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アイラフェス2026にブルックラディが2本の「Redux」——蒸溜所再開25周年のアイラに捧ぐ

アイラフェス2026にブルックラディが2本の「Redux」——蒸溜所再開25周年のアイラに捧ぐ

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アイラフェス2026に向けて、ブルックラディ蒸溜所が2本の限定ボトルを発表しました。

『ポートシャーロット PC5 Redux』と『オクトモア OBA Redux』。

いずれも各2,500本限定で、5月24日のロックンダール当日より販売が始まります。

2本に共通するのは「Redux(再演・復活)」という言葉が示す通り、蒸溜所の歴史に刻まれた伝説的な表現を現代に蘇らせるという狙いです。

今年は蒸溜所が休眠から復活して25周年という節目の年でもあります。

PC5 Redux——2001年の「最初の一滴」へのオマージュ

ブルックラディ蒸溜所は1994年に閉鎖され、2001年5月29日に再開されました。その際、真っ先にスチルから流れ出したのがポートシャーロットの原酒でした。それから5年後にリリースされたのが「PC5」——蒸溜所復活を象徴する最初のウイスキーです。

今回の『ポートシャーロット PC5 Redux』はその再現を試みた一本です。アメリカンオーク樽で5年熟成、63.5%でボトリング。価格は75ポンド(約1万5,000円)。

マスターブレンダーのアダム・ハネットは「この精神は鮮やかでスモーキー、明るいシトラスに満ちている。アメリカンオークは原酒を主役として支え、大麦の純粋さとアイラ独自の場所の影響を引き立てる」と述べています。

OBA Redux——10年前のマスタークラスで産声を上げたコンセプトの復活

もう一本の『オクトモア OBA Redux』は、より謎めいたリリースです。

OBAとは「Octomore Black Art」の略で、アダム・ハネットが2016年のアイラフェスにおける自身初のマスタークラスでテイスティング品として披露したコンセプト。翌2017年に「OBA Concept_01」として正式ボトリングされましたが、発売とほぼ同時に完売。BARRELでも昨年のアイラフェス記事などで紹介してきたブルックラディの実験的な姿勢を体現する一本でした。

ブルックラディの代名詞である「透明性」とは正反対に、ブラックアートシリーズは熟成年数・蒸溜年・樽構成をすべて非公開とする秘密主義的なリリースです。

そのブラックアートの哲学と、世界最高レベルのフェノール値を誇るオクトモアのピートパワーを掛け合わせたのがOBAという実験でした。

今回の『OBA Redux』も同様に、年数・フェノール値PPMなど詳細は一切開示されていません。

アルコール度数54.2%、価格325ポンド(約6万5,000円)、2,500本限定。

テイスティングノートとしては、持続するピートスモーク、トロピカルフルーツ、ローストしたマジパンが挙げられています。

ハネットは「透明性こそブルックラディの証ですが、ブラックアートだけは例外。

ブラックアートの謎とオクトモアの力が結びついたら何が生まれるか——それを問いかけたのがこのリリースです」と語っています。

オーツカ
OBA Concept_01は発売即完売の伝説のボトル。その再演となれば話題になるのは必至です。

価格差4倍という2本のセットアップも面白い。

PC5が「入門」でOBAが「到達点」という構図でしょうか。




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