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スカラバスの味やおすすめの種類とおいしい飲み方/10年・バッチストレングス

スカラバスの味やおすすめの種類とおいしい飲み方/10年・バッチストレングス

スカラバスの概要

スカラバスは大手ボトラーズとして知られる、ハンターレイン社からリリースされているシングルモルトウイスキー。

蒸溜所名を公開していないシークレットモルトではありますが、アイラ産という情報のみ公開しています。

アイラのシークレットモルトといえば以前にも紹介したフィンラガンアイリーク(イーラッハ)アイラストームピーツビーストなどがあります。

いやー、アイラ産のシークレットモルトは近年本当にリリースが多い。
広告戦略次第ですが「出せば売れる」といった感じは否めませんね。

リリースしてから日は浅いですが、ウイスキー愛好家やバーテンダーから高い評価を得ているのがこのスカラバス。

スカラバスのロゴ

スカラバスは古ノルド語で「岩の多い場所」をという意味を持っており、これはアイラの秘境の地名にちなんで命名されました。

ラベルデザインはカリグラフィを用いたデザインの中に、「日照計のイラスト」があしらわれています。
これは日照計を発明したアイラ島出身のジョン・フランシス・キャンベル氏の、旺盛な好奇心と強い探究心を表したものだそうです。

ちなみにキャンベル氏は、世界一周の旅の途中の1874年、日本を訪れています。
日本は明治7年。当時、日光など東京周辺の名所を視察し、内務省地理寮による12月9日の金星日面通過観測に参加したそうです。
帰路は、東京から旧中山道を通り、諏訪湖と琵琶湖を経て京都まで徒歩旅行。その後神戸から出港して帰国したらしいです。

キャンベル氏のような旺盛な好奇心、そして強い探究心があったからこそ完成したボトルである…ということを伝えたいのでしょう。

スカラバスの発祥と製造場所、歴史の紹介

ハンターレイン社のロゴ

スカラバスをリリースしているハンターレイン社は、オールドモルトカスクシリーズやオールド&レアシリーズなどの人気ブランドを手がけている大手ボトラーズで、2013年に創業しました。

もともとアメリカへの輸出などで実績を残してきたボトラーズ会社ダグラスレイン社(1948年創業)が2013年に

  • ダグラスレイン社
  • ハンターレイン社

の2社に分社化されて、誕生した会社です。

ハンターレイン社は創業から5年後の2018年にアイラ島で9番目の蒸溜所、アードナホー蒸溜所を完成させたことでも知られています。

このアードナホー蒸溜所の誕生を記念してつくられたのが、このスカラバスというブランドでした。

実在した幻の「スカラバス蒸溜所」

スカラバスの広告

概要でスカラバスとは古ノルド語で「岩の多い場所」という意味ですが、その昔アイラ島にはスカラバス(スキャラバス)という蒸溜所が実在していました。

しかしスカラバス蒸溜所は1817年、ジョン・ダロック社によって創業した後、1818年に閉鎖。1年程しか稼働しなかったスコッチ史上最も短命の蒸溜所といえます。
もちろん当時作られた原酒が残っているはずもなく、同蒸溜所のウイスキーがどのような味わいだったのかは誰も知りません。

閉鎖後蒸溜所は取り壊され、現在跡地には農地が広がっているだけ。一瞬にして消えていった幻の蒸溜所ともいえるでしょう。

これだけ短命だったのにも関わらず、200年の時を越え、こうしてブランド名に「スカラバス」を起用し復活させてしまうハンターレイン社。語呂もいいですし、字面も非常に良い。センスあります。

スカラバスのラインナップ

スカラバス

スカラバス

2019年にリリースされた「スカラバス」。
金色のカリグラフィが施された明るく派手なラベルは、一見甘いリキュールなどを想像してしまいますが、その味わいはどっぷり「アイラモルト」そのもの。

ピーティでオイリー、ヨードの香りもしっかりあります。
これをアイラ島以外の島でつくっていたら裁判沙汰に発展するかもしれません。
樽はリフィルバーボンカスクとバージンアメリカンオークカスク。

香りはビーチでのバーベキュー、レモンのわた、塩キャラメル、スモークパインキャンディ、オレンジピール。

口に含むと口当たりは厚みのあるボディ、その後すぐに重油のようなオイリーさと麦菓子の甘味、カカオのビター、スパイシーさ、ちょっとだけうがい薬のようなニュアンスもあります。

飲んだ後もしばらく煙が鼻腔に居座りなかなか抜けてくれません。それくらい力強く長い余韻を楽しめます。

こんなしっかりとした味わいでありながら5,000円を切るコストパフォーマンスは嬉しい限り。
ブランドにこだわらず、美味いアイラモルトをお手頃価格で楽しむのであれば、自信を持ってお勧めできるブランドです。

スカラバス 10年

スカラバス 10年

こちらはバーボン樽の後にアメリカンオークの新樽に詰め替えて最低10年熟成した原酒でつくられたスカラバス。

香りは焦がしたビスケット、シリアル、湿った土、麦芽クッキー、蜂蜜、シナモン、深いスモークアンドピート。

ボディはフラッグシップに比べ厚みがあり味わいにはビスケットのような香ばしさを伴う甘みが加わっています。

後半にジンジャーやシナモンなどのスパイシーさも感じられ、より複雑味が増している印象。

カドがとれて温かみがあり、余韻も若干優しく感じられます。

ノンエイジではやや足りなかった厚みが補填され、甘みとスパイシーさが交互する秀逸なボトルです。

スカラバス バッチストレングス

スカラバス バッチストレングス

こちらは選び抜かれた樽から加水せずカスクストレングスにてボトリングしたスカラバス。
ハイプルーフならではのガツンとした風味を楽しめるボトルです。

トップノートはかなりクリーミィ。バニラとトフィ、ややワクシーで浜辺のキャンプファイヤーの煙。
味わいは草っぽさのあとレモネード、ポン菓子の香ばしさ、ラムレーズン、バニラクリーム、洋梨のジャム、青リンゴ、後半にスパイシーさとピートスモーク、ヨードが口内を占領します。余韻はホワイトペッパーと灰。温かく長い。

恐らく6~7年熟成でしょうか。
スタンダードや10年と比べてもオイリーで塩辛く刺激が強いです。

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スカラバスのおすすめの飲み方

オーツカ
では最後に編集部のオーツカがおすすめの飲み方をまとめます

リリース当初、フェスなどで人気を集めたスカラバス。
ハイボールが振舞われていましたが、おいしくて初期リリースは何本か買い込みました。

メディシナルなイメージの中に、炭っぽさが色濃くあり、中盤の煙甘さと余韻のピリリとしたコショウが魅力。
やはりおすすめの飲み方はハイボールです。
スモーキーなスコッチソーダが好きな人には、ぜひ試していただきたい商品で、タリスカーソーダやラフロイグソーダからこちらに乗り換える人もチラホラ見ます。
食事中にも使い勝手が良く、海鮮を用いたイタリアンやスパニッシュとの相性は最高です。

愛好家たちの指示され、スカラバスブランドの立ち上げは大成功だったよう。
2020年後半には、10年とバッチストレングスをリリース。
スカラバスの快進撃は続きます。


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