白州の味と種類。『その次』に飲むおすすめウイスキー

白州の味と種類。『その次』に飲むおすすめウイスキー

このページでは有名ウイスキー銘柄『白州』の解説と、白州のラインナップの解説。

そして『その次に飲むべきおすすめウイスキー銘柄』を紹介していきます。

ゲストには洋酒専門店『リカーマウンテン銀座777』の新美店長を迎えております。

概要を飛ばして『白州の次に飲むべきおすすめウイスキー銘柄』をすぐに見たいという方は以下のボタンから。

 

南アルプス産、切れ味鋭き森の刃。白州の概要

白州はサントリースピリッツが製造・販売しているシングルモルトウイスキーです。

軽やかでキレの良い、それでいて物足りなさを感じさせない淡麗系シングルモルトウイスキー。

女性にも人気が高く、どんな飲み方にも耐えうる多様性を持ちます。

…面倒くさい言い回しをしましたが、要するに爽やかな味わいで「ロックやハイボールなど、どんな飲み方でも楽しめる出来の良いシングルモルト」だということ。

また白州は森の空気をまとったミントを感じさせるフルーティーフレーバーが特徴的で、このため「森香るウイスキー」とも言われています。

「白州12年」を1994年に発売して以来、山崎と一緒にサントリーのウイスキー部門を引っ張る2大ブランドで、多くのウイスキーファンから愛されています。

白州の発祥と製造場所の紹介

白州蒸留所

白州が製造されているのは山梨県北杜市白州町鳥原にあるサントリーホールディングス所有の「白州蒸溜所」

自然豊かな環境にあり、敷地面積は82万㎡とかなり広大です。

山崎蒸溜所がある大阪・山崎も名水の地として有名ですが、白州蒸溜所が立地する山梨県北杜市を流れる尾白川も日本の名水百選に選ばれています。

良いウイスキーには良い水が必要とのことで良質な水源地を求めていたサントリーが全国各地を調査した結果、日本有数の名水地であるこの“白州”の地に出会い白州蒸留所は建てられました。

長い時間をかけて、南アルプスの山々をくぐり抜けてきた地下天然水は、適度にミネラルを含むキレの良い軟水。

この水を仕込みに使用して作られた原酒は軽快で穏やかな味わいを持ちます。

同じくサントリーで作られる重厚で華やかな山崎の原酒とはキャラクターの異なる原酒が出来上がりました。

白州の歴史

白州蒸溜所はサントリーウイスキー誕生50周年を記念し、山崎蒸溜所に次ぐ同社二つ目の蒸溜所として1973年に設立、生産がスタートました。

1994年には白州12年を発売、2006年に白州18年、さらに2008年には白州25年を順次発売し人気を集めます。

2012年5月29日に発売されたシリーズとしてのエントリー商品であり、いわゆるノンエイジ商品。「(新)白州」が発売されました。

比較的歴史の浅い蒸留所ではありますが、山崎で培ったサントリーのウイスキー作りのノウハウを活かし、

白州12年

2009年にIWSC 金賞 (Best in Class) 受賞

2010年にIWSC 金賞 (Best in Class) 受賞

2011年にSWSC 最優秀金賞受賞、

白州18年

2006年 ISC金賞受賞

2007年にブラウンフォーマントロフィー受賞、IWSC 金賞 (Best in Class) 受賞

2009年にISC 金賞受賞

2010年にIWSC 金賞 (Best in Class)

白州25年

2008年にISC 金賞受賞

2009年にIWSC 金賞 (Best in Class) 受賞

2010年にISC 金賞受賞

2011年にIWSC 金賞受賞

白州ヘビリーピーテッド

2010年にIWSC 金賞 (Best in Class) 受賞

白州バーボンバレル

2011年に ISC 金賞受賞

など数々の世界的賞を受賞しています。

白州の製法(作り方)

山梨県北杜市白州町鳥原

白州蒸留所の特徴は、世界でも珍しいくらい多彩な原酒を幾つもつくり分けしている点です。

発酵には管理が難しい、しかし保温に優れた木桶発酵槽をこだわって使用。

蒸溜所内に棲みつく乳酸菌などの微生物の働きによって独自の発酵が進み、白州ならではの個性的な風味がつけられます。

蒸溜工程では、大きさ・形状の異なるポットスチルが使い分けられ、さらに熟成にはバーボン樽やシェリー樽、新樽等々様々な樽が使われ、多種多様な原酒が作り出されます。

このように発酵・蒸溜・熟成に至るまで全ての工程に拘りを持ち、出来上がった原酒を掛け合わせることで複雑な味わいを楽しむことが出来ます。

また白州の仕込みに使われる水は南アルプスの懐深く、甲斐駒ヶ岳を流れる尾白川から汲み上げたもの。

渓谷、花崗岩の渓床をくぐりぬけた清き水は、ウイスキーだけでなく清酒の醸造にも使われています。

ちなみに白州蒸溜所の敷地内にはサントリーフーズが展開する商品、ミネラルウォーター「サントリー天然水 南アルプス」のボトリング工場が併設されており、白州の水割りにはこのミネラルウォーターとの相性が良い、とされています。

ウイスキー「白州」のラインナップ

ウイスキーの飲み進めの基本は『縦飲み』です。

垂直飲みともいいますが、同じ銘柄で年代の違うものを飲み比べていきます。

同じ銘柄であれば、基本的な味の傾向が共通しているため、失敗が少ないからです。

オーツカ
まず、僕が現在販売中である『白州』のラインナップ、及び過去販売されていたボトルなどをご紹介していきます。

既に終売してしまった銘柄、原酒不足のため休売してしまった銘柄なども随時更新する予定です。

過去のものでも個性や特徴は引き継いでいるものが多いので、参考になさってください。

白州(THE HAKUSHU)

白州(THE HAKUSHU)

白州のレギュラーボトル。

瓶のカラーからも連想できる新緑のみずみずしい香り。若草のような軽快な味わいが特徴的です。

白州蒸溜所が持つ多彩な原酒の中から、ブレンダーたちが理想のモルトを選び抜いて生まれた「森香る」ウイスキーです。

スムースかつ爽快な口当たりですが、後からピートからくる上品なスモーキーフレーバーが鼻腔をくすぐります。

新茶の若葉、すだち、ミントの香り。早摘みの青リンゴ、洋ナシを感じさせる味わいです。

シンプルかと思わせながらも、複雑に絡み合う香味・心地よく奥行きのある余韻を残してくれます。

ストレートは勿論、水割りやハイボールにしても腰砕けにならず、風味を楽しめる多様性のあるボトルです。

白州 12年

白州 12年

白州蒸溜所で育まれた酒齢12年以上のモルト原酒をヴァッティングして作られました。

レギュラーボトル「白州」と同じくアルコール度数43度ですが、アルコールの刺激はレギュラーボトルよりも抑えられ、従来のスムースさ・爽快さに加え柔らかな甘みと果実のフルーティーさが備わったボトルです。

バニラアイスやナッツの香りの後に、ピートによるスモーキーさ訪れ、最後にナシや青リンゴ、すだちのフレッシュでキレのある余韻。

口当たりから余韻までの起承転結がはっきりしており、ウイスキーに詳しくない方でも楽しめます。

加水すると更にアルコールの刺激が薄れ飲みやすくなります。

水割りやハイボールにしても複雑さは失われず、どんな飲み方でもお楽しみ頂ける優秀なボトルです。

コンテストではSWSCにおいて最優秀金賞3回と金賞2回その他にもISC・IWSCでも受賞経験があります。

白州 18年

白州 18年

酒齢18年以上の長期熟成モルト原酒のみをヴァッティングして作られました。

熟した果実、深い森の香りとスモーキーさ…上記で紹介した12年を更に熟成させたイメージです。

長期熟成によりピートから来るスモーキーさは抑えられ、甘みが前に出ます。

香りはナッツ、バニラ、ウエハース、マンゴーなど、口当たりは12年よりもどっしりとしており、ほのかなスモーキーさと、青リンゴ、熟した洋ナシのような甘みが広がります。

12年では感じられない深いウッディな長い余韻が特徴的です。

爽快さはそのままに複雑なコクと甘み、樽香が見事に調和したバランスの良いボトル。

コンテストではISCで金賞6回、IWSCでも3回受賞、SWSCでも受賞歴のある評価の高いウイスキーです。

白州 25年

白州 25年

白州が育んだ貴重なモルト原酒の中から酒齢25年を超えるクリーミーかつウッディな長期熟成モルト原酒をヴァッティングして作られた珠玉の逸品です。

最大の特徴はオーク樽の他にシェリー樽の原酒をキーとしている点。

赤みがかった褐色がそれを裏付けしています。

18年の風味が更に深まり、さらに果実感が備わった芳醇壮麗な香味、長い余韻が特徴的なボトルです。

バニラのクリーミーな香りやナッツの香ばしさ、ほのかなスモーキーフレーバー。

味わいは熟したマンゴー、熟れた柿、レーズン、そして最後に青リンゴや洋ナシ、白州らしい森の香り、そして全体を大きく包み込む雄大な樽香が余韻として続きます。

スモーキーかつフルーティー、円熟を極めた数量限定販売の貴重なボトルです。

コンテストではISCで金賞9回、IWCSでも受賞歴があります。

 

 

 

『白州』の『次』に飲むウイスキー

では、白州と似た傾向を持つウイスキーとはどのような銘柄なのでしょう。

洋酒専門店『リカーマウンテン銀座777』の新美店長におすすめしていただきました。

オーツカ
では新美さん、白州好きな方におすすめの銘柄を教えてください。
新美さん
はい、僕は以下を選びました。

おすすめ銘柄①:シングルモルト 余市

余市

新美さん
サントリーのウイスキーは知っているけれど、ニッカはまだ飲んだことがないという方やスコットランドのモルトはまだちょっと…という方におすすめな「余市」です。

日本ウイスキーの父と呼ばれ、山崎蒸溜所の初代所長も務めていた竹鶴政孝が夢への出発点として選んだのが、このニッカの余市蒸溜所です。

華やかでみずみずしい味わいの宮城峡と違い、こちらは力強く重厚な味わいです。

ほのかなスモーキーさとみずみずしい味わいの「白州」とは決して同じ味わいではではありませんが、こちらも是非試していただきたい日本のシングルモルトです。

おすすめ銘柄②:クライヌリッシュ 14年

クライヌリッシュ 14年
新美さん
1819年にスコットランドのハイランド地方に創立したのがこの「クライヌリッシュ」です。

ただし、現行のクライヌリッシュは1967年に同じ敷地に建てられたものであり、旧蒸溜所は「ブローラ」と改名され1983年まで稼動していました。

ブローラの閉鎖後、このクライヌリッシュだけが残っていますが、昨年10月にはブローラの再稼動も発表され、ウイスキーファンが少しざわついたのは記憶に新しいところです。

さて、このクライヌリシュですが、香りは甘くフローラルな芳香でありつつも味わいは比較的軽く、フィニッシュに向かうにつれてドライさが感じられるといった個性的な味わいです。

個性的ですが、とても魅力的な味わいですので是非試してみて頂きたい1本です。

おすすめ銘柄③:ハイランドパーク 12年

ハイランドパーク 12年
新美さん
オークニー諸島というスコットランド本島の北東に位置する島で造られるアイランズモルトが「ハイランドパーク」です。

このモルトはオークニー独特のヘザーハニーの香り高いピートとシェリー樽がもたらす、穏やかな“スモーキー&ハニー”が特徴です。

ここで使用しているピート(泥炭)は、アイラ島のコケやシダ、海藻が堆積して出来たものとは少し異なります。

というのも、北緯約59度という北海道と比較しても高い緯度からもわかるように、オークニー諸島は寒冷地で強風が吹き荒れる土地柄なので高い木が育たず、ここではヘザーなどが主に堆積したピートとなり、これが独特のフローラルさと甘さをもたらします。

甘さとほのかなスモーキーさのバランスがとてもよく、いつ飲んでも楽しめる1本です。

是非、お試し下さい。

 

オーツカ
新美さんありがとうございました。

白州の中にある森やハーブのイメージをまとったピーティーさはハイランドパークのやや植物感のあるアロマと共通しますね。

口キレの良さはクライヌリッシュでしょうか。

余市は方向性がハッキリしているので、白州と合わせて飲むことでご自分の好みの理解が進みそうですね!

他の銘柄も特集しています!以下のリンクからご確認ください。

 

リカーマウンテン 銀座777店
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目7番7号
電話番号:03-6255-1515
営業時間:11:00~翌4:00 年中無休
公式HP:https://likaman.co.jp/special/ginza777/
Facebook:https://www.facebook.com/likaman.ginza777/

ABOUTこの記事をかいた人

オーツカ

ウイスキーをもっと身近に!小難しいウイスキーの世界を分解し、わかりやすく整理する「ウイスキーオーガナイザー」。 これからウイスキーを知りたいビギナーさんの味方になります!日本最大級のウイスキーメディアBARRELを運営、編集長及びカメラマン、さらには執筆もしています。 他にも1000万PVを超える大規模サイトも運営しており、集客コンサルティングなど行っています。コラボやお仕事のご依頼はお問い合わせフォームから。