お酒/ウイスキーを使ったお菓子の手作りレシピ。バレンタインデープレゼントにもおすすめ

ウイスキーのお菓子。手作り簡単スイーツ/バレンタインデープレゼントにもおすすめ

日本にスイーツブームが到来してずいぶんと経ちました。
レシピ共有サイトをはじめ、instagramなどのSNSで手作りスイーツを見ない日はありません。

多くの主婦や学生さんも「お店で売ってるんじゃないの?」と思うくらい、プロ顔負けの素晴らしいお菓子を作っています。
みなさんめちゃめちゃ凝ってますし、お上手。

特にイベントごとには手づくりのお菓子の需要が増えるもの。写真もバシバシ上がります。

女子たちにとって一大イベントである「バレンタインデー」には、思いを寄せる男性のために腕によりをかけた素敵なスイーツを作りたいと思う方も多いことでしょう。
最近では男性から女性に渡す場合も増えており、男女ともにスイーツ作りの幅は広がっているのです。

今回のBARRELでは、美味しいお菓子作りにおすすめの「スイーツ」×「ウイスキー」という最強のコラボレーションをご紹介します。

僕の周りにはパティシエも多いので、なぜウイスキーとお菓子の相性がいいのか?を聞いてまいりました。
おすすめの簡単レシピと合わせて見ていきましょう。

ちなみに、バレンタインデーのプレゼントにウイスキーそのものをあげたいという方はこちらから。

お酒がお菓子にもたらす効果

プロ顔負けのスイーツを作るには、繊細な手さばきや聞いたことのないような材料が必要だと思いますか?

そんなことはありません。

実は、あるひと手間を加えるだけで見違えるほど美味しいスイーツを作ることができるのです。

そのひと手間とは、「お酒」です。料理でも大活躍の「お酒」を使ってあげることで、普通の家庭スイーツがあっという間にプロの味になるのです。

お酒がお菓子にもたらす効果

風味の調整

お酒がお菓子にもたらす効果の一つ目、それはお菓子に使う素材(フルーツなど)の風味を調整するということです。家庭で作るスイーツにおいては、これが最も分かりやすい効果です。
ショートケーキの中にイチゴを挟んだけど味が弱い、なんてことはよくあります。日本のフルーツは全体的に風味が弱くそのまま食べるのが一番おいしいのです。なので、お菓子で使うには味の補強が必要なのです。

ここでお酒が役に立ちます。
イチゴのリキュールとシロップを混ぜたもので少し煮込んであげるだけで、とてもいちごの香りが立ち、濃厚で美味しく出来上がるのです。

こうした直接的な味の補強だけでなく、生クリームが胃に重すぎるときは柑橘系のお酒をくわえてサッパリさせる方法なんかもおすすめです。
お酒の組み合わせ次第で無限の可能性を作ることができるのです。

臭みを抑える

プロのパティシエがお酒を使う大きな用途として、卵や牛乳などの独特な臭みを抑える目的があります。

「え、卵と牛乳って臭いの?」と思う方もいるでしょう。

卵かけごはんとして生でそのまま食べている人からすれば、何が臭いのか分からないですよね。

しかし、実際これらでお菓子を作っていると、なんとなく生臭いような感覚があります。また、こうした生臭さが他のフルーツやナッツなどの風味を消してしまっている場合も多いのです。
お酒はこの生臭さを綺麗に取り除いて、すっきりとした印象に仕上げてくれます。

この匂い消しや臭み取りに使われるお酒はラムが最も多く、他にもブランデーなど甘みのない蒸留酒が使われることがほとんどです。

味の個性化

今回ご紹介するウイスキーの用途は、主にこの「味の個性化」になります。
味の個性化とは、お菓子そのものに「高級感」「キレ」「爽やかさ」などの「個性」を付与するということです。

デパートの地下に行くと、多くのお菓子メーカーがひしめき合って高級なチョコレートやケーキなんかを販売していますよね。味見をすると家庭のものとは違う何とも言えない高級感や重厚感があり、よく見ると「この商品はお酒を使用しています」と記載されていることが多いです。

見た目にはもったりしたクリームがたくさん乗ったケーキ、これを食べてみると予想外にすっきりしていてペロリと食べてしまうなんてこともあります。
これも、お酒を加えることで独特のもったり感をなくし、「キレ」という個性を与えているのです。

ウイスキーとお菓子の相性

お酒にはそれぞれ特有の効果があります。

ラム・ブランデー・ホワイトキュラソー(コアントローが有名)などの蒸留酒は主に臭みの軽減や味の個性(キレや高級感など)の演出に向いています。

一方、イチゴやその他味のしっかりしたリキュール類は、直接的な風味の強化・調整に適しています。

今回ご紹介するウイスキーは、お酒の分類的には蒸留酒に当たります。
ですので、前者の「臭みの軽減」「味の個性化」におすすめということになります。

さらに、他の蒸留酒と比べてスッキリとした爽快感が強いため、重たい味のお菓子にもよくマッチして相乗効果を得られるのです。

各種ウイスキーと合う素材

ウイスキーと言ってもその種類は様々ですよね。
バーボン樽で仕上げたスタンダードのものから、シェリー樽の香りが立ち込めるもの、ピートの効いたスモーキータイプなど。さっぱり系や重厚感のある系統まで様々です。
そしてもちろん、各ウイスキーにはそれぞれ合うお菓子の風味があるのです。

今回は、後からご紹介するレシピに合わせてウイスキーのタイプを厳選いたしました。

 

スモーキータイプにはコーヒー

ウイスキーの中でもピート感漂うスモーキーな香りを持つタイプには、同じ苦味や渋みを兼ね備えた「コーヒー風味」がよく合います。コーヒーの焦がした苦味をスモーキーなウイスキーの香りが引き立ててくれます。

おすすめウイスキー

ボウモア、ジョニーウォーカーダブルブラック、カネマラなど

オイリーなタイプにはバニラ

ウイスキーの中には、甘いとろみのあるタイプのものが存在します。一般的にこのとろみはオイリーと表現されますが、このタイプにはバニラが一番です。ウイスキーのオイリーさには甘ったるいくどさはなく、このとろみがバニラにコクを与えて極上の風味に仕上げてくれるのです。

おすすめウイスキー

アイリッシュウイスキー、ローランドウイスキー全般。タリスカー、タラモア・デュー、ラフロイグ10年、オールドプルトニーなど。

繊細なタイプには抹茶

すっきりとした甘い香りが特徴的なウイスキーには、繊細で香り高い抹茶の風味を殺すことなく引き立てる効果があります。後に残る茶葉の苦味を抑えつつ、淡い甘味で抹茶の甘さを表現してくれます。
複層的で複雑な味わいを秘めているジャパニーズウイスキーも合います。

おすすめウイスキー

白州、山崎、サントリーオールド、あかし、ベンロマック、シーバスリーガルミズナラ

ウイスキーを使った簡単お菓子レシピ

それぞれの特徴が分かったところで、早速実践していきましょう。今回は、「コーヒー」「バニラ」「抹茶」と定番の3種類の風味をそれぞれおすすめなお菓子とウイスキーを交えてご紹介していきます。
甘いのが苦手な方にはコーヒー、甘党の方にはバニラ、そして抹茶好きには抹茶ケーキをぜひ作ってあげてくださいね。

ウイスキー香るコーヒートリュフ

材料
ウイスキー(ボウモア12年)/大さじ1
ミルクチョコレート/100g
生クリーム/50cc
インスタントコーヒー/小さじ1
※お好みで
ココアパウダー/適量
粉糖/適量

1、生クリーム、細かく砕いたチョコレートを鍋に入れ、弱火でゆっくりと溶かす。
2、チョコレートが溶け切ったら火を止めて、ウイスキーとインスタントコーヒーを入れる。チョコレートと上手く混ざるまでしっかり混ぜる
3、トレーにチョコレートを移し、冷蔵庫で約1時間冷やす。
4、冷蔵庫から取り出し、8〜10個ほどに分けてラップで丸く包む。
5、お好みでココアパウダーまたは粉糖をまぶして完成。

大人のバニラプリン

材料
ウイスキー(タラモアドゥー)/小さじ1
生クリーム/100ml
牛乳/100ml
砂糖/25g
バニラエッセンス/数滴(香る程度)
卵黄/2個

1、鍋に水を入れ沸騰させておく。このとき、プリン容器が半分以上浸かるぐらいのお水を入れておくと良し。
2、別の鍋に生クリーム、牛乳、砂糖、バニラエッセンスを入れて沸騰しない程度に弱火にかける。ぬるくなったところで火から下ろす。
3、ボールで溶きほぐした卵黄に、2を少しづつ混ぜ合わせる。
4、ウイスキーを3に加えて静かに混ぜる。
5、4を茶こしで濾した後、冷やしたプリン容器に流し込む。
6、沸騰させていた鍋を弱火にして、蓋をしたプリン容器をお湯に入れる。
7、蓋をしてじっくり7〜8分待つ。その後、火から上げて約10分程度蒸らしておく。
8、プリンが垂れずに固まっていればOK。冷ましてから冷蔵庫でしっかり冷やせば完成。

抹茶ケーキウイスキー仕込み

材料
ウイスキー(山崎10年)/大さじ1〜2
抹茶/大さじ2
砂糖/大さじ2
はちみつ/大さじ1
牛乳/120cc
サラダオイル/大さじ2
卵/1個
ホットケーキミックス/200g

1、ボウルに卵を割りよく溶きほぐす。オーブンは180度に温めておく。
2、1に砂糖、はちみつ、牛乳、サラダ油の順で入れよく混ぜる。
3、抹茶とホットケーキミックスを入れダマをつぶすように混ぜる。混ざったらウイスキーを入れて再度混ぜる。
4、パウンドケーキの型に流し込んで焼く。
5、180度で焼いたオーブンで10分焼いた後、170度に設定して35分間焼く。串を刺して中身が出てこなければ完成。

ウイスキーとスイーツの愛称はバッチリ!

お菓子にお酒を加えるのはとても難しそうに思えますが、このようにすごく簡単な手順でプロの味に仕上げることが出来るのです。

ウイスキーをお菓子に使うときに大切なこと、それは風味がマッチしているかどうかです。

お互い相乗効果が得られるような組み合わせを見つけて、ほんのり大人の味がする美味しいスイーツを作ってみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

オーツカ

ウイスキーをもっと身近に感じてほしい。小難しいウイスキーの世界を分解して、わかりやすく整理する「ウイスキーオーガナイザー」です。 まだあまりウイスキーを知らない人がウイスキーを好きになる「きっかけづくり」をできればと思っています。 日本最大級のウイスキーメディアBARRELを企画、運営、編集及びカメラマン、さらには執筆もしています。