ニッカウヰスキーが竹鶴ピュアモルトの新シリーズ『竹鶴ピュアモルト エッセンシャルズ』を準備していることが、米国アルコール・タバコ税貿易局(TTB)へのラベル申請によって明らかになりました。
「竹鶴の本質」を5本で探求するシリーズ
シリーズ名は『Taketsuru Pure Malt Japanese Whisky Essentials』。
ラベルの記載によれば全5本の限定コレクションで、年1本のペースでリリースされる計画とされています。

第1弾となる『2026』は43%、竹鶴ピュアモルトの骨格をなす余市蒸溜所の石炭直火蒸溜にフォーカスした表現です。
余市では今もなお石炭直火による蒸溜が一部継続されており、あの重厚でオイリーなスタイルの源泉となっています。
ラベルに記載されたテイスティングノートは、熟成樽の穏やかなアロマとともにモルトの甘みとピートの深みが広がり、甘くビタースウィートな余韻が続くとされています。
廃盤を経て、竹鶴が新たな局面へ
竹鶴ピュアモルトには、忘れがたい歴史があります。ジャパニーズウイスキーブームによる原酒不足を受け、2020年に17年・21年・25年の年齢表記シリーズがすべて販売終了。同年3月に現行のNAS(年齢表記なし)が刷新されて以来、竹鶴ブランドはレギュラー品1本のみの体制が続いていました。
ニッカはその後、生産能力の大幅増強と原酒の積み上げを進め、2022年に余市10年、2025年に宮城峡10年と年齢表記の段階的な復活を果たしてきました。エッセンシャルズはその流れのなかで、竹鶴ブランド自体を探求的に深掘りする新たな試みといえます。
かつてニッカ・ディスカバリーシリーズが「ウイスキー造りの各要素」に光を当てた実験的シリーズを全5本で展開したように、エッセンシャルズは竹鶴を構成する個別の要素を1本ずつフォーカスするコンセプトと読み取れます。第2弾以降のテーマは現時点で未公表です。
現在確認されている発売地域は米国のみで、日本国内での展開については未発表です。価格・本数・発売日も含め、正式発表を待ちたいところです。










