ボウモアが20年熟成のシングルモルトを2本、同時に発表しました。
お相手はニューヨークのデザインスタジオ、スナーキテクチャーです。シリーズ名はキャプティーボ・コレクション。
8月19日から公式サイトでの販売が始まっています。
内訳はオーク・ボヤージュが50.8%、シェリーカスク・パーシュートが51.8%。
ボトルとパッケージは同スタジオ共同創業者のアレックス・ムストネンが手がけ、アイラ島の風景やボウモアのナンバー1・ヴォールツから着想を得た「ポータル」のデザインが2本それぞれに施されています。
同じオロロソでも、役割が逆の2本
オーク・ボヤージュは20年間アメリカンオークのバーボン樽で熟成させ、最後にアメリカンオークのオロロソシェリーバットで仕上げたもの。
ダークチェリー、砂糖漬けオレンジ、マヌカハニーに、冷たいユーカリのニュアンスが差し込むという説明です。
対するシェリーカスク・パーシュートは、スパニッシュオークのオロロソとアメリカンオークのバーボン樽で熟成させ、オロロソのホグスヘッドでフィニッシュ。トロピカルフルーツと黒胡椒、余韻に甘いピートスモークと焦がしたマンゴー。同じオロロソを使いながら、片方は締めの一手、片方は土台という組み立てです。
相手はカーメーカーから、デザインスタジオへ
ボウモアが外部ブランドと組むのは初めてではありません。2020年から5年続いたアストンマーティンとの提携は、2025年4月発表のARC-54をもって終了しています。
2021年からはトラベルリテール向けに10年・15年・18年という手の届く価格帯を展開し、並行して21年ないし22年のマスターズ・セレクションを毎年リリース。
そして頂点に立つのが2022年のARC-52、2025年のARC-54という超富裕層向けのシリーズです。ARC-54は54年熟成、130本限定、1本8万ドル(約1,260万円)でした。

今回のキャプティーボ・コレクションは、そのアストンマーティン提携が終わった直後に出てきたデザインスタジオとの新シリーズです。価格は360ドル(約5万7,000円)・380ドル(約6万円)。アストンマーティン提携で言えばトラベルリテール帯に近い水準で、ARC-54のような超富裕層向けではありません。相手先をカーメーカーからデザインスタジオに替え、狙う棚も変えてきたということになります。
日本での取り扱いは来年からか?
オーク・ボヤージュは9月1日から英国のハロッズで先行し、その後アメリカ、アジア、北欧、カナダへ広がる予定です。
シェリーカスク・パーシュートはグローバル・トラベルリテール専売で、通常の酒販店には並ばないとのことですが、アストンマーティンも普通に買えるようになりましたし、恐らく日本も入ってくるでしょう。
ボウモアの定番は12年、15年、18年。
その上にこちらの20年が2本まとめて挿さる格好となります。見かけたら飲んでみたいな。









