も重要な広告ファクター。一般的なテイスティンググラスよりも写真映えすることは間違いありません。

造形美は合格。はたして機能美はいかに。

シェフ&ソムリエ オープンナップシリーズ紹介

シェフ&ソムリエ オープンナップシリーズ

創業1825年のフランスの食器メーカー「アルクインターナショナル社」。

もともとはワインを輸送するのに用いられたデミジョンボトルの生産から創業し、世界最大のガラス製テーブルウェアメーカーに成長した会社です。

ヤマザキ春のパン祭りで貰うことができる「白いお皿」のデザインを手がけていることで有名な会社ですね。

このアルクインターナショナル社がワインをより楽しむためにつくったデーブルウェアブランドが『シェフ&ソムリエ』です。

シェフ&ソムリエの中でもこの「オープンナップシリーズ」はアロマが素早く開く「カラフェ効果」を味わえるダイナミックな形状をしているのが特徴。

立ち上がったブーケが上部で凝縮されるため、他では味わえないテイスティングを体験できます。

クリスタリンガラス:KWARX(クウォークス)

クリスタリンガラスのKWARX

グラスに使用しているのはクリスタリンガラスのKWARX(全面強化硝子)。

クウォークスと呼ばれています。

ワインやスピリッツの色・香・味を極めるためのまったく新しい革新的な素材で、透明度が高く、洗浄を繰り返しても輝きを保ちます。

LNEフランス国立検査機関の検証によれば、業務用の食器洗浄機に2,000回かけてもその輝きは失われないとのこと。

コンコンと叩いてみましたが、かなり耐久力がありそうな素材で、ワインなどを扱うお店では重宝しそうです。

製品のスペックと特長

リム

シェフ&ソムリエ オープンナップグラス プロ・テイスティング 32のリム

リムは1.1mmくらい。

口径がすぼまっているため薄く感じるが、決して口当たりが良い部類ではない。

口径は55mm。

すぼまっているとはいえ他のテイスティンググラスと比べると遥かに広い幅だ。

シュピゲラウから出ているウィルスバーガーアニバーサリーのブランデーグラスと同程度だがオープンナップ32は急傾斜しすぼまっている。

唇を当てると舌の先端から平面的に液体が着地し、やや酸味、塩味などの収斂味を強く感じる。

ボウル

シェフ&ソムリエ オープンナップグラス プロ・テイスティング 32のボウル

ボウル部分の特徴的に角ばった部分。この「角ばり」に意味がある。

角ばりの頂点。最も膨らんだグラスの最大径のところまで液体を注ぐと約45ml。ウイスキーだとシングルよりも多いジガーの量だ。

グラスを寝かせ静かに360度転がすことで、液色や粘性、アロマなどの情報をより詳しく知ることができる。

スワリングはとてもしやすく香りをよく開かせることのできるタイプ。

なお、ハーフサイズなど少量のテイスティングには向かない。

ステム&プレート

シェフ&ソムリエ オープンナップグラス プロ・テイスティング 32のステムとプレート

ボウルからステムへの繋ぎのデザインが素晴らしく、ウイスキーの琥珀色をキラキラと反射させる。

大きいボウルを支えるためかステムは太く、プレートの口径も広め。

プレート幅はワインのカベルネグラスなどよりも広いか。

造形美は同価格帯のグラスよりも頭一つ抜けている印象。

スペック/商品仕様

高さ 180mm
口径 55mm
底面積 70mm
最大径 86mm
重量 140g
容量 320ml(約10.8oz)

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どんなウイスキーに向いているか

シェフ&ソムリエ オープンナップグラス プロ・テイスティング 32

しばらく使ってみましたが、ウイスキーには良いところ半分、悪いところ半分といったところ。

やはりワイン用なのかな、と思いました。

口径幅がありボウルが大きいので揮発は早いです。ウイスキーの種類と内容量を考えないとアルコールアタックをモロに食らいます。

ガチムチシェリー樽熟成、ハイプルーフのものの注ぎすぎ、スワリングのしすぎには気を付けたいところ。収斂味が出やすく正確なアロマを拾えなくなります。

使用するのであれば、青りんごやマスカット、白桃などを感じるフルーティーなものや、はちみつや麦の甘みが強い、いわゆる地味旨なウイスキーがいいと思います。

もしくは25年や30年ものといった長熟のブレンデッドウイスキーですね。どちらもアルコール度数は40~46度程度までがよいでしょう。

 

美しく特徴的な形状なので、他店と差別化のために使っているバーも多いのかもしれませんが、出番は限られます。

ちなみにこの320mlサイズにハーフ量(15ml)を注ぐと、揮発が早すぎるのと、口がすぼまっており、かえしがないためかなり頭を後ろに倒さないとウイスキーが口までたどり着かないという欠点があります。

ハーフ飲みが増えてきているモルトバーさん、お気をつけあれ。

オーツカ
白ワインっぽいウイスキーにはいいと思いました。

マディラ樽フィニッシュのグラッパを飲んでみましたがおいしかったです。

淡白なもののほうが向いてるかな。

こんなウイスキーが飲みたい!

ベンリアック 20年

ファーストフィルのバーボン樽をメインに長期熟成した贅沢な1本。

ピーティータイプの原酒を少量入れることで、より複雑な味わいになっています。

これよこれ、これがベンリアックよ!と言いたくなるボトルです。

2005年のIWSCでゴールドメダルを受賞した世界が認める上質なボトルです。

香りはバニラ、はちみつ、シナモンスパイス、りんご。糖度の高いミカン。

クリーミーな口当たりで、黄桃、トロピカルフルーツの甘みの後に焼いたナッツ、カスタードクリーム、カラメル。

爽やかなフルーツを感じさせる余韻の中からジワリと出てくるピートのバランスが絶妙。

まだ旧ボトルが売っていると思います。良くできたボトルで一飲の価値があります。

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ABOUTこの記事をかいた人

オーツカ

ウイスキーをもっと身近に感じてほしい。小難しいウイスキーの世界を分解して、わかりやすく整理する「ウイスキーオーガナイザー」です。 まだあまりウイスキーを知らない人がウイスキーを好きになる「きっかけづくり」をできればと思っています。 日本最大級のウイスキーメディアBARRELを企画、運営、編集及びカメラマン、さらには執筆もしています。