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ベンネヴィスを学ぶ!味や種類、おすすめの飲み方

ベンネヴィスを学ぶ!味や種類、おすすめの飲み方

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オーツカ

ざっくり覚える!

ベンネヴィスはスコットランドの西ハイランド地方でつくられているスコッチ・ウイスキーです。

ベンネヴィス蒸溜所は19世紀初頭から創業している老舗で、1989年に日本のニッカウヰスキーが買収しています。
宝酒造が運営しているトマーティン蒸溜所に次いで、日本企業が所有する第二のスコッチ蒸溜所なのです。

シロップのようなやや人工的な甘さと、南国果実を彷彿とさせるフルーティな味わいが愛好家に受け、世界的人気ブランドとなっています。ボトラーズからのリリースが多く、ややケミカルなフルーティさを好む愛好家を虜にしている隠れた銘酒です。

過去にはインバーロッキーキャッスル、グレンコー、ロング・ジョンなどといったブレンデッドウイスキーのキーモルトとして使用されてきました。

なお、ベンネヴィスは過去に同じ名前でシングルモルトとブレンデッドの2種類がリリースされている少々紛らわしいウイスキーでもあります。ラベルをよく見て、見分けるようにしましょう。

 

おすすめの飲み方・飲み進め方

オーツカ

グレンリベットやグレンフィディックの影に隠れてはいますが、リーズナブルな普段飲みシングルモルト最右翼。
100均のパイン缶シロップをヨーグルトにかけて食べたかのような気兼ねなさと軽快さを兼ね揃えたウイスキーです。

ライトボディなので、おすすめの飲み方はストレート。
トワイスアップにするとやや無作法と言った印象。加水せず飲みましょう。

 

オフィシャル10年以外は日本ではほとんどお目にかかれないベンネヴィス。
国内で長期熟成品を飲みたいとなると、ほぼボトラーズリリースになることでしょう。

2020年頃までは1996年蒸溜のものがとにかく人気で、数多くのボトルが数多くの愛好家に飲まれました。個人的にも96前後の蒸溜年のものは数多く所有していますが、キャッチ―なフルーティさが備わっています。
アイリッシュウイスキーに通じるようなケミカルで桃缶を彷彿とさせるようなフレーバーとアマニ油のオイリーさ、蓮の葉のハーバルはベンネヴィスの個性だなぁと感じます。

2021年には1997年以降のベンネヴィスも続々と発売され、人気を博しています(1996にこだわらなくてもおいしいことが証明されたとも言えます)。

ただ、長期熟成のベンネヴィスにはサルファリーと言われる硫黄のフレーバーや椎茸のようなニュアンスを感じることもしばしば。みなさま、良いボトルに巡り合うよう祈っております。

ちなみにニッカウヰスキーが買収する以前のベンネヴィスはかなり博打なイメージです。
1966などは有名ですが、樽に支配されているというか、バランスがイマイチといった感じ。スイートさとかすかなスモーキーさはベンネヴィスらしいですが、トロピカルは感じることができず、とにかくドライでヘヴィな印象が残っています。

機会があれば、60年代と70年代、そして昨今のフルーティベンネヴィスをぜひ飲み比べてみてください!

ベンネヴィスの発祥と歴史

どこで作られているのか?

ベン・ネヴィス山(ベンネビス山)

ベンネヴィス蒸溜所は西ハイランドのフォート・ウィリアム地区、イギリス最高峰1344mを誇るベンネヴィス山の麓に立地します。

ベンネヴィス山は、標高1343メール、イギリスで最も高い標高を誇ります。

豊かな自然に囲まれており、山頂から流れ出る清冽な雪解け水をウイスキーの仕込みに使用できるという、水源にも恵まれた土地に建てられています。

西ハイランド地方では最も古くに建てられた政府公認の蒸溜所で、名前の由来は「ベン」がゲール語で「山」、「ネヴィス」が「水(または雪)」を意味します。

創業者は「ロング・ジョン」の愛称で呼ばれたジョン・マクドナルド。

「ロング・ジョン」と聞くとウイスキー好きの方はあの有名なブレンデッドウイスキーを思い浮かべるでしょうが、実はその通り。

ブレンデッドウイスキーのロング・ジョンはベンネヴィス蒸溜所の創業者、ロング・ジョンの名を冠したブランド名なのです。
(ちなみに彼は身長193センチもある長身痩躯の出で立ちだったそうで、ロング・ジョン(のっぽのジョン)という愛称がついたそうです。)

そのためブレンデッドウイスキーのロング・ジョンは長きに渡りベンネヴィスのモルトを中心にブレンドされていました。(現在は使われていませんが…)

ベンネヴィスの歴史

ベンネヴィス蒸溜所は1825年、ジョン・マクドナルドによって建てられます。

ジョンの死後、蒸溜所は彼の息子ドナルドに委ねられ、しばらくマクドナルド家によって操業されます。

1878年に2箇所目となる「ネヴィス蒸溜所」が建てられますがこちらは1908年に閉鎖。以降建屋はベンネヴィスの熟成庫として使用されます。

1920年代にシーガー・エヴァンス社が買収し運営しますが、1955年にはジョセフ・ホッブスに買い取られます。

ジョセフ・ホッブスは海軍を退役後、アメリカで禁酒法が施行された時代(1920年頃)にブートレガー(酒類の密輸業者)で荒稼ぎし、カナダでトロントで証券会社を行っていたやり手のビジネスマン。

1933年に大恐慌で築いた財産を失いますが、流石は元海軍のブートレガー。

フォートウィリアム

海賊ばりのバイタリティで、スコットランドに渡るやいなや蒸溜所ビジネスで大成功します。

グレンユーリーロイヤル、グレンロッキー、ブルックラディと次々に買収。ほかにもグレネスク、フェッターケアン、ベンロマックなども所有した大富豪でした。

ホッブスがベンネヴィス蒸溜所を買収した際、従来置かれていたポットスチルの横にパテントスチル(連続式蒸溜機)を増設し、そこでグレーンウイスキーの製造も行える仕様にしました(ただ、この計画は必ずしも成功したとは言えず、後にパテントスチルは取り外されています)。

その後もホッブスはインバーロッキー城やインバネスシャーの広大な敷地を購入したり「ウイスキー男爵」として名を馳せたとのことです。

彼の死後、1981年にベンネヴィス蒸溜所はビール会社の最大手ウィットブレッド社によって買収されましたが業績不振で1986年に操業停止

その後1989年、日本のニッカウヰスキーが買収し翌年1990年からモルトウイスキーの製造を開始します。

ベンネヴィス蒸溜所の樽

日本の企業がスコットランドの蒸溜所を所有したのは1986年宝酒造がトマーティン蒸溜所を買収した以来、2件目の事例となりました。

ベンネヴィス蒸溜所は現在もニッカウヰスキーが所有し製造を行い、販売をアサヒビールが行なっています。

ベンネヴィスの製法

ベンネヴィス蒸溜所の発酵槽

使用するモルトは基本ノンピートですが、僅かながらにピーテッドモルトを使用することもあります。

発酵槽は木製のものが2基とステンレス製のものが6基、ポットスチルは初溜2基・再溜2基の合わせて4基が設置されています。

仕込みに使われる水はベンネヴィス山の山頂付近にある湖から流れ出るオルト・ナ・ヴーリン川の水を使用。

ブレンデッドとしてのベンネヴィスは、キールモルトにベンネヴィス蒸溜所で造られたモルトウイスキーが使われています。

ベンネヴィス蒸溜所のポットスチル

ベンネヴィスは以前、ブレンデッド用として多くの原種を提供しておりシングルモルトとしてはあまりリリースしていませんでした。

しかし1989年、ニッカウヰスキーが蒸溜所を入手し、ベンネヴィスの技術とニッカが日本で培った技術を融合し、素晴らしいシングルモルトを仕上げています。

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ベンネヴィスの種類/ラインナップ

ベンネヴィス 10年

シングルモルトとしてリリースされているベンネヴィスのオフィシャルボトルです。

現在のスタンダード品でまさにコスパ最高。

一部の愛好家からは「デイリー最強シングルモルト」と言われています。

香りはマスカットや洋ナシ。ウエハースの香ばしさとわずかな酸味、はちみつをかけたヨーグルト。

口当たりは軽め、テクスチャは固めでワクシー、ケミカル感が若干あります。

味わいはヨーグルトを練り込んだホットケーキ、ウエハース、レモンケーキのさわやかな甘み。

後半に穏やかなピートも感じられ、飲み終えた後にはわかりやすいリンゴ風味。

日本とスコットランドの技術が融合し、着実に進化しているボトルです。

ベンネヴィス 10年 UK向け

こちらはイギリス、欧州で流通しているベンネヴィスのオフィシャルボトル10年。

ラベルはもとよりボトルの形状も違います。

日本向けのものはアルコール度数43%ですが、こちらは3度高い46%仕様。ややボディに厚みがあり飲みごたえがあります。

日本向けのベンネヴィスはケミカルでライトなフルーティーさが特徴ですが、こちらは乾いた麦芽のイメージや後半のピート持ち上がりが印象的。

やはりヨーロッパの方々と味覚が違うのか、国内のものは日本人に受け入れやすい味になったいるように思えます。

価格もそれほど高くないので、バーなどで見つけたら飲み比べてみましょう。

ベンネヴィス 25年

こちらは2014年12月17日に亡くなられたニッカウヰスキー2代目マスターブレンダー竹鶴威氏の功績を称えリリースされたボトル。
威氏はニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝氏の甥(後に養子)にあたります。

ニッカウヰスキーはベンネヴィス蒸溜所を1989年に買収、1990年に再稼働します。その陣頭指揮をとったのが威氏でした。

ベンネヴィス蒸溜所が再稼働する際に詰められた貴重な一樽。

その原酒を2015年にボトリングし、235本のみ限定発売された記念すべきウイスキーです。

残念ながら国内販売はなく、フランスの小売店兼インポーターのLa Maison du Whisky向けにのみ発売されました。

現在のニッカウヰスキーの礎を築き、その味わいを世界レベルに押し上げた名ブレンダー竹鶴威氏。

彼の顔写真を配した貴重なウイスキーです。見かけたら飲んでみてください。

ネヴィス・デュー

こちらはベンネヴィスの原酒をキーモルトにブレンドされたブレンデッドウイスキー。

以前こちらも「ベンネヴィス」の名で販売さていましたが、シングルモルトと同じ商品名で紛らわしいということで「ネヴィス・デュー」に改められました。

香りはカカオ、レーズン、焼きたてのクッキー。

味わいはすっきりしていて麦芽クッキー、レーズン、ハチミツ。

余韻に少しスモーキーさを感じます。

非常に飲みやすいボトルですが、逆を言えば単調で物足りないと感じる方もいるかもしれません。

ロックやハイボールなど変化をつけながら召し上がると良いでしょう。

ネヴィス・デュー12年

こちらは12年以上熟成したベンネヴィスを核に造られたブレンデッドウイスキー。

ノンエイジのネヴィス・デューと比較すると柔らかく、よりマイルドな仕上がりになっています。

香りはカラメル、バニラビーンズ、奥にうっすらレーズン、プラムなどのフルーツも感じます。

味わいはカラメル、トフィ、クッキーなどの甘味がメインで後からほのかなスモーク香がやってきます。

酒齢12年という長熟の原酒を使うことによりロックやストレートでも十分楽しめる内容に仕上がっている印象です。

過去のベンネヴィス(デューオブベンネヴィスなど)

ブレンデッドのベンネヴィスには「Ben Nevis」表記のもの「Dew of BEN NEVIS(デューオブベンネヴィス)」表記のもの「Dew of Ben Nevis」表記のものなどがあります。

ベンネヴィスが最初に日本に紹介されたのは1976年の巴工業のものかと思います。

デューオブベンネヴィスの8年とストーンジャグが最初でした。

その後、12年や蒸溜所蔵出しといった製品がリリースされ、現在のネヴィス・デューに名称を変えます。

古いボトル特有のほろ苦さと香ばしいモルティ―さが楽しめます。

シェリーのニュアンスにうまくベンネヴィスのフルーティーさが溶け込み、後半はややハーバル。ハイボールにしてもおいしい逸品です。

21年のデカンターボトルは飾りたくなる逸品ですね(ちなみに、カナディアンのキャプテンズテーブルもボトル形状が酷似してますが、こちらのほうが高級感があります)。

 

オーツカ

ベンネヴィス蒸溜所では生産量の75%を蒸溜したてのニューポットの段階で日本に送っているそうです。ニッカのウイスキーにはめっちゃ使われていそうですね。




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