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毛虫…?いえ、ポートエレンです。

毛虫…?いえ、ポートエレンです。

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1983年に惜しまれつつ閉鎖され、40年という長い沈黙を経て2024年3月に奇跡の復活を遂げた、アイラ島の伝説的蒸溜所「ポートエレン」。

伝説の続き「ポートエレン蒸溜所」が正式に再開

その復活劇から約1年、蒸溜所の設立200周年を記念する、まさに究極と言える一本が発表され、世界のウイスキー界を揺るがしています。

その名は「ポートエレン・プリズム」。

ちょっと毛虫っぽい見た目ですが、蒸溜所史上最長熟となる、46年熟成のシングルモルトです。

アートと融合した、世界に一つのマスターピース

このウイスキーは、ただの長期熟成品ではありません。世界にただ一つしか存在しない「ワン・オブ・ワン」のボトルとして、2025年10月10日にスコットランドで開催されるチャリティーオークション「ディスティラーズ・ワン・オブ・ワン」に出品されます。

1.5リットルの特注デキャンタは、受賞歴のあるアーティスト、ヴィルフリート・グルーテンス氏が手掛けた、目を奪うガラス彫刻の中に収められています。グルーテンス氏は、何枚ものガラス板に繊細な筆致で絵を描き、それらを重ね合わせることで、見る角度によって表情を変える立体的なイメージを創り出す独自の技法で知られています。

今回の作品では、ポートエレンの象徴である「スモーキーな個性」が、ガラスの中にまるで煙が漂っているかのように、立体的に表現されています。

46年の歳月が織りなす香味

1978年に蒸留されたこの希少な原酒は、リフィル(詰め替え)のホグスヘッド樽で約50年近く熟成された後、最後のリフィル・アメリカンオーク・パンチョン樽で10年以上かけて一体化されました。

マスターブレンダーのエイミー・モリソン氏は、その味わいを「カラント、ベリー、チョコレートのアンバーゴールドの層が、核となるスモークと混じり合い、スパイス、シンダートフィー(黒砂糖の菓子)、そして長く続く潮風のヒントと結びつく」と表現しています。

長い熟成を経たポートエレンが持つ、複雑でエレガントなスモーキーさが期待されます。

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オークション情報と予想落札価格

この歴史的なボトルは、ディアジオ社によってチャリティーオークションに寄付され、その収益はスコットランドの恵まれない若者を支援する基金「ユース・アクション・ファンド」に役立てられます。

  • オークション名: ディスティラーズ・ワン・オブ・ワン

  • 開催日: 2025年10月10日

  • 予想落札価格: 15万~30万ポンド(約3,150万円~6,300万円)

落札者には、同伴者3名と共にアイラ島へ招待され、復活したポートエレン蒸溜所での特別な体験が提供されるとのことです。




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