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バルブレアの味/種類/おすすめの飲み方/12年・15年・17年・18年・25年・シングルカスク

バルブレアの味/種類/おすすめの飲み方/12年・バランタイン・グリーントール・グレンリベット表記
オーツカ

ざっくり概要と味の特徴

バルブレアはスコットランドのハイランド地方でつくられているシングルモルトウイスキーです。

日本ではマイナーなブランドですが、フォートウィリアムやインバーハウス、そして過去にはあのバランタインのキーモルトとして使用されていたので、知らず知らずに飲んでいたかもしれない、意外に身近なウイスキーでもあります。

2019年に大幅にデザインを刷新。

近年寄りのライトな味わいに樽がやや浮いた感じで、12年は正直微妙、、、と思ったのですが、15年はバルブレアらしいスイートなミントシロップやパイナップルが出ていてすごく良かったです。

僕の好みの問題かもしれなので、12年と15年と18年は一通り比べてみてください。

バルブレアの種類と味わい

バルブレア 12年

12年もののバルブレア、フラッグシップボトルとなります。

熟成にはバーボンカスクとダブルファイヤードアメリカンオークカスクが使用されています。

香りはオレンジの皮、トースト、奥には瑞々しい白桃と洋梨、品のあるバニラクリーム、若干のココナッツとハーブ。

口に含むとミディアムボディで、かなりロースト感が強くビター。洋梨のタルト、スコーンの香ばしさ、後半にかけて胡椒や生姜のスパイシーさがあり優しく、でも力強く粘りのある余韻が続きます。

酒質はかなりライト寄りになった印象で、柑橘類の皮のビターさが終始あります。

現在のバルブレアの立ち位置を伺える商品です。

バルブレア 15年

こちらは15年もののバルブレア。

バーボンカスクで熟成した原酒をファーストフィルスパニッシュオークのシェリーバットに詰め替え後熟してつくられました。

香りはフローラル、ややスパイシーかつエキゾチック、ジンジャークッキー、ジューシーなプラム、レモンピールの爽快感、ハーブ。

厚めのボディですが口当たりはスムース、味わいはハニーナッツ、ローストしたアーモンド、洋ナシ、アプリコットジャム、少しのほこりっぽさ、長いウッドスパイスの余韻。

シェリーバット由来の果実の風味がギュッと詰まった味わいのボトル。

フルーティなウイスキーが好きな方に是非!

バルブレア 17年

バルブレア 17年

免税店限定のボトルの17年もののバルブレア。

熟成樽は15年、18年と同じくバーボンカスクで熟成後、ファーストフィルスパニッシュオークシェリーバットで熟成した原酒をボトリングしました。

香りは気品漂う薔薇のフローラル、ニス、ダークチョコ、ベイクドオレンジ、サルタナ。

口に含むとライトボディでスムースな口当たり。

味わいは非常にエレガント、ヘザー、シナモン&ハニー、焼きリンゴ、トフィ、オレンジタルト、ウッドスパイス。

ダークチョコとウッドスパイスの長めの余韻。

豊かでスパイシー、気品高きバルブレアのフローラル感を楽しめるボトルです。

バルブレア 18年

熟成樽は15年と同じくバーボンカスクで熟成後、ファーストフィルスパニッシュオークのシェリーバットで後熟しボトリングされています。

香りは、エスプレッソ、ビターチョコ、アプリコット、バーボン樽ならではのトフィ感、後半にシェリー由来のウッドスパイスが鼻腔をくすぐります。

口に含むと厚めのボディで、味わいは赤いベリー系の果実、加糖のエスプレッソ、蜂蜜、干し草、ウッドチップ、後半はタバコとカカオの長い余韻。

バーボン樽とシェリーバット由来の個性がバランス良く詰め込まれた贅沢な1本です。

バルブレア 25年

バルブレアのハイエンドのラインナップ。

熟成はバーボンカスクで熟成後、オロロソシェリーカスクでフィニッシュしボトリングされています。

香りは洋ナシとアプリコットのフルーティな甘みと塩キャラメル、蜂蜜、サルタナ、ライチ、熟したオレンジ、ややワクシー。

味わいはよく熟れたオレンジ、ドライフルーツを散りばめたチョコレート、熟したプラム、タバコの葉、後半はジンジャーや黒胡椒のスパイシー感、優しく暖かなウッディ。

ひとつひとつの要素が成熟し、くっきりと際立っているバルブレアの完成系的ボトルです。

おすすめの飲み方・飲み進め方

オーツカ

2019年にラインナップを一新したバルブレアですが、この時ブランドロゴやラベルデザインなども変更されており、大幅なリブランドとなりました。

マスカットやパイナップル、生姜とハチミツ、スタンダードで平均的なハイランドモルトという印象でしたが、よりフルーティでフラットな風味に変わりました。

12年、15年、18年はかなり方向性が違うので一度に少量ずつ飲み比べると面白いと思います。加水すると樽の違いがよくわかります。15年にはバルブレアに望む多くのフレーバーがあると思います。

そしてバルブレアの醍醐味と言えば「シングルカスク」の面々でしょう。
ウイスキーフープやリカマンのワイズカスクなどからも発売がありました。

近年の短熟ものでは、お手頃価格でおいしいボトルがポロっと出てくることがあります。見かけたらぜひ飲んでみてね。

バルブレアの発祥と歴史

どこで作られているのか?

バルブレアはハイランド地方の中で2番目に古い蒸溜所で、ブランド名の「バル」はゲール語で 『集落』、「ブレア」は同語で 『平らな土地』を意味します。

蒸溜所の創業は1790年、創業者はロス一族のジョン・ロス氏。
現存するハイランドの蒸溜所では2番目に古い蒸溜所となります。

しかし密造の歴史も古く、少なくとも1749年には既にエール(ビール)の密造が行なわれていたといわれています。

グレンモーレンジィで知られるテインの町から西に約10キロ、ドーノック湾を見下ろす高台にバルブレア蒸溜所は存在します。

現在の建屋は1894年、当時のオーナーであったアレクサンダー・カウン氏によって元の場所から数㎞離れた場所に建て替えられましたもの。

このロス州のエダートン一帯は、別名「ピート教区」と呼ばれるほど厚いピート層に覆われており、良質の水と大量のピート、そして地元でつくられる大麦を使い古くから密造酒エリアとしても有名だったようです。こういった背景もバルブレアの誕生に大きく関わっているといえます。

バルブレアは移転後、当時プルトニー蒸溜所のオーナーであった地元キースの弁護士ロバート・カミング氏の手に渡りましたが、不況や2度に渡る大戦により1911年から47年まで操業停止。

その後1970年にカナダのハイラムウォーカー社が買収し、1996年に現在のオーナーであるインバーハウス社へと渡りました。

2006年にタイ・ビバレッジ社がインバーハウス社の親会社となり、現在に至ります。

以前、熟成年表示のないノンエイジボトルと16年ものをリリースしていましたが、2007年にデザインコンセプトを一新。ヴィンテージ(蒸溜年)入りのボトルに切り替えられました。

しかし原酒不足のためか、2019年秋に大幅なラベルの変更を行い、元の年数表記に戻っています。

〜映画の舞台となったバルブレア〜

バルブレアといえば名匠ケン・ローチ監督の映画「天使の分け前」(2013年)で 一躍有名になった蒸溜所でもあります。

ハイランド地方で2番目に古く、その歴史ある建物が現在でも健全な形で残されていたため、映画の舞台に選ばれました。

映画公開直後は多くの観光客が訪れましたが、8年経った今は当時の熱狂はなく、レセプションホールに静かにポスターが貼られているだけとなります。ちょっと切ないですね。

映画で「幻の樽が熟成庫で見つかる」という設定ありますが、あれはもちろんまったくのフィクション。

マネージャーのジョン・マクドナルド氏はそのことについて聞かれると

「あれば私が飲んでいます」

と毎回、観光客を笑わせているそうです。

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バルブレアの製法

現在のバルブレアの仕込みはワンバッチ麦芽4.4tを使用。
使用されるのはノンピートの麦芽のみとなりますが、2011年に2回ほどフェノール値52ppmのヘビリービーテッド麦芽を仕込んだことがあります。

1度の仕込みで得られる麦汁は21,000ℓ。

これをオレゴンパイン製の発酵槽に移し発酵させます。

発酵槽は合計6基で、以前の発酵時間は50〜52時間でしたが現在は72時間という長い時間をかけて行なっています。

ポットスチルはずんぐりとしたストレートヘッド型で、初溜1基・再溜1基の合計2基ですが、長い間使われていない予備のスチルが設置されていました。

この3基目のスチルは現在スペイサイド、ローゼスにある「ステーションホテル」に移され、ディスプレイに飾られています。

仕込水は蒸溜所から7キロ離れたオルト·ドレッグバーンの川水を使用。

ピート色の強いこの軟水はバルブレアの味わいに大きく関係していると言われています。

ダンネージ式のウェアハウスは8棟あり、全て蒸溜所が移転された1894年に建てられたもの。120年以上の古い建物が味わい深く現在も残っています。
現在スピリッツの年間生産量134万ℓとなっています。

バルブレアはこれまでシングルモルトにそれほど力を入れてきませんでしたが、2007年にヴィンテージシリーズをリリースして以来それまでの方針を大きく変えました。

これまでは熟成年数ごとにボトリングしていたのを、以降は蒸溜年ごとにボトリングするようになったのです。

同じ12年熟成であれば、異なる蒸溜年で【12年以上熟成した原酒を混ぜ合わせて】つくられていました。つまり

  • 1990年に蒸溜した12年もの
  • 1995年に蒸溜した12年もの
  • 2000年に蒸溜した12年もの

と違う年に蒸溜した原酒をヴァッティングし「バルブレア12年」としてリリースしていました。

しかし2007年以降(2018年まで)は

【2000年に蒸溜した16年もの】だけをヴァッティングしてつくられていたのです。

年を跨がず単一の蒸溜年の原酒のみで構成された内容となっている、というわけですね。

しかし2019年秋に再び年数表記に変更されています。

この背景には、原酒不足によりシングルヴィンテージの維持が困難になった事に加え、消費者が12年、18年といった熟成年数の記載された商品を好む傾向にあることが関与しています。

 

オーツカ
たまーに樽に負けちゃって苦みが強いバルブレア。ビター強いなと感じた場合、ロックにすると良くなったりします。

短熟シングルカスクはとてもスイートなシロップ感が楽しめるものもあります。


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