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1杯で色々な味が楽しめるウイスキーフロートカクテルの飲み方/作り方

ウイスキーフロートの美味しい飲み方からレシピまで

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ウイスキーフロートとは?

ウイスキーフロートとは、水にウイスキーをゆっくりと注ぎ、水の上にウイスキーの層を作って混ぜずに飲むというスタイルの飲み方です。
ポイントはゆっくり注ぐという点で、水の上にウイスキーの層を浮かべる(フロート)ためには、慎重に注がなければなりません。

ウイスキーフロートは、水とウイスキーの比重差を利用した飲み方です。
水の重さを1とすると、ウイスキーは0.92とわずかに軽くなっており、その重さの差からウイスキーは水の上に浮きやすくなっています。
しかし、どちらも液体ですので、飲んでいるうちに自然と混ざり合ってきます。
最初はウイスキーストレートで本来の味を感じ、どんどん飲んでいくうちにウイスキーと水が混ざり合って飲みやすくなっていくのがウイスキーフロートの特徴です。
初めはしっかり、後半はアルコール度数を抑えてすっきりと。
1杯で様々な濃度を楽しみたいという方は、ウイスキーフロートがおすすめです。

ウイスキーフロートと他の飲み方の違いって?

ウイスキーフロートは、最終的にほとんど水に近くなりますが、口をつける段階ではほぼストレートです。特にバーテンダーがつくるウイスキーフロートは、綺麗に水とウイスキーが分離していて、一口目のウイスキーはストレートと同じ濃度と言い切っても過言ではありません。

ウイスキーフロートを作ってみる

しかし、飲んでいるうちにどうしても水と混ざり合うため、徐々にアルコール度数は低くなり、味や香りも変化します。最終的には同様の分量で作ったウイスキーの水割りよりも、味は薄くなります
水割りと同じようなウイスキー量でも、最初にしっかりと銘柄の味わいや香りを味わうことができ、酔いもまわりにくい。
その二つの点が合わさったウイスキーフロートは、ストレートと水割りの良いとこ取りをしたハイブリッドな飲み方とも言えるでしょう。

また、フロートスタイルのレシピは基本的に氷をいれないミネラルウォーターを使いますが、好みによって氷を入れたり、水をソーダ水に変えてハイボール風にする場合もあります。ソーダ水を使うレシピは、水よりもウイスキーを浮かべることが難しいため、なかなか綺麗な層を作ることは難しいですが、最後爽やかな炭酸と共に飲み終えたいという方はソーダ水を使ってフロートを作るのも良いでしょう。

ウイスキーフロートの作り方・飲み方

作り方1:グラスに水を入れる

お水は六分目くらい

水の量は使うグラスの「半分~6分目」程度が適量です。
ウイスキーフロートは、飲んでいくうちに割合が変化する飲み方です。かといって分量によって飲みやすさやアルコール度数が変わるというわけではないので、完成した時に見た目が綺麗な「水:ウイスキー=6:4または7:3」くらいの割合を心掛けると良いでしょう。

作り方2:ウイスキーを容器に移す

ウイスキーをメジャーカップに移したところ

初心者はウイスキーを瓶からではなく、あらかじめメジャーカップや小さい容器に移しておくことをおすすめします。フロートスタイルでは少しずつゆっくり慎重に入れることが重要となります。瓶からだと入れづらい場合が多いので、調節の利く容器を使いましょう。
分量は45ml程度にしましょう。シングル(30ml)だと使うグラスにもよりますが、層が薄くなってしまい作るのが難しいです。ダブル(60ml)だと層が厚くなりますが、人によってはアルコールの濃さを強く感じてしまう割合となるので、45mlが適量と言えます。

作り方3:ウイスキーを浮かべる

ゆっくりと注いでいきます

バースプーンや小さく柄の長いスプーン、マドラーを使います。より慎重を期すのであれば竹串もおすすめです。
ここではスプーンを使うことにしましょう。
スプーンを裏面にし、先端をグラスの水面とグラスの内側近くまで寄せ、とろとろと少しずつゆっくり流し込んでいきます。
上手に作るコツは、スプーンの先端の位置と角度です。
先端の位置はグラスの内側ぎりぎり、水面ぎりぎりで止めておきましょう。ウイスキーを注いでいるうちにかさが増えて、スプーンの先端がウイスキー面に付いてしまいますが、それはOKです。スプーンの角度はできるだけ寝かせるようにすると、水面の揺れが最小限に留まります。
他の道具を使っても同じです。水面を極力揺らさず、ゆっくり平均的にウイスキーを伸ばすイメージで注ぎ終えたら完成です。

作り方4:静かにグラスを持ち上げ、飲む

1杯目はできるだけ揺らさずに飲んでみましょう。
まずは鼻を近づけ香りを確かめてから、口を付けゆっくりとグラスを傾けます。
フロートスタイルは傾ける角度によって、ウイスキーと水の混ざるスピードが変わってきます。斜めにすればするほど水割りに近くなり、反対に水平を保てば混ざりにくくなります。ある程度割合が調整できるので、好みによって混ざり具合を確認しながら飲むことで、ウイスキーフロートがより楽しめるでしょう。

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ウイスキーフロートに氷を入れる? 入れない?

ウイスキーフロートには、お好みで氷を入れてもOKです。氷を入れることで、ロックや水割りに近い味わい方ができるようになります。
しかし、氷を入れることで作る際の難易度も高まります。氷の比重は0.9168。つまり水に浮かんできますので、ウイスキーを注ぐポイントとなる水面が狙いづらく、ちょっとした振動でも氷が動き、ウイスキーの層を乱してしまいます。ただし、氷水とウイスキーの温度差があるため、うまく作れば安定したウイスキーの層を浮かべることができるでしょう。

ウイスキーに氷

氷を入れたフロートスタイルは、ストレートの純な味わいではなく、オン・ザ・ロックのしゃきっとしたのどごしが魅力です。冷やされるため香りは抑えられてしまいますが、以降もすっきりと飲めるため、ウイスキーを味わいつつ最後はさっぱりと終りたい方は、氷を入れたフロートを楽しみましょう。

ウイスキーフロートを楽しむグラス

見た目の綺麗なウイスキーフロートは、使うグラスによっても美しさが異なります。
タンブラーで作るのが一般的ですが、テイスティンググラスロックグラスで作るとタンブラーで作ったフロートとは違った色合いや飲み口が楽しめます。ただ、不透明なグラスだと色の層が確認できなく、フロートの良い点が失われてしまいますので、透明なグラスを使いましょう。

タンブラーでウイスキーフロート

うすはりタンブラー

ウイスキーフロートを作るのに適したグラスはタンブラーが一般的と言われています。タンブラーはグラスの中でも細長く、口径が広くないため、ウイスキーの層が安定しやすくなっています。また、透明度が高くシンプルなデザインのものも多いため、グラデーションがはっきり見えやすいというのも、フロートスタイルを作る際に選ばれる点でしょう。
タンブラーの中でもできるだけ幅が狭く、円柱に近い形のものがウイスキーの層を浮かべやすく、綺麗にウイスキーと水の混ざり具合が映ります。

テイスティンググラスでウイスキーフロート

テイスティンググラス2テイスティンググラスは、氷を使わないウイスキーフロートに適しています。形状が口の方に近づくにつれ細くなっているので、傾きに対しての混ざり具合が少なく、ウイスキーの味をしっかり味わうことができます。また香りを逃さないような作りになっているため、フロートでもウイスキーを利き分けておきたいという方にぜひ使っていただきたいグラスです。ただ、口径は狭くなっているので、ウイスキーを注ぎ入れるのが若干難しくなっています。

ロックグラスでウイスキーフロート

バカラ アルクール オールドファッションドグラス

ロックグラスは幅が広いものが多く、ウイスキーの層を浮かべにくい、フロート上級者の選ぶグラスです。また、ウイスキーと水が混ざりやすいため、早い段階で水割りとなります。ロックグラスでウイスキーフロートを飲むのであれば、混ざる前提の分量で作ることをおすすめします。
ロックグラスは意匠を凝らしたものが多く、見た目を楽しむウイスキーフロートとの相性が良いです。難易度は高いですが、お気に入りのロックグラスでウイスキーフロートを作れるようになるとフロートマスターと名乗って差し支えはないでしょう。

応用編-ウイスキーフロートハイボール-

ウイスキーフロートは飲み方の1種ではなく、カクテルとして数えられる場合もあります。
作り方に技術が要することも理由のひとつですが、同時に応用が利く飲み方でもあるからです。その応用のひとつに、水をソーダ水に変えたウイスキーフロートハイボールがあります。このウイスキーフロートハイボールには面白いバリエーションがあるので、ウイスキーカクテル好きの方はチェックしておきましょう。

スタンダードにソーダ水レシピ

氷はお好みで入れましょう。しかし、冷やしてあるソーダ水を使うのであれば、中途半端な温度感にしないためにも、しっかり冷やしたグラスに氷を入れてください。
作る際に注意すべきポイントは、ソーダをなるべく活性化させないように静かに入れることです。泡立ってしまうとウイスキーを浮かべることが難しくなってしまうので、ソーダは注意して入れましょう。

水で作るフロートスタイルとは、また違った楽しみ方があります。特に常温のソーダを使った氷なしのフロートは、ウイスキーの濃厚な香りと味わいを支えるように繊細なソーダの質感を楽しめるので、ウイスキーを飲み慣れた方でも新鮮さを感じられることでしょう。

様々なジュースでウイスキーフロート

レモンジュースを使うレシピだと、さっぱりとしたウイスキーフロートを楽しむことができます。
ただレモンジュースだけだとウイスキーの風味に勝ってしまうため、レモンジュースは香り付け程度にしてソーダ水で補いましょう。レモンのイエローに琥珀色のウイスキーが浮かび、パステルな色味のカクテルとなります。

ジンジャーエールを使ったレシピだと、甘みと苦みを得ることができます。バーボンなど香りの強いウイスキーと相性が良いでしょう。ジンジャエールは甘口を使うことでライトな飲み口となり、辛口を使うことで渋みとボリューム感を味わうことができます。コクのあるウイスキーカクテルをお求めの方は、一度お試しください。

コーラの上に浮かべるレシピもあります。コーラの色味が強いため、不思議なグラデーションのカクテルが出来上がります。こちらもバーボンをはじめ、テネシーウイスキーであるジャックダニエル等と相性が良く、一風変わったジャックコークを味わうことができます。

2種のウイスキーでスーパーハイボール

普通の飲み方じゃちょっと物足りなくなってきた方にぜひおすすめしたいのが、
コチラのスーパーハイボール
スーパーハイボールは、ブレンデッドウイスキーで作ったハイボールの上に、シングルモルトウイスキーをフロートさせるという2つのウイスキーを使ったハイボールです。
レシピが少し変わることを除けば、作り方は通常のフロートハイボールとほとんど一緒です。氷の入ったソーダ水にブレンデッドウイスキーをシングル(30ml)入れ、ステアする。その上にシングルモルトウイスキーをハーフ(15ml)フロートさせれば、完成です。

作り方のポイントとして知っておきたいのが、シングルモルトにブレンデッドのキーモルト使うことで味にまとまりを持たせるということです。
例えば、「ジョニーウォーカーブラック+タリスカー」「バランタイン+アードベッグ」「シーバスリーガル+ストラスアイラ」といった「ブレンデッド+キーモルト」の組み合わせは、絶妙なバランスのスーパーハイボールが味わえるので、ぜひお試しあれ。

フロートおすすめウイスキー

ウイスキーフロートは変化を楽しむウイスキーです。そのため、香りが強く、度数の高めなウイスキーを選ぶことではっきりとした変化の違いを確かめられます。おすすめするウイスキーは個性が強く、人によってはストレートだと飲みづらいと感じる場合もありますが、ウイスキーフロートであれば飲み応えばっちりのウイスキーとして楽しめるでしょう。

スプリングバンク

複雑な香味を持つシングルモルトの香水。
とろみのある甘さには、ハチミツを感じられる風味やドライフルーツ、トロピカルフルーツを思わせるフルーツ由来の甘露もあり、さらにはほのかな煙っぽさも秘めています。それらの要素は水と混ざり合うことで膨らみが増し、味の一つ一つを粒立って感じられるようになるため、フロートスタイル向けのウイスキーと言えるでしょう。
アルコール度数は46度。少々の水でも崩れないボディがあるので、フロートで飲んでも長く楽しめるウイスキーです。

グレンファークラス105

完成度が高く安定感のあるグレンファークラスの中でも、高いアルコール度数とそれに負けない力強さを持つシングルモルトウイスキー。
シェリー樽から来る熟れた果実のような甘みとドライな飲み心地は、ダイナミックな味わいと重厚な安定性を両立しています。最初はガツンとパンチが利いていて、徐々にマイルドなウイスキーフロートを飲みたいのであれば、間違いのないウイスキーです。
アルコール度数は樽出しの60度。濃く深みのある色合いが穏やかにフロートしているグラスは、落ち着いた夜の雰囲気にこそどうぞ。

ブッカーズ

高いポテンシャルを持つバーボンウイスキー。
バーボンの中でも口当たりが柔らかいことから飲みやすいウイスキーです。しかし、水を加えることで広がりが増し、バーボンの特徴ともいえる焦がした砂糖の甘みと一緒に、生き生きとした木材の香りやカリカリに焼いたトーストを思わせる麦の風味が感じられるようになることからもフロートスタイルおすすめのウイスキーです。
アルコール度数は64度。アルコールが強くバーボンが苦手な方も、フロートならばアルコールを緩和しつつ、しっかり味わえるので、まずはブッカーズのウイスキーフロートから始めてみてはいかがでしょう。

1杯でいろんな味を楽しめるウイスキーフロート

ウイスキーフロートを作り方、飲み方、こだわり、おすすめのウイスキーと分けて紹介しました。
飲み方としてはメジャーではありませんが、1杯で様々なウイスキーの表情と出会えるため、上級者にこそおすすめしたい飲み方です。ビジュアルがとても美しいので、女性とご一緒のシーンなどでぜひご活用ください。





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