広島のサクラオブルワリーアンドディスティラリー(以下、サクラオB&D)が、昨年に続き「ウイスキーハイボール戸河内 LIMITED RELEASE 瑞々しい森の香り」を6月15日より限定発売しています。
スペックは350ml缶、アルコール度数8%、参考小売価格270円(税別)。原材料はモルト、グレーン、炭酸のみ。ウイスキーと炭酸だけで仕上げたシンプルな構成です。
販売エリアは中四国エリアのセブン-イレブン、および中四国・九州エリアのイズミ各店。
戸河内という場所、その意味

「戸河内」は商品名であり、同時に原酒の貯蔵地の名前でもあります。
広島県廿日市市北西部に位置する戸河内エリアは、広島県最高峰の恐羅漢山と名勝・三段峡を抱く山間地帯で、旧戸河内トンネルの内部で熟成を行うという独特の環境を持っています。
一方、サクラオB&Dのもう一つの貯蔵拠点は廿日市市の沿岸部・桜尾です。瀬戸内海に面した温暖な海辺の蒸溜所と、山深い渓谷の冷涼なトンネル貯蔵庫——同じ会社が、まったく異なる気候のふたつの場所でウイスキーを育てています。
今回の缶ハイボールは、ブレンデッドウイスキー戸河内の原酒(モルト+グレーン)をベースにしており、「朝日が差し込む森の中を歩いているときの空気や香り、湿度」をイメージして設計されたとのことです。
ちょうど今、「森の香り」缶が多い
気になるのは、今月の缶ハイボール市場に「森の香り」ワードが重なっていることです。
サントリーは6月9日、プレミアムハイボール白州の第5弾「森の豊潤な香りと余韻」を発売したばかり。
白州はもともと「森香るハイボール」というキャッチコピーを長年使ってきた銘柄で、「森=白州」という連想が業界でも浸透しています。
そこに6日後、戸河内が「瑞々しい森の香り」で出てくる。
意図しているかどうかはわかりませんが、「森に育まれたウイスキー」というコンセプトは戸河内の蒸溜環境にも本来備わっているものです。タイミングが重なったのは、どちらも夏前のシーズンリリースという季節の必然かもしれません。









