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アベラワーの味やおすすめの種類や銘柄、おいしい飲み方をご紹介

アベラワー




アベラワーの概要

アベラワーはスコットランドのスペイサイド地方にて造られるシングルモルトウイスキー。

アベラワーはゲール語で「ラワー川の落ち合い」という意味を持ちます。

落ち合いってなんだ?と思うかもしれませんが、恐らく川と川との合流地点を指しているようです。

生産量の50%はシングルモルトとしてリリースされますが、残りの原酒はクランキャンベルやハウス・オブ・ロードなどといったブレンデッドウイスキー用に提供しています。

ラムレーズンに例えられる味わいは、ブランデーのニュアンスを漂わせ、昔からフランスで人気の高いウイスキーでした。

しかし近年は世界中から人気が集まり、この数年間でシングルモルトとしての売り上げが急増加し2016年のスコッチモルトウイスキーにおける売上は6位にまで浮上してきています。

因みに2019年初頭の売上ランキングでは

第1位:グレンフィディック
第2位:ザ・グレンリヴェット
第3位:マッカラン
第4位:シングルトン−
第5位:グレンモーレンジィ
第6位:バルヴェニー
第7位:モンキーショルダー
第8位:ラフロイグ
第9位:アベラワー
第10位:グレングラント

9位となっていますが堂々のトップ10入りを果たしています。

現在製造と販売をペルノ・リカール社が行っています。

アベラワーの発祥と製造場所の紹介

アベラワー蒸溜所

蒸溜所はスペイサイドのほぼ中央、ベンリネス山からの湧き水を水源とするラワー川のほとりに建てられています。

アベラワー蒸溜所が建てられる以前からこの地では密造酒が盛んに造られていました。

密造者たちは当初聖ダンスタン(スコットランドでは聖ドロスタン)の井戸水を利用していました。

この井戸は、後に(西暦960年)カンタベリー大主教となる聖ダンスタンがハイランドの氏族であるピクト族を洗礼する際に使用した歴史的なものなのですが、聖なる水が、密造酒へと化けていたということになりますね。まぁ時代ですかね。

そのままアベラワー蒸溜所でもこの水を使っていましたが、井戸が涸れてしまった現在はベンリネス山の中腹にある泉のから水を引き利用しています。

ちなみに1986年国際ワイン&スピリッツ大会で金賞を受賞した時に、それまで涸れていた聖ダンスタンの井戸から一時的に水が湧き出したという逸話があります。

アベラワーの歴史

過去のアベラワー蒸溜所

アベラワー蒸溜所は1826年にジェームズ・ゴードンとピーター・ウェアによって建てられましてが、今日に至るまで何度かオーナーが変わっています。

1879年に蒸溜所で大規模火災が起き、建屋が破損したため美しいヴィクトリア朝の建物に再建されました。

この時建設に関わったのがタリスカーやグレンバーギー、アバフェルディなどの設計に関わった蒸溜所設計のスペシャリスト、チャールズ・ドイグ氏でした。

やや少女趣味と揶揄する方もいますが、とても美しい造形美だと思います。

また1898年にも火災があり、ここでも改修が行われています。

1974年にペルノ・リカール社がアベラワーを買収し、その際に近代的な設備が付け加えられました。

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アベラワーの製法(作り方)

アベラワーのポットスチル

アベラワーで使われている麦芽は全てスコットランド産のもの。

糖化槽はステンレス製でワンバッチ13トン。

発酵漕もステンレス製のもので1基7万ℓのものが6基設置されています。

ポットスチルはストレートヘッド型で、

  • 初溜釜2基
  • 再溜釜2基

の合わせて計4基。

蒸溜時間や温度などは全てコンピューターにて調整される、近代的システムを取り入れています。

ストレートヘッド型のスチルは玉ねぎ型とも呼ばれており、独特の還流を引き起こしミディアムボディでフルーティーな特徴の原酒が仕上がるといわれています。

また、アベラワーは熟成の技術に長けた蒸溜所です。

特に厳選したシェリー樽とバーボン樽の2種類の樽を使って熟成する“ダブルカスクマチュレーション”が特徴的で、これによりブランデーのような濃厚で強い甘みや、リンゴやベリーなどのフルーティな風味を引き出すことができます。

シェリー・バーボンの他にも様々な樽を所有しており、それぞれで熟成のピークの見極めヴァッティングすることで、アベラワーの見事な風味を生み出しています。

またアベラワーでは熟成樽の栓にコルクを使用しています。

通常樽栓には木製の栓が使われるのですが、コルクの方が不純物が早く気化する…という考えでコルクが使用されています。

また、アベラワーのシンプルでトラディショナルなボトルデザインは、創業当時アベラワー村の人々が蒸溜所に薬瓶を持参しウイスキーを樽から直接入れていた…という逸話を元に「薬瓶」をイメージしてデザインされたそうです。

コロンとかわいいボトル造形はインテリアやバックバーに映えそうです。

アベラワーのラインナップ

アベラワー 10年

アベラワー 10年

アベラワーの10年もので、過去のスタンダード的ボトルでした。

現在は終売となり、ダブルマチュアードシリーズがオフィシャルのラインナップとして取り扱われています。

香りはカラメル、バニラ、糖蜜、トースト、奥にオレンジやライムも潜みます。

口に含むと、アルコールの刺激は少なめで、レーズン、後からカラメル、バニラ、後半に柑橘フルーツの爽やかな風味が続きます。

味わいは、スパイシーさを伴っており、酸味、ビターともに感じとれますが、主体となるのはメローな甘さです。

スモーキーさはほぼ感じられないので、ウイスキー初心者でも飲みやすい味わいに仕上がっています。

アベラワー アブーナ

アベラワー アブーナ(アブナック)

ゲール語で「起源」を意味するアブーナ。

熟成に厳選したスパニッシュオークのオロロソ・シェリー樽を使用し、カスクストレングスでボトリング。

1879年にアベラワー蒸溜所を創業したジェームズ・フレミングへのオマージュとして、ウイスキー造りの先人たちの功績を称え、19世紀の創業当時に敬意を払い、当時造られていた同じ製法を用いたそうです。

ウイスキー愛好家たちにも人気が高いアブーナ。

ラグジュアリーでパワフルなアベラワーの味わいを堪能できます。

リリースごと樽が異なるため、ボトルのアルコール度数が異なります。

香りは濃縮したブドウ果汁、干したオレンジの皮、カシス。

味わいはオレンジタルト、ブラックチェリー、ドライフルーツのラグジュアリーな甘み。

その後にジンジャーのスパイス、チョコレートのビターが続きます。

フルボティで実に飲みごたえのある一本です。

大切な日、頑張った日のご褒美デザートモルトにぴったりの逸品です。

ダブル・カスクマチュアードシリーズ

こちらは現在販売されているオフィシャルラインナップ・シリーズ。

熟成にシェリー樽とバーボン樽が使われており、これらの原酒をバランス良くヴァッティングしてエレガントかつ奥深い、複雑な味わいに仕上げています。

シェリー樽は、マスターディスティラーが厳選した南スペインのワイン樽を使用しています。

アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード

アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード

こちらは現在販売しているオフィシャルボトルのスタンダード的存在のボトル。

酒齢12年以上の原酒が使われています。

ナッツとドライフルーツ、赤いベリーやリンゴのフルーティーさとまろやかなモルトの香り。

味わいはジューシーで、シェリーが前面に、トフィやラムレーズンの甘みとカカオチョコのビター、後からシナモン、ジンジャーのスパイシーさが現れます。

古いオーク材と微かなスパイシーな暖かな余韻が長く続きます。

アベラワー 16年 ダブル・カスク マチュアード

アベラワー 16年 ダブル・カスク マチュアード

熟成年数16年以上のバーボン樽原酒、シェリー樽原酒をヴァッティングして作られたボトル。

12年と比較すると明らかに赤みがかった濃い色をしており、シェリー樽の比率の高さが伝わります。

テクスチャはかなりクリーミー。

香りはドライフルーツ、アプリコット、品の良いバニラ、リッチでフローラルな香り。

味わいはチョコレートケーキやレーズン、ドライプラムのやや酸のあるフルーティーさも感じます。

カスタードプリン、シナモンを効かせたワッフル。少しのペッパー。

12年よりもスパイシーな印象で、加水するとよりフレッシュなプラムを感じ取れます。

アベラワー 18年 ダブル・カスク マチュアード

アベラワー 18年 ダブル・カスク マチュアード

こちらはラインナップの中で最も長熟のボトル。

12年ものや16年ものと比べるとスパイシーさが奥に引っ込みクリーミーな印象を受けます。

テクスチャーはビロードのよう。シャープな印象はなく、もったりとしています。

香りはオレンジが強く、白桃、バタースコッチ。ベイクドオレンジ。

味わいは穏やかで少しオイリー。
焼き林檎の優しい甘み、なめし皮、古いオーク材とハチミツ、ミルクとバニラエッセンス。

個性の強い主張をバランス良くまとめている素晴らしいボトルで、シルキーなフィニッシュです。

アベラワーのおすすめの飲み方

オーツカ
では最後に編集部のオーツカがおすすめの飲み方をまとめます

イギリス本国とヨーロッパで高い人気を誇るシングルモルト。

「値ごろ感のあるシェリー樽熟成のシングルモルトが飲みたい!」と思った時に間違いなく名前が挙がるのがこのアベラワーです。

少しオイリーなテクスチャからは代表的なラムレーズンやバニラエッセンス、ドライオレンジの香りが感じられ、日常の疲れをふっと忘れさせてくれる優しさを持っています。

飲み方はストレートがよいでしょう。ロックだとプルーンの酸に似たやや鉄っぽいフレーバーが強調されます。
ハイボールにするにしても氷に当ててつくらないほうがよいと思います。

シーバスブラザーズのダレン・ホージー氏が「アベラワーの酒質は、軽快なグレンリベットとどっしりとしたストラスアイラのちょうど中間」と言った通り、太いボディに、軽快でくっきりとしたクラシカルな味わいなので、飲む順番としては中盤~後半に活躍する選手といったところ。

ちなみに、アベラワーをまだ飲んだことがないという人には、まだ手に入る終売の10年あたりがリーズナブルで狙い目かと思います。

その後、もっとパワフルでドライなアベラワーが飲みたいと思えば「アベラワーアブーナ」一択でしょう。

シェリー樽熟成のシングルモルトが高騰している昨今、比較的安価に手に入り品質も安定しているのできっと気に入ると思います。

ウイスキーを飲み始め、なんだか色が濃いのがおいしい!シェリー樽が好き!と思い始めた人が必ず通るであるアベラワー。

決して派手ではないですが、そのたたずまいは来るものを拒みません。

 

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