アイリッシュウイスキーの中でも数少ないピーテッド・シングルモルト「カネマラ」が、新たなラインナップ「カネマラ ゴールド」を発表しました。
まずはフランス市場から2026年8月に展開が始まり、その後欧州各国へと広がっていく予定です。
価格は23.50ユーロ(約4,370円)と、手に取りやすい設定になっています。

「アイリッシュ×ピート」で人気のカネマラ
そもそもアイリッシュウイスキーは、スコッチのようなスモーキーさを持たないのが一般的です。
多くの蒸溜所が3回蒸溜を採用し、軽やかでなめらかな味わいを目指してきた歴史があるためです。
カネマラを生むクーリー蒸溜所は、1987年にジョン・ティーリング氏がアイリッシュ・ディスティラーズ社の実質的な独占体制に一石を投じる形で設立した独立系蒸溜所です。
1996年、同社は18世紀まで遡るピート乾燥の伝統をあえて掘り起こし、アイリッシュには珍しいスモーキーな1本としてカネマラを送り出しました。蒸溜も2回と、アイリッシュとしては異例のスコッチ式を採用しています。開発の背景には、当時盛り上がりを見せていた日本のハイボール市場を意識していた、という説もあります。
今回の「ゴールド」は、バーボン樽で熟成された原酒をベースに、洋梨や桃、穀物のニュアンスにピートの香りをそっと添えた設計とのこと。アルコール度数は40%で、ストレートからハイボールまで幅広い飲み方を想定しています。
日本ではすでにおなじみの銘柄
カネマラは日本ではサントリーが輸入元となり、「カネマラ」「カネマラ12年」がすでに定番として流通しています。
今回の「ゴールド」がどのタイミングで日本市場に登場するかは現時点で発表がありませんが、ピーテッド・アイリッシュという珍しいカテゴリーに、より間口の広い一本が加わることは、日本の飲み手にとっても歓迎すべきニュースと言えそうです。









