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蒸溜所別おすすめジャパニーズシングルモルトを知っておこう

蒸溜所別おすすめジャパニーズシングルモルトを知る
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今回は、ジャパニーズシングルモルトウイスキーについて書いていこうと思います。

ここ数年で多くの小さき蒸溜所(クラフトディスティラリー)が生まれ、国産のシングルモルトウイスキーも続々とリリースされています。日本洋酒酒造組合が「ジャパニーズウイスキー」の定義を決定したこともあり、今後、この定義にのっとった日本産のウイスキーが次々に生まれてくると思います。

この機会にこれまでに出ているジャパニーズシングルモルトをおさらいしてみましょう!

定番品!まずは覚える大手メーカーのシングルモルト4つ

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まずは知名度の高い定番国産シングルモルト。原酒不足のため、12年、18年などの長期熟成品は手に入りにくいですが、入門編としてこの4つは飲んでおきましょう!

サントリースピリッツ

山崎(山崎蒸溜所)

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サントリーの看板シングルモルトウイスキー。つくられているのは日本におけるウイスキー蒸溜所第一号である「山崎蒸溜所」。

今や世界の「YAMAZAKI」として広く知られるようになり、世界中のバーでも置かれるようになりました。

原酒不足のため品薄が続き、メーカー小売希望価格からはるかに高騰した値で取引されることもしばしばです。山崎のノンエイジ品は少し見かけるようになりましたが、12年、18年などはまだまだ供給が追い付いていません。

年数表記のあるものは、複雑性が高く、日本の風土を反映した個性ある仕上がりで、世界中からも大きな評価を受けています。

シェリー樽にて熟成された香りはフルーティであり、ビター。「山崎ハイボール」はBARシーンでも人気の定番となっています。

白州(白州蒸溜所)

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こちらも山崎と対をなすサントリーの看板シングルモルトウイスキー。製造は白州蒸溜所。山梨県は南アルプスの自然がはぐくむ環境下で生まれたシングルモルトで、緑生い茂る森の中にある蒸溜所が生み出す大地の恵みは、飲んだ人をほっとさせる柔らかさを与えてくれます。

世界的にも高い評価としてインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)で多数賞を獲得しています。

ボトルからも感じられるさわやかな印象は、味わうことでさらに深まります。新緑を感じる若木、葉っぱの香り。そこに加わるシトラス、青りんご、若干のハーブ香は正に森を味わっているかのよう。

ハイボールにすることでさらに涼やかにすっきりと楽しむことができます。

追記:『白州12年』が原酒不足で終売となり、「ノンエイジ」もそのあおりを受けて品薄、高騰状態が続いてます。年数表記があるものはこれからも品薄状態が予想されますが、機会があればぜひお試しいただきたいと思います。

ニッカウヰスキー

余市(余市蒸溜所)

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北海道は日本海に面する余市蒸溜所は、国内外問わず評価の高い観光地としても有名で、多くのウイスキーマニアも訪れています。

その蒸溜所の名前を冠したのが『シングルモルト余市』。竹鶴政孝がニッカウヰスキーの前身である大日本果汁株式会社を構えた時の最初の地としても有名です。

竹鶴は余市にスコットランドと似たような風土を見出し、ウイスキーを製造する最初の土地として定めました。

仕込み水には雪解け水をたっぷり含んだ余市川の水を、広大な石狩平野からはピートを求めることができ、まさに竹鶴が望んだ“ウイスキー造りの土地”がそこにはありました。

そんな『余市』は、一口だけでも重厚なボリュームを感じ取ることができます。

熟成に適した環境下での深く広がる樽香は、年月を重ねた木材と香ばしい芳香を持っており、ドライフルーツのうっとりとする甘味、全体の味わいを崩さないピート、そして加水するとよくわかる潮の香りがうまく噛み合わさっています。

毎年数量限定品も発売されています。

宮城峡(宮城峡蒸溜所)

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ニッカ第二の蒸溜所の名前を冠したシングルモルトウイスキー。

以前は『シングルモルト仙台』という商品名でしたが、ニッカウヰスキーがアサヒビールの子会社となったのち、2003年に一新され『宮城峡』という名称になりました。

同ボトルのように年数表記がないものは「ノンエイジ」と呼ばれており、熟成年数にこだわらないオリジナルの味わいを深く追求したものとなっています。

スタンダードな出来ながらも奥深く、飲みごたえもあるシングルモルトです。

竹鶴氏がこだわったとされるクリーンな水質が、果実のような甘い香りをストレートに表現。初心者にもおすすめです。

最初はトワイスアップで、慣れてきたらだんだんストレートの濃さに近づけて奥深い味わいを楽しみましょう。

 

中堅メーカーのシングルモルト

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続いて、そろそろ中堅と呼んでもよいであろう、商品供給量の多いメーカーです。ウイスキー好きならおさえておきたいところ!

ベンチャーウイスキー(秩父蒸溜所)

イチローズモルト

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埼玉県秩父市に蒸溜所を構える酒造メーカー「ベンチャーウイスキー」からリリースされているジャパニーズウイスキー。

創業者である肥土伊知郎氏の先見の明とウイスキーづくりへのこだわり、そして圧倒的な熱量をまとったイチローズモルトは、今や日本を代表し、世界に通用するウイスキーとなりました。

シングルカスクやシングルモルトは毎年いくつか発表されますが、数量限定の商品がほとんどで、現状はウイスキーファンのみならず、転売ヤーを含めた争奪戦になっています。大手メーカーを除けば最も転売屋が沸くブランドで、オークションや通販ではプレミア価格でやりとりされています。

通年売られているモルト&グレーン  ホワイトラベルはブレンデッドウイスキー、比較的に入りやすいリーフシリーズ(ダブルディスティラリーズワインウッドリザーブミズナラウッドリザーブ)はブレンデッドモルト(ピュアモルト)にあたるのでシングルモルトからは除外します。

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本坊酒造(マルス信州蒸溜所・マルス津貫蒸溜所)

シングルモルト駒ケ岳

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信州マルス蒸溜所が擁するモルトウイスキー。『駒ヶ岳』の名は、中央アルプスの麓に位置する名峰が由来となっています。

これまでに「Nature of Shinshu」や「IPAカスクフィニッシュ」、「津貫エイジング」、「屋久島エイジング」、「ダブルセラーズ」など多くの人気シリーズが存在しています。

『駒ヶ岳』の名を冠するウイスキーはシングルモルト、シングルカスク共に多くのラインナップがありますが、毎年限定生産で入手困難です。

通販などで買える場合もありますが、リリース後すぐに、モルトBarに飲みに行くと出逢える可能性が高いかと思います。

マルスモルト ル・パピヨン

マルスモルト ル・パピヨン シリーズ
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「マルスモルト ル・パピヨン」は、ウイスキーの熟成環境を形成する日本の四季折々の気候風土、その自然環境の素晴らしさを、日本に生息する蝶をモチーフに表現したシリーズです。

第一弾の「オオルリシジミ」から様々なタイプのボトルを展開し、コレクション要素の高いボトルからマニアには人気があります。

共通するのはナチュラルカスクストレングス、ノンチルフィルターで瓶詰めしたシングルモルトウイスキーであるということ。

シングルモルト津貫 THE FIRST(ザ ファースト)

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本坊酒造発祥の地「津貫」に2016年11月に誕生した「マルス津貫蒸溜所」から発売された初めてのシングルモルトウイスキー。

温暖かつ気温差の激しい津貫ならではの重みのある酒質を持っています。セカンドフィルのバーボン樽を少量加えることで、原酒由来の麦の旨味や飲み口のコク、余韻の広がりを付与したとのことですが、確かにふくよか。

上品なサツマイモのような味わいが特徴的なボトルです。

シングルモルト津貫 ピーテッド

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マルス津貫蒸留所のシングルモルト第二弾がこちら。

「ザ ファースト」に比べて、麦芽の乾燥に使うピートの香りが強いものを使用し、スモーキーな香りと味わいが付与されています。

香りは柔らかくフルーティでメロンのよう。口に含むとピート由来のスモーキーなフレーバーが広がりますがそこまで強さはありません。ややアルコール感が強いので、開栓後しばらく馴染むのを待つのもよさそう。

懐が深い、津貫らしいどっしりとしたイメージのシングルモルトで、これからが楽しみです。

江井ヶ嶋酒造(ホワイトオーク蒸溜所)

シングルモルトあかし

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あかしのシングルモルト。熟成年数が記載されないノンエイジとなります。そこそこ供給量があり手に入れることのできるブランドです。

スパニッシュオークシェリー樽で貯蔵したモルトを中心に、アメリカンオークシェリー樽、バーボン樽で貯蔵したモルトをバッティング。

ノンエイジなのでアルコールが多少たっていますが、モルトの香りとしっかりした樽香を楽しめるコスパの高いボトルとなります。

香りはバニラ、シェリー樽由来のプラムやドライフルーツ、ラズベリー、ローズ。味わいはビターチョコ、プラムのような黒い果実、そして爽やかさを感じます。

スペイサイドやハイランドモルトのような華やかさもあります。

ちなみにフェノール値50ppmの麦芽を原料に蒸溜した力強いピートを持つ3年もの「あかし シングルモルト 3年 ヘビリー ピーテッド」もリリースされました↓

シングルモルトあかしバーボンバレル3年 HEAVILY PEATED(ヘビリーピーティッド)

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バーボン樽(ファーストフィル)にフェノール値50ppmの麦芽を使用した原酒を3年間貯蔵したあかしのヘヴィリーピーテッド。

シングルモルトあかし等は通常フェノール値0~10ppmの麦芽を使用しているため、
フェノール値の異なる麦芽を使用した初めての製品となります。

あかしらしいプラムやドライフルーツの香りに加え、力強いピートのフレーバー。まろやかな甘みの後に、少しドライでソルティーなフィニッシュ。

シングルモルト 江井ヶ嶋 シェリーカスク

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地ウイスキーあかしやホワイトオークウイスキーが親しまれている江井ヶ嶋酒造ですが、ウイスキーの製造免許を取得して、なんと100年を超えるんですね。

そんな折、リリースされたのがこちらのシングルモルト 江井ヶ嶋 シェリーカスク。

2009年から2014年に蒸留し、シェリー樽に貯蔵したシングルモルトウイスキーを数樽バッティング。英国産麦芽100%にこだわり、仕込み水には清酒にも用いている地下水を使用しています。
シェリーカスクならではの甘くフルーティな香りと深みのある味を楽しんでいただける1本です。

ちなみに同時発売したブレンデッドもすごくお値段もやさしくてよい出来でした。

キリンディスティラリー(富士御殿場蒸溜所)

富士御殿場蒸溜所 シングルモルトウイスキー AGED 17 YEARS SMALL BATCH

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2015年2月13日に発売された極めて珍しい富士御殿場のシングルモルト。

母体は大手であるキリンディスティラリーなのですが、できあがったウイスキーのほとんどが同社のブレンデッドウイスキーに使われるため、シングルモルトのボトリングは極めて少ないです。知らない方も多い幻の銘柄。

洋梨やカリンのような柔らかなフルーツの香りと共に、白い可憐な花を思わせる香りが立ち上がり、メープルや黒糖のような芳ばしくて深みのある味わいが感じられます。富士御殿場蒸溜所モルト原酒の特長である清らかで華やかなフレーバーが良く出ています。

ちなみに過去、「富士山麓18年」というシングルモルトも販売しておりました。

 

クラフト蒸溜所のシングルモルト

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クラフト蒸溜所はまだリリースしたてのものが多いので、各蒸溜所ごとにわけて解説します。どの蒸溜所も短熟ながら未熟な要素が少なく、甘くてしっかりとした樽感はジャパニーズの明るい未来を予感させます。

堅展実業(厚岸蒸溜所)

二十四節気シリーズ

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2021年8月時点で、シングルモルトは第一弾の「寒露」と第三弾の「芒種」です。二十四節気とは一年を24等分して季節を表す名称を付けたもので、恐らく24種類リリースされる予定です。

現在では転売ヤーの的になってしまっており、プレミア価格で取引されています。

サロルンカムイ

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2016年、北海道厚岸郡厚岸町誕生した厚岸蒸溜所。創業者でありオーナーの樋田氏は若い頃からウイスキーに魅せられ、特にアイラモルトに心惹かれていたといいます。

樋田氏がウイスキー製造拠点に厚岸を選んだのは、海藻や植物を含んだ自家製ピートが製造可能なことや、夏は20度を超え、冬は-20度を下回る寒暖の差があることなど、アイラ島の様に独自の風土を持っており、ウイスキー造りに適した環境だったからです。

厚岸ウイスキーサロルンカムイは、厚岸蒸溜所初のシングルモルトウイスキー(熟成期間3年超)。

2016年に仕込んだ原酒をバーボン樽、シェリー樽、赤ワイン樽そして、ミズナラ樽を使って熟成させています。

サロルンカムイとは、アイヌ語で「タンチョウ」を指し「湿地にいる神」という意味です。

ちなみに、これ以前に出ている「厚岸NEW BORN」4種のうち、『厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 1~3』まではシングルモルトです。

笹の川酒造(安積蒸溜所)

山桜 安積 THE FIRST PEATED(ザ ファースト ピーテッド)

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フェノール値50ppmピーテッドモルトを用い、ファーストフィルバーボンバレルで3年熟成。3年とは思えないそこそこに熟成感のある味わいで、ウイスキーファンたちを驚かせました。

フルーティーでフレッシュ、溌溂としたピーティさの中にオレンジピールのビターさとしっかりしたモルトの甘みを感じます。ややヘヴィな印象の短熟アイラモルトといったイメージ。
このハッキリとしたボディは、将来性を感じさせます。

山桜 安積 THE FIRST(ザ ファースト)

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2016年に試験蒸留を開始した福島県郡山市の安積(あさか)蒸溜所。
その安積蒸溜所初のシングルモルトウイスキーが「山桜 安積 -Yamazakura Asaka- The First」です。

ノンピートモルトを用い、寒暖差の激しい気候の中、ファーストフィルのバーボンバレルで3年間熟成。たった3年の熟成とは言え、その素直で素朴な酒質は往年のウイスキーファンを驚かせました。

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ガイアフロー(静岡蒸溜所)

プロローグK

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ガイアフローの静岡蒸溜所がリリースした第一弾シングルモルトウイスキー。

静岡蒸溜所では、KとWという呼び名の2基の初留用蒸留機が稼働しており、Kは、今は無き軽井沢蒸溜所から静岡蒸溜所に移設された伝説の蒸留器。プロローグKは、この伝説的な蒸留機Kで蒸留し、静岡蒸溜所内で熟成された原酒のみをブレンドした、シングル・ウォッシュスティル・ウイスキー。原材料には、英国産大麦麦芽だけでなく、日本国産大麦麦芽を贅沢に使用しています。

フレーバーはオーキーで樽感が強め。軽いピートで若さはマスクされていますが、酒質は結構弱いのではないでしょうか?樽の扱い方次第で大きく変化のあるウイスキーだと思いました。今後のカスクフィニッシュなどに期待!

プロローグW

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静岡蒸溜所のシングルモルト日本ウイスキー第二弾。

Wは、唯一無二の薪直火蒸留機の愛称。
直火の蒸留機は世界的にも数が限られており、その中でも他に類を見ないのが薪を燃料とした蒸留機です。静岡の豊かな山の営みから溢れでた針葉樹の間伐材を、地元のきこりがひとつひとつ手で割って薪にします。200年以上前の蒸留技術を蘇らせ、薪を燃やしてウイスキーを蒸留しています。

かなり若々しいニューポットのフレーバー。炭が燃え切った灰のようなピートが中心で、焦げた木材→ハチミツトースト、バニラシェイクのような強い甘み。針葉樹のような青っぽい余韻。少し樹液のような印象もあって、面白みあるシングルモルトです。

若鶴酒造(三郎丸蒸溜所)

三郎丸0 THE FOOL

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2017年のリニューアル後の原酒が使われた三郎丸蒸溜所初のシングルモルトウイスキー。

3年熟成でバーボン樽熟成した原酒のみのヴァッティングです。48%の加水仕様は2000本でしたが、あっという間に売り切れちゃいました。

ラベルデザインはタロットカード(大アルカナ22枚と小アルカナ56枚で構成)がモチーフになっており、大アルカナ22枚の0番「愚者(THE FOOL)」を“ゼロからの出発を図った”という意味合いで使われています。

三郎丸0 THE FOOL カスクストレングス

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こちらは上記のザ・フールのカスクストレングス仕様で、63%でボトリングされています。
若鶴酒造が運営する酒販サイトALCの限定発売で、200本の在庫は瞬売。

なお、米国で開催された世界的酒類コンペティション「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2021」において、最高金賞であるダブルゴールドを受賞しています。

どうやったら飲めるのかわかりません。

三郎丸1960 シングルモルト55年カスクストレングス

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2016年7月1日に発売された商品で、55年の歳月を経て熟成された超長熟シングルモルトウイスキー。

コンセプトは“刻(とき)を超えてつながる想い”。蒸溜所の復興にあたり導入された当時最新鋭の設備 フランス・メル社のアロスパス式蒸留器を用いて1960年に蒸留されたモルトウイスキーの原酒となります。

若鶴酒造では、この1960以外にも、「三郎丸1994」や「三郎丸 1990 カスクストレングス」などを過去にリリースしています。

長濱浪漫ビール(長濱蒸溜所)

シングルモルト長濱

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長濱蒸溜所のシングルモルト。
スコットランドのクラフト蒸溜所(ストラスアーンやエデンミル)よりインスピレーションを得た、アランビック型のポットスチルと極細のラインアームから作り出される原酒は、リッチでフルーティー、穀物由来の豊かな甘みを持っているのが特徴です。

ワールドモルト「AMAHAGAN(アマハガン)」製造の知見からか、販売開始早々に様々なカスクフィニッシュを展開。
これまでに「ワインカスク×バーボンカスク」、「バーボンカスク モルト&ライ」、「ボルドーカスクフィニッシュ」、「オロロソシェリーカスク」、「ミズナラカスクフィニッシュ」、「バーボンカスク カラメルミュニック」、「フレンチオーククォーターカスク」、「ワインカスク×スウェーデンカスク」、「アイラクォーターカスク」などなど多くのボトルをカスクストレングス仕様で発表しています。

松井酒造合名会社(倉吉蒸溜所)

マツイシングルモルト

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2016年に「ジャパニーズウイスキー表記問題」でウイスキー界隈を賑わしてしまった松井酒造さん。
実は創業1910年と歴史のある酒造さんです。

2015年にウィスキー製造免許を取得、2017年にポットスチルを3基導入し、本格的にウィスキーの蒸溜を開始。

「マツイシングルモルトウイスキー」の名称で、自社蒸溜の原酒を使用したシングルモルトウイスキーのリリースが行われています。

仄かに甘い香りが特徴的な「サクラカスク」などは人気があります。他にも松井ピーテッド、松井ミズナラカスクと、抑えるべきところを抑えたカスクフィニッシュ展開で、評価を上げてきています。

個人的に酒質はそこまで強くなく、かなり樽の影響を受けやすいタイプかなと思います。

宮下酒造(岡山蒸溜所)

シングルモルトウイスキー岡山

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岡山県の宮下酒造は、1915年創業の老舗酒造メーカー。
日本酒、ビール、焼酎、リキュールなどを製造しており、地ビールの「独歩ビール」などが有名です(グラップラー刃牙好きとしてはたまらないネーミングでした)。

2011年にウイスキー製造免許を取得し、ウイスキーの開発に本格的に着手。熟成に使用される樽は、シェリー、ブランデー、バーボン、ホワイトオーク、ミズナラなど10種類以上におよびます。岡山の豊かな自然の中、蔵人の手作業による仕込みと、地元産の麦芽や名水、こだわりの低温長期発酵により、大麦そのもの味わいが存分に感じられるジャパニーズシングルモルトウイスキー。

シェリーやブランデーのような格調高い香りと、雑味のないピュアな味わいが特徴です。

なおトリプルカスクは地元岡山県産大麦麦芽を使用したモルト原酒をブランデー樽、シェリー樽、ミズナラ樽で熟成させ、この3つの樽をバッティングしたウイスキーで、ドイツで開催された Meiningers International Spirits Award ISW 2019 にて、金賞を受賞しています。

中国醸造(SAKURAO DISTILLERY)

シングルモルトウイスキー「桜尾」

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世界遺産・宮島(厳島神社)の対岸にあるSAKURAO DISTILLERY。ジンの業界では「桜尾ジン」が有名です。

そんな桜尾が手掛ける第一弾シングルモルトウイスキー。
敷地内にある熟成庫で3年熟成後、カスクストレングスでボトリングしました。

古典的な味わいで、バニラの甘さと程よい渋みとスモーキーさが特徴的。

シングルモルトウイスキー「戸河内」

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中国醸造が「桜尾」と同時にリリースしたシングルモルトウイスキー。

緑豊かな森と清流に囲まれた戸河内貯蔵庫で熟成。これまで「戸河内」はシングルモルトウイスキーとしての販売はありませんでしたが、今作が初となります。

戸河内の最大の特徴は熟成庫。 安芸太田町戸河内にあるかつて鉄道用として使われていたトンネルをそのまま熟成庫として利用しています。一年中冷涼な風が通り抜ける貯蔵庫で、ゆっくりと香りや味わいが磨かれます。

マーマレードジャムのような粘性のある甘さが特徴。

小正酒造(嘉之助蒸溜所)

シングルモルト嘉之助2021 FIRST EDITION

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嘉之助蒸溜所、初のシングルモルトジャパニーズウイスキー。

嘉之助蒸溜所のコンセプトである「 MELLOW LAND,MELLOW WHISKY 」を具現化すべく、当社独自の3器のポットスティル(銅製蒸留器)で原酒造りを行った後、各種のオーク樽で熟成を重ね、3年間熟成させた原酒を マリッジさせたシングルモルトジャパニーズウイスキーです。

香りは結構酸があって、梅やレモンなどを感じますが、味わいはコンセプト通り非常にスイートでメロウ。
トロミのある口当たりと少しだけソルティな印象的なシングルモルト。

ヘリオス酒造

許田カスクストレングス2020

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2020年12月31日にリリースされた沖縄県初のシングルモルトウイスキー。

沖縄県名護市許田のヘリオス酒造で、2017年に英国産のピート麦芽を原料に、仕込み、自社蒸溜を行ったモルト原酒です。オーク樽での3年熟成。

ラベルは蒸留所近くの山あいの夜明け前の雰囲気を再現したデザインだそうで、力強い筆文字は山崎や白州を連想させます。

樽出しのアルコール度数のままの60.9%、加水をしない「カスクストレングス」でボトリング。かなりアルコールアタックは強いですが、カカオ比率の高いチョコレートのようなビターな味わいを持ったウイスキーです。販売本数は1423本で、2021も販売する予定。

 

まとめ

建設中のものも含めれば、国内でも既に40か所を超える蒸溜所がひしめき合っています。スコットランドやアメリカなどと比べればまだまだですが、ここ数年の増加傾向は目を見張るものがあります。

各メーカーとも、蒸溜から3年の熟成を経た「シングルモルト」を次々とリリースしていますが、味わいは正直、横一線かと思います。
もちろん原酒の個性の強いもの、ブレンディングが素晴らしいもの、カスクフィニッシュの上手いもの、と特徴を挙げようと思えば色々と書けるのですが、まだ3年。まだまだ試作段階です。

あと数年でジャパニーズシングルモルトの戦国時代に突入します
如何にファンをつけ、人々に思い入れのあるブランドになっていくかが生き残りのカギとなってくることでしょう。

ジャパニーズウイスキーについては他にない切り口で色々おすすめを書いてますので見ていってください↓

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