沖縄の新里酒造が11月6日、新作『琉歌 JAPANESE 2026 ENDLESS SUMMER』を発売しました。
沖縄で3年2か月熟成した58%で、700mlの希望小売価格は税抜1万5,000円、税込1万6,500円。2025年版と同じ価格です。
10月に行った卸向けの割当分は、すでに完売しています。一般の販売は、全国の一部の酒販店と小売店で、数量限定。
2025年版は、BARRELでも取り上げました。
蒸溜は2023年8月、年10%が蒸発する沖縄で3年2か月
原酒は、2023年8月に新里酒造が自社で蒸溜したもの。イギリス産のノンピート麦芽を使い、2026年10月に瓶詰めしました。
沖縄は年平均気温が22℃、平均湿度が77%の亜熱帯です。新里酒造は、樽から蒸発するエンジェルズシェアを年に約10%としています。
本州の一般的な3〜4%程度と比べると、蒸発量は2倍以上。樽の成分が早く出て、短い熟成でも濃い酒質になるのが、蔵の狙い。
3年は、ジャパニーズウイスキーを名乗るための熟成期間の基準。ENDLESS SUMMERは3年2か月なので、基準を満たしています。
琉歌のファーストリリースは2023年で、1,300本限定でした。3年熟成の琉歌としては、そこから数えて4回目です。
7月には、琉歌の原酒がゴースト・シリーズの第26弾として、328本で発売されました。
樽は2種類だけ、2025年版の4種から半減

使った樽は、リフィルのオロロソシェリー樽と、追熟に使ったリフィルのスパニッシュオーク樽の2種類。どちらもスペインから輸入した樽です。
ブレンダーの新里尚也氏は、スパニッシュオークで追熟した原酒だけでは樽感が強く、ウッディな印象が勝ったと話しています。そこで追熟していないシェリー樽の原酒を混ぜ、素の香味を補って整えています。
2025年版は、オロロソとペドロ・ヒメネスのシェリー樽、スパニッシュオーク、泡盛カスクの4種の組み合わせ。度数と価格が同じ中で、樽の構成は半分になりました。
甘さのあとにほのかな塩気、余韻はダークチョコ

香りは、ブラウンシュガーとクリームケーキに、シナモンを効かせた焼きリンゴが重なります。
味わいは、シロップのような甘みの後に、かすかな塩気。余韻は、ダークチョコレートとローストコーヒーが長く続きます。
新里氏が今回いちばん印象に残ったのは、塩気だそうです。2025年版の余韻はキャラメルとミルクチョコレートで、今回はほろ苦い方向に寄りました。
飲み方は、まずストレートがおすすめ。58%と高いので、少しずつ加水して変化を楽しめます。











