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イギリスの広告基準機関ASAがウイスキー樽投資に関する強制通達を出す

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イギリス広告基準局(ASA)が、ウイスキー樽投資に関して明確な指針を打ち出しました。

新しいガイドラインによれば、樽投資の広告には、金融投資のリスクについて明確な表現を用い、適切な情報が含まれている必要があります。

8月にもその危険性を取り上げたニュースがありましたね。

最近でもスコットランドのブレイバーン・ウイスキーという会社が取り上げられていました。一流スコッチ蒸溜所のウイスキー樽投資ポートフォリオを取得し、管理するのを支援する金融会社で、なんと年間約12.45%のリターンを見込めるとのこと。

こういった会社が次々と現れることについて、ASAは、消費者が誤解することのないよう、ウイスキー樽投資企業各社に向けて、従うべき新たな条件を強制通達しました。

通達の内容

この通達によると、ウイスキー樽投資の広告には、価値の変動リスクを明確にし、利益が保証されるかのような暗示を控えなければならないとされています。ASAは、ウイスキー樽投資は現在規制の対象外であること、価値が変動する可能性があること、サービスには条件や手数料が適用されることなどを正確に明記する必要があると述べています。

また、投資企業は、社会的責任を全うし、広告が消費者の経験の浅さを不適切に利用することのないよう、注意を払わなければならないとしています。

この新規制は2024年1月2日から施行され、印刷、映像、デジタルなど全てのメディアの広告に適用されます。また、有料広告はもちろん、メールマガジンやソーシャルメディアのコンテンツなどの非有料広告にも影響を及ぼします。

この措置は、8月に2社のウイスキー樽投資会社が誤解を招く広告を掲載したとして、ASAの裁定を受けた事件を受けてのものです。

消費者に伝えるべき事項として、ASAは、

  • ニューメイクスピリッツが3年間の熟成を要し、その間にアルコール度数が減少する可能性があること
  • ウイスキーとして認められるためには最低でも40%以上のアルコール度数が必要であること
  • 樽内のスピリッツの量が時間とともに減少すること
  • 消費者が取引をキャンセルする権利とそのための費用
  • 投資の具体的な実現方法について説明しなければならないこと

を明らかにせよと述べています。

企業は広告が視聴者にどのように受け取られるかを考慮し、コンテンツ自体、表示される文脈、主張の解釈の可能性を吟味することになります。

今後はロゴや受賞マークも問題に

この新しい規制には、投資に関するリターン(収益)についての広告が実際に証明可能で、どのように計算されたのかを明確に示す必要があるという要件も含まれています。また、広告に使用される賞やロゴマークは、実際に受賞したもの、または正式なものである必要があります。

さらに、企業がメディアの特集に「取り上げられた」と宣伝する際には、その特集が独立した編集内容である場合のみ許可されます。企業がその特集のために金銭を支払っていた場合、その旨を宣伝に使用することは、誤解を招く恐れがあるとして、適切ではないとされています。

の通達は、広告で伝える情報の内容を厳しく規定するだけでなく、法律が意図する根本的な考えやその表現を大切にし、さらに広告が視聴者に与える印象や影響をしっかりと考えるよう企業に強く求めています。

また、最近では英国を基盤とするウイスキー樽投資の企業が増えてきたことから、新しい業界団体「カスク・ウイスキー協会」が2023年9月に設立されました。しかし、この協会の設立メンバーの間で、特定の権益を主張する動きがあり、そのことが議論の的になっています。

ASAのこの通達により、消費者はより正確で透明性の高い情報に基づいてウイスキー樽への投資を判断できるようになることを期待されています。通達の詳細はASAの公式サイトで確認することができます。




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