ザ・マッカランが2026年6月18日、ロンドンのハロッズ百貨店に英国初の常設ブティックをオープンしました。
場所はハロッズ地下1階、かつてバカラバーがあったスペースです。
蒸溜所のある本拠地スペイサイドの外で、これほどの品揃えを誇る売り場は英国内に類がないとブランド側は説明しています。
タイミングとして見逃せないのは、親会社エドリントンが直前に2024-2025年度の売上高が前年比10%減少したと公表していたことです。
厳しい消費環境と需要の落ち込みを理由に挙げていましたが、CEOのスコット・マクロスキー氏は「ウルトラプレミアム戦略は有効」と強調しています。そのうえでの大型リテール投資ですから、「高価格帯への集中」という方針に対するマッカランの自信の表れと読めます。
「ハロッズ&マッカラン」という組み合わせの意味

実はハロッズとマッカランの関係は古く、かつてハロッズが編纂した書籍の中でマッカランが「シングルモルトのロールスロイス」と評されたのが日本での認知の原点の一つになっています。
今回のブティックは、その関係を恒常的な空間として具体化したものです。
内装はジェイミー・フォバート建築事務所が手がけ、ポットスチルを想起させる銅のディテール、スペイ川を象徴する波状の壁、ヘレスの白土「アルバリサストーン」のテーブルなど、マッカランの6つの柱をモチーフに仕込んでいます。
展示アートはデイヴィッド・カーソン(タイムレスコレクションのビジュアルでおなじみ)と、ポップアーティストのサー・ピーター・ブレイク。ブレイクはマッカランの「ロマンティカ・コレクション」でも中心的な役割を担っており、今回の作品でも過去のコラボ作品から人物を召喚し、イースター・エルチーズ・ハウスの芝生に再集結させています。
先着100本、ハロッズ限定のレア・カスク2026

ブティック開業を記念し、100本限定の「マッカラン レア・カスク 2026 ハロッズ限定エディション」が当日先着販売されました。
パッケージデザインを担当したのはスペインのイラストレーター、ハヴィ・アスナレス氏。マッカランのレッドコレクションのアニメーションを手がけた人物で、マッカランとの長期的な協力関係を続けています。
レア・カスク自体はシェリー樽熟成、43%ABVの定番ラインですが、今回のハロッズ版はデキャンタ型ボトル+深紅のプレゼンテーションボックスにアスナレス氏のギフトスリーブが付属する仕様で、コレクターアイテムとしての性格が強い一本です。
ブティックでは刻印サービスや試飲バーも常設し、空間自体をプライベートダイニングに転換するファインダイニング体験も提供します。なお、2025年にオープンしたヒースロー・ターミナル5のブティックに続く展開で、英国内でのリテール攻勢は加速中です。










レアカスクって最近どうなんでしょう。僕もブラックを飲んでからだいぶ経っていますが、結構よかったような。