バッファロートレース蒸溜所が、イーグルレア30年をリリースします。
同蒸溜所として初めての30年熟成バーボンであり、ケンタッキーバーボン史においても極めて稀な存在となります。
アルコール度数50.5%、750mlのクリスタルデキャンターに封入。希望小売価格はUS$12,500(約185万円)。2026年5月より、サゼラックのグローバル流通網を通じて世界の小売店・バー・レストランへ極少数が展開される予定です。ボトル数は非公開ですが、単一の統合樽から生産された数百本規模とみられています。
ケンタッキーの気候と戦う「実験棟ウェアハウスP」

バーボンにとって30年熟成がいかに過酷か、少し説明が必要かもしれません。
ケンタッキーは夏に40℃を超え、冬に氷点下まで落ちる激しい気候変動が特徴です。この寒暖差がバーボン独特の「早い熟成」をもたらす一方で、長期熟成では過剰な樽影響による渋みや乾燥感が深刻な問題になります。10年、17年クラスのバーボンですら希少品が多い中で、30年という数字がいかに非現実的かがわかります。
バッファロートレースはこの課題に「ウェアハウスP」という実験的な熟成庫で挑みました。
温度・湿度を細かく管理し、スコットランドや日本のような温暖な気候環境を模した環境を構築。
2023年発表のイーグルレア25年もこの施設で熟成されており、30年ものはその続編にあたります。
マスターディスティラーのハーレン・ウィートリーは「30年熟成は時間だけの話ではない。時間が何を明らかにするか、その問いだ」とコメント。
テイスティングノートにはベイクドチェリー、ブラウンシュガー、キャラメル、ハニー、微かなスモーク、そして熟した果実とオークが重なる複雑な味わいが記されています。
ボナムズとのオークションで先行販売

正規流通に先立ち、4月24日から5月8日にかけてボナムズとのオンラインオークションが開催されます。最注目のロットはイーグルレア30年の第1号・第2号ボトルで、推定落札価格はそれぞれ£7,500〜£10,000(約145万〜190万円)。コンプリートポートフォリオ+スタッグロッジ宿泊体験のセットロットは£20,000〜£30,000(約390万〜580万円)と見積もられています。
イーグルレアのポートフォリオは現在、10年・12年・17年・ダブルイーグルベリーレア・25年・30年で構成されます。
25年が2023年、12年が2025年にそれぞれ加わったばかりで、今回の30年はその締めくくりとなります。









