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39年の熟成とアートの融合。ラフロイグ「ウォール・コレクション」第2弾

39年の熟成とアートの融合。ラフロイグ「ウォール・コレクション」第2弾

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アイラモルトの巨人、ラフロイグから、超長期熟成原酒を探求するシリーズ「ザ・ウォール・コレクション」の第二弾、「ロープ・エディション 39年」の登場です。

オーツカ
ペース早いっすね。
このレベルの超熟をこの期間に連発するには何か意図があるのかな?

第二章のテーマ:海と樽を繋いだ「ロープ」

2023年にリリースされた第一弾「ピート・エディション」が、アイラ島の土地(陸)を象徴する「ピート」に焦点を当てたのに対し、今回の第二弾は「海」との繋がりをテーマにしています。

その象徴として選ばれたのが「ロープ」。

かつて、アイラ島のような離島の蒸溜所にとって、石炭や大麦、そしてシェリー樽といった物資を運ぶ「パファーボート」と呼ばれる小型蒸気船は、まさに生命線でした。その重要な樽を船に固く結びつけたロープは、シェリー樽文化とアイラ島を結ぶ、力強い絆の象徴なのです。

39年の熟成と二種のシェリー樽

このボトルに詰められているのは、39年という長大な熟成を経たシングルモルト。その熟成プロセスもまた、贅を極めています。

まず、ヨーロピアンオークのオロロソシェリー樽(ホグスヘッド)で長期熟成させた後、さらにペドロ・ヒメネス(PX)シェリー樽(バット)でフィニッシュ(後熟)。二種類のシェリー樽が、ラフロイグの持つ薬品のようなスモーキーさに、複雑で奥深い甘みとリッチな風味を加えています。

公式テイスティングノートによると、その味わいは「トフィーやダークチェリー、レザーの香りに、口に含むと穏やかなスモーキーさと糖蜜のトフィー、砂糖漬けのオレンジピールが絡み合う。フィニッシュは長く滑らかで、スモークされたオレンジタフィーの印象が続く」と表現されています。アルコール度数は42.4%。少しマイルドか。

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一本一本が芸術品。手描きのボトル

このリリースのもう一つの顔はボトルデザインにあります。

ロンドンを拠点に活動するイラストレーター兼陶芸家のローラ・カーリン氏が、限定200本の一本一本に手描きでロープのデザインを施しています。

さらに特筆すべきは、その描画に使われた塗料。

これは、ラフロイグの象徴である「第一貯蔵庫(Warehouse No.1)」の壁に書かれた文字と同じものが使われており、ボトルそのものが蒸溜所の一部であるかのような、強い繋がりを感じさせます。

価格と入手方法

全世界で200本限定という究極の希少性を誇るこのボトル。入手は極めて困難を極めます。

まず8月25日に、ラフロイグの公式ファンクラブ「フレンズ・オブ・ラフロイグ」のメンバー向けに先行販売が行われ、その後8月28日より、蒸溜所のビジターセンターおよび一部の正規販売店で一般販売が開始されます。

希望小売価格は、4,950ポンド/5,500ドル/5,700~5,800ユーロとなっており、日本円に換算すると約91万円~104万円に相当します。

39年という時間、二種のシェリー樽がもたらす深み、そしてアーティストの手による唯一無二のデザイン。このボトルは、ラフロイグが紡いできた歴史と、アイラの風土そのものを体現した、まさに至高の一本と言えるでしょう。




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