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卵型コンクリートで発酵するフランス産ウイスキー。メゾン・リネティが初の3本を発表

卵型コンクリートで発酵するフランス産ウイスキー。メゾン・リネティが初の3本を発表

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フランス・ボルドー近郊のメゾン・リネティが、初のシングルモルト3本を10月に発表しました。

サンテミリオンに近い蒸溜所で、発酵に使うのは卵の形をしたコンクリート槽。ワイン造りの技法を、ウイスキーの発酵に持ち込んでいます。

定番にあたる『カリブル N°01』は47.7%、700mlで、英国での価格は49.95ポンド(約1万600円)です。

発酵は卵型の槽で7日、乳酸菌も一緒に入れる

Maison Lineti’s “egg box” houses seven giant concrete, egg-shaped fermenters that reach to the ceiling. Photograph: THOMAS LIAUNET

Maison Lineti’s “egg box” houses seven giant concrete, egg-shaped fermenters that reach to the ceiling. Photograph: THOMAS LIAUNET

リネティの特徴は発酵です。麦汁を、温度管理をした卵型のコンクリート槽に入れ、時間をかけて発酵させます。

限定の『コンプリケーション』2本は、発酵が7日間。スコッチウイスキーで一般的な2〜3日ほどの、2倍以上です。

N°01では、酵母と同時に乳酸菌も加えています。ワインで言うマロラクティック発酵で、バターのようなクリーミーな質感が出るそうです。

蒸溜は、ハンマーで成形した銅製のシャラント式ポットスチル。ノンチルフィルターで、着色もしていません。

2025年7月に清算手続き、8か月の休止を経て再開

蒸溜所は2025年7月、主要な出資者が撤退して、清算手続きに入りました。

約8か月の操業停止のあと、2026年3月に新しい出資者が見つかっています。今回の3本は、再開後に初めて発表した製品です。

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定番の1本と、発酵違い・樽違いの限定2本

コンプリケーションは、製造工程の技法をひとつだけ取り上げ、味にどう効くかを見せるシリーズ。第1弾が発酵、第2弾が熟成とブレンドです。

『カリブル N°01』は、バーボン樽と新樽のアメリカンオークで熟成。1,300本限定です。

香りはジャスミンと白桃、余韻は塩気を感じる長さ。蒸溜所は、そう説明しています。

『コンプリケーション N°01 フェルメンテーション』は、バーボン樽で熟成した52.1%で、850本限定。価格は69.95ポンド(約1万4,800円)です。

ブリオッシュと洋梨、レモン、マドレーヌの香りに、最後に塩気が顔を出します。

『コンプリケーション N°02 マチュレーション&ブレンディング』は、ピルスナーモルトを使い、熟成はオロロソ樽が98%、バーボン樽が2%。52.9%で、750本限定、価格は同じ69.95ポンド(約1万4,800円)です。

イチジクとオレンジピール、砂糖漬けのクルミの甘さが広がります。

価格はどれも英国での販売価格で、円換算は11月7日時点のレート(211.6円)で計算しています。日本での取り扱いは、まだわかっていません。

オーツカ
ワインの発想で発酵を変えると、味はどう動くのか。同じ蔵で飲み比べてみたい3本。いやぁしかしフランスっぽい発想と、形状だ~(笑)



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