どうしたら若者にウイスキーが流行るのか?大学生が頭を捻ってみた。

学生が考えるウイスキーの魅力とは

「マッサンブームでウイスキーの消費が伸びた」と言われますが、若い人の間ではウイスキーあまり流行していないように思います。ウイスキーの記事を執筆している身としては少し寂しいところです。

そこで当サイトの中でも一番若いであろう私が
「若者はウイスキーをどう見ているか?」
ということや、
「若者から見るウイスキーの魅力」
について書いていきたいと思います。

若者に流行っていないウイスキー

カクテル

出典:http://www.park1964.com/n_restaurant/parkclub/menu/detail/cocktail_party.html

冒頭でも伝えたとおり、ウイスキーは若い人には流行っていない印象を受けます。
巷でささやかれる”お酒離れ”ですが、リキュールや発泡酒、カクテルようなお酒の消費量は伸びています。そうすると、ウイスキー自体に問題が有るのかもしれません。
そこでウイスキーに付いて、大学生がどのような印象を抱いているか調査したところ、大きく三つの意見を聞くことができました。

理由1:マズイ、美味しくない

理由2:色々高い(度数・価格・敷居)

理由3:かっこよくない

この理由に対して分析して、解決策を提示していこうと思います。

 

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理由1:ウイスキーがマズイ。

大丈夫。最初はみんなそう。

当サイトを全否定するような言い方ですが、コレはあながち間違っていないと思います。
というのもウイスキーを含め、お酒は「後天的味覚」に分類されるので、初心者の方は「苦い」とか「マズイ」といった感想を持ちやすいです。

特にウイスキーは他の蒸溜酒に比べ、熟成年数が長く、複雑な香りと味を持っています。
ニガテな人に聞くと、「あの薬品的な味が嫌い」とのこと。ストレートで飲んだ際には、マズイを通り越して「何だこりゃ?」という感想を抱いたそうです。
今ではウイスキーが大好きな私ですら、初めてウイスキーを口にした時は苦いどころかエグいと言う感想を抱いました。

※後天的味覚
幼いころや食べ始めは不味いと感じるのですが、色々なものを食べることにより美味しいと感じるようになる味覚を指します。代表的な例はピーマンやゴーヤ等。小さい頃、苦くて食べる事ができなかったが、成長するにつれその美味しさに気がつくというもの。

 エグい→旨いに変わる瞬間があった

ハイボール

出典:https://www.suntory.co.jp/whisky/kakubin/kakuhigh/

ウイスキーはエグいと思っていた私が、ウイスキーってもしかして美味しいんじゃない?と気がついたのは、父親のバーボンハイボールでした。

普段からバーボンをソーダで割っていた父親。
美味しそうに飲んでいたので、はたしてどんな味がするのかと見よう見まねでハイボールを作った事がきっかけです。
今でこそ、『バーボンを炭酸水で割ることで華やかな香りと甘さが前面に出て、とても爽やかな味になる』という事を理解していますが、当時はそんな事を知るわけがありません。
エグいと思っていたウイスキーをなんとなく炭酸水で割って飲んでみたら、いい香りとさっぱりとした甘みを感じ、「初めて飲んだウイスキーがまずかっただけで、ウイスキーって本当は旨いんじゃないか?」と思ったわけです。
ちなみに、バーボンハイボールのうまさを経験した後はめっきりハイボールにハマり
「銘柄変えたらどう変わるのか?」と色々な銘柄を試したり、
「どうしたら美味しい配合になるのか?」と研究したりしました。
そうこうしているうちに、ウイスキーの本来の美味しさに気がつき、今ではストレート、ロックと色々な飲み方を楽しめるようになりました。
父親には感謝ですね。

初めての人がやりがちな失敗

ウイスキーを初めて飲む人がしやすい失敗

出典:http://oatmeal.perutgendut.com/app/webroot/uploads/article/Ingin%20Otak%20Cerdas,%20Hindari%205%20Makanan%20Ini/Minum-alkohol.jpg

ウイスキーが流行らない理由の一つで有る『マズイ』という問題は、多くの人が初めてのウイスキーでコケているだけだとと思います。
はじめに飲んだ時に嫌な思いをすると「二度と飲むか!」という気分になるのも理解できます。
飲み始めで躓いてしまった方の失敗例はこちら

  • とりあえずウイスキーを買ってきたが、どうすれば良いのか分からずとりあえず水道水で水割りにした。
  • 初めてだからスーパーで一番安いものを買った。
  • 飲み会で先輩に勧められて嫌な思いをした。
  • 初めてだけど映画俳優の真似をしてロックで飲んだ。
  • アニメの主人公がウイスキーストレートを一気飲みして居るのを見て、それが正しい飲み方と勘違いした。

一番下はギャグの様な話ですが、調査をしている途中に飛び出した本当の話です。
現代のアニメの影響力は計り知れません。

何がいけなかったのか?
1番目の例は水道水で割っていることです。
水道水には塩素が入っており、エグミを際立たせます。水割りにするのであればミネラルウォーターを買ってきて飲みましょう。せめて浄水器を通してください。
2番目の例はあまり美味しくない銘柄を買ってきてしまったのかもしれません。ウイスキーの美味しさはある程度価格に比例します。お店で飲むなら800円以上、ボトルなら2,000円代のものをセレクトしましょう。
3番目ですが、これは不運ですね。生命の危機すら感じます。ウイスキーは最初こそ一人で飲むことをおすすめします。
4番目、5番目は、背伸びせず、まずは水割りやハイボールで飲んで下さい。慣れが必要です。
特に男子大学生の中にはウイスキーをストレートで飲めたらカッコイイという度数至高主義的な考えを持っている方も居ますが、普通はチェイサーと呼ばれる水と共にたしなみます。飲みなれている方でも一気飲みなんてまずしない。ということを理解してほしいです。

初心者はハイボールか水割りがお薦め

ウイスキーの飲み始めで躓かないためには、まずはハイボールか水割りで飲んでみましょう。
きっかけはアニメキャラでも、映画の俳優でも、ブランドネームがカッコイイ、でもなんでも構いません。
水の場合は「ウイスキー 30mlに対し水60ml」
炭酸水の場合は「ウイスキー 30mlに対し水90ml」という配合で作ってみて下さい。
私の経験談ということもありますが、ハイボールや水割りにすると、ウイスキーの香りが開きます。ここから本来のうまみを探るのは良い手だと思います。

きっとウイスキーの魅力に気がつけるはずです。

 

理由2:ウイスキーは高い

ウイスキーの価格

出典:https://www.amazon.co.jp/

次に、ウイスキーは『高い』という問題です。
何が高いのかというと、度数価格敷居、などです。
ですが、ウイスキーが高いというのは完全な偏見だと私は思っています。
この3つの『高い』をバッサリ切っていきたいと思います。

度数が高い!

聞いた中で一番多い意見でした。確かにアルコール度数40度と聞くと次の日が心配になるのは理解できます。しかし、高いのはストレートで飲んだ時の話で、飲み方次第ではワインの方が高くなります。例えばスーパー、コンビニで見かける角ハイ缶タイプのものは、濃い目でも10%以下と、ビールよりやや強い程度です。
ワインの度数が13度前後なので、飲み方次第ではお酒にそこまで強くない方でも楽しめることがわかります。
ちなみに今回の調査の中で、「ウイスキーは度数が高いので悪酔いする」という都市伝説を信じていた人が居ましたが、ウイスキーは蒸溜酒なので悪酔いはしにくいお酒です。
ハイボールやロックでキンキンに冷やすと、飲み口がいいのでついつい飲みすぎることはありますが。。。

二日酔いになりにくいウイスキーの飲み方

2016.12.17

価格が高い!

コレは男女問わず学生の間でよく聞く話です。そりゃそうです。まだ学生ですから。
私も学生なのでこの意見は凄く同意できます。
私はラフロイグというウイスキーが好きなのですが、1本5,000円程度するので、買う際は覚悟と決意が必要です。
しかし、考えてもみてください。ウイスキーはコップ1杯に30mlが基本の単位。平均的なボトルが700mlであることを考えると、約23回飲めることになります。仮に3,000円程度のウイスキーを購入しても1杯が130円前後と美味しいものがリーズナブルに飲める計算になります。
ビールや発泡酒と大差ありませんね。
むしろ、3,000円クラスのボトルでも、20杯以上飲めると思えば、”価格”ではなく”コスパ”が高いですね。

敷居が高い!

こちらも地味に多かった『敷居の高さ』の問題。
「BARでスーツを着たオジサマが飲む高価なお酒」というイメージが有るそうです。
これは正直わかりません。完全に私の推測で進めますが、二十歳そこそこの学生の意見として聞いてください。

このイメージの原因はウイスキーは銘柄によって味が大きく異なるためだと思います。
というのも、ウイスキーを飲んでいると「次はあのウイスキーが飲みたいけどボトルで買うには高いしなぁ」とか、「この銘柄を試してみたいけど口に合わなくて飲み残したら処分に困る」と悩むことがよくあります。ミニボトルのラインナップも少ないですし。
そうすると消費者は1杯単位で出してくれるBARに行って飲むのが手っ取り早いと考えるわけです。
BARは学生には敷居が高いです。やっぱり。お金を持った方しか行けないイメージ。
このことが、ウイスキーはBARで飲む酒、敷居が高い!というイメージにつながっているのではないかと思います。
他に考えられられる要因としては、今でこそ安く購入できるジョニーウォーカー黒ラベル、通称ジョニ黒が昔は法外な程高かった時代の名残でしょうか?

最近はカジュアルなスポーツバーなどでもウイスキーを扱っていますし、敷居が高いというイメージは全くないですね。

 

理由3:かっこよくない

今まで若い人にウイスキーが流行らないのは『マズイと感じる飲み方をしている』『高さの偏見問題』等の例を上げてきましたが、それより大きなポイントとして『ウイスキーは大人が飲むもの』悪く言えばジジ臭い酒で、飲んでいるとクールじゃないと捉えられているわけです。
蒸溜酒の中でもウイスキーと焼酎はそういうイメージですね。

ウォッカやラムは若者にウケているイメージ

出典:http://www.thespiritsbusiness.com/

例えばロシアの国民的なお酒、ウォッカはロシア人のおっさんが大量に飲んでいるイメージが付いてもおかしくなさそうですが、何故かウォッカは若者にウケているイメージがあります。他にもラム酒は度数が40近く有るにも関わらず、ラム酒を使ったカクテルを飲んでいる若い女性の方を多く見かけます。ウォッカもラムも同じ蒸溜酒なのですが、流行る流行らないはイメージ戦略と、商品戦略が違うからだと私は思います。

若者向けのお酒の境目とは?

ウイスキーを若者に流行らすにはクラブで提供すること

出典:http://static.asiawebdirect.com/m/bangkok/portals/bangkok-com/homepage/magazine/

色々と物議を醸しそうですが、私が思うに、若者向けのお酒かどうかの基準として、画像の様な若者向けパーティー会場や、ライブハウス、テクノとかヒップホップがガンガン流れるクラブなどで提供されているかが分かれ目かと思います。
スミノフアイスやZIMA、バカルディ等のラム、そしてその他様々なカクテルはクラブやパーティーなどの定番であることが多いです。
ではウイスキーはどうなのか?と、ハイボールくらいしかないんですよね。
googleで検索しても「大人な空間を満喫」とか「日常の喧騒から離れて」等の物が多くヒットしました。このことからカジュアルな商品戦略はまだ少ないのでしょう。
『若者にウケるから置いてある』のか『置いてあるからウケたのか』を問うと、卵が先か鶏が先かの様な話になってしまいますが、そういう若い人が集まる場所に提供することを目的にした商品が無いことがひとつ問題なのかもしれません。

若い人にウケる素地は有るはず!

ウイスキーカクテルは若者に流行るはず

出典:http://store.jackdaniels.co.uk/media/catalog/product/cache/1/image/x550/040ec09b1e35df139433887a97daa66f/g/e/gentleman_jack_mint_julep_2.jpg

クラブに置くことが難しいと思われるウイスキーですが、若者に流行る要素は有ると思います。
例えば、画像のようなバーボンとミントとシロップを使ったカクテル、ミントジュレップ等はモヒートの様に若い女子に流行る要素を持っていると思うのですが、何故かバカルディモヒートの様な瓶の商品を見たことがありません。
他にもハイボールの缶は、ちょっと高齢者向けというイメージが有るため、若い人向けにパッケージを変更したり、パッケージそのものを瓶に変えたりして、コンビニで販売すれば流行るのでは?と思います。
さらに尖った意見としては、シューターカクテルとして利用できる様なフレーバーウイスキーとかがあってもいいと思います。
最も、そこまで行くとウイスキーとは何か?という概念的な問題に発展していってしまいそうですが、若者向けの面白い商品を開発してもらえると嬉しいなぁ。

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まとめ

いかがでしたか?
今回は私見がたくさん入った記事でしたが、ウイスキーを好きになってほしいと思うのはBARREL全体の意見です。
そして執筆しているライター兼、大学生である私としてはウイスキーが同年代にも流行ってくれ!と思うばかりです。

今回のこの記事を読んでウイスキーの飲み方を考え直してくれる人や、ウイスキーの偏見を少しでも和らげてくれる人、そして私の意見に同意してくれる人が居て、ウイスキーを好きになってくれればと祈るばかりです。

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