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ストラスアイラの味やおすすめの種類や銘柄、おいしい飲み方をご紹介

ストラスアイラ12年




ストラスアイラの概要

ストラスアイラはスコットランドのスペイサイド地域にてつくられるシングルモルトウイスキーです。

人気の高いブレンデッドウイスキー“シーバスリーガル”の核を担うキーモルトとしても有名なウイスキーで「HOME OF CHIVAS(シーバスの故郷)」と呼ばれています。

スペイサイドでつくられるウイスキーのブランドはよく谷間を意味する「グレン」という言葉が使われます。
しかし「ストラス」もゲール語で同じ”谷間”という意味合いを持つ言葉なんです。
「グレン」が狭い谷間、「ストラス」はそれより広い谷を意味します。

次にストラスアイラの「アイラ」ですが、ウイスキー好きの方はアイラ島を思い浮かべてしまうかもしれません。

しかしこの場合蒸溜所近くに流れている「アイラ川」を指します。

つまりストラスアイラは「アイラ川が流れる広い谷間」という意味を持ちます。

現在蒸溜所はペルノ・リカールの参加に入り製造が行われています。

シースバリーガルの他にはブレンデッドウイスキー、ロイヤルサルートにも原酒提供を行なっています。

ストラスアイラの発祥と製造場所の紹介

ストラスアイラ蒸留所

ストラスアイラは非常に古い蒸溜所でその歴史は18世紀後半にまで遡ります。

創立はなんと1786年!この記録はスペイサイドのみならずスコットランドで最古の蒸溜所となります。

19世紀後半の火災により再築されたキルン、背の低いパゴダ屋根はその土地柄もあいまって風光明媚。

「絵画のように美しい蒸溜所」などともいわれています。

蒸溜所があるキース地区はもともとリネン産業で栄えた町でしたが18世紀に衰退、これに代わってストラスアイラ蒸溜所は建てられました。

そのため蒸溜所は長年ミルタウン(工場の町)から由来する「ミルトン」という名前で親しまれてきました。

リネン産業が衰退してきた頃、地元の実業家、ジョージ・テイラーがリネンに変わる投資先として目をつけたのがウイスキー産業で、ストラスアイラは彼の手によって建てられます。

仕込みに使われるのはブルームヒル・スプリングという貯水池の水を使用しています。

ブルームヒルはケルピーという水の妖精が住んでいという伝説のある泉。

ケルピーは馬の姿をしており夜になると現れ池に近づく人を溺れさせ、沈めてしまうそうです。

そしてそれがストラスアイラの隠し味になっている…と蒸溜所の職人さんたちは自慢するそうです。笑

「ミルタウン」という呼び名の時代が圧倒的に長く、蒸溜所がストラスアイラと呼ばれるようになったのはシーグラム社の傘下に入った1970年代以降となります。

ストラスアイラの歴史

過去のストラスアイラ蒸留所

ストラスアイラ蒸溜所は1786年に実業家のジョージ・テイラーにより建てられました。

建物は修道院に付属していたビールの醸造所を改装して建設されます。

設立当初の蒸溜所名はミルタウンですが直後にミルトンに改名されました。

1823年になるとマクドナルド・イングラム社が蒸溜所を買収し、その7年後にウィリアム・ロングモアがオーナーの権利を取得しています。

1879年、火災により蒸溜所建屋・設備が損傷し改築作業が行われ、現在の蒸溜所のかたちとなります。

1880年にウィリアムが引退し、義理の息子ジョン・ゲデス・ブラウンが後継者となりウィリアム・ロングモア社を立ち上げます。

以降ロングモア社は1949年に破産するまで蒸溜所の経営を行います。

翌年1950年蒸溜所は競売にかけられることになり、シーグラム社が傘下のシーバス・ブラザーズを通じて71,000ポンドで蒸溜所を取得しました。

1965年にはポットスチルを4基に増設。

2001年ペルノ・リカールとディアジオ社がシーグラムのスピリッツ部門を買収し、以降現在に至るまでストラスアイラはペルノ・リカールの傘下として経営が行われています。

蒸溜所の名前は創業当時から

1786年: ミルタウンの直後ミルトン
1870年: ストラスアイラ
1890年: ミルトン
1951年: ストラスアイラ

という順に変わっています。
これはもうミルトンですね。

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ストラスアイラの製法(作り方)

ストラスアイラ蒸留所のポットスチル

使用される大麦は70%がコンチェルト種、30%がプロピーノという新しい品種でベアード社という製麦会社から購入しています。

麦芽のフェノール値は1ppm以下、つまりノンピートのものを使用しています。

主要な水にはブルームヒルの湧水を使用。この水はカルシウムを豊富に含みピートの少ない硬水となります。

ブルームヒルは昔からケルトの妖精、ケルピーが住みつき、柔らかな風味をもたらしているといわれています。

発酵槽は木製で10槽あり、52時間発酵させてもろみをつくります。

この比較的長い発行時間によりストラスアイラのフルーティな風味が生まれるといわれています。

52時間という発酵時間はスコッチ業界を全体的にみても長尺の部類となりますが、もう少し時間をかけたいのが蒸溜所の意向。

しかしブレンデッド提供用として決まった生産量を作り出さなければならないため、ギリギリのバランスをとって52時間としているそうです。

ポットスチルは初溜・再溜合わせて全部で4基設置されています。

ボール型とランタンヘッド型の2パターンあり、ボール型が初溜用、ランタンヘッドが再溜用に使われます。

余談ですが富士御殿場蒸溜所のスチルはこのストラスアイラと同じタイプのものが使われています。

昔は2基しかなかったスチルですが1965年に増築が行われた際、新たに2基設置され現在の生産量は年間240万リットルとなります。

1回の仕込みで1500リットルのアルコールを蒸溜が可能です。

ストラスアイラ蒸留所の熟成庫

ニュースピリッツの度数は約68%で、63.5%まで加水調整して樽詰めします。

熟成に使う樽はバーボン樽とシェリー樽、がメイン。

蒸溜所の敷地面積が小さいため自社に収まらなかった樽はグレンチンキー蒸溜所のウェアハウスに移動され熟成が行われることもあります。

ウイスキー「ストラスアイラ」のラインナップ

ストラスアイラ12年

ストラスアイラ12年

こちらはストラスアイラのスタンダードボトル。

バーボン樽やシェリー樽で12年以上熟成させた原酒が使われています。

シングルモルトとして唯一リリースされているオフィシャルボトルです。

香りはパッと明るく華やかな印象で、蜜のフローラルの中にシトラスのフレッシュな酸、甘やかな麦芽。

味わいもハチミツやメープルシロップのような甘みが先に来て、後からナッツ、シトラスフルーツが訪れます。

ややオイリーで口に含んだ際のボリューム感が印象的な素晴らしい味わいのボトルです。

しかし残念ながらこの12年は現在ある在庫を持って終売となりました。

これにより予約が殺到し、メーカー側では在庫が完売したとも報じられています。

まだネットや酒屋さんではボトルを見かけますので、出会った際には購入しておいても良いかもしれません。

ストラスアイラ25年 リミテッドエディション1995

ストラスアイラ25年 リミテッドエディション1995

こちらは1995年にボトリングされた25年もののオフィシャルボトル、世界600本の限定品となります。

もはや日本で飲める場所は相当限られていると思います。

海外での評価も高く、リンゴ、ライチのフルーティにドライフルーツの重くしっかりとした甘味。
12年に感じたシトラスフルーツ感はなく、杏子ジャムのようなこってりとしたフレーバー。
「芳醇」、「リッチ」という言葉がまさにしっかりくる、極めてハイレベルでバランスのとれた一本とのこと。

その希少性から言っても傑作中の傑作といって過言ではありません。

ストラスアイラ ハンドボトリングシリーズ

ストラスアイラ蒸溜所を訪問すると手詰めでボトリングできる商品もあります。

実際に蒸溜所へ行かないと手に入らないため希少価値はグッと高まりますが、訪問者にとってみれば最高のお土産になります。

個体差はありますが、ワンバレル、カスクストレングスで頂けるのでストラスアイラの真髄を味わうことができる色んな意味で贅沢なボトルです。

置いてあるモルトバーに行けば、店主のストラスアイラ蒸溜所に行った際の思い出話とともに美味しくいただけることでしょう。

香りはバニラ、シトラス、フローラルでモルティ。
飲むとシトラス感が鼻腔を抜け、ハチミツ、はっさくの皮、ドライフルーツ、オーキー。

ジューシーでコクのある甘味、少しオイリーな部分も感じられます。

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三連休も無事終わり、飲み倒していた方も今日からちゃきちゃきお仕事ですね。今週は4日と短いですから。ぼーっとしてるとあっという間に週末です。有意義に過ごしていきましょう。 さて。 先日発表されたストラスアイラ終売のニュース。業界に衝撃が走りましたね。インポーターさん曰く「もしかしたら本国でも生産中止になるかも」とのことですから、ちょっと心配ですね。ストラスアイラと言えば、大人気スコッチ「シーバスリーガル」ブランドを支えるキーモルトですから、そちらの原酒確保を優先するということでしょう。日本でもどんどん加速していく「ウイスキーのプレミア化」。「いいウイスキーを気軽な雰囲気で」を一つコンセプトとして掲げている当店としては、この流れの先にある「ウイスキーの高級嗜好品化」というのがとにかく心配で。このままウイスキーをハイソサエティの飲み物にしてしまうのはあまりにもったいないというか。もっと気軽に飲みたいものですね。 さてさて。 というわけで本日はこちらのボトルをご紹介。ストラスアイラのハンドフィル、2003年ビンテージの14年ものです。 らしいフレッシュな青リンゴ全開のフレーバーから、やはりリンゴの蜜のような甘味。後半にいくに従って、ドライなスパイシーさが全体を引き締めていく、バランスの良い一本です。 通常、ワンショット1,600円という価格でご提供していたのですが、今日は「ウイスキーの高級嗜好品化防止キャンペーン」ってことで、今日だけ!なんと!ワンショット1,000円で!ご提供いたします!わーい!やったー!蒸溜所までいかないと購入できない貴重なハンドフィルボトルを、この機会にどうぞお試しくださいませ! それでは本日も通常通り17時より営業いたします。 みなさまのご来店心よりお待ちしております。 #吉祥寺 #吉祥寺ウイスキー #吉祥寺モルトバー #禁煙 #クラフトビール #クラフトジン #ウイスキー #スコッチ #シングルモルト #ストラスアイラ #蒸溜所限定 #ハンドフィル

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ストラスアイラのおすすめの飲み方

オーツカ
では最後に編集部のオーツカがおすすめの飲み方をまとめます

12年が終売になり、これからどんどんと見かけることが少なくなるであろうストラスアイラ。
キーモルトとなっている「シーバス・リーガル」や「ロイヤル・サルート」はまだまだ飲むことができるので、しばらくはブレンデッドウイスキーの原酒として活躍していくことでしょう。

カシューナッツのような芳ばしさとオイリーさが特徴で、ドライで長く続くバニラの余韻が非常にスムースな佳酒。

繊細さのあるウイスキーなので、背の高いテイスティンググラスにいれて、ストレートで飲むのがおすすめです。
ハイボールにしてもとっても優しくておいしいです。スイッスイ飲めます。そして中華料理(花山椒)に合います。でももったいなくて最近はできません。

オールドボトルのラベルデザインは非常に美しく、バックバーに映えるということでバーテンダーさん達にも人気があります。

オフィシャルのラインナップはとても少なく、記念ボトルでポツポツとリリースされている程度。
創立200周年を記念して販売された「ストラスアイラ 25年 バイセンテナリーマグナムボトル」は1500mlの容量を誇る希少品でした。

ボトラーズからはGM(ゴードンマクファイル)が長期熟成のボトルをたくさんリリースしています。
30年熟成どころか、40年、50年といったとんでもない熟成品を出しているので、もしバーで見かけた際は試してみてはいかがでしょうか。

ストラスアイラ好きには同じシーバス社が保有する「グレンキース」のファンも多い気がしますね。

ストラスアイラと同じくキースの町にある、ストラスアイラの第2蒸溜所として創設された「グレンキース」。

ストラスアイラが気に入ったのであれば、次に「グレンキース」を飲んでみるのも悪くないと思います。

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