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グレンタレット21年、ボルドーの銘醸畑と出会う

グレンタレット21年、ボルドーの銘醸畑と出会う

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スコットランド最古の稼働蒸溜所とされるグレンタレットが、新たな限定ボトル「ザ・グレンタレット 21年 ドゥー・テラン」を発表しました。

シェリー樽で熟成した原酒を、ボルドーのソーテルヌワイン樽で後熟させた一本で、500本限定。価格は750ポンド(約16万2000円)です。

500本限定、ソーテルヌが導く21年

「ドゥー・テラン」はフランス語で「二つの土地」を意味する名前。

まずシェリー樽で熟成し、その後、シャトー・ラフォリー・ペラゲ(1855年格付けプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ)のソーテルヌワイン樽へ移し替えて仕上げられています。

1855年格付け | Bordeaux.com

移し替え後の熟成期間は蒸溜所側から明らかにされていません。

アルコール度数は42.8%。オーナーであるラリック社は今回のボトルを「介入ではなく、時間そのものが形づくったウイスキー」と表現しています。

このシャトー・ラフォリー・ペラゲは、グレンタレットと同じくラリック社の傘下にあります。

ラリック社の会長シルヴィオ・デンツ氏は熱心なワインコレクターとしても知られ、ボルドーのシャトー・フォジェールとこのシャトー・ラフォリー・ペラゲの両方を個人的に所有。グレンタレットとの間で樽を融通し合えるのも、この所有関係あってのことです。販売はグレンタレット公式サイトのオンラインストア、または蒸溜所での直接購入のみとなっています。

マッカランを育てた男が仕掛ける、もう一つの産地

今回のウイスキーを手掛けたのは、ホイスキーメーカーのボブ・ダルガーノ氏。

マッカランで30年にわたってウイスキー造りを担ってきた人物で、2019年のラリックによるグレンタレット買収後、エドリントン社から引き継いだ熟成原酒をゼロから見直し、現行のコアレンジを一から作り上げた立役者です。

実はラリック社とマッカランの関係はグレンタレット買収以前から続いており、長年にわたってマカランのデキャンタをクリスタルで手がけてきた間柄です。マカランで培われた知見を持つダルガーノ氏を招き入れたことも、この関係の延長線上にあると言えます。

今回のように、デンツ氏個人が所有するボルドーのシャトーの樽をウイスキーの熟成に用いるというのも、クリスタル、ワイン、ウイスキーをまたいだラリックグループならではの発想に思えます。

グレンタレットはラリックの買収以降、蒸溜所内のレストランがミシュランの星を獲得したり、2026年からピーテッドスタイルの生産を廃止する方針を打ち出したりと、一貫してハイエンド路線を強めてきました。

今回の「ドゥー・テラン」もその延長線上にある一本と言えそうです。ただし500本限定・蒸溜所直販という販売方法から見ても、日本への正規展開は現時点では見込みにくく、入手を考えるなら個人輸入も視野に入れる必要がありそうです。

オーツカ
タレットはずっとハイエンド路線ですね。他社と一線を画しているし、顧客もちょっと異なるようなので興味深いです。



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