スプリングバンクが、2025年に始動した年次限定シリーズ『ヴィンテージシリーズ』の第2弾を発表しました。
今回リリースされるのは、1994年に蒸溜し2026年にボトリングされた31年熟成のシングルモルト。アルコール度数45.1%、リリース本数は1,180本。複数樽のヴァッティングによる構成で、カスクタイプの詳細は現時点では非公開となっています。
「25年物の後継」として動き出したシリーズ
ヴィンテージシリーズは、2025年6月に1998年蒸溜の約27年熟成(48.3%・1,500本)を第1弾として発売したことで幕を開けました。
このシリーズはスプリングバンク25年のディスコン後の穴を埋める位置づけとされており、「蒸溜所が持つ古酒在庫を年に一度、ヴィンテージ表記のボトルで披露する」という年次リリースの形を採っています。
第1弾の1998年ヴィンテージはWhiskybaseで89点台の評価を獲得し、欧州小売価格は€1,150前後で推移。市場では発売後すぐに在庫が払底した店舗が続出しました。
第2弾となる今回は、蒸溜年が1994年とさらに遡り、本数も1,180本と第1弾より絞られています。1994年という年は、当時のスプリングバンクが独立系ボトラーにも熱心に原酒を供給していた時期にあたり、今でも愛好家の間でその年代のカスクが高く評価されています。
キャンベルタウンの「手仕事」が生む希少性

スプリングバンクは1828年創業、ミッチェル家による家族経営を今も維持する蒸溜所です。フロアモルティングから瓶詰めまでを自社一貫で行う数少ない蒸溜所のひとつで、生産量を意図的に抑制してきたことが長熟在庫の希少性をさらに高めています。
今回の1994年蒸溜は、まさにその限られた在庫の中から選ばれたもの。1,180本という数字が示すとおり、蒸溜所の規模と熟成年数を考えれば、これ以上の本数を捻出することは現実的に難しいでしょう。価格やリリース時期の詳細は続報待ちですが、第1弾の動向を踏まえると、入手競争は相当激しくなることが予想されます。









