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ウイスキー「ベル/Bell’s」の味やおすすめの種類や銘柄、おいしい飲み方をご紹介




ベルの概要

ベルはスコットランドにて造られるブレンデッドウイスキーで、昔からイギリス市場で「ナンバーワン・スコッチ」として国民に愛されてきた息の長いブランドです。

イギリスでは今も人気の高いブランドで、そのシェア率はなんと20%超え。

つまり英国内に出回っているスコッチの5本のうち1本がベル、ということになります。大変な人気ですね!

ベルとはそのまま「鐘」という意味でもありますが、生みの親「アーサー・ベル」の名前が起因します。

「アーサー・ベル」は稀代のブレンダーと呼ばれたほどブレンディング技術に長けており、また先見の明を持つキレ者でもありました。

今回はそのアーサー・ベルの歴史にも迫ってみましょう。

現在は製造をアーサー・ベル&サンズ社が行い、販売をディアジオ社が行っています。

ベルの発祥と歴史・製造場所の紹介

アーサー・ベル

ブレンデッドウイスキー「ベル」を作り出したアーサー・ベルは1845年、テイ川右岸に位置するパース市の小さな酒販店に入社しました。

この酒販店はサンデマン商会といい、トーマス・サンデマンが1825年に興した会社です。

1837年、創業者のサンデマンの死後、事業はジェームズロイとアレックスミラーに引き継がれていました。

アーサー・ベルは代表であるロイとミラーに外回りの営業マンとして雇用されます。

当時は会社からそれほど期待されてはいなかったようです。笑

しかし先見の明あるアーサーは、当時流行り出したウイスキーの「ブレンディング」に興味を持つようになります。

そのころに出回っていたブレンデッドウイスキーは未成熟のモルト原酒と複数種のグレーン原酒をブレンドした粗悪なものばかりでした。

しかしアーサーが考えたのはしっかりと熟成したモルト・グレーン原酒を掛け合わせた上質なブレンデッドウイスキーでした。

「何種類かの良質なモルトとグレーンの原酒をブレンドすれば、シングルモルトよりも多くの人に受け入れられるだろう」

これが彼の信念でした。

アーサーは営業マンとして培った外回りのスキルを生かし、スコットランド中を旅し、各地で手に入れた選りすぐりの原酒を自社のブレンデッドウイスキーに使用したわけです。

ベルが作ったブレンデッドウイスキーの味は当時出回っていた他のものとは比較にならないほど味がよく、人々から高い評価を得ました。

このような行動力と情熱が認められ、1851年にアーサーはサンデマン商会のトップにまで上り詰めました。

生え抜きの営業マンが会社の代表になる…サラリーマンにとって、実に心に響く話ですね…。

 

アーサー・ベル&サンズ社

同社は1863年には英国の中心、ロンドンに代理店を置くまでに成長しました。

ウイスキー業界でロンドンに代理店を置き、販売をしたのはサンデマン商会が初めてだったそうです。

そしてアーサーの息子2人が会社の経営に携わるようになり、1895年に社名を「アーサー・ベル&サンズ社」へと変更します。

2人の息子は海外での販売を担当し、アーサーが死去する1900年頃には北アメリカからオーストラリア、ニュージーランド、インド、セイロン、南アフリカにまで販路を伸ばしていました。

この「ベル」という商品名はウエディングベルを連想させるため、人々の結婚式や門出を祝う際によく出され、長年人々に愛されてきました。

広告に使われていた“afore ye go”というキャッチフレーズも門出や旅立ちを祝うお酒としてのイメージをより深めました。

“afore ye go”という言葉は【船出の前に!】とか【汝らいざススメ!】という意味があり、アーサー・ベルが乾杯の前によく口にした言葉だったそうです。

1920〜30年にかけての世界的不況を、【afore ye go】の精神でなんとか乗り切ったベル社は念願となる蒸溜事業に乗り出しました。

スコッチブレンデッドウイスキーベルのポスター

1933年にブレアアソール蒸溜所とダフタウン蒸溜所を買収、さらにその3年後(1936年)にはインチガワー蒸溜所も傘下に収めます。

これらの蒸溜所の運営権を得ることで安定した、しかも上質なモルト原酒の確保ができるようになります。

ベル社がアーサーの血縁者にて経営が行われていたのは1942年まで。

それ以降は国際的企業となり1985年にギネスグループによって買収され、現在はディアジオ社が経営権を持ちます。

ベルの製法(作り方)

ベルのキーモルトとなるのは

  • ブレアアソール(南ハイランド)
  • インチガワー(スペイサイド)
  • ダフタウン(スペイサイド)
  • グレンキンチー(ローランド)
  • カリラ(アイラ)
  • ブラドノック(ハイランド・1993年まで)

など。さらには1975年~1993年の間に稼働したピティバイク蒸溜所の原酒も使われていたといいます。

こうしてみるとスコットランドの各地から素晴らしい銘酒が集められていることがよくわかります。

ユニオンジャックをデザインした印象的なベル

またグレーン原酒にはキャメロンブリッジ蒸溜所で造られたもの。

これらを贅沢にブレンドすることで「ベル」の深い味わいを表現することができるのです。

またベルでは鐘の形をした限定ボトルを不定期にリリースしており、これが高い人気を誇ります。

特に近年エリザベス女王在位60周年記念などにリリースされたものはコレクターズの間ではかなりの高値で取引されているようです。

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ウイスキー「ベル/Bell’s」のラインナップ

ベル

ベル ウイスキー

ベルのスタンダードボトル。

スーパーマーケットなどでも見かけます。

1,000円前後で買えるお手頃な価格帯ながら、飲みごたえのあるウイスキー。

スコッチの本場、イギリスでは一番シェア率の高いブランドです。

バニラ、カカオなどの定番の香りの後、ほどよいスモーキーフレーバーとしっかりとしたオーク材の香り。

味わいは甘みよりもビターさが目立つ印象で、この価格帯でいえばかなり分厚くて力強い印象。

後からチョコの甘みがふわりと訪れ、ナッツの香ばしさも感じられます。

初心者から通まで満足できる仕上がり、コスパもとても良いウイスキーです。

ベル 12年

ベル 12年

こちらは酒齢12年以上のモルト・グレーン原酒を使用して作られたもの。

スタンダードの上位ボトルですが現在は見かけません。オークションなどでは結構あるかな。

香りはスタンダードと同様ですが、少し青みがかった植物のような香りがあります。

ほどよく濃縮されたバニラ、カカオ、オークの木質感も順に感じられます。

味わいもスタンダード同様にビターが目立つ印象ですが、植物の茎のようなしぶみが少しあり、クッキー様の優しい甘みをふわりと感じます。

後からビターチョコの甘みと渋みが訪れ、焦がしたキャラメルのような印象を残します。

余韻は熱したオークと微かなピート。年数のわりには全体的に口当たりが軽く、ドライな印象のボトルです。

グリーンボトル(ラベル黒金)やより古いブラウンボトル(ラベル白赤)、デキャンタモデルなどが存在します。

ベル デキャンタシリーズ

ベル デキャンタシリーズ

人気の陶器(セラミック)ボトルシリーズ。

古くから毎年色々な記念日にリリースされており、オールドボトルもかなり出回っています。

上記はフルセラミックですが、よく見かけるものはメタリックシールが貼ってあるものです。

英国でお祝い事があるたびにボトルをリリースしています。他にもクリスマス仕様のデキャンタやエリザベス女王在位60周年記念デキャンタなど、コレクターズアイテム化しています。

デキャンタは保管が難しいと言われていますが、オールドボトル特有の角がとれたまろやかさが人気の秘訣かもしれません。

ベル 20年

ベル 20年

バーやオークションなどで見かける人気の20年。

隠れた実力派です。

ザラメ、カントリーナッツクッキー、麦の甘みをしっかり感じる甘いアロマ。

柔らかい口当たりで、はちみつ、ザラメ、サクサクしたクッキー、焼いたオートミールなどの甘く芳ばしい麦菓子を感じます。

20年の熟成を感じる練れた印象の味で、ほどよいシェリー樽の余韻がすばらしい。

古いもので白地に赤のラベルがあります。

味の保証はしませんが、ブルーカラーの陶器ボトルがめっちゃかっこいいんです。見つけたらインテリアにしてやってください!

ベル 21年

ベル 21年

こちらは酒齢21年以上のモルト・グレーン原酒をブレンドして作られた長熟のボトル。

現在終売となったラインナップなのでオークションサイトなどで購入できます。

海外オークションの相場は高いのですが、日本ではベル20年と同様の価格帯なので狙い目です。

オールドボトルの長熟らしい、深い木質感があり、麦の甘み、心地よいシェリーの香りがします。若干のプラム、バニラビーンズ入りのクッキー。

口に含むと口当たりはミディアムで、やはり麦の甘みが強いです。後からミルクチョコ、プラム、ダークベリージャム、スコーンなどが一気に押し寄せます。

ただちょっとだけ水っぽい印象があります。20年のほうが濃厚に思えました(個体差かな?)。

後半はオーク材からくるスパイシー、しっかりとしたウッディな香りが長く鼻腔に居座ります。

バーなどで見かけたらぜひ。

ウイスキー「ベル/Bell’s」のおすすめの飲み方

オーツカ
では最後に編集部のオーツカがおすすめの飲み方をまとめます

今でこそ宅飲み用ウイスキーとしてホイホイ飲まれているベルですが、過去には長熟品のハイエンド商品も出回り、そのクオリティの高さで有名でした。

不定期でリリースされたセラミックボトルのデザインがとってもかわいいウイスキーでもあります。
過去に出たオールドミレニアム8年なんかは日本酒の徳利みたいな形してましたね。

ベル20年のところでも紹介しましたが、セラミック製ボトルでめっちゃかっこいいのがあります。20年の青だけフォント部分がエライかわいいんすよ。メタリックの安っぽさが一番ない素敵デザインだと思います。

肝心の味ですが、現行品はハイボールかトワイスアップをおすすめします。

が、一番のおすすめは辛口ジンジャーエール割りです。

スモーキーでスパイシーなベルとクラシックなジンジャーエールの組み合わせはシンプルでありながら飲みごたえ抜群。ぜひお試しあれ。

オールドボトルはクッキーのような香ばしさと植物要素のあるハーバルな甘さ、土気のあるほのかなピート香とスパイシーなドライさがおいしい秀逸な作品。

ピティバイクが使われていたであろう1980年代流通の20年ものはまだまだ多くの場所で飲むことができます。

保存状態の良しあしはありますが、バーで扱っているものなら状態がよく、おいしい可能性大です。

飲み始め一発目のハイボールや、中盤の箸休めに水割りやロックもよいでしょう。

ほっと心を落ち着かせる、趣ある一杯です。

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