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ジムビームを学ぶ!味や種類、おすすめの飲み方

ジムビームライ・ブラック・シングルバレル・デビルズカット・ダブルオーク

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ざっくり覚える!

世界120ヶ国以上で販売されウイスキー初心者からマニアにまで広く愛されている世界No.1バーボン・ウイスキー、それがジムビーム。230年近い歴史を誇る名門で、ケンタッキー州、クラーモントで蒸溜製造されています。

日本でもローラや賀来賢人とった芸能人がガンガン宣伝しており、居酒屋ではハイボールもよく飲まれている印象です。

スタンダード品のホワイトはストレートやロックで飲む分には若さが目立ち、やや喉にひっかかるので、現行品で一本抱えるのであればシングルバレルかエイジド品のシグネチャークラフト12年をおすすめします。

個人的に、ライウイスキー入門用としてジムビームライも悪くないと思っています。ライワンはめちゃめちゃうまかったけど、終売しちゃったな。

 

まとめて試飲できる!バーボンウイスキーセット

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まずはオリジナルセットの紹介させてください!

初心者がまず飲んでみてほしいバーボン飲み比べセット

バーボンウイスキーAセット

バーボンウイスキー初心者の方へ、最初に飲み比べてみて欲しいウイスキーを小瓶で5商品セットにしてご用意しました。

バーボンウイスキーを知りたいと思っているビギナーの方におすすめのセットです。

  • ジェントルマン・ジャック (40度)
  • フォアローゼズ ブラック (40度)
  • バッファロートレース (45度)
  • ファイティング・コック (51.5度)
  • エライジャ・クレイグ (47度)

30mlセットと100mlセットから選べるので、あなたの好きなバーボンを見つけてください。

ジムビーム以外にも色々なバーボンを少しずつ飲み比べたいと思っている方におすすめです。

 

ジムビームの発祥と製造場所、歴史の紹介

1795年に創業したジムビーム。ドイツからの移住者ヨハネス・ヤーコブ・ベームがケンタッキー州に移り住み、農業の傍ら、古い銅製の蒸溜釜でウイスキー造りをはじめたのがきっかけです。「ヤーコブ・ベーム(またはボームと発音する)」という名前はドイツなまりの発音だったのでのちに英語発音の「ジェイコブ・ビーム」に改名します。

ケンタッキー州に移り住んだ理由は、ウイスキーづくりに適した石灰岩の地質を濾過されるようにして通った良質な水「ライムストーンウォーター」が豊富に確保できたからとも言われています。

ジムビームの歴史

ジムビームの最大強みはその「血統と伝統」にあります。

ビーム家に繁栄をもたらしたのは19世紀半ば、3代目となるデイヴィッド・M・ビーム。

「オールドタブ」という名のバーボンを販売し、それが大ヒットしたのです。

富を蓄えたビーム一家は1892年、4代目ジェイムズ・ベーカー・ビームは姉の夫ハートと共にクリア・スプリングスにオールドタブ蒸溜所を新たに建設し、事業を拡大します。

この施設投資が実を結び、13年にも及ぶアメリカの禁酒法時代を耐え忍ぶ為の資産となりました。

 

1933年に禁酒法が撤回されると、ジェイムズは早急に息子ジュレマイアと共に事業の再建計画を立て、クレアモントに新たな蒸溜所を建設します。

建設工事も大急ぎで行われ、なんと120日間で蒸溜所を完成させたと言われています。

こうして1940年、遂にバーボンウイスキー・ジムビームが登場します。

「ジム」は4代目ジェイムズの愛称から取って付けたものでした。

 

そして、実際にジムビームを世に広めたのは5代目ジュレマイア。

実業家としての手腕により、禁酒法からのアメリカンウイスキー業界全体の再建に大きく関わったとしてジェイムズの功績が大きく評価され、商品名に使用されることとなりました。

 

6代目のブッカー・ノーはプレミアムバーボンを(スモールバッチバーボンコレクション)をリリースし、7代目フレッド・ノーはその伝統を守り、新たな味を追求しています。

このようにビーム一族はその血統と伝統と共に戦っているのです。

また、多くのウイスキー技術者も育成、輩出し、アメリカンウイスキー発展への貢献度が非常に高いことでも有名です。

長年ビーム社がジムビーム銘柄を所有していましたが、2014年に全株をサントリーホールディングスが総額160億ドルで買収。現在は「ビーム サントリー」という社名に改称し、ジムビームを生産しています。

ジムビームの製法(作り方)

ジムビーム

大粒・高品質の「デントコーン」というとうもろこしを原料に使っていて、バランスのとれた、心地よい飲み口が特徴です。

ケンタッキー州の地盤は石灰岩地質で、ジムビームではこの石灰岩を通って濾過された良質な湧き水「ライムストーンウォーター」を仕込み水として使用しています。

ライムストーンウォーターにはカルシウム成分が豊富に含まれており、その働きにより発酵の際、バクテリアが生む「酸」を抑制し、原酒の旨味を引き出してくれるのです。

材料は全体の51%以上をトウモロコシ、残りはライ麦、大麦などの穀物。

糖化槽は1万ガロン(約37.85kl)のマッシュタンを使用。

その中にライムストーンウォーターを入れ時間をかけて糖化させます。

糖化したマッシュは発酵槽へと移し変えられ発酵がすすめられますが、この際に使用されるのが「ジャグ・イースト」と呼ばれる酵母です。

ジャグ・イーストはビーム一族に代々受け継がれる酵母で禁酒法終了以来75年以上、同じ酵母株をバーボン製造プロセスで使用しています。

ジムビームのシリーズすべての原酒にこの酵母が使われるため同品質を保証することが出来るのです。

発酵させたマッシュは高さ約20メートルの蒸溜器、コラムスチルへと移しかえられ48度程度で加熱されます。

このように低温で加熱することで沸騰を避け、風味を損なわずアルコール分のみ蒸発させることができるのです。

蒸溜した原酒は焼き入れ(チャー)を行ったばかりのオーク樽に詰められます。

樽の内側は強くチャーリングされており、内表面がワニの皮膚(うろこ状)のようなっていることから、この焼き入れ方法は「アリゲーターチャー」と呼ばれています。

樽に詰め変えられた原酒は風通しの良い丘の上に建つラックハウスに保管され、熟成され次第ボトリングされていきます。

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ウイスキー「ジムビーム」のラインナップ

ウイスキーの飲み進めの基本は『縦飲み』です。

垂直飲みともいいますが、同じ銘柄で年代の違うものを飲み比べていきます。

同じ銘柄であれば、基本的な味の傾向が共通しているため、失敗が少ないからです。

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まず、僕が現在販売中である『ジムビーム』のラインナップ、及び過去販売されていたボトルなどをご紹介していきます。

既に終売してしまった銘柄、原酒不足のため休売してしまった銘柄なども随時更新する予定です。

過去のものでも個性や特徴は引き継いでいるものが多いので、参考になさってください。

ジムビーム(ホワイト)

ジムビームホワイトの名称でも呼ばれているレギュラーボトル。

最近ではコンビニなどでも購入可能な、世界一身近なバーボンとも言えるでしょう。

花のような香り、キャラメル、ほのかに香る樽香、上品なバニラ…。

味わいはバーボン特有の接着剤やエステリーががつんと前に出ますが、後からマイルドな甘みがしっかりと残るコストパフォーマンスの高いボトルです。

後味のキレはよく、お勧めの飲み方はロック、またはハイボールなど。

強めの炭酸水で割ると、爽やかなエステリーが香り立ち、更に美味しくいただけますよ。

ジムビーム ライ

通常バーボンはトウモロコシを主原料(全体の51%以上使用)としますが、こちらはライ麦を主原料に使用して作られたボトルです。

主原料が異なることで、ホワイトラベルとは異なる風味のラインナップです。

通常のジムビームは接着剤やセメダインに例えられるような香り、そしてバニラやナッツの甘みが特徴的ですが、ジムビームライは甘い香りは抑えられ、スパイシーでドライな味わいになっています。

バーボンが苦手な方でも飲みやすさを感じるボトルです。

ジムビーム ダブルオーク

こちらはバーボン樽で4年熟成した原酒をキツめにチャーリングしたアメリカンオークの新樽で3~6ヶ月後熟してできたボトルです。

ジムビーム従来の甘み、香りはもちろん、チャーリングからくるカラメル感や心地よいビター感が強調された一本です。

アルコールのアタックや接着剤のような香りは抑えられ、樽香の余韻がしっかり残るのでストレートでも美味しく飲めます。

個人的なお勧めはロックですがハイボールにしてもしっかり伸びるため、美味しく召し上がれます。

ジムビーム デビルズカット

どんなに気密性を保った樽でもウイスキーを熟成させる際には年間2%以上は自然揮発・蒸発してしまいます。

このウイスキーが目減りする自然現象は「天使の分け前(Angel’s share)」と呼ばれています。

これに対し樽に染み込んで取り出せなくなったウイスキーのことを「悪魔の取り分(Devil’s cut)」と呼ばれています。

ジムビームデビルズカットは樽に染み込んだ悪魔の取り分も取り出して6年の原酒にブレンドしたボトルです。

香りはバーボン特有の接着剤のような香りを更に強め、カラメル、バニラ分成分を強調した味わいとなります。

癖の強いバーボンが好きな方にはうってつけのボトルです。

ジムビーム ブラック

6年熟成させた原酒をボトリングした、シリーズ最高グレードの一本となります。

レギュラーボトルが4年熟成ですので、そこから更に2年間熟成を深めた味わいとなります。

エステリーな部分はそのままにダークチョコレート、ウエハースのようなうっとりする香り。

味わいはメロンやバニラアイスのような甘み、そしてほのかな酸味が特徴的です。

アルコールの刺激は抑えられ、ストレートでも飲めます。

ロックにすると接着剤の香りが強まり、ややトゲを感じます。ハイボールにするとバナナのような香りが花開きます。

どんな飲み方をしてもいける、多様性に富んだボトルです。

ジムビーム シングルバレル

ジムビーム熟成庫の中から手作業で選別された樽の高品質な原酒を、他の樽の原酒と混ぜ合わせずに単一樽にてボトリングされたもの。

アルコール度数47.5度ということで濃厚なジムビーム原酒を存分に楽しめる1本となります。

またジムビーム社の全生産量の1%未満しかシングルバレルとしてボトリングされないことから、希少性の極めて高いボトルと言えるでしょう。

口当たりから感じるどっしりとしたボディ、接着剤の柑橘系レモンピール、カシスの葉、ゆずのような和の香りも。

味わいは粘着質で濃厚で奥行きのあるバニラとカラメルの甘み、リッチで深いオークの余韻が楽しめる贅沢なボトルです。

ジムビーム シングルバレル 108プルーフ

日本未発売で、並行輸入でしか手に入らない54度のジムビーム。

シングルバレルは、手作業で選別された樽の高品質な原酒を、他の樽の原酒と混ぜ合わせずにシングルバレル(単一樽)でボトリング。

甘く力強くリッチな味わいは、フルボディ、スウィート、リッチ、オークとバニラ、カラメルの良いバランスを感じさせます。

上記の95プルーフよりもアルコール度数は高いですが、エステリー感はさほどでもなく、さすがと思わせるよいバーボンです。

ジムビーム ライワン

アメリカのニューヨークで「ライ・ウイスキー」が再認識され、若者を中心に人気が出てきている事から、造られた高級ライ・ウイスキーです。

この他にもジムビームではジムビーム・ライというボトルを販売していますが、それよりも口当たりスムースで、ライのフレーバーをストレートに感じることができる、ワンランク上のボトルと言えます。

ライウイスキーを好まれている方にはわかる洗練されたなめらかな口当たり、香りは乳酸とバニラ、カラメル。

甘みを抑えたスパイシーなテイスト、そしてほのかに香るペパーミントの風味、最後にオークの深い余韻を楽しめる上質なボトルです。

知る人ぞ知る名酒で、残っていたらラッキーかも。

ジムビームのおすすめの飲み方

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では最後に編集部のオーツカがおすすめの飲み方をまとめます

ジムビームホワイトラベルは今や日本のみならず、世界中のどのスーパーマーケットにも置かれていますね。

気軽に楽しく、自分が美味しいと思う飲み方で自由に飲む。アメリカが生んだ最高にクールな飲み物、それがバーボンであり、ジムビームです。

スパイシーな香り、バニラ、キャラメル、うっすらとオークの香り。

ライトなボディで飲みやすく、切れ味の良いあと口はまさにソフトバーボン代表。

おすすめの飲み方は爽快にソーダ割、もしくは柑橘系を加えたカクテルがよいでしょう。

圧倒的生産量を誇り、居酒屋やコンビニにも置いてあるので「大衆バーボン」と見られがちですが、中盤~アッパークラスは非常に完成度が高いものを多くリリースしています。

ブラックラベルは厚みのある甘さがしっかり感じられますし、シングルバレルやライワンに至っては、その歴史に裏打ちされた味わいの深さ、戦っているレベルの高さを感じさせる良品です。

ジムビームライはライウイスキーが始めての方にもおすすめです。

オールドボトルでは1960年代~1990年代までリリースされていた「ビームスチョイス」が有名でしょうか。オールドバーボンならではのメローで濃厚なチョコレートのような味わいが印象深いです。




最高品質のショットグラスで刻む、至高のウイスキータイム。

ウイスキーブランドKYKEYの新作は時代を超える「ショットグラス」。レッドクリスタルでつくられたその造形美と機能美を確かめて欲しい。