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ハイランドパークを学ぶ!味や種類、おすすめの飲み方

ハイランドパーク
オーツカ

ざっくり覚える!

ハイランドパークはスコットランドのスキャパ湾に浮かぶオークニー諸島、メインランドにてつくられるシングルモルトウイスキーです。

著名なウイスキー評論家のマイケル・ジャクソン氏が「全モルトウイスキーの中で、もっともオールラウンダーで秀逸な食後酒」と発言したブランドで、今もなおその評価に揺るぎはありません。

蒸溜所はマッカランと同じエドリントングループが所有し、販売はレミーコアントロー社が行なっています。
マッカランと同じくシェリー樽にこだわっており、クオリティの高いシェリー樽熟成ボトルをリリースし続けています。

ブレンデッドスコッチウイスキーにも多く使われていて、「フェイマスグラウス」や「カティサーク」のキーモルトとなっていることでも有名で、1798年の創業以来、200年以上こだわりの製法を守り続けてきたモルトファン必飲のブランドです。

 

まとめて試飲できる!オリジナルのハイランドパークセット

オーツカ
まずはオリジナルセットの紹介させてください!

ハイランドパークの「今」を知るスペシャルセット

ハイランドパークセット

愛好家からも評価の高いハイランドパークをスタンダードからカスクストレングス品まで試してみたい!という方へ特別セットをつくりました。

ハイランドパーク独特のスモーキーフレーバーと、シェリー樽を基調とするハウススタイルが理解できます。

  • ハイランドパーク 12年 ヴァイキング・オナー (40度)
  • ハイランドパーク カスクストレングス (約63度)
  • ハイランドパーク ヴァルクヌート (46.8度)

30mlセットと100mlセットから選べるので、少しずつ飲み比べて、ハイランドパークの香りや味の違いを確かめてください。

おすすめの飲み方・飲み進め方

オーツカ

世界中のウイスキー愛好家からも非常に人気の高いブランドで「ヘザーハニー」と言われる特有のフレーバーが特徴です。

ヘザーってなに?と思う方もいるかもしれないのでチラっと説明しておくと、荒地や岩肌に咲いている桃紫色のごく小さな(お米粒くらい)花をつけるツツジ科の灌木のことです。
日本ではヒースと呼ばれています。
ヘザーには1000種類を超える栽培種がありますが、スコットランドのワイルド・ヘザーはハイランド中部から北東部にかけての丘陵や荒野に自生し、香り高い花を咲かせてミツバチ達を誘います。

木香様臭とかアルデヒド臭に属しており、わらや干し草のような香りです。山々に咲くツツジのイメージ。

おすすめの飲み方はストレートからの加水。

ドライな飲み心地ではありますが、加水すると甘味が広がり、とろけるようなシェリー風味が味わえます。

優雅で豪胆。完成度が高く、雄々しいウイスキーです。こういったシングルモルトにビギナーの頃に出会えれば、ウイスキーのイメージ変わるかもしれませんね。
ブレンデッドウイスキーのフェイマスグラウスを好んで飲んでいる方はファンになるのではないでしょうか。

 

世界的に人気のブランドなので、オフィシャルからも限定品や免税店品がとても多くリリースされ、ボトラーズの製品もものすごく多いです。

個性的で面白いボトルが多いハイランドパークですが、そのキャラクターを知るにはやはりオフィシャルを飲むべきです。

90年代にリリースされたオフィシャル25年はアルコール度数が53.5度あったのですが、2000年代に入ると51.5度→50.7度→48.1度→45.7度と薄まっていきます。

パワフルで「これぞ北の巨人!」と思わせる濃縮感のあるハイランドパークに出会いたいのであれば、オールドのオフィシャルボトルを飲んでみましょう。

ハイランドパークの発祥と歴史

どこでつくられているのか?

オークニー諸島カークウォールの港町

スコットランド北部に浮かぶ70余りの島々、オークニー諸島。

その中でも一番大きな島メインランド南東部、スキャパ湾を一望できる高台にハイランドパーク蒸溜所はあります。

蒸溜所があるカークウォールの外れは北緯59度。風速60m以上もの風が吹きすさぶ場所でオークニー諸島の最も北に存在します。

近くにはスキャパ蒸溜所がありますが、それよりやや北側にあるハイランドパークは、スコットランドはおろか、世界最北端に位置する蒸溜所と言えます。ハイランドパークという名前も、蒸溜所がハイパークと呼ばれる高台にあったことに由来しているようですね。

蒸溜所設立は1978年。

当時この場所には伝説の密造者であるマグナス・ユウソンのお酒のヒミツ基地が存在しました。つまり密造所です。

かつてスコットランドではお酒に過度の税が課せられており、これを逃れるためにお酒を隠れて生産する密造者が多く存在しました。

その中でもマグナス・ユウソンは伝説的な密造者だったとされています。

教会の長老も務めていた彼はいつも教会の説教壇の下に密造ウイスキーを隠しており、監視官が訪ねてくる情報が入るとすぐさまボトルを自宅に持ち帰り難を逃れていたそうです。

そして自宅に監視官が押しかけた時にはウイスキーのボトルに白いシーツをかけて天然痘患者だと言い張り、見事追い返したこともあるそうです。

今から220年以上も昔の事で定かではありませんが、ハイランドパーク設立にもマグナス・ユウソンが何か関係していたのかもしれません。

ハイランドパークの歴史

ハイランドパーク蒸溜所

1798年、デビッド・ロバートソンによってハイランドパーク蒸溜所が設立されました。
設立当初は蒸溜所名がはっきり決まっていなかったようで、ハイランドパークの他に蒸溜所近くの地名「ローズバンク」「カークウォール」だったという説もあります。

1816年または1818年、ジョン・ロバートソンが蒸溜所の経営権を握ります。
なんとロバートソンは前述した有名な密造者マグナス・ユウソンを捕えた徴税官でした。
この後しばらくロバートソン家の経営がつづきます。

蒸溜所が「ハイランドパーク」と正式に名乗り始めたのもちょうどこの頃でした。

1869年にスチュワート&マッカイ社へ蒸溜所を売却します。

1878年グレンリベット蒸溜所の支配人を務めたジェイムズ・グラントが新たな共同経営者となりハイランドパークはますます躍進します。

ハイランドパークビジターセンター

1895年になるとジェイムズ・グラントが蒸溜所を正式に購入し、それ以降グラント家による経営が続きます。

1898年ポットスチルを4基に増設。

1937年になると「フェイマスグラウス」を手がけるハイランド・ディスティラリーズ社が蒸溜所を買収します。

1979年初のオフィシャルボトル「ハイランドパーク 12年」を発売し、高い評価を得ます。

1999年  エドリントン社70%とウィリアム・グラント社30%で共同出資して設立された1887カンパニーを通じてハイランド・ディスティラリーズを買収。

以後現在までエドリントングループの傘下で経営が行われています。

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ハイランドパークの製法

仕込み水は、蒸溜所内から汲み上げられるクランティットの井戸水を使用しています(以前は蒸溜所背部にあるカティマギーの泉水を使用)。

麦芽を乾燥させる際に焚くピートはハイランドパーク独自のものを使用しており、ホービースターヒルにある専用のピートボグ(ピート採掘場)から掘り出されたものを使っています。

ハイランドパークのピート

ピートボグの面積は750ヘクタールにも及び、広大のように思えますが現地で働く職人たちは「後100年掘っても大丈夫だ」と言っているそうです。

ピートを焚いているウイスキーと言えばアイラ島が有名ですが、アイラ島のピートは海藻やコケなどから出来たもの。

しかしハイランドパークで使用するピートの原料はヘザーやシダ・コケなどでアイラ島のそれとはまた異なる特徴があります。

ハイランドパークでは、フォギー、ヤギー、モスという3層のピートを使い分けしており、この草花が混ぜ込まれたピートがハイランドパーク特有のアロマの要因であると評する方もいます。

ハイランドパークでは麦芽の乾燥に40時間費やします。
最初の18時間でピートを焚き、その後コークスで20時間かけて温め乾燥、麦芽を完成させます。

ピートで仕込まれる麦芽のフェノール値は約40ppm。
しかし現在ハイランドパーク自社で仕込まれる麦芽は全体の20%程度で(こちらがピート仕込み)、残り80%はシンプソンズ製のノンピートモルトを使用しています。

したがって最終的な麦芽のフェノール値は10ppm程度に抑えられます。

一度の仕込みに約6トンの麦芽を使用、そこから約3万リットルの麦汁が得られます。

発酵槽はオレゴンパイン製のものとダクラスファー製のもの、そしてカラ松製の3槽が使用され、こちらで発酵が促されます。
カラ松はヴァイキング時代には船材としても使用されていました。

ポットスチルは初留2基、再留2基の計4基。

ちなみにハイランドパークは製麦用のフロアが大きく、全部で5面あり、1面に8トンの大麦を広げることができます。

製麦用フロア

マッカランと同じエドリントングループ所有の蒸溜所ということもあり、使用する樽、主にシェリー樽にこだわっています。
現在貯蔵している4万樽以上の実に9割以上がシェリー樽とのこと。

ハイランドパークの種類/ラインナップ

ハイランドパーク12年

こちらは現行品のラインナップの中でスタンダードとも呼べるボトル。

熟成年数12年以上のスパニッシュオーク、アメリカンオークのシェリー樽を掛け合わせて作られました。

熟成に使われるのはファーストフィルのシェリー樽を20%、残りをリフィルのシェリー樽で熟成された原酒となります。

ヘザー漂う穏やかなピート香。シェリー樽由来のフルーティ、スパニッシュオーク由縁のスパイシーさが同居するスタンダードにしてとてもよく出来たボトル。

新ボトルになってからはかなり香りが華やかになった印象で、スモーキーなアロマの奥にドライフルーツと大人しめのバニラ、ヘザーを感じます。

口に含むと焚き火とドライフルーツの甘みが膨らみ、中間にイチヂク、弱いカカオ、ヘザー、余韻に大人しめのスモークが鼻腔に残ります。

ボディは厚め、シェリー樽熟成のマッチョな飲みごたえ。

ハイランドパーク18年

こちらはファーストフィルのシェリーカスク比率が45%で、残りはリフィルのシェリー樽となります。

ファーストフィルのシェリー樽比率は12年(20%)に比べてはるかに高いにもかかわらず、12年に感じる刺々しさは無く、穏やかで奥深い味わい。壮大さを感じさせる複雑なボトルです。

特有の花や果実だけでなく、ヘザーの根っこを感じさせるハーバルなスパイス、そしてドライなコクがバランス良く成り立ったボトルです。

香りはバニラ、オレンジピール、麦芽のクッキー、豊かで奥行きのあるアロマです。

味わいは熟したビターオレンジ、ビターチョコ、甘みの後に心地よいスモーク、い草、余韻はオークとヘザー、ドライな印象を受けます。

ハイランドパークの真髄を知りたいのであればこの18年を飲んでいただきたいです。

ハイランドパーク25年

こちらは酒齢25年以上のファーストフィルのシェリー樽で熟成させたものを原酒とします。

長期熟成からくる色合いは赤みがかったゴールド。

ほとんど加水をせず仕上げたリッチでスパイシーなフレーバーが特徴です。

香りはヘザー由来の甘い香り、バニラ、牧草、ハイランドパークらしい土と植物を感じるスモーク、ピート。

口に含むとシェリー樽からくるレーズン、アンズの甘み、ヘザー、ダークチョコ、紅茶、余韻は長めのバニラとウッディ。

スイートで非常にリッチな味わいを堪能できます。

ハイランドパークのパワフルな傑作。食後酒に是非おすすめ。

ハイランドパーク40年

こちらは2008年に全世界1000本のみの限定でリリースしたボトル。

オフィシャルとして最長熟のボトル。

リフィルのシェリー樽の中から長期熟成に向いた樽を厳選し、それらで40年以上寝かせたものを原酒としています。

長期熟成からくるダークレッドの濃厚な色合い。

香りはカラメル、ドライオレンジ、ラズベリー、ヘザーの花。やや土っぽさのある力強いスモーキーさが潜みます。

味わいはジューシーなドライベリー、マーマレード、トフィー、ハチミツ、中間に粘性のあるチョコ、ヘザーを感じます。

余韻は長くほろ苦い。い草やみたらしのような甘いスモークが鼻腔に居座ります。

日本に入荷本数は350本。

バーで見かけた際には是非お勧めしたいボトルです。

ハイランドパーク フルボリューム

ウイスキー造りも音楽創作も「バランス」が大切であるという共通点に基づいて開発されたロックンロールなモデル。

ウイスキーのブレンディングを、音楽創作において重要である音の周波数のファインチューニングになぞらえ、個々の樽の個性とフレーバーの波を組み合わせて最良のバランスを作り上げた自信作。

蒸溜は1999年、アメリカンオークのバーボン樽で熟成した原酒を100%使用。2017年にボトリングしています。

とにかくパッケージがユニークで目を引きます。

そもそもデザインコンセプトが色物っぽいので疑ってかかっていましたが、価格なりの価値はあります。

香りはマンゴーバニラアイス、続いてオレンジピール。ミドルノートはハーバルなピートからポン菓子のようなアロマに落ち着く。

スパイシーでリッチな味わい。オレンジピールとヘザーハニーのやや植物感のある甘みからゆったりと土ぼこりをまとった春菊のような土臭いピートが続きます。

余韻は花の蜜のような甘さと穏やかでライトなスモーク。

好バランスなハイランドパーク、バーボン樽のいいところを引き出したなめらかなモルトです。

ハイランドパーク ヴァイキングレジェンドシリーズ

ハイランドパーク ヴァルキリー

ヴァイキングレジェンドシリーズ3部柵の中の第1弾。

熟成に使われるのはアメリカンオークのシェリーカスクとバーボンカスク。これらを掛け合わせて作られた限定商品です。

香りはバニラ、レーズン、プラム、スモーキー。

口に含むとバニラやドライフルーツ、シェリー樽からのややトロピカルな甘味が先に来て、中間にダークチョコ、スモークハム、ヘザー、後半にスパイシーな味わいとウッディな余韻が長く続きます。

ボディはやや厚めのミディアムでまずまずの飲み応えです。

バーボンカスクのバニラ感とシェリーカスク由来のフルーティを同時に堪能できるボトルです。

ハイランドパーク ヴァルクヌート

「ヴァイキング レジェンド シリーズ」の第二弾。

年数表記のないノンエイジボトルとなります。

熟成に使用される樽はアメリカンオークのシェリーカスクを使用。

ヴァイキングを祖先にもつジム・リングビルド氏がパッケージを手掛けています。

焦がしたバニラ、クローブ、アニスの実、アロマティックなスモーク、ブラックペッパー。

味わいは甘みがメインで、バニラ、ヘザー、バターを乗せたパンケーキ、クローブ、若干のシナモン。

甘さとスパイシーさが見事に調和したボトル。

ハイランドパーク ザ・ウォリアー・シリーズ

2013年、ヨーロッパの免税店向けにリリースされたシリーズもののボトル。

日本のバーでも結構見かけた時期がありました。

その昔ハイランドパークの蒸溜所があるオークニー諸島は昔北欧のヴァイキング(海賊)によって支配されていました。
そのためオークニーには現在もその時代の文化が残っています。

ザ・ウォリアー・シリーズはその事実を知ってもらうために造られたシリーズです。

まさにお土産にピッタリ!といった感じのボトルで、ボトル名は全てヴァイキングにまつわるネーミングになっているのが特徴。全て1000ml入りとなっています。

数が多いので抜粋して紹介します。

ハイランドパーク スヴェイン

スヴェンとは、伝説的なヴァイキングの族長の名前。
陽気で好奇心旺盛な性格の英雄だったそう。

こちらはアメリカンオーク樽で熟成。

香りはオレンジ、クレームブリュレ、ピート、ブラックペッパー。

味わいは先にスモーキー、そしてバニラやベイクドオレンジ、ドライフルーツなどの甘み、そしてスパイシーな一面もあります。

ハイランドパーク エイナー

エイナーはオークニー全体を支配していたヴァイキングの名前。

非常に厳格で、冷酷で残忍な性格の人物だったそうです。

ラベルに描かれている巨大な斧は、彼を象徴して描かれています。

こちらはアメリカンオーク樽とヨーロピアンオーク樽で熟成した原酒が使われています。

香りは最初にスモーク香がふわりときて、後からシトラス、オレンジピールの爽やかさ、後からカスタードやバニラの甘みがきます。

味わいもほのかなスモーク、そしてシナモン、ジンジャーのスパイシー、オレンジ、パイナップルキャンディの甘みへと続きます。

ハイランドパーク ハラルド

ハラルドは、オークニー伯を造ったノルウェーの王様の名前。

ヴァイキングの歴史上、欠かせない重要人物で国の英雄でした。

こちらはアメリカンオーク樽とヨーロピアンオーク樽で熟成したもの。

スポンジケーキの甘やかな香りとジンジャー、ナツメグのスパイス、後半に柔らかなスモーク。

味わいはスポンジケーキやクッキーの香ばしい甘み、ジンジャーやナツメグのスパイス、ラベンダーのフローラルが鼻腔を抜けます。

ハイランドパーク リーフエリクソン

リーフエリクソンは北アメリカの大地に足を踏み入れた勇敢なヴァイキングの名前。

こちらはバーボン樽、アメリカンオーク材のシェリー樽で熟成しています。

香りはオレンジの皮、蜂蜜、バニラ、フルーティなマンゴーやメロン、後半にしっかりスモークも感じます。

味わいはほんのりとしたバニラの甘み、ブドウグミ、ウエハース、後半にしっかりとした樽香、スモークを感じます。

ハイランドパーク シグルド

ヴァイキング時代、最も恐れられていたと言われる強戦士シグルド。

ラベルに描かれている鋭い剣は彼を象徴したものです。

熟成にヨーロピアンオーク樽を使用しています。

香りはレモンピールの柑橘系、ラベンダーのフローラル、後半にほんのりとしたスモーク。

味わいは甘みを伴ったレモンピール、シナモンスパイス、メイプルシロップ、ローストアーモンド、後半はしっかりとした樽香の余韻を楽しめます。

 

オーツカ
著名なウイスキー評論家のマイケル・ジャクソン氏の採点では、当時の8年ものが85点、スタンダード12年が90点。

オフィシャル、ボトラーズともに毎回平均点を超えてくる優等生だと思います。

特に18年ものは、同じく評価の高い「タリスカー18年」や「グレンモーレンジィ18年」などと並び称されるクオリティの高さを持っています。

「少しずつ試せる」通販ショップ

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