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キリンが高価格ウイスキー「富士」の海外展開を拡大:ペルノ・リカールとの提携で欧州市場へ

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キリンがペルノと提携だ!

キリンビールは世界的に名高いウイスキーおよびワインメーカーであるフランスのペルノ・リカールと提携を結ぶことで、高級ウイスキーブランド「富士」の販売を現在の5カ国から、18カ国にまで拡大させる計画を発表しました。

この取り組みは、ジャパニーズウイスキーの海外人気を受けたもので、特に高価格帯のプレミアムウイスキー市場の伸長が見込まれています。

ペルノ・リカールは、86カ国以上での販売網を持ち、売上高は2022年度で約107億ユーロ(約1.7兆円)を記録。
同社は、バランタイン、シーバスリーガルなどの有名ブランドを展開し、業界で大きい影響力を持っています。
この提携を通じて、キリンは欧州13カ国での「富士」の販売を2023年9月より開始する予定で、今後もさらなる拡大を見込んでいます。

「富士」は、静岡県の富士御殿場蒸溜所で製造されています。

ブランドの特徴としては、富士の伏流水や独特の自然環境を活かした製造プロセスで、シングルモルトやシングルグレーン、シングルブレンデッドといったラインアップを持ちます。世界的な酒類コンペティションである「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ 2023」において、全3品がゴールドを受賞するなど、高い評価を受けている商品です。

ペルノ・リカールの強力な販売網を活用することで、キリンは「富士」のブランドの海外展開を一気に拡大。
さらには、日本政府の食品輸出増加の目標とも合致する形となり、日本産ウイスキーの輸出増を後押しすることが期待されます。
言わずもがな、サントリーの「山崎」やニッカウヰスキーの「余市」など、日本産ウイスキーは世界的に評価されており、今回の提携はその流れをさらに強化するものとなるでしょう。

ペルノ・リカールは、企業の責任に関する持続可能な取り組みにも注力しており、エコヴァディス社からゴールド評価を受けるなど、環境や社会への貢献も大切にしています。

今後のキリンとペルノ・リカールの提携によるウイスキー市場の動向は、両社だけでなく、ウイスキー業界全体にとっても注目のポイントとなります。

オーツカ
ちょっと見分けがつきにくい富士ですが、お湯割りがうまい。特にグレーンが。





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