飲み残したウイスキーを捨てるのは勿体無い!
いつもの晩酌。映画やスポーツ中継などを観ているとついつい適量を超えて飲んでしまう…
そんな経験、誰にでもある筈です。
飲みきれなかったウイスキーを「勿体無いなぁ」と思いながらもシンクに流して捨ててしまう。
…なんと悲しいウイスキーライフでしょう…。
飲みきれなかったとはいえ、好みのウイスキーを捨てるという行為はご本人としても断腸の思いの筈です。
そんな時、余したウイスキーの活用方法があれば、飲み残してしまった方の罪悪感も軽減されるのではないでしょうか。
この記事ではついつい飲み残してしまったウイスキーの意外な活用方法を紹介していきます。
これを読めば飲み残しのウイスキーも最後まで美味しく消化することが出来る筈です。
料理にウイスキーが使える!?
カレーの隠し味にウイスキー
えっ?と驚かれる方が多いかもしれませんがカレーの中に隠し味としてウイスキーを入れるとまろやかなコク、そして微かな甘い香りが加わります。
もちろんドボドボと多量に入れるのはNG。
あくまで鍋(カレー5~6人前)に対して30ml程度が適量です。
使用するウイスキーは何でもOK!…ですが筆者としてはバーボンをお勧めします。
バーボンは香りの強いカレーに入れても風味が残り、且つカレーとも仲良く共存してくれます。
バーモントカレーならぬバーボンカレー、是非お試しあれ。
ちなみにハヤシライスでも美味しいです。
煮物に入れてもヨシ
スコッチやジャパニーズウイスキーの幾つかは日本食に合うものが存在ます。しかし、料理酒として使用できるということはあまり知られていませんね。
ブランデーや日本酒ですと料理酒として使われているイメージがありますが、ウイスキーが料理酒…?
大丈夫、ウイスキーも立派な料理酒になります。
しかも煮物の様な甘辛い味付けの料理にはピッタリなのです。
合わせるウイスキーは角が取れたまろやかな味わいのものがお勧めです。
こちらにはバーボンはおすすめしません。樽の香りが強く煮物の味と出汁の香りとぶつかり合うので、出来ればモルト(大麦)が主原料となるウイスキーを合わせたいところです。
スコッチ全般、またジャパニーズウイスキーももちろん合います。特に山崎を使った煮物なんか最高ですよ。
勿体ないので、あくまで余った時に使いましょうね。
分量はお好みですが、鍋(5人前)に対して20~30mlといったところが適量です。
ウイスキーの香りをもっと楽しみたいという方は40ml程度入れてもOKです。
お肉のフランベにウイスキー
定番ですが、お肉を焼く際フランベに使います。
フランベすることによりお肉にウイスキーの香りがついてより美味しく召し上がることが出来ます。
バーボン、スコッチ、ジャパニーズ、何でも合います。
注意すべき点を挙げるとしたらお肉は脂肪分がなるべく少ない牛肉(赤身)を選ぶこと、そしてフランベする際ウイスキーをかけ過ぎないこと!笑
見栄えを優先してドバドバかけてはダメです。誰も見てませんよ。
小さじ1〜2杯のウイスキーがあれば十分香り付できます。
アイスと一緒に…
バニラアイスとウイスキーのマリアージュ、これは有名な召し上がり方ですね。
バニラアイスの香りとウイスキーの風味が絶妙にマッチしてお酒好きの方には最高のスイーツになります。
ウイスキーの量を多めにしても美味しく頂けますし、少量でもアクセントになってGOOD。
またマッチするのはバニラアイスだけではありません。
筆者のお勧めはチョコレートアイスです。
ウイスキーのおつまみとしてチョコレートを合わせるのは非常に有名です。
そしてチョコはアイスになってもウイスキーにピッタリ合のです。
グレンファークラス105、グレンドロナックなどが良いでしょう。
フルーツにも
以前著者が執筆した記事の中にも『メロンとウイスキーが合う』というものがありましたが、まさにその通りでウイスキーに合うフルーツは数多く存在します。
例えばイチゴ。BARRELのオーツカさんも漬け込み酒やってましたね。
イチゴと一緒にウイスキーを飲んでも合いますし、クラッシュしたイチゴをミルクに注ぎ、その上から少量のウイスキーを入れると美味しく召し上がれます。
またバーボンとバナナもなかなかの相性。
スライスしたバナナにバーボンを垂らして食べると素晴らしいハーモニーを見せます。
比較的安価で購入できるジムビーム等でも香りは十分強いので、飲み残しがあれば是非試してみて下さい。
また、意外なところでは「柿」。
よく熟した柿にウイスキーをかけて食べると…柿の甘みとウイスキーの香りが馴染み、病みつきになりますよ。
アイリッシュ珈琲風に
カクテルの中にはアイリッシュコーヒーというものがあります。
これはホット珈琲の中にアイリッシュウイスキーを入れ、好みで砂糖・ミルクを足したもの。
しかし、アイリッシュコーヒーは必ずしもアイリッシュウイスキーを使わなければいけないというルールはありません。
従ってホットコーヒーの中に少し残してしまったウイスキーを入れてもOKです。バーボンを入れるとバーボンコーヒーと呼ばれます。
その他にもカクテル「ホット・バタード・ラム・カウ」風、ラムの代わりにウイスキーをホットミルクに入れてもOKです。
あさりの酒蒸しにも…
蒸溜所がひしめき合うスコットランド。中でも人気ウイスキーの激戦区、アイラ島では牡蠣にボウモアをかけて食す習慣があります。
このアレンジレシピとして、あさりの酒蒸しにウイスキーを使用してもなかなかいけるのです。
使用するウイスキーはボウモアでなくてもOK。お家で余しているウイスキーを少々入れ、調理してみてください。
日本酒で仕上げるあっさりとした酒蒸しとは違い、コクが強調された深みのある酒蒸しに仕上がます。おつまみにピッタリの一品です。
サーモンクリームパスタにも
以前『サーモンとウイスキーのマリアージュ』に関しても、このBARRELにてご紹介させて頂いたことがあります。
そう、ウイスキーとサーモンの組み合わせは鉄板!鮭を使用する料理そのものにウイスキーを入れても美味しく召し上がれのです。
特にお勧めなのがこのサーモンクリームパスタです。
カレー同様、多量に入れるのはNGですが隠し味として少し垂らすだけで、ソースにウイスキーの香りがついて風味が良くなります。
スコッチはもちろん、バーボンでもいけますので機会が合えば是非お試しください。
まとめ
このようにウイスキーは料理酒としても活躍できるのです。その芳醇な香りや味は飲んで楽しむだけでなく、料理に奥行きを与えコクを出すことも可能なんですね。
飲み残してしまったウイスキーの他の活用方法については、 今後改めて紹介していきたいと思っています。
しかし、基本お酒はご自身の適量範囲内で楽しむもの。
そして、残さず大切に楽しむものです。
このことをよーく意識して、お酒と仲良くして下さいね。
それでは、今夜も良きウイスキーライフを。。。