世界中のバーボン愛好家がその名を熱望する「ウェラー」。“小麦を使ったバーボンのパイオニア”ウィリアム・ラルー・ウェラー氏の遺産を受け継ぐこのブランドから、その伝説をさらに更新する、2つの新商品が発表されました。

新たな熟成の頂点「ウェラー 18年」

まず注目すべきは、ウェラーのポートフォリオにおいて史上最長熟となる「ウェラー 18年」の登場です。
これまで熟成年数の長さもブランドの魅力の一つでしたが、それを大きく更新する一本となります。
その味わいは、「デリケートに熟成したフルーツとタバコの香り」に始まり、口に含むと「温かいベーキングスパイスと、シャキッとした青梨のノートが調和」し、長く続くフィニッシュへと誘うと表現されています。アルコール度数は45%(90プルーフ)です。
この特別なバーボンは、職人の手による700mlのクリスタルデキャンタにボトリング。ブランドの創業者W.L.ウェラーの品質の証である「W」の文字が刻印された、重厚なクリスタルの栓が付属します。
「ウェラー 18年」は、ロサンゼルス(LAX)やロンドン・ヒースロー(LHR)など、世界の主要空港で展開されるグローバル・トラベル・リテール(免税店)限定での発売となります。希望小売価格は499ドル(約82,000円)です。
究極のブレンド「ウェラー・ミレニアム セカンドエディション」

もう一つは、2024年5月に登場し世界を驚かせた超高級ライン「ウェラー・ミレニアム」の第二弾です。
これは、単一年齢のボトルではなく、複数のヴィンテージの原酒をブレンドした、まさに芸術品とも言えるバーボン。
そのブレンド比率は、以下です。
2001年蒸留原酒: 2.90%
2003年蒸留原酒: 46.50%
2006年蒸留原酒: 50.60%
異なる年代のホイーテッドバーボンとホイートウイスキーが織りなす味わいは、「ダークチェリー、リッチなバタースコッチ、温かいバニラのバランスが、熟成したオークの層の上で開花する。フィニッシュは大胆で力強く、オークが前面に出たクレッシェンドで最高潮に達する」とのこと。アルコール度数は49.5%(99プルーフ)です。
750mlのクリスタルデキャンタは、ヴィンテージの比率を映し出す照明付きの豪華なディスプレイケースに収められています。
こちらは全世界で数量限定での発売となり、希望小売価格は7,500ドル(約124万円)と、まさに究極の一本にふさわしい価格設定となっています。
一つは熟成年数の歴史を塗り替え、もう一つはラグジュアリーの極みを追求する。
日本でも人気のウェラーブランドが、未来への野心を示すふたつのプレミアムボトルです。