白州の味と種類。『その次』に飲むおすすめウイスキー

白州の味と種類。『その次』に飲むおすすめウイスキー

このページでは有名ウイスキー銘柄『白州』の解説と、白州のラインナップの解説。

そして『その次に飲むべきおすすめウイスキー銘柄』を紹介していきます。

ゲストには洋酒専門店『リカーマウンテン銀座777』の新美店長を迎えております。

概要を飛ばして『白州の次に飲むべきおすすめウイスキー銘柄』をすぐに見たいという方は以下のボタンから。

 

南アルプス産、切れ味鋭き森の刃。白州の概要

白州はサントリースピリッツが製造・販売しているシングルモルトウイスキーです。

製造されているのは山梨県北杜市白州町鳥原にあるサントリーホールディングス所有の「白州蒸溜所」。

白州蒸溜所はサントリーウイスキー誕生50周年を記念し、山崎蒸溜所に次ぐ同社二つ目の蒸溜所として1973年に設立され生産がスタートました。

山崎蒸溜所がある大阪・山崎も名水の地として有名ですが、白州蒸溜所が立地する山梨県北杜市を流れる尾白川も日本の名水百選に選ばれています。

南アルプスの懐深く、雄大な甲斐駒ヶ岳を流れる尾白川の渓谷、花崗岩の渓床をくぐりぬけ磨き上げられた名水は、古くからウイスキーだけでなく清酒の醸造にも使われています。

その尾白川の味わい豊かな天然水は、土地に住む人々の産業や生活と深く関わってきました。

良質なウイスキーを造るには同じく良質な水が不可欠、ということで白州は尾白川の天然水をふんだんに使用して作られています。

森の空気をまとったようなミントを感じさせるフルーティーフレーバーが特徴の白州は、「白州12年」を1994年に発売して以来、多くの人に愛されています。

ちなみに白州蒸溜所の敷地内にはサントリーフーズが展開する商品、ミネラルウォーター「サントリー天然水 南アルプス」のボトリング工場が併設されており、白州の水割りにはこのミネラルウォーターとの相性が良い、とされています。

ウイスキー「白州」のラインナップ

ウイスキーの飲み進めの基本は『縦飲み』です。

垂直飲みともいいますが、同じ銘柄で年代の違うものを飲み比べていきます。

同じ銘柄であれば、基本的な味の傾向が共通しているため、失敗が少ないからです。

オーツカ
まず、僕が現在販売中である『白州』のラインナップ、及び過去販売されていたボトルなどをご紹介していきます。

既に終売してしまった銘柄、原酒不足のため休売してしまった銘柄なども随時更新する予定です。

過去のものでも個性や特徴は引き継いでいるものが多いので、参考になさってください。

白州(THE HAKUSHU)

白州(THE HAKUSHU)

白州のレギュラーボトル。

瓶のカラーからも連想できる新緑のみずみずしい香り。若草のような軽快な味わいが特徴的です。

白州蒸溜所が持つ多彩な原酒の中から、ブレンダーたちが理想のモルトを選び抜いて生まれた「森香る」ウイスキーです。

スムースかつ爽快な口当たりですが、後からピートからくる上品なスモーキーフレーバーが鼻腔をくすぐります。

新茶の若葉、すだち、ミントの香り。早摘みの青リンゴ、洋ナシを感じさせる味わいです。

シンプルかと思わせながらも、複雑に絡み合う香味・心地よく奥行きのある余韻を残してくれます。

ストレートは勿論、水割りやハイボールにしても腰砕けにならず、風味を楽しめる多様性のあるボトルです。

白州 12年

白州 12年

白州蒸溜所で育まれた酒齢12年以上のモルト原酒をヴァッティングして作られました。

レギュラーボトル「白州」と同じくアルコール度数43度ですが、アルコールの刺激はレギュラーボトルよりも抑えられ、従来のスムースさ・爽快さに加え柔らかな甘みと果実のフルーティーさが備わったボトルです。

バニラアイスやナッツの香りの後に、ピートによるスモーキーさ訪れ、最後にナシや青リンゴ、すだちのフレッシュでキレのある余韻。

口当たりから余韻までの起承転結がはっきりしており、ウイスキーに詳しくない方でも楽しめます。

加水すると更にアルコールの刺激が薄れ飲みやすくなります。

水割りやハイボールにしても複雑さは失われず、どんな飲み方でもお楽しみ頂ける優秀なボトルです。

コンテストではSWSCにおいて最優秀金賞3回と金賞2回その他にもISC・IWSCでも受賞経験があります。

白州 18年

白州 18年

酒齢18年以上の長期熟成モルト原酒のみをヴァッティングして作られました。

熟した果実、深い森の香りとスモーキーさ…上記で紹介した12年を更に熟成させたイメージです。

長期熟成によりピートから来るスモーキーさは抑えられ、甘みが前に出ます。

香りはナッツ、バニラ、ウエハース、マンゴーなど、口当たりは12年よりもどっしりとしており、ほのかなスモーキーさと、青リンゴ、熟した洋ナシのような甘みが広がります。

12年では感じられない深いウッディな長い余韻が特徴的です。

爽快さはそのままに複雑なコクと甘み、樽香が見事に調和したバランスの良いボトル。

コンテストではISCで金賞6回、IWSCでも3回受賞、SWSCでも受賞歴のある評価の高いウイスキーです。

白州 25年

白州 25年

白州が育んだ貴重なモルト原酒の中から酒齢25年を超えるクリーミーかつウッディな長期熟成モルト原酒をヴァッティングして作られた珠玉の逸品です。

最大の特徴はオーク樽の他にシェリー樽の原酒をキーとしている点。

赤みがかった褐色がそれを裏付けしています。

18年の風味が更に深まり、さらに果実感が備わった芳醇壮麗な香味、長い余韻が特徴的なボトルです。

バニラのクリーミーな香りやナッツの香ばしさ、ほのかなスモーキーフレーバー。

味わいは熟したマンゴー、熟れた柿、レーズン、そして最後に青リンゴや洋ナシ、白州らしい森の香り、そして全体を大きく包み込む雄大な樽香が余韻として続きます。

スモーキーかつフルーティー、円熟を極めた数量限定販売の貴重なボトルです。

コンテストではISCで金賞9回、IWCSでも受賞歴があります。

 

『白州』の『次』に飲むウイスキー

では、白州と似た傾向を持つウイスキーとはどのような銘柄なのでしょう。

洋酒専門店『リカーマウンテン銀座777』の新美店長におすすめしていただきました。

オーツカ
では新美さん、白州好きな方におすすめの銘柄を教えてください。
新美さん
はい、僕は以下を選びました。

おすすめ銘柄①:シングルモルト 余市

シングルモルト 余市

新美さん
サントリーのウイスキーは知っているけれど、ニッカはまだ飲んだことがないという方やスコットランドのモルトはまだちょっと…という方におすすめな「余市」です。

日本ウイスキーの父と呼ばれ、山崎蒸溜所の初代所長も務めていた竹鶴政孝が夢への出発点として選んだのが、このニッカの余市蒸溜所です。

華やかでみずみずしい味わいの宮城峡と違い、こちらは力強く重厚な味わいです。

ほのかなスモーキーさとみずみずしい味わいの「白州」とは決して同じ味わいではではありませんが、こちらも是非試していただきたい日本のシングルモルトです。

おすすめ銘柄②:クライヌリッシュ 14年

クライヌリッシュ 14年
新美さん
1819年にスコットランドのハイランド地方に創立したのがこの「クライヌリッシュ」です。

ただし、現行のクライヌリッシュは1967年に同じ敷地に建てられたものであり、旧蒸溜所は「ブローラ」と改名され1983年まで稼動していました。

ブローラの閉鎖後、このクライヌリッシュだけが残っていますが、昨年10月にはブローラの再稼動も発表され、ウイスキーファンが少しざわついたのは記憶に新しいところです。

さて、このクライヌリシュですが、香りは甘くフローラルな芳香でありつつも味わいは比較的軽く、フィニッシュに向かうにつれてドライさが感じられるといった個性的な味わいです。

個性的ですが、とても魅力的な味わいですので是非試してみて頂きたい1本です。

おすすめ銘柄③:ハイランドパーク 12年

ハイランドパーク 12年
新美さん
オークニー諸島というスコットランド本島の北東に位置する島で造られるアイランズモルトが「ハイランドパーク」です。

このモルトはオークニー独特のヘザーハニーの香り高いピートとシェリー樽がもたらす、穏やかな“スモーキー&ハニー”が特徴です。

ここで使用しているピート(泥炭)は、アイラ島のコケやシダ、海藻が堆積して出来たものとは少し異なります。

というのも、北緯約59度という北海道と比較しても高い緯度からもわかるように、オークニー諸島は寒冷地で強風が吹き荒れる土地柄なので高い木が育たず、ここではヘザーなどが主に堆積したピートとなり、これが独特のフローラルさと甘さをもたらします。

甘さとほのかなスモーキーさのバランスがとてもよく、いつ飲んでも楽しめる1本です。

是非、お試し下さい。

 

オーツカ
新美さんありがとうございました。

白州の中にある森やハーブのイメージをまとったピーティーさはハイランドパークのやや植物感のあるアロマと共通しますね。

口キレの良さはクライヌリッシュでしょうか。

余市は方向性がハッキリしているので、白州と合わせて飲むことでご自分の好みの理解が進みそうですね!

他の銘柄も特集しています!以下のリンクからご確認ください。

 

リカーマウンテン 銀座777店
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目7番7号
電話番号:03-6255-1515
営業時間:11:00~翌4:00 年中無休
公式HP:https://likaman.co.jp/special/ginza777/
Facebook:https://www.facebook.com/likaman.ginza777/

ABOUTこの記事をかいた人

オーツカ

ウイスキーをもっと身近に!小難しいウイスキーの世界を分解し、わかりやすく整理する「ウイスキーオーガナイザー」。 これからウイスキーを知りたいビギナーさんの味方になります!日本最大級のウイスキーメディアBARRELを運営、編集長及びカメラマン、さらには執筆もしています。 他にも1000万PVを超える大規模サイトも運営しており、集客コンサルティングなど行っています。コラボやお仕事のご依頼はお問い合わせフォームから。