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グレンバーギーの味/種類/おすすめの飲み方/バランタインシングルモルト12年・15年・18年・10年、8年蒸溜所ラベル

グレンバーギーの味/種類/おすすめの飲み方/バランタインシングルモルト12年・15年・18年・10年、8年蒸溜所ラベル
オーツカ

グレンバーギーはスコットランドのスペイサイド地方でつくられているシングルモルトウイスキー。

ミルトンダフと同じく、「バランタイン」の核となるブランドのひとつです。

グレンバーギー無くしてバランタイン17年はつくれないとまでいわれてきたウイスキーではありますが、悲しいかなバランタインは口にしたことがあってもこのグレンバーギーは飲んだことがない、という方が多いのも現状。

それもそのはず、グレンバーギー蒸溜所は小規模生産しているウイスキーの98%をバランタイン用に提供しており、シングルモルトとしてのリリースが極めて少ないブランドなのです。

ふくよかな甘みとキリッと洗練された味わいを持つ品の良い優等生。

グレンバーギーの種類と味わい

バランタイン シングルモルト グレンバーギー12年

このシリーズは数量限定とされていますが、比較的みつけることができるボトル。バランタインの構成原酒をリリースする「バランタイン シングルモルト」のシリーズです。

グレンバーギーとしては珍しいオフィシャル流通品。

このグレンバーギー12年は2021年9月からシリーズに加わり、日本市場でも扱われるようになりました。

アルコール度数は40%で、まずはじめに試してみたいグレンバーギーの入門ボトルと言えます。

爽やかな赤りんごやナッツの香り、フルーティな味わい、なめらかな余韻が特長です。

さっぱりとハイボールでいただきたい一本。

バランタイン シングルモルト グレンバーギー15年

上記12年と同シリーズとして2019年6月から日本で発売された15年もので、シリーズのなかでは一番最初にリリースされたのがこの15年でした。

同じタイミングでリリースされたのは「バランタイン シングルモルト ミルトンダフ15年」と「バランタイン シングルモルト グレントファーズ15年」。どちらもバランタインのブレンドには不可欠なモルト蒸溜所からの嬉しい発売。

バランタインの構成原酒を飲み比べてみて、「どの蒸溜所がどんな味?」を飲み比べてさぐってみるには、このグレンバーギー15年が絶好の選択肢ですね。(ミルトンダフとグレントファーズは15年ものだけが発売されています。)

香りは華やかで、ややケミカルなそれでいて爽快なシトラス、干し草、洋梨、ビスケット、フローラル。

味わいはうっすらとしたパフューム香をまとったシトラス、水で溶いた蜂蜜、ローストアーモンド、古いオーク家具。

若干のケミカル感、うっすらとしたパフューム香が感じられますが、清潔感のあるキリッとした味わいが特徴的なボトルです。

ブルーの気品溢れるラベルが非常にしっくりくる味わいですね。

この15年をヒントに、ぜひバランタイン12年や17年とあわせて試してみてください。

バランタイン シングルモルト グレンバーギー18年

15年ラインナップに続いて2020年9月に発売された18年熟成のグレンバーギー。

これまでスタンダード品でのリリースは滅多にお目にかかれない蒸溜所でしたが、18年ものまでリリースしてくれるのは嬉しい限りです。

「ザ・スコッチ」とも称されるバランタイン17年の構成原酒は17年以上の熟成期間を経た原酒がブレンドされているため、このグレンバーギー18年との共通点を見つけられるかもしれません。

熟したりんごや蜂蜜のような香り、甘くフルーティな味わい、まろやかで長い余韻が特長です。

ストレートだけでなく、ロックでじっくりいただくのも全然ありだと思います。

バランタイン 17年 グレンバーギー・エディション

実は2015年に発売されていたグレンバーギーの特徴を際立たせてブレンドした商品。

後にシングルモルトとして発売されましたが、以前はグレーン原酒も使用したブレンデッドウイスキーとしてのリリースだったので、こちらのほうが馴染み深いいつものバランタインに近いと感じるかもしれませんね。

グレンバーギーの個性を感じさせる、洋ナシを想わせるフルーティな香りと、ココアやチョコレートのような重厚なテイストが感じられるエディションとなっています。

グレンバーギー 10年 蒸留所ラベル 

グレンバーギー 10年 蒸留所ラベル 

こちらはボトラーズのゴードン&マクファイルからリリースされている10年もののグレンバーギー。

香りは穏やかでフローラルかつフルーティ。

瑞々しい洋梨、枝付きレーズンの甘みとビスコッティの香ばしさ、アップルパイの洋菓子感。

味わいは香り同様フローラルかつフルーティ。枝付きレーズン、洋梨、シトラス、焼きリンゴ、オーク材のふくよかな余韻。

すっきりとしており、爽やかな飲み口ですが後半にかけて風味の個性がじわじわと増してくる、飲めば飲むほどはまってしまうボトルです。

グレンバーギー 8年 蒸留所ラベル

グレンバーギー 8年 蒸留所ラベル 

こちらもゴードン&マクファイル社からリリースされている8年もののグレンバーギー。

香りは軽やかで干し草をまとったエステリー感、バニラエッセンス、カラメル、やや段ボールのような埃っぽさも感じます。

味わいはアルコールの刺激が若干あるもののフルーティ、レーズン、ベリー系のジャム、メープルシロップ、後半にかけてクリーミーさも感じられます。

前半ドライに感じますが徐々に甘みが開き後半にかけて複雑な風味が押し寄せるよくできた味わいのボトルです。

グレンクレイグ GMコニサーズチョイス

グレンクレイグ GMコニサーズチョイス

こちらはゴードン&マクファイルからリリースされているグレンクレイグ。

グレンクレイグさ1958〜81年にかけて取り付けられていたローモンドスチルを使って作られたグレンバーギーと区別してリリースされている特別なブランド。

香りはエステリー、干し草の後にバニラやカラメル、シナモンスパイス、カシス。

味わいは木酢のソースをかけたバニラアイス、シナモンをたっぷりとふりかけたアップルパイ、スコーンの香ばしさ、後半にかけてドライな一面もあり、非常に多様な風味を感じられます。

ローモンドスチルはヘビーな酒質を生み出すといわれていますが、グレンクレイグに関してはそれほど酒質の重みは感じられずややミディアムといった印象。

今や幻の名酒となりましたが、まだボトラーズなどでは在庫があり、高値で販売されているブランドでもあります。

バーなどで見かけた際には是非お試しください。

おすすめの飲み方・飲み進め方

オーツカ

ミルトンダフがバランタインの屋台骨とすれば、グレンバーギーは中核のフルーティさを支えます。

2015年に発売された「バランタイン 17年 グレンバーギー・エディション」が好評だったためか、2018年に15年ものが発売。そこから一般層にも知られるようになりました。

おすすめの飲み方はストレート。品のある味わいは水割りやハイボールでも悪くないです。

かなりソフトな酒質で、ミントやシトラスを伴うアロマが特徴的。
ボディは軽めなのですが加水に強く、ドライな口当たり。いくらでも飲めてしまいます。

12年、15年、18年の縦飲みはグレンバーギーのハウススタイルがよくわかります。

2000年代前半の改修工事で原酒のレベルが上がっており、果実のような甘みに磨きがかかりました。

いきなりボトラーズに手を出しても失敗が少ないブランドで、10年前後の熟成で加水された安価なものを選んでも普通においしい。

グレンバーギーの発祥と歴史

どこで作られているのか?

スコットランドのマレー州フォレスの町から東へ8km離れたアルヴスという小さな村にあり、エルギンとインバネスを結ぶ幹線道A96号線から建物の一部をみることができます。

フォレスは約1万人と小さいながら美しい町としてしられており、ウイスキーはもちろんのこと、色とりどりの花の展示やシェイクスピアによって書かれた「マクベス」のモデルとなったコーダー城が有名な町でもあります。

フォレスはマレー州の中ではエルギンに次ぐ2番目に大きい町で、豊かな文化と伝統のある900年の歴史をもつメイン通り、ハイ・ストリートを中心に建物がたてられています。

フォレスはこの地域を探索するための優れた中心拠点で、散歩やサイクリングルートのネットワークが良好、インバネスからアバディーンへの主要な道路や鉄道のルートにあります。

もちろん周辺蒸溜所めぐりのために一時的に滞在するのに適した町でもありますね。

たびたび長期休暇には「海 or 山」の論争がおこなわれるというのが長年の相場ですが、ここフォレスは海と山の両アクティビティ、ウィンドウサーフィンやラフティング、釣りに登山に射撃などを体験することができ、さらにウイスキーまであるのですからまさに天国です。

村のそばにあるノックスルの森は、かの有名なシェイクスピアの作品の主人公マクベスが魔女の三姉妹に遭った場所とされています。

Googleマップから蒸溜所の敷地内をぐるりと探索できたので載せてみます。

なおフォレスに3つの蒸溜所があります。ひとつはベンロマック。そして閉鎖されていますが、ダラス・ドゥ(ダラスデュー)蒸留所も操業していました。一部のマニアの中では人気の高い蒸溜所です。現在は博物館として一般公開されています。

歴史

創業は1810年で、ヴィクトリア期の著名な外科医、リストン・ボール博士の祖父にあたるウィリアム・ポール氏により建てられました。

当時あたりはキルンフラットと呼ばれる農地が広がっており、それにちなんで「キルンフラット蒸溜所」と呼ばれていました。

1870から稼働停止していましたが、1878年にオーナーが変わって再スタートを切る際に「グレンバーギ蒸溜所」と改められました。

1884年にエルギンのアレキサンダー・ フレイザー社が買収し、1890年には増改築が行なわれ初溜釜を400ℓから6800ℓのものに変えられました。

その後再び閉鎖期間を経て、1930年にハイラム・ウォーカー・グーダーハム&ワーツ社が買収に乗り出します。
ハイラム・ウォーカー・グーダーハム&ワーツ社は1936年にはミルトンダフ蒸溜所、そしてブレンダー会社のジョージ・バンライン&サン社を次々と買収し、ウイスキー事業を強化。スコットランドにハイラム・ウォーカー社を設立します。

グレンバーギは資本力のある同社のもとで近代化・拡張工事が行なわれ、 創業当時の趣のある建物はほとんど失われてしまいました。

そして1958年になるとハイラム社が開発したローモンドスチルが導入されます。

こちらは円筒型で還流効果が低く、豊かでコク深いヘビーな酒質を生み出すことができます。

このスチルを使ってグレンクレイグ (Glencraig) という別のブランドをリリースしていたこともあります。

グレンクレイグ GMコニサーズチョイス

しかしローモンドスチルは1981年に取り外されており、グレンクレイグは入手困難となり、今では幻のウイスキーとなっています。

ちなみにミルトンダフも事実上同じ歩みをしており、1936年にハイラム社によって買収、1964〜81年にかけてローモンドスチルが使われ、この間別のブランド「モストウィー」がリリースされていました(モストウィーもとても希少なモルトです)。
ミルトンダフもバランタインの中核を担うスペイサイドモルトで、グレンバーギとセットで紹介されることが多いブランドとなります。

 

1950年代に入るとフロアモルティングが廃止となり、同系列のアライド・グループ傘下の麦芽製造工場から麦芽を仕入れるようになります。

2004年、過去2度の増改築が行なわれていましたが、バランタインの原酒工場としては規模が小さかったのか、 当時のオーナーだったアライド・ドメック社が430万ポンドの巨費を投じ、まったく新しい蒸溜所に建て替えられました。

2005年になるとアライド社は買収され、現在のペルノ・リカール社に所有権は移り、今もなおブレンデッドウイスキー用の原酒をメインに製造し続けています。20065月には、さらに2組のスチルが新調されました。

もちろんグレンバーギもグレンクレイグも、オフィシャルのシングルモルトはほとんど販売されたことがなく、基本的にはボトラーズからのリリースとなっています。

ポットスチルは現在は伝統的なスワンネック型(グレンバーギはストレートヘッド型) が2基あるだけ。

かつては仕込水不足で、年間生産量は200万ℓほどしかありませんでしたが、現在は新たな水源を確保し、倍近い360万を生産しています。

グレンバーギでは現在蒸溜所の敷地内の湧水を使用しており、この掘削穴を深めたところ必要な量の水源を得られるようになったそうです。

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グレンバーギの製法

グレンバーギに使用する麦芽は、ノンピートのみ。

グレンバーギの現在の仕込みはワンバッチ麦芽7.5トン。

糖化工程でお湯が投入されるのは3回で、1度の糖化工程全体に約5時間半を費やします。

56,000ℓのお湯を加えて約54,000ℓの麦汁を作り、これを19°Cにまで冷まし35,000ℓの麦汁をひとつの発酵槽へと送られます。

発酵槽はステンレス製のものが12基あり、繰り返しになりますが1基あたりにつき36,000ℓの麦汁が投入されます。

発酵時間は8時間で得られるモロミのアルコール度数は約8%となります。

以前は木製の発酵槽を使用していましたが、2004年に蒸溜所が建て替えられた際、衛生・維持管理しやすいステンレス製へと代えられました。

槽内に液体タイプの酵母を加え、52時間ほど発酵しモロミをつくります。

次にこのモロミを3等分して、3基の初溜釜に12,000ℓずつ入れて加熱し、スピリッツを精製していきます。

グレンバーギのポットスチルは全てストレートヘッド型で初溜3基、再溜3基の計6基。

そのうちの4基は旧蒸溜所からそのまま引き継いだもので、シーバスブラザーズ社になってから、 もう2基が追加され、現在は6基となりました。

特筆すべきは初溜釜の3基はエクスターナルヒーティング、外部加熱方式を採っていること。

1958〜81年にかけて稼働した今はなきローモンドスチルは6基のうち1基だけ胴体部分だけを残し、ヘッドの部分だけをノーマルヘッドに付け替えられて使用されています。

グレンバーギでは冷却に使用した水をポンプで敷地内の貯水槽に移して再度冷やし、また冷却塔へと送るような循環型システムを導入しました。

これは給水問題の手助けにもなり、さらには環境にも優しい、素晴らしいシステムといえますね!

現在蒸溜所では年間360万ℓのウイスキーが精製されていますが、その内98%(約352.8万ℓ)がバランタインのキーモルトとして使用されています。

グレンバーギでつくられたウイスキーはタンカー車でキースの町に運ばれ、キースで樽詰めされます。

グレンバーギだけでなくペルノリカールの蒸溜所でつくられたスピリッツはすべてキースで樽詰めされています。

多くはアメリカンオーク樽に詰められ、これがグレンバーギらしい洗練された味わいの秘密となっています。

樽詰めが終わると大半の樽は蒸溜所に送り返され、各蒸溜所内の貯蔵庫で熟成されます。

送られてきた原酒を全て送り返さないのは、どこかの蒸溜所で火災などの緊急事態が発生したとき、熟成中の原酒をすべて失うような事態を避けるためのリスク回避だといいます。

グレンバーギの敷地にはダンネージ式、ラック式、パレット式など様々なタイプのものが18棟ありそこでボトルにして650万〜700万本分のウイスキーが眠りについてます。

オーツカ

蒸溜所には、バランタイン関連の展示品も豊富でウイスキーのラインナップはもちろん、創業者のジョージ・バランタインに関する資料も多く揃えています。

ジョージ・バランタインがグレンバーギ蒸溜所を訪ねたことは一度もありませんでしたが、この蒸溜所では彼の執務室が再現されています。

 





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