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初蒸留から3年、小諸蒸留所がついに放つ初シングルモルト

初蒸留から3年、小諸蒸留所がついに放つ初シングルモルト

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小諸蒸留所は、2023年6月20日の初蒸留から3年を経て、初のシングルモルトジャパニーズウイスキー「KOMORO ORIGIN」を11月7日に発売します。

700ミリリットルボトルで、初回販売分は4,000本限定というアナウンスです。

発売前日の11月6日には記念イベント「KOMORO=KANPAI」を開催し、翌7日から15日までの9日間は「KOMORO FIRST RELEASE WEEK」として、蒸留所だけでなく小諸市内を巻き込んだプログラムを展開する予定です。

カバランを離れた男が、なぜ浅間山麓を選んだか

小諸蒸留所のマスターブレンダーを務めるイアン・チャン氏は、台湾のカバラン蒸溜所を16年率い、国際品評会で数百の受賞を積み重ねてきた人物です。2020年12月にカバランを離れ、次の拠点として選んだのが日本でした。

軽井沢蒸留酒製造の島岡高志社長は、経験も資金も十分ではないなかでチャン氏の関心を引くため、小諸の水質データや年間気温、資金計画まで揃えてオンライン面談に臨んだといいます。画面越しに3時間話しただけの相手を信頼していいのかという声も周囲にはあったそうですが、チャン氏は同年12月に来日し、建設予定地に立った瞬間に確信を得たと振り返っています。

浅間山麓、標高約910メートルという環境が、寒暖差と清らかな水を原酒にもたらしてきたという説明です。

呼ばれたのはマクリーン氏とジム・スワン令嬢

11月6日・7日のトークセッションには、ウイスキー評論の世界的権威チャールズ・マクリーン氏と、故ジム・スワン博士の長女キャロライン・レノン氏がゲストとして名を連ねます。

チャン氏は10年以上にわたりジム・スワン博士に師事した経歴を持ちます。その師の娘を招くという構成は、単なるゲスト集めというより、小諸のウイスキーづくりがどの系譜から来ているかを示す演出と読めます。

オーツカ
世界的権威まで招くとは、小諸の本気度が伝わってきますね

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「即完売」が定着したクラフト勢の共通課題

国内の新興クラフト蒸留所では、ファーストリリースが発売直後に売り切れ、二次流通市場で定価を大きく上回る値がつくことが珍しくありません。近年開業した蒸留所の初シングルモルトが軒並みこの道をたどってきた経緯を踏まえると、KOMORO ORIGINも同様の展開になる可能性があります。

現時点では価格は明らかにされておらず、8月23日正午からイベントのチケット予約販売が始まる段階です。商品仕様は特設サイトで今後段階的に公開されるということでした。

軽井沢蒸留酒製造は、イアン・チャン氏を中心に北海道・富良野での新拠点計画も進めており、小諸で積み上げてきた原酒づくりのノウハウは今後さらに広がっていきそうです。

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