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アン・オーの原点、アードベッグが15年越しの一樽

アン・オーの原点、アードベッグが15年越しの一樽

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アイラ島のシングルモルト「アードベッグ」が、日本限定ボトル「アードベッグ レアカスク No.20080」を2026年7月22日(水)19時よりコミッティーストアにて限定抽選で発売します。

価格は110,000円(税込)。定番ライン「アン・オー」誕生の裏側にあった一樽を、15年の熟成を経てそのままボトリングした一本です。

「アン・オー」を生んだギャザリングルームの記憶

『アン・オー』は、アードベッグ蒸留所が2017年に約10年ぶりの新定番として送り出したシングルモルトです。

ペドロヒメネス・シェリー樽の甘さ、チャーを施した新樽のスパイシーさ、ファーストフィルのバーボン樽由来のアードベッグらしさ。この3種の原酒を専用の「ギャザリングルーム」でヴァッティングし、長い時間をかけて馴染ませることで、単体の樽を上回る複雑さと丸みのある甘さを引き出したのが最大の特徴でした。

回の「カスク No.20080」は、その開発の過程で生まれたもう一つの実験樽

2010年3月2日に蒸留され、まずバーボン樽で熟成。

その後、当時はまだあまり用いられていなかったPXシェリー樽へと移し替えられました。

こうしたセカンドフィルの実験樽の多くは、ヴァッティングされて『アン・オー』の甘さの一部を形づくっていきましたが、アードベッグ最高蒸留・製造責任者のビル・ラムズデン博士は、この一樽だけは単体でのバランスの良さに惹かれ、ブレンドに回さず手元に残していたといいます。

選ばれなかった一樽が、いま単独で

15年の熟成を経て56.8%でボトリングされたカスク No.20080は、スモーキーな力強さとPXシェリー由来のレーズンやイチジク、焼きプラムを思わせる濃密な甘みが重なり合う仕上がりとされています。

7月22日19時からコミッティーストアで抽選受付が始まり、7月下旬以降は全国のエンバシー店にも数量限定で並ぶ予定です。

そもそも、『アン・オー』自体が近年、国内では見かける機会が減っています。

2022年には酒販店を通じて「国内販売終了」との情報が流れたこともあり(真偽については蒸溜所からの正式なアナウンスは確認できていません)、以来『アン・オー』は日本の店頭で以前ほど頻繁には見かけなくなった銘柄でもあります。

その原点となった一樽が、単独のレアカスクとして日本限定で登場するというのは、なくなりつつある味の記憶を別の形で拾い上げるような企画とも読めます。

アードベッグはこれまでも、開発段階で生まれた実験樽を単独の限定品として掘り起こしてきた蒸溜所です。

今回もその手法の延長線上にあると言えますが、世界共通ではなく日本限定というのが今回のポイントで、130ヶ国以上、18万人を超えるコミッティーメンバーの中でも日本のアードベギャンへの還元という色合いが強い一本です。

オーツカ
まだ通販サイトなどで残っているのは確認できるアン・オーですが、少しずつその存在は忘れられつつあります。その原点を単独で出してくるのは粋な計らいですね。




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