NHKの朝ドラ「マッサン」で若い世代にも有名になったウイスキー。
試してみたいと思う学生の方も居ると思います。
成人したばかりの大学生にウイスキーのイメージを尋ねると、「度数が強い」「高いお酒」なんて答えが……。
そこで、今回はそんなイメージを払拭するべく、ウイスキーが初めてという方でも飲みやすい商品をご紹介します。
1,000円前後で購入できるリーズナブルな銘柄を中心におすすめを集めてみました。
大学生におすすめの基準
今回のテーマは『大学生』へおすすめするウイスキー。
そのおすすめする基準はなにか、それは『気軽にお家でも飲める』ということです。その為、ボトル選考のポイントを
『値段が手頃』
『様々な飲み方が出来るか?』
『入手しやすいか?』
という3点に絞って紹介します。
また、ウイスキーは地域によって種類が大きく異なります。
まずは自分がどのタイプのウイスキーが合うのか、ざっくりとした各地方ごとのウイスキーを説明と共に紹介します。
スコッチ・ウイスキー
イギリス・スコットランドで造られているウイスキーの種類で、全世界の60%の消費量を占めています。
ピート香と呼ばれる香りがするのが特徴で、スモーキーなフレーバーを持つ種類が多いです。
ただ煙いだけでなく、洋梨の様な香りや、蜂蜜の様な甘さが有るのが魅力です。
価格も高価な物からお手頃なものまで様々な種類が存在します。
ピート香で好みが別れますが、ハイボールにするとそのスモーキーさが和らぎ、アクセントとなるため、今回は2銘柄入れました。
アイリッシュ・ウイスキー
こちらはアイルランドで作られるウイスキー。
初心者の壁となる、ピート香や、力強い甘み等が無く、スッキリとしたウイスキーのため、実は初めてストレートで飲んでみたい初心者さんはこちらの方が向きます。
少しオイリーな飲み口で、カクテルベースとしても優秀です。一品ご紹介。
カナディアン・ウイスキー
カナディアンは文字通りカナダのウイスキー。
酒質は非常に軽く、スムーズに飲めるため、ハイボール、カクテル、ストレートなど、様々な飲み方が出来るのが特徴です。
今回は大学生向きの一品ということで、一品ご紹介。
アメリカン・ウイスキー
アメリカで作られるウイスキーで最もメジャーなものは「バーボンウイスキー」です。
力強く荒々しい味とその後ろにある甘さが特徴のウイスキーです。
比較的リーズナブルな価格で手に入ることや、近年バーボンがブームになり世界での消費量が伸びていることから今回は2つの銘柄を紹介。
ジャパニーズ・ウイスキー
マッサンなどでも取り上げられた日本のウイスキー。
世界五大ウイスキーに数えられ、現在は国際的なコンペティションで様々な賞を受賞しています。
加水しても味が崩れないブレンディングの技と、精密で繊細な風味が特徴的です。
現在その希少性から価格が高騰していますが、安価でレベルの高いものも存在ます。
もっともっとウイスキーの種類について知りたいという方はこちらから!
大学生におすすめのウイスキー
ジョニーウォーカー レッドラベル(スコッチ)
一本目のお薦めとして紹介するのはスコッチの『ジョニーウォーカーレッドラベル』です。
ジョニ黒の名称で知られるジョニーウォーカーの黒ラベルの1グレード下の物で、通称「ジョニ赤」。
価格は大体1,000円程度で購入できます。
安いですが、スコッチの持つ華やかさ、スモーキーさを兼ね備えている銘柄です。
おすすめの飲み方はハイボール。
もちろんストレートで飲んでも美味しい銘柄ですが、初めてという場合はハイボールをお勧めします。
ジョニーウォーカーの赤ラベルは割ってもスコッチの独特のスモーキーさや、華やかな香りがする為、大変美味しいハイボールになります。
角ハイボールの辛口さが苦手という方は是非とも試して頂きたい銘柄です。
カティーサーク(スコッチ)
2本目として紹介するのはカティーサークです。
こちらも価格が1000円前後と自宅で大学生が気軽に飲むにはちょうど良い価格です。
先程紹介したジョニーウォーカーの赤ラベルと同じブレンデッド・スコッチですが、ジョニーウォーカーの赤ラベルと比べ、スモーキーな香りが抑え目なのが特徴です。
その為、クセのないさっぱりとした味となります。
アルコールの辛味は感じますが、初めてスコッチをストレートで飲む際の壁となる、スモーキーな香りが無いため、初めてでも比較的飲みやすいと思います。
さっぱりしていると言っても中程度のコクはあるのでハイボールでも美味しく飲めます。
カナディアンクラブ(カナディアン)
カナダで作られるウイスキーでお薦めなのが、カナディアンクラブです。
CCの愛称で知られるこのウイスキーは日本に輸入されるカナディアンウイスキーの95%を占めるとも言われます。
味のほうはというと、全てのウイスキーの中でも最もライトなウイスキーと呼んでも良いでしょう。
あまりお酒に慣れていない人、ウイスキーが初めてで不安だと感じている人にお薦めです。
少し物足りないと思う人も、ロックにして食後にゆっくり飲むのもよいでしょう。カクテルベースなどにも向いています。
ジムビームホワイト(アメリカン)
4本目として紹介するのがこちらのジムビームホワイトです。
世界で最も売り上げているバーボンで、CMでもコンビニでもしばしば見かけるウイスキーなので知っている人も多いはずです。
バーボンの中では比較的クセがないため、初めてのバーボンとして、おすすめ出来ます。
味はバーボンらしく力強い樽の香り、アルコールの辛さや苦味がありながらも、白い花のような香りも感じさせます。
いい意味でも悪い意味でもクセがないバーボンなので、軽快にハイボールにして飲むのがよいでしょう。
個人的には冷凍庫で数時間冷やした後、ロックにしてキンキンにして飲むのが好きです。
価格も1000円前後なのでぜひ試してみて下さい。
アーリータイムズ ブラウンラベル(アメリカン)
アーリータイムズは黄色のラベルが有名ですが、初心者にはこちらのブラウンをお勧めします。
というのも、このブラウンラベルは、イエローラベルを日本人向きにブレンドし直したものであるため、日本人の舌に合ったバーボンとも言えるからです。
また、同価格帯のバーボンの中ではコクや深みがあり、味がしっかりしているためハイボールにするとバーボン独特の甘みが出てきます。
香りもよいのでこちらもハイボールがおすすめです。
富士山麓 樽熟原酒50度(ジャパニーズ)
日本の富士御殿蒸溜所で造られる、非常に評価の高いウイスキーです。
この価格帯でこの味わいを実現しているというのは本当にすごいこと。
“樽出し”の状態に近いアルコール度数50°はそのままに、ウイスキーの旨み成分を残さず閉じ込める“ノンチルフィルタード”(冷却ろ過をしない)でボトリングしています。
安くても濃厚な香りと味わいが欲しい!という大学生におすすめします。
こちらの商品、2019年の3月をもって終売が発表されました。2005年から約13年間販売され続けたロングセラーのレギュラーボトルなだけに残念ですね。
大学生だって自宅でウイスキーをちびちび
大学生となると「量より質!」という人か、「あまり強いお酒はちょっと」と敬遠するかのどちらかに別れると思います。
金銭的にもお酒に1,000円以上の金額はなかなか出しにくいと思いますが、ウイスキーは他のお酒とは異なる色々な飲み方ができるのが魅力です。
例えば、ハイボールにして友人に振舞ったり、勉強やゲーム、映画を見ながら、少しずつロックや水割りで楽しむことが出来ます。
今回はウイスキー初心者の大学生でも購入しやすいよう、1,000円前後のおいしいウイスキーをご紹介しました。
是非とも初めての人は試してみて下さい。
また、これらのウイスキーは多く流通する銘柄ですので、普通のサイズの半分程度の小ビンも販売されています。
不安な人は小ビンから試すのも良いかもしれませんね。