ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ(SMWS)が、初めてのブレンデッドスコッチ「The Blender’s Notebook」を発売しました。
18年熟成で、度数は50%、1,092本の限定です。希望小売価格は80ポンド(約1万6,600円)です。
ブレンドの中身は、27年熟成のグレーンと約18年のモルト

モルトが約70%で、グレーンが約30%です。
グレーンは27年熟成、モルトは約18年熟成のものを使っています。
樽は、バーボン樽のほか、アメリカンオークの甘口のPXシェリー樽と、スペイン産オークのオロロソシェリーのバレルやホグスヘッドです。核になるのは、約20年シェリーバットで寝かせた原酒です。使った蒸溜所の名前は、明かされていません。
ウイスキーの品質と官能評価を担当するJulien Willems氏は、グレーンを、全体をつなぎとめる「モルタル」にたとえています。軽い気持ちで造った中身ではない、とも話しています。

香りは亜麻仁油とアンズのタルト。味はハチミツをかけたメロン

公式のテイスティングノートでは、香りは亜麻仁油、アンズのジャムを使ったタルト、グリーンゲージという西洋スモモです。
味わいは、ハチミツをかけたメロン、マデイラケーキ、砂糖漬けにしたピーカンナッツ。水を加えると、バニラファッジと古いタイプのシェリー樽の香りが出てきて、余韻はドライです。
ラベルは、昔のブレンデッドスコッチ風です。アザミの絵や、古い時代のような小さな文字が入っています。
シングルカスクで知られるソサエティが、グレーン入りのブレンドに踏み出す
ソサエティは1983年の創設以来、1樽ずつ瓶詰めするシングルカスクのシングルモルトで知られてきました。
ブレンドは、2017年に始めた小ロットのシリーズ「Heresy」で試しています。第1弾は、10年熟成のブレンデッドモルト「Exotic Cargo」で、1,937本限定でした。ブレンデッドモルトは、複数の蒸溜所のモルトだけを混ぜたものです。

今回は、そこにグレーンを加えた、ブレンデッドスコッチとして初めてのリリースです。発案したのは、ウイスキーディレクターのKai Ivalo氏です。ブレンデッドスコッチを造るなら、モルトの比率が高いものにすべきだと考えたといいます。
Heresyシリーズは、2026年のScotch Whisky Mastersで、3本が金賞を取りました。
ソサエティは日本にも支部があります。40周年のときの様子は、BARRELでも取り上げました。

ボトルは会員限定。英国分はすでに完売
発売は、ソサエティの公式サイトです。ソサエティのボトルを買えるのは会員だけで、入会は誰でもできます。
英国向けの分は完売し、EUの一部では、まだ手に入ると報じられています。










